四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

誕生日祝い

2017年04月24日 19時55分10秒 | 日々の歩み
一昨日は細君の誕生日でした。

誕生日のイブには、近くに住む二男夫婦が駆けつけてくれ、ささやかな誕生日祝いを行ったこともあり、
当日は、二人で近くの「お食事処」でささやかな誕生日祝いを兼ねた宴を持ちました。

この店の看板料理でもある「○○御膳」を注文し、車で来たこともあり、ノンアルコールビールで
乾杯し久しぶりの料理を堪能しました。握り寿司と天ぷら、お蕎麦、茶わん蒸し、デザート等で
構成されたミニ懐石風の、この料理はいずれもプロの味わいを感じさせる素晴らしいものでした。
特に握り寿司は、漁協直営のことからネタの新鮮さはもとより、ほど良い温もりの残る味は、
日頃味わう回転寿司をはるかに上回る、プロの技を感じさせる美味しさでした。



日頃あまり食の進まない細君も、苦手のネタの寿司を二つほど私に回したほかは、ほぼ完食し
私も驚くほどの食欲を示し、それだけ美味しかったようです。

細君は医原病とも言われる病に長いこと悩まされてきましたが、昨年新たに認可された薬剤を用いて、
ほぼ寛解となりました。

細君にとってはいくつか抱える病の一つですが、その内一つが無くなったことは嬉しい限りです。
そんな状況もあり、最近は体調も小康状態を保ち、水泳や、スパ、散歩さらには小旅行等々に積極的に
出歩けるようになり、ほっとしているところです。

細君は昨年の兄に続き、今年の三月には大好きだった姉を見送るという寂しく、つらい思いをしましたが
何とか乗り越えて迎えた誕生日。
これからの日々を力強く歩んでいく出発点とする意味で、この日を静かに祝いたいとの思いもありました。

こんなシチュエーションを踏まえ即興で三首ほど詠ってみました。
    ☆ 誕生日二人で囲む祝い膳 越えたる日々も温き思い出
    ☆ 久々に交わすグラスに笑みも湧き 祝いの膳に舌鼓うつ
    ☆ 親想う吾子らの想い胸に秘め 我ら二人の道を拓かん
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さくら舞う

2017年04月17日 18時17分25秒 | 日々の歩み
今年の桜、特にソメイヨシノは「開花宣言」が出た後も、寒さゆえ長い事、
つぼみの時期があり、花時も長かったとの印象があり、じっくりと花を楽しむ
ゆとりが持てました。



桜と言えば、西行の
    「願わくは 花のもとにて春死なむ その如月の 望月のころ」

の短歌が思い出されますが、かの西行も艶やかに咲き満ちる桜に、世の無常とは
うらはらに、それを忘れる、心浮き立つ一時をもったものと推察されます。
西行の時代から800年を越える歳月を経てもなお、桜に寄せる人々の思いは、
そう大きくは変わっていないのではないでしょうか。

「染井吉野」の桜は、幕末の江戸、染井において、植木職人の手による品種改良の末、
実生から造られたものと聞いています。
季節を彩る花の中で、桜ほどいろいろな思いをかきたてる花は他に ありません。
淡紅にそまる花芽の様も、咲く様も、さらに散る様も・・・。

人は、桜の開花から散り際に至る、まばたきにも似たひとときに仮託して、
人の世の儚なさや、切なさ、哀しさを、自らに語りかけるのではないでしょうか。
その花びらの数にも似た諸々の思いと、人に語り得ぬ物語の数々を・・・。

文字通り春爛漫を楽しませてくれた桜も、一斉に花吹雪のときを迎えました。
私の住む地域にある、なんの変哲のない小川にも、その川の畔を覆いうす紅に染める桜の
トンネルが存在します。花吹雪がその川を埋める如くに舞い、花筏となって流れ下る様。
そこに花の命が秘める情念の凄さを、今更ながら感じさせられました。



そんな思いを即興で短歌に詠んでみました。
 ☆西行の辞世に似たる望月(つき)に桜(はな)死へのいざない秘めて散りゆく
 ☆実りへの予兆も秘めて散りゆくや 大地に降り敷く桜花くれない
 ☆闇空を覆い尽くして散る桜 哀しきまでの憂い秘めもつ
 ☆うす紅の花びら風に散りゆけど吹雪に遠きさくら舞いゆく
 ☆卯月には冴えたる月も煌々と さくら散りゆく闇深くして
 ☆花いかだ浮かべ流るる川面にも かの旅立ちの義姉(あね)を思うも
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北久里浜桜まつり

2017年04月08日 12時50分36秒 | 日々の歩み
先週の日曜日、折からの寒さにより桜の開花は遅れ気味で、二分咲きという状況でしたが、
近くの公園で「桜祭り」が行われ、細君と共に散歩を兼ねて行って参りました。

前日が雨であったため、晴れた当日は人出もフリーマ―ケットの出店数も今までにない規模となり、
公園が人出で埋まってしまう状況でした。

北久里浜商店会と、大津観光協会が中心となって「北久里浜桜まつり実行委員会」をつくり
開催する「桜祭り」は、毎年桜の開花時期と、「祭り」の開催日の設定に、悩まされているのが
実態のようです。
今年も、「桜祭り」とは言いながら、二部咲きという寂しい開花の下で行われました。

祭りのイベントは、沖縄伝統エイサー、バトントワリング、吹奏楽等の演奏会、フラダンス等各種ダンス、
ビンゴゲーム、ブラスバンド演奏、フリーマ―ケット、各種模擬店の出店等々で、近年にない賑わいを
見せていました。

私たちは、フラダンスや沖縄伝統エイサーを見た後、公園の中で搗きたてのお餅と焼きそばで昼食を
すましました。そのご、人で溢れるフリーマ―ケットを見て回り、私は掘り出し物とも言える砥石を
ゲットしました。

当日はいろいろな場所で桜関連のイベントが開催されましたが、いずれも開花前の少し寂しい
桜の下での「祭り」となったようでした。



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