山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ヤマエンゴサク(山延胡索)

2017-05-30 12:14:19 | 双子葉離弁花

ケシの花を連想するには少々無理があるような筒状の花が総状に付いています。

山地の半日陰に小さな群落をつくって生える、ケシ科の多年草、ヤマエンゴサクです。

 

全草に有毒物質を含み、誤って食べると嘔吐や呼吸麻痺などの中毒症状を起こす恐れがあり

注意が必要ですが、和名のエンゴサクの由来は、この植物の塊茎を乾燥したものが漢方薬で

鎮痛薬に用いられ、生薬名で「延胡索」と呼ばれることによります。 

毒も使いようで薬になるということでしょうか。

 

ヤマエンゴサク <ケシ科 キケマン属> 多年草 

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