「硫黄山」は、道北東部、知床半島の背骨をなす知床連山中の火山。安山岩質の集塊岩や溶岩からなり、活発な噴火を繰り返した。
西麓の海岸カムイワッカから登山できる。高さ1562m
貸衣装があり着て写真を撮る。全員のもの。この後摩周湖でも写真がとられ、販売された。我々は写真ほど処分に困るものはないとの若い人たちの話があるので、買わない。

北海道弟子屈町「アトサヌプリ(別名硫黄山)」は、硫黄山とも呼ぶ、アイヌ語の「アトゥサ」 裸であると「ヌプリ」 山に由来。
アトサヌプリは屈斜路カルデラの中に存在する活火山で、屈斜路カルデラの最後の大噴火(約3万年前)以後に生成した後カルデラ火山に相当する。
3万年前以後の活動で一旦成層火山を形成し、その後火砕流を伴う噴火で直径約4 kmの小カルデラができた。
カルデラ内にマクワンチサップ (573 m)、サワンチサップなどの溶岩ドームができた後、最後に1,500年前以後の火山活動でアトサヌプリ溶岩ドームが完成した。
最近の噴火は数百年前に起こったもので、このときの噴火で爆裂火口ができた。
山体のあちこちから火山ガスが噴出している。数箇所の噴気孔では業者が卵を加熱しており、観光客に販売していた。
硫黄成分のため山麓周辺部の土壌は酸性化しており、一般に広く見られるエゾマツやトドマツなどが生育できない。
荒地に適応したハイマツと、酸性土壌を好むイソツツジが優勢であり、7月初旬にはイソツツジ群落の一斉開花が見られるという、
一部にはコケモモやガンコウランなどの高山植物も見られ、日本でも最も標高の低い場所にある高山植物帯となっている。



「摩周湖」は、道東弟子屈町の北東部のカルデラ湖、屈斜里湖の東で形成された「摩周カルデラに水が溜まってできた湖。
湖名は、マシュウントー(カモメの沼)によるとの説がある。
水が流入しないのに水位が変化しなことでも知られている。透明度は高く41.6m世界一であったが、52年の十勝沖地震後低下し平成3年で28mと云う。
中央に溶岩円頂丘のカムイシュ・神の島が浮かぶ、南西岸の道路と北東岸裏摩周湖が繋がっている。濃霧の発生する日が多く、湖面や遠景を見ることは難しいが
今日は絶景であった。面積19.2km2、周囲やく20k、湖面の高さ351m。
布施明が歌う「霧の摩周湖」、霧の無い摩周湖。


霧に だかれて しずかに眠る 星も見えない 湖にひとり
ちぎれた愛の 思い出さえも 映さぬ水に あふれる涙
霧に あなたの 名前を呼べば こだま せつない 摩周湖の夜
あなたがいれば 楽しいはずの 旅路の空も 泣いてる霧に
いつか あなたが 話してくれた 北の さいはて 摩周湖の・・・。


