四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

妻の誕生日

2020年04月24日 09時43分32秒 | 日々の歩み
 新型コロナウイルスの感染拡大が依然して続いておりますが…、
この中で、岡江久美子さんが新型コロナウイルスの感染で亡くなったという報道に
接し、ショックを受けております。



『はなまるマーケット』での聡明な司会者ぶりが鮮明な印象として残っています。
あまりに若い死が悔やまれます。改めて、ご冥福をお祈り申し上げます。
 私たちも、改めて自らと家族を守るため外出自粛を含めて、三密を避ける行動を、
心して続けて参りたいと思っています。

 一昨日は細君の誕生日でした。先に、足の爪を痛めたことから、足に楽なスポーツ系
ブランドのウオーキングシューズをささやかな誕生祝として贈っていました。

このため、当日は二人で三密にならないレストランを選び、で誕生祝を兼ねての食事会を計画して
おりました。
ところが誕生日前日に次男夫婦から一緒に誕生祝をしたいとの申し出があり、誕生日イブを共に
祝うことにしました。



 レストランでの食事は、折からの新型コロナウイルスの感染の危険性から避けようとのことで、
宅配寿司をメインに我が家でささやかなパーティーを行うことにしました。
お惣菜とケーキも近くのお店で購入し、ケーキには次男の提案で、細君へのメッセージも
セットして華やかさも演出しました。
 祝いの席では、次男の「ハッピーバスデー」のソロ歌唱もあり、ワインの差し入れ等々で、
ささやかながら和やかで心の籠った、誕生祝いパーティーとなりました。



 翌日は、次男の運転で葉山、逗子、鎌倉、江の島等々を車でゆっくり巡り、ドライブを
楽しみました。また、日頃中々いけない鎌倉山にも行けて細君も楽しそうでした。



これらの事柄を踏まえ、細君の誕生日に寄せて短歌を詠んでみました。

 ☆コロナ禍よ時代の風をせき止めて 人の心も毀し渦巻く
 ☆コロナ禍に負けてたまるか 意気込みも感染数値に痛む想いも
 ☆病魔との闘い超えていよいよに命華やぐ妻の誕生日
 ☆いく峠共に越えたる茨道 妻への想いいよいよ深く
 ☆波なせる病魔を超えて誕生日 君のゆく路華やぎのなか
 ☆ひしがれる 事無く前を向きてゆく コロナ禍のなか君は胸はり
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナの春に なおも上向く

2020年04月18日 13時32分37秒 | 日々の歩み
新型コロナウイルスの感染拡大に対応する緊急事態宣言の対象区域が全国に拡大されました。
これに伴い、安倍首相は昨日17日記者会見し、移動の自粛等へのさらなる協力要請をしました。
また、当初の減収世帯への30万円給付を撤回し、全国民への一律10万円給付を決めた方針転換に
伴う混乱についても陳謝しました。

いずれにしましても、為政者の皆さんには、このコロナ禍のもと、日々の生活すら立ちいかなく
なっている多くの方たちの現状を直視し、一日も早い支援の手が及ぶよう尽力して頂くことを
願わずにはおられません。

私たちは自らできる感染拡大防止を念頭に、少なくとも5月6日まで、三密となる場所への
外出自粛等を含めて感染拡大に繋がる事柄を避けつつ、日々の生活をコントロールしていかねばと
思っています。

三浦半島の海沿いの駐車場があいついで「閉鎖」の情報もある中で、停められる駐車場を探し
折を見ては、車で巡り気分転換を図っています。
また、公園での散歩や、細君とのキャッチボール、さらにストレッチ体操等で運動不足を
補っています。





コロナ禍がなければ花吹雪の後を襲い、百花繚乱の第二楽章が始まり野山が彩どりに染まる
最高な季節です。今年は、なにわ茨、花水木、シャガ等の開花も早く皐月に咲き始める花も
四月初めから開花しており、コロナウイルスばかりでなく天地異変は、花たちの世界にも
及んでいるのかもしれません。
遊歩道や、公園に咲く花々のデジイチスケッチを掲載したいと思います。







季節を謳歌するように咲く花々の艶やかな姿に、ひと時のやすらぎを感じますが・・・、
それでも、現実を見ると気分的にすっきりしない日々でもあります。
こんな時こそ「コロナ鬱」にならないよう、意識的に身も心も前向きになるよう
図っていきたいと思っています。

こんな思いを短歌に詠んでみました。
☆天と地にバッタ・ウイルスはびこるは 汚し壊したヒトへの警句
☆禁則は神の怒りかこの地球 生けるものへの畏れふたたび
☆春愁のおもむき遠きコロナ禍に 孫らの春は憂いも深し
☆ハクレンを浮き立たせるや空の青 コロナ禍のもと ひたすら歩む
☆コロナ禍にシャッター閉じる宵の街 遠海鳴りも底ごもりして
☆ウイルスにシャッター閉める街の果て花の山なみ凛とたたずむ
☆降る雨に花びら揺らす花水木 コロナの春になおも上向く
☆ひしがれる こと無くなおも空を向き うす紅色に花水木咲く
☆うぐいすと口笛かわし森をゆく コロナの春に遊びもさがし
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自然公園の開放を

2020年04月11日 11時25分24秒 | 日々の歩み
新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が7都府県
に発出されて3日が経ちました。この期間は5月6日までの1カ月間とのこと。
また、昨日10日午後には、愛知県も独自の緊急事態宣言を出しました。

なお、外出自粛要請などの措置は強制力はなく、あくまで「要請」とのこと。
要請措置と保障はセットでとの声は、与党内でも出ているようですが、
これは私たち庶民の感覚としても当然との思いがあります。

いずれにしろ、私たちの法人も含めて大半の企業は自粛要請に従って
粛々と対応しつつあります。
一方、経済の冷え込みは当然として、個人生活が破綻に瀕している状況が
大幅に広がっていることも事実です。行政はこれらの現実をきめ細やかに
把握し、支援も含めた対応をスピード感をもって取り組んで欲しいと思います。

外出自粛要請の下、体力維持と精神衛生から、もっぱら近隣の公園、海辺での
散策等に細君ともども出かけています。
ここでも「ソーシャルディスタンス」を保ちつつ多くの方が、集っていました。





ただ、「水辺公園」等、公営の自然公園が閉鎖され園内の散歩すらできない状況が、
数多く散見されました。このような時こそ、市民にこれらの施設を開放し、
体力維持や精神的やすらぎの場の提供を、行政は考えられたらと思った次第です。



なお、散策の道すがら海辺にある水源地の桜が花吹雪となり、波間に消えていく
情景を眺めることが出来ました。



花吹雪も遠目には風花にも見える、こんな様相を拙いながら短歌に詠んでみました。
 ☆ 遥かには風花にも見え花吹雪 海に舞いゆき 波間に消える
 ☆ コロナ禍の真中に咲けるさくら花 花筏なし海にたゆとう
 ☆ 花いかだ 海に向かいて滾りゆく 花の秘めたる情念も乗せ
 ☆ うす紅の流れ逆巻く花筏 「我慢の春」の思いものせて
 ☆ 花筏 コロナ禍の傷 身に刻み 静こころ無くたゆとうている
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「緊急事態宣言」の発出

2020年04月07日 20時07分20秒 | 日々の歩み
安倍晋三首相は本日7日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に
基づく初の「緊急事態宣言」を発出しました。

また、首相は7日午後7時に記者会見し(今現在継続されていますが・・・)、国民向けに説明しましたが、
対象地域は、感染が拡大している東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7都府県で、
8日午前0時から効力を発生させるとのこと。
期間は1カ月程度を想定しており、大型連休が終わる5月6日までとするとのことです。
宣言は遅きに失したとの意見もありますが、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止める
決定打になればと思っています。

これら三月から始まったイベント等自粛要請の影響をもろに受け、業種によっては既に経営が
立ちいかなくなっており、また、社員への給与の支払いも大幅減額が始まっているとの声も
多く聞かれます。自粛要請とセットにした保障の対応もしっかりとやって欲しいものと思います。
また、社員の給与減額に伴うローンの支払い期限の猶予等、きめ細かな対策もぜひ織り込んで
欲しいと思っています。

私の勤務する法人も、紆余曲折はあったものの、この「緊急事態宣言」の発令を前提に、
本日7日から自宅待機となり、実質「休み」となりました。
息子や、細君からも東京東銀座への出勤は、感染リスクもあり、休むようにとのアドバイスが
再三ありました。基本的には「ユーザー本位」が前提の業務であり、リスクはあっても
休めないとの思いでいましたが、ホッとしました。



明日からは外出自粛要請に一段と重みも加わるとのこともあり、今日は休みを活用し観音崎京急ホテルの
スパに細君ともども行ってまいりました。
既に始まっている外出自粛もあり、スパは来客もほとんどなく貸し切り状態でくつろぐことが出来ました。
厳しい状況下、申し訳ない思いがありますが「三密」の状態もなく久しぶりの「いのちの洗濯」を
させて頂きました。



明日からは「宣言」の趣旨を粛々と受け止め、周辺の公園や、海辺での散策やジョギングで体力維持を
図りながら、コロナウイルス禍を乗り越えていきたいと思っています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花吹雪舞う

2020年04月04日 11時55分02秒 | 日々の歩み
 例年より10日近く早く開花した桜も、満開の時を過ぎ花吹雪を散らしています。
コロナ禍の喧騒の中で春を先取りして咲いた桜も、眺めることのかなわなかった上野の
桜も含めて、いずれも見事に咲き切っている感があります。



 目黒川の畔で春爛漫を演出する艶やかな桜も、今年は自粛要請のもと例年のような
人々の賑わいも少なく、静かに散り時を迎えていることと思います。
外出自粛要請を受け、今年は出かけることを控えましたが、かつて目黒川を上流に溯り、
桜吹雪を浴びた情景を今でも鮮明に思い出します。



目黒川は都市の中心部を流れる川として、最近は生活排水等の汚濁も減少し、清流の
面影を取り戻しつつあります。
 かの日・・・、この川の畔の染井吉野、大島桜等は咲き満ちて、一斉に花吹雪の
ときを迎えておりました。

川の畔を覆い、うす紅に染める桜のトンネルも圧巻ですが、花吹雪が目黒川を埋める
如くに舞い、花筏となって流れ下る様。そこには花の命が秘める情念にも似た、
凄さを感じさせられた次第です。



今回は、その折の感慨等を織り込み、短歌に詠ってみました。
☆ ゆく春の愁いとどめし花吹雪 目黒川埋めなおも逆巻く
☆ 咲き満る花も秘めるか情念の 想いのたけを散り際にみせ
☆ 縫う街の汚濁呑みても目黒川 瀬音清らに花いかだ乗せ
☆ 目黒川さくら逆巻く花いかだ 憂いまぎるる流れはげしく
☆ 散る花を浮かべ逆巻く目黒川 春の憂いも つつみ連れゆく
☆ 花びらで埋め尽くさんや目黒川 コロナの春の記憶留めて
☆ 花いかだ浮かべ流るる目黒川 かの旅立ちを見守りくれし
☆ 降り零す その営みも業なりや 花吹雪浴び老木に問う
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする