能登半島は、今年(2024年)の1月1日に発生した令和6年能登半島地震により甚大な被害を受けました。
その、奥能登地方に9月21日、線状降水帯が発生し、もっとも高い警戒レベル5の「大雨特別警報」が発表されたことは、皆様も記憶に新しいことと思います。さらに、8月9日、神奈川県で震度5弱の揺れを観測する地震があり、気象庁は地震発生から1週間ほどは、最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼びかけられました。この地震は、南海トラフ地震とは関係がないと指摘されましたが・・・。
このように、最近は地震や豪雨等々の甚大な被害が多くの地域で起きており、そのための防災知識や、それに備えての備蓄等々の準備の必要性が叫ばれていることも事実ですね。
「秋薔薇 プリンセス・ミカサ」
私達の自治会も、コロナ禍で中断したものの、これらの災害状況に鑑み、毎年防災訓練を実施してきました。今年の自治会でも、夏祭り後の一大行事として防災訓練もやることになりました。
今回は、役員の当番でもあり、自治会防災担当が中心となり、3か月ほど前から企画を練り、消防署等への派遣依頼を含む準備を進めてきました。訓練当日は、晴天にめぐまれ、絶好のイベント日和となりホッとした次第です。
防災訓練項目は、地元消防署のご指導も頂き、災害広報訓練、発電機起動訓練、消火訓練、三角巾による救急訓練、心肺蘇生法訓練を中心に全員参加で実施しました。
「防災訓練の指導を頂いた 消防署員」
集まって頂いた住民の皆さんは、高齢化もあり、かつてのように3桁を大幅に上回った時代からは様変わりしています。それでも想定を超える皆さんに参加して頂きホッとしました。消防署からは消防署長をはじめ10名近い署員の方に来て頂きました。
先ずは、多くの災害地で発生する停電に備えて、発電機の操作訓練を行いました。これは、カセットボンベを使った発電機で女性の方でも簡単に起動できる発電機で、災害時の緊急対応ではかなり有効と感じました。
災害広報から始め、消火訓練、三角巾による救急訓練、心肺蘇生法訓練にグループ分けし、それぞれが順番に行い、参加者が全て経験出来るように対応しました。
「防災訓練内容説明 部分」
三角巾を用いた救急対応では、防災訓練があるたびにやってきましたが、いざその場になると忘れていることもあり、円滑にいかず、戸惑ったりしてしまいました。従って、この種の訓練は繰り返し行い、身に付くまで行うことの大切さを改めて感じました。
また、災害を他人事とせず、常に「自分事」として取り組む姿勢は、消防署長さんも言われていましたが、
改めて心に刻んでいきたいと思いました。参加された住民の皆さんと、きびきびと対応し、指導頂いた消防署の皆さんに感謝した次第です。