少し植物に興味のある人なら、この画像を見て「ああ、これアオツヅラフジですよね」という答えが
返ってくると思います。
和名は全くその通りで、ツヅラフジ科/アオツヅラフジ属/アオツヅラフジで間違いありません。
ところが本来、このアオツヅラフジの名前は現在のツヅラフジ(またはオオツヅラフジ)の別名だったらしく
江戸時代の本草学者がそれまでカミエビと呼ばれていたこの植物を誤ってアオツヅラフジと記述したため
それが一般化したようです。
カミエビには「薬効がある神のエビヅル」の意味があるようですが、エビヅルはブドウ科の植物で
オオツヅラフジやアオツヅラフジとは全く別系統の植物です。
その意味ではこの誤った記述は意図せず、この植物の正しい分類に貢献したようです。
アオツヅラフジ<ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属> 落葉つる性