四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

妻沼聖天の「火渡り」

2011年10月23日 11時36分49秒 | 旅行
 たまたま休暇がとれ、一泊二日で細君の故郷、熊谷市を車で巡ってきました。
細君の一番上の姉と、従妹とが足腰が悪く一人での遠出がままならない
ことから、お互いに会いたいと思いながらここ何年も会っていませんでした。

 今年の夏、墓参を兼ねて帰省した折の姉との約束もあり、従妹とともに
熊谷市をめざし無事再会となりました。
このところ子供たちに運転を任せてきたこともあり、自分の運転ではあまり
遠出はしませんでしたので、往復200Kmを超える運転は久しぶりに興奮しました。

 十数年ぶりに再会でき、手を取り合って喜び合う細君の姉たちを目の当たりにし、
また、その仲介をした細君の満足そうな顔を見ると、私自身も報われた思いでした。
細君は再会に向けてその企画から、日程調整、ホテルの予約、食事処の予約
さらには初めての道のナビゲーション等々と懸命にサポートしてくれ、無事に
再会の旅を終えることが出来ました。

 なお、私の車にナビゲータはついているのですが有料道路優先にセットすると
一般道路で済むところも有料道路に導かれ地図に頼らざるを得ない部分も多く
細君のナビゲーションに幾たびか助けられた思いです。

 石臼でそば粉をひき、十割そばをメニューとする熊谷蕎麦処「藍」というお店の
蕎麦の美味しさに感動し、日本三大聖天と言われる妻沼聖天の「火渡り」のイベントも
期せずして見学できました。さらに熊谷市内に新規に出来た素敵なホテルにも宿泊でき
快適で実りの多い旅であったと思っています。

写真は妻沼聖天「火渡り」の一こまです。
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体育の日の「短歌会」

2011年10月11日 21時56分16秒 | 短歌
この三連休の内、前の二日間は残念ながら仕事の調整が出来ずに出勤となってしまいました。
連休最後の体育の日は、その祭日の名称とは異なり静かに東京目白の友人宅で歌会を行いました。
歌会では当番のメンバーが30首の短歌を披講(読み上げる)し、他のメンバーは3首を披講しました。

私たちの歌会は題詠にはこだわらず、各々の設定したテーマに沿って作歌し提示するという
かなり自由な方式をとっています。
私が披講し、歌友の批評等を取り入れた短歌は以下の三首です。未だ推敲途中ですが…。

☆移ろえる季節(とき)の形見か酔芙蓉 茜に染まる赫(あか)き輝き
☆頼朝の墓のかたえの曼珠沙華 滅びしものの夢の血潮か
☆牙隠しものみな装う街灯かり魂鎮めのごと夕映えつつむ

歌会の二次会は、友人宅の庭の一角でアウトドアさながらにダッチオーブンを用いた
若鶏の蒸し焼きを肴に、ワインパーティーを行いました。このワイルドな料理はどういう訳か
男性より女性の方が好みといういわくつきのものです。

ワインはそれぞれが好みのものを持ち寄りましたが、今回はフランスワインそれも
大半はボルドーの赤ワインがそろいました。
前回はイタリアワインのみでしたが不思議な一致に「気が合うばかりでなく、好みもそろうね」の
友の言葉通りに、歌会の批評の厳しさとは裏腹に「ノーサイド」さりげなく実践できる文字通り
大人の良さをしみじみ感じさせてくれ、改めて歌友の素敵さを再認識した次第です。

短歌への取り組み同様に、形にとらわれないで「良いと思うものは何でも取り入れる」姿勢が
お酒にも、料理にも、さらに復興支援のボランティア参加等を含めた社会事象へのコミットメントに
おいても自由に発想し、自分のスタンスで積極的に取り組んでいく、アクティブな友人たちに触れ、
大いに触発された次第です。
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夏の名残と秋の深まり

2011年10月04日 22時04分31秒 | コンサート
10月の声とともに、初冠雪の便りも届き情趣に満ちた秋もすぐそこに…。

それでも、未だ長月を象徴する曼珠沙華の紅の花も炎のように咲き誇り、
酔芙蓉も薄紅の花を茜空を背景に咲き競っています。

夏の名残りを残す花と、秋の花が入り混じり素敵な美空間をつくる遊歩道に
たまらない郷愁を感じるこの頃です。

未だ厳しい状況の中で、日々復興を目指す友人からの力強い便りに、
かえって励まされた想いです。
自らのできることを淡々と果たしていこうと改めて思った次第です。
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