月下美人咲く

今年、2015年の中秋の名月は9月27日とのことですが、この名月のもとで
艶やかに咲いた昨年までの我が家の月下美人。

今年は６月、７月に続き９月早々に三度目の開花となり、３，４，５輪と
毎週咲き継ぎ、今週初めには３回目の開花となりました。

夜半に大輪で純白の花を雅な香りと共に開き、わずか４～５時間で萎んで
しまう月下美人。正に「佳人薄命」そのものの花の命ですが、この短い
命を気品に満ちて懸命に咲くさまには、桜とは異なる花のメッセージを
聴く思いです。

人の世の毀誉褒貶を超越し「己の使命を全うする」、その凛々しく気高い
花の矜持。その見事な花の生涯に諭される思いです。

心に残るプチ旅行

今週初め、勤務の合間を縫って横浜へ一泊のプチ旅行に細君と行ってきました。

7月の夏休み、息子一家の海外旅行の時、ワンちゃんのお世話をしたことへの
お礼に横浜ベイホテル東急を予約したからとの連絡があり…、甘えました。
折からの台風18号の影響で雨が降っていましたが思い切って出かけました。
久しぶりの横浜ですが、豪雨もありランドマークタワーや、クイーンズスクエア―の
店を見て回って少し早目にベイホテル東急へ…。

ベイクラブフロアーを予約した旨を告げると、チェックインの1時間前でしたが
「承っております、ベイクラブラウンジは２5階です」と案内されて最上階に上がりました。
このラウンジは、シンプルで落ち着いたインテリアが心地よい空間を作っており、
ベイブリッジ、観覧車、赤レンガ倉庫、山下公園と横浜の主なスポットが一望でき、
刻々と美しく色合いを変える眺望が楽しめました。

また、このラウンジは23階～25階までの宿泊者のみが使用でき、エレベーターで上がるには
部屋のキーでロックの解除が必要で、ちょっぴりVIP気分も味わえました。
24階の部屋はツインでソファーもあり、小さめですがテーブルと椅子の用意されたベランダにも
出られ眼下に横浜の「なま景色」が眺めることが出来ました。

このホテルのベランダの存在は横浜来訪のつど、気になっており、ベランダでくつろいでいる人を
見て素敵な眺めだろうな～と以前から思っていました。
目の前はコスモワールドで、観覧車やジェットコースターに乗っている人たちを間近に見られ
二人でちょっぴり興奮してしまいました。

夕食は２Ｆカフェトスカで少し早い５時半の予約でした。パームツリーと煌くイルミネーションで
シックなリゾートの趣きが上品に演出されていました。
レストランの目の前に広がる刻一刻と変わる横浜の夜景。素晴らしい!!の一言で、しばし
見入ってしまいました。
早速お気に入りのお料理をゲットし、細君も日頃は呑まないビールですが、この日は二人で乾杯!!

西洋料理を中心としたワールドワ イドな料理をブッフェスタイルでいただき、シェフが目の前で
ローストビーフや、野菜料理等を仕上げる迫力のアクションコーナーで、できたての味を楽しむ
ことが出来ました。
どのお料理も文句なく美味しかったです。野菜も各地の農家さんとの提携したものを使って
いるとのことで、素材の味が生かされた優しい味に仕上がっていました。
アスパラの焼きたてサービスメニュー、魚介のスープ等々シェフの「どや顔」が浮かぶような
プロの味付けを感じました。
料理に満腹となり、さすがにデザートは少し遠慮気味に頂きました。

食事のあとはカクテルタイムとの案内を頂き、25階のベイクラブラウンジ行って夜景を
見ながら二人でワインを頂きました。
飲み物もウイスキー、ブランデー、日本酒等々世界の銘酒が用意され、またおつまみも、
デザートも盛り沢山用意され優雅な雰囲気の中で、くつろぎのひと時を過ごすことが出来ました。

部屋に戻って、ベランダからベイブリッジ、横浜港、赤レンガ倉庫、大桟橋等々をはじめとした
横浜のイルミネーションに輝く夜景を時間を忘れ飽きることなく二人で眺めることが出来ました。
以前泊まったことがあるインターコンチネンタルホテル、万葉の湯、そしてランドマークの
ロイヤルパークホテル等から眺めた景色をあれこれと懐かしく思いだしながら～
曇り空だったこともあり残念ながら星空は見えませんでしたが、眩いばかりのヨコハマの街は
いつ見ても限りなく魅惑的でした。

翌朝は日の出が見れることを期待したのですが、あいにくの雨模様で靄に煙る横浜の街を
見ることになりました。
朝風呂でさっぱりした後、25階のベイクラブラウンジへ朝食に出向きました。
ベイブリッジを見下ろす窓辺の席で行きかう船の往来を眺めながら頂く朝食…これもいいものでしたね～。
スープ、コーヒー、サラダ、フルーツ、ヨーグルト、焼き立てのパン、どれも美味しかったです。

チェックアウトの11時まで、素敵なホテルライフを惜しむかのように部屋でくつろぎ…チェックアウト。
その時、部屋のアンケート用紙に細君の書いたコメントに反応し、ホテルの専任バトラーの方からの
心温まるサプライズ。金色にコーティングされたサクランボのずっしり重い二組の文鎮に
「ご結婚○○周年おめでとうございます」のメッセージとともにプレゼントされ細君は感激のあまり
ウルウルしてしまいました。

最近どのホテルでも目にし、少し白け気味のマニュアル対応。その対極をなす心のこもった
ホテルマン一人一人の対応に感激の連続のプチ旅行となりました。