四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

新型コロナウイルス感染拡大

2020年03月27日 08時48分27秒 | 日々の歩み
新型コロナウイルスの感染拡大が依然として止まりません。
AFP(フランス通信社)の集計によると、世界の新型コロナウイルス感染者数は
日本時間の27日午前4時現在で、世界182か国・地域で50万5587人の感染が
確認され、うち2万3293人が死亡したとのこと。

日本で感染が確認された人は、チャーター機で帰国した人も含めて1401人となり、
クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせると2113人となります。
死亡した方は国内で感染した人が47人、クルーズ船の乗船者10人の合わせて
57人になったとの報道がありました。

感染拡大を防ぐため、昨夜、東京都の小池知事は埼玉・千葉・神奈川・山梨の
近隣4県の知事とテレビ会議を行い、人混みへの不要不急の外出の自粛を
都民・県民に呼び掛けていくことを確認しました。

この要請を受けて、私が勤務する法人も今日金曜日と、来週月曜日が
休みとなりました。
いずれの企業も年度末の最終追い込みに入る超繁忙期にこれらの措置は、
企業にとってもかなりの痛手ですが、粛々と受け入れざるを得ませんね。

このところ勤務のない日はもっぱら細君と共に、人混みを避け桜を
めでつつの散歩や、ジョギングに励んでいます。
いつもの散歩コースの遊歩道や、観音崎の海辺は多くの家族連れで
連日にぎわっています。これらは密閉空間でもなく、新型ウイルスへの
感染のリスクが低いことから、自宅待機を余儀なくされている子供たちに
とっても、恰好な逃げ場となっていると感じます。





また、マスクはいずれの店を回っても手に入らず、たまたま近所の大型
スーパーでマスクの販売があるとの情報で出向きました。
7枚入り一個限定の購入に一時間並び、支払いにまた、一時間並ぶという
状況でした。
このように話を職場でしたところ、同僚のお嬢さんがマスクを手作りし、
細君の分も含めて2個届けてくれました。細君も感激し喜んでくれました。
細君も手作りに挑戦し、頂いたマスクと並べて以下の通り撮ってみました。

それでも世の喧騒をよそに、染井吉野の桜をはじめ春の花々は、
例年よりも早く開花し、春の到来を艶やかに演出してくれています。
諸々厳しい状況にありますが、これらの花々に目をとめ、心を寄せる
ゆとりを少し持ちたいものと思っています。




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三連休。

2020年03月21日 11時59分28秒 | 日々の歩み
春分の日に始まる三連休。
染井吉野の開花も例年より10日近く早く、ここ横須賀でも処によっては三分咲き程の
状態になりつつあります。



新型コロナウイルスも爆発的な感染にはなっていないものの、3月20日厚生労働省の
発表でもクルーズ船も含めると1,662人の方が感染し、40人方がお亡くなりに
なっております。その数は依然として増加傾向にあり予断を許さない昨今です。

勤務先の会館の改修工事もあり、しばらく勤務から離れていましたが、3月16日から
通常勤務に就きました。
勤務初日は、パソコンのたまりにたまったWindows10 updateにかなりの時間を
費やしました。それでも同僚たちは元気な様子を見せてくれ、ほっとしました。
ただ、昼食は楽しみにしていた築地や銀座は、依然として外国人の観光客も
散見されることから、安全策をとり会員制でもある会館内のレストランで
いただいております。



このところ、公営温水プール等は全面中止となり、泳ぐこともかなわず、
やむを得ず海岸道路のジョギングに軸足を移しました。昨年のソフトボールの
試合以降、しばらくまともに走らなかったこともあり、軽快感には程遠い脚を
曳ずりながら、途中の徒歩も入れ5Kmほどの工程を走り終えました。結構膝に
きており日頃のさぼりを実感した次第です。

そんな日々、近くの観音崎公園や、ソレイユの丘、さらに京急観音崎ホテルの
スパ等に細君ともども行き、気分転換を図っています。





観音崎公園の海辺では、ウイークデーにも関わらず小学生とその家族の方が
たくさん訪れており、さながら海水浴シーズンにも似た賑わいを見せていました。



小、中、高の一斉休校で行き場を失い、ストレスをためた子供たちの発散に
なればとの、親御さんたちの心遣いを感じました。
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東日本大震災から9年

2020年03月11日 20時01分26秒 | 日々の歩み
東日本大震災の発生から本日11日で、9年になります。

なお、この大震災では1万5899人の方が亡くなり、現在でも岩手・宮城・福島
等で4万8000人近くの方が、避難生活を余儀なくされています。

また災害公営住宅の建設など住まいの復興事業がほぼ完了した一方、震災前と比べて
人口が減少し、暮らし向きや地域のつながりについて「復興した」という実感は、
乏しいままの状況にあるとの報道があります。



今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、11日に予定されていた政府主催の
東日本大震災追悼式典は中止になりました。
この朝、被災した各地では大切な人へ思いをはせ、あの時を語り継ぎ、静かに祈りを
ささげる多くの人々の姿が見られました。



私たちも、あの津波のすさまじさと、同時に起こった福島第一原発のメルトダウンの
実態、それに続く大惨事の状況を風化させることなく、心に刻んでいきたいと思います。
再び「山哭く」ことの無いように…。

一首詠んでみました。
 ☆木瓜(ぼけ)の花 梅よりたしかな花咲かせ 原発荒野に浅き春呼ぶ
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人への警句か

2020年03月01日 10時39分09秒 | 日々の歩み
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、安倍総理大臣は3月2日から全国すべての
小学校・中学校、高校などについて、春休みに入るまで臨時休校とするよう要請し、
文部科学省は、今後、全国の関係機関に要請を行うとのこと。

疫学的調査やシミュレーションを実施した結果等の、明確な根拠を示さない要請であり、
唐突感と準備不足の感は否めませんが、感染拡大を何とでも抑えるとの施策であり、
諸々課題、問題はあるものの、現時点での実現可能解として、粛々と受け入れたいと
思っています。



こんな中で、マスクの在庫も底をついたことから、薬局系量販店等をはじめ多くの
お店を巡ってみましたが、いずこの店でも「在庫・入庫無し」の張り紙がされ購入は不可能でした。

また、昨日はトイレットペーパーやティッシュペーパーも開店2~3分で
完売してしまう状況を目の当たりにし、私たちも購入できませんでした。
「限られた商品をできる限り多くの人に」という、店のアナウンスもありましたが、
先頭の方たちが2~3個も抱えていく姿には、アナウンス無視もあり、憤りを感じました。
このような状況の中で常々見かける光景ですが、自分だけ良ければという卑しさを
目の当たりにすると、正直哀しくなります。

それでも、ウイルス対策に自ら出来ることをとの思いから、免疫力向上を兼ねて、
細君と共に勤務のない日、温水プールでのスイミングや、近くの公園、遊歩道等への
散策にと有酸素運動に励んでいます。プールでは子供たちの水泳教室が中止となり、
比較的空いてはいますが、自粛との名目で健康増進等への諸々の取り組みが、
委縮することを懸念しています。





また、散策のつれづれにデジイチでスケッチした写真を掲載させて頂きます。



なお、この間に詠んだ短歌も合わせて載せたいと思います。
 ☆春時雨 河津桜を包みゆく 震える蕊の淡きくれない
 ☆春時雨 季節(とき)に先駆け咲く花をつつみ洗うや 色冴え冴えと
 ☆先駆けて季節(とき)に惑いて咲く花の 哀しみ秘むる凛々しさもあり
 ☆けものらの積もる怨念 それゆえかコロナとなりて人を襲うは
 ☆繰り返す新ウイルスの襲撃は おごり極める人への警句か
 ☆振り向かば人とウイルス あざなえる縄ともいえる 共生ありや
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