「釧路支庁」道東の太平洋沿岸、根室が隣接し根釧地方と呼んでいる。中央部に釧路平野で背後に丘陵、台地、火山群よりなる。
夏は、沿岸部より海霧が発生しやすいが、冬は晴れ間が多い、道東最大の紙、パルプ、水産加工工場が集中。北に阿寒で、南に釧路湿原となる。
「阿寒湖」は、釧路支庁道東部に位置し、阿寒カルデラの中央火口噴出した雄阿寒岳の成長の伴い、山体の西側に形成された堰止湖である。
尻駒川が流入する一方、南東岸湾入部の滝口から阿寒川が流出する。
湖面に大島、ヤイタイ島、チュウルイ島、が点在している。マリモの生息地は、北岸の一部に限られている。
アイヌの神魚ヒメマスは、原産湖である。温泉街は南に。湖面の高さ419m、面積12.5km2、周囲23km、深さ平均36m~45m、展望台からは、雄阿寒岳がみえる。

火山地域は、温泉が沸き湖南岸には阿寒湖畔温泉の温泉街。遊覧船が出ているほか、環境省の阿寒湖畔エコミュージアムセンターや、阿寒湖周辺の自然保護に
貢献した前田一歩園財団が保有する前田記念館、山荘がある。
遊覧船でチュウルイ島に渡り自然の状態のマリモを見ることが出来る。湖畔ではボッケと呼ばれる泥火山が噴出し、硫黄の異臭を周辺に放っている。
「ボッケ」はアイヌ語で、煮え立つを意味する。
湖畔の一角には、北海道最大のアイヌコタン(アイヌの集落)があり、アイヌの伝統舞踊を公演する演舞場の「オンネチセ」や、アイヌの伝統文化を紹介する2つの
資料館(アイヌ生活記念館、森と湖の藝術館)、木彫製品などを販売する土産物店などが並んでいる。観光客は減少とのこと。

「阿寒岳神社」は、創建明治38年、

愛媛県の大山祇神社の分霊神社である。
愛媛は、瀬戸内海に浮かぶ大三島西岸、神体山とする鷲ヶ頭山(標高436.5m)西麓に鎮座。山の神・海の神・戦いの神として歴代の朝廷や武将から尊崇を集めた神社である。
源氏・平氏をはじめ多くの武将が武具を奉納して武運長久を祈ったため、国宝・重要文化財の指定をうけた日本の甲冑の約4割がこの神社に集まっているという。



阿寒湖アイヌコタン民芸品店が、阿寒湖のアイヌコタンには30軒ほどの個性的な民芸品店があり、それぞれの店で一流の木彫り師による独創的な作品が作られ
展示販売をしている。
木彫りの作品を中心に 動物や鳥などをモチーフにした小物や美しいアクセサリー、アイヌの楽器ムックリなどがあった。
神社の境内は落ち葉でいっぱい。

毬藻は、太陽の光を使って栄養を作る、いわゆる「光合成」をするのでスミレやラベンダーなどと同じ植物の仲間。
水の中におり、花を咲かせないで子孫を作るので藻類の一種。
食卓に出てくるワカメやコンブなんかが同じ藻類の仲間に分類されている。マリモは緑色の藻類、緑藻類として分類されている。
