山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ヤマボウシ&イボタノキ~赤坂山PART3

2009-06-03 06:26:38 | 植物(木本)
ヤマボウシ<ミズキ科 ミズキ属>

今回の赤坂山では、ヤマボウシも沢山みることができました。

同じ登山道でこれだけ多く見られる所はここが初めてです。同じヤマボウシでも場所によって総苞弁の形が随分

違うんだなぁ~ということが実感できました。






イボタノキ<モクセイ科 イボタノキ属>

漢字で書くと「水蝋の木」となります。この木の樹皮に寄生するカイガラムシの一種、イボタロウムシの♂の分泌物

に含まれる蝋物質はイボタ蝋と呼ばれ、ロウソクや蝋紙を造ったり、敷居の潤滑剤として使われていました。

植物それ自体の特徴ではなく、寄生虫の名前が樹木の名前の由来になっているというのはちょっと珍しいことですね。


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4 コメント

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本当だ (wakadori)
2009-06-03 21:11:59
こんなに違うんですね~
最初の物はよく見かけますが、
後の物はあまりというか見たことがありません。
面白いものです。
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順応性 (やまぼうし)
2009-06-03 22:06:21
wakadoriさん 今晩わ~
ヤマボウシは環境に対する順応性に優れているんでしょうねぇ
1枚目は山麓、2枚目は山の中腹、3枚目は山の頂上近くのものです。
特に3枚目は貧栄養の花崗岩質の土地に順応した形のようですね。
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水蝋蝋 (指月山)
2009-06-04 20:53:38
やまぼうしさん、今晩は
さすがヤマボウシとなると見る目が違うようですね
ところでイボタノキ、花が咲き出してよく目にするのですが、イボタ蝋は見たことがありません、どうなのですかね

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イボタロウムシ (やまぼうし)
2009-06-05 06:39:04
指月山さん お早うさんです
ヤマボウシのように、栄養状態でこれほど形を変える花は他にはあまり見かけませんね
赤坂山は北に長く続く山並なので、北方系の植物が色々見られそうです。
今回は悪天候で縦走を止めましたが、貧栄養の花崗岩質の稜線はこれから夏場にかけて
面白いものに出逢えるかも知れませんね。また何回か行ってみるつもりです
イボタ蝋の話はよく聞きますが、私もイボタロウムシがびっしり着いたのは見たことないです
現在は造られていませんから、この虫も単なる害虫扱いでしょうね

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