四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

走水水源地 花見

2018年03月28日 19時16分06秒 | お出かけ
今年の染井吉野 桜前線は3月15日に高知からスタートし、17日には長崎、熊本、鹿児島、
東京で開花しました。東京では平年より9日も早く開花したとのこと。
私の住む横須賀では東京より早く、15日頃には開花していました。

先週の日曜日25日、桜も見ごろとのことで「隠れた花の名所」の一つであります
「横須賀走水水源地」に細君共々行って参りました。

ご存知の方も多いかと思いますが『古事記』では、倭建命が走水海に至った時、
海は荒れ狂い先に進むことが不可能となりました。この時、海神の怒りを解くため、
弟橘比売命は浪に自らの身を委ね、波を鎮め、船を進めることが可能にしたとの
記述があります。

この際に詠んだ以下の短歌が、走水神社に歌碑として残っています。
☆さねさし 相武の小野に 燃ゆる火の 火中に立ちて 問ひし君はも

この走水は、横須賀市水道の始まりの水源地で、降水後20数年を経て涌き出る水は、
一日約1,000立方メートルとのことです。走水水源地は桜の名所としても有名で、
桜の開花時に私達花見客に一般開放されています。



私たちも散歩を兼ねて海岸通りを、徒歩で片道4Kmほどの水源地を目指しました。

日曜日とのこともあり、花見客はかなり多く普段無人の水源地が人で溢れていました。

ソメイヨシノと大島桜が三分咲きから七分咲きと見ごろの状態でした。



桜の咲く様を細君共々デジイチで桜のスケッチを行いながら、青い海を背景に咲く
桜の花の見事に見惚れるひと時を過ごしました。
散歩と、スケッチで疲れ空腹も感じられたこともあり少し早めに昼食をとり、
帰路につきました。
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ブルーインパルスを

2018年03月21日 16時27分38秒 | 日々の歩み
今日は暖かいと言われる江の島でも降雪、さらに箱根では積雪28cmとのこと。
寒いお彼岸の中日になりましたが、皆さんのところはいかがでしょうか。

先週の日曜日、晴天と温かな天気に誘われて細君と共に付近の遊歩道から海岸通りに
散歩に出かけてきました。
遊歩道の周りには雪柳、ミモザ、白梅、モクレン、花桃等々春の花が咲き乱れていました。





これらにカメラを向けながら海岸に出ますと、いつもの人出とは異なり正に祭りにも
似た大勢の方が、海岸通りにあふれ皆空を見上げていました。

何だろう!?と周りの方に伺ってみますと「防衛大学の卒業式に合わせて
ブルーインパルスの飛行がある」とのこと。
しばらく周りに集まった方たちと情報交換を兼ねたお話をしていましたが、13:50頃突然、
爆音とともに、6機の華麗なアクロバット飛行が始まりました。
東京湾横浜方面から横須賀の市街・防大上空を経て再び東京湾へのルートを3回に渡って
飛行しました。



約10分ほどのアクロバット飛行ですが、紺碧の大空に白線をひいて6機整然と飛行する様は、
見惚れるほどの見事さでした。
このブルーインパルスは航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)所属の曲技飛行隊とのことです。

こんな光景を即興で短歌に詠んでみました。
    ☆ 白線と轟音残すブルーインパルス 寿ぎの日の象徴なりや
    ☆ 卒業を寿ぎ舞うやブルーインパルス 機影めざすは戦場でなく
    ☆ 紺碧の空に白線引きてゆくブルーインパルスの戦隊光る
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箱根ユネッサンへ

2018年03月16日 20時24分02秒 | お出かけ
過日、勤務の無いウイークデーに、かねてから予定していた箱根ユネッサンに
細君共々行ってきました。
このユネッサンは年末に行くつもりで細君がチケットを買っていたのですが、
もらい事故等々のアクシデントもあり、しばらくお預けとなっていました。
新車にも慣れ少し遠出をとの事から折からの良い天候にも誘われ出かけてきました。

途中の湘南バイパス等が強風、大雨による護岸工事の影響か、交通規制があり
渋滞の為、のろのろ運転を強いられユネッサンに着いたのが11時過ぎでした。





まずは、ユネッサン水着ゾーンに。日頃のプールは競泳用のスイムスーツを
着用していますが、ここではさすが、恥ずかしさもありサーフィン用の
パンツを着用しました。
また、ここにはカメラは持ち込めませんでしたので、ホームページから写真を
お借りしました。



コーヒー風呂、日本酒風呂、お茶の風呂、ワイン風呂、洞窟風呂等々多彩な
お風呂があります。
コーヒー風呂ではちょうどコーヒー投入のイベントがあって、薫り高い
ドリップコーヒーが入湯者の頭上に撒かれていました。結構見ごたえのある
パフォーマンスでもありました。

外に出ると洞窟風呂やスライダーがあって、若者や子供たちが歓声を上げて
滑り降りていました。
また、高台に全長40m余の長い露天風呂があり、箱根山の絶景を見ながら
心地よい風を受け、のんびりと温泉を楽しむことが出来ました。2レーン、
20mほどのプールもありましたが、この季節は残念ながら閉まっていました。

その後、「森の湯」へ向かいました。
屋内は広い湯舟のほかにサウナと洗い場があり、外に出ると五か所ほどの
露天風呂が二段に配置されコラーゲン風呂、樽風呂、岩風呂など特色のある
風呂が楽しめました。
折から風呂の脇の白梅が満開となっており、馥郁とした香りも漂っておりました。
ウイークデーとのこともあり、余り混むこともなく風も爽やかでゆったりと
露天風呂を楽しむことが出来ました。

今度来るときは孫たちが一緒だと、もっと楽しいかも…、と細君と話しながら、
思いがけなくのんびりでき、幸せな一日を過ごすことが出来ました。

こんな様子を即興で短歌に詠んでみました。
  ☆梅香る露天の風呂に来し方と ひと時の幸 淡くかみしめ
  ☆梅香る露天の風呂に身を沈め 期し方に射す悔悟思えり
  ☆梅香る光の春にさらす身に 悔悟の想い淡き影成す
  ☆箱根山 露天の風呂に見晴るかす 梅にまぎるる蒼き山なみ
  ☆てれゆえか ありがとうとの言の葉を 呑み込み妻にほほ笑みかえす
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観音崎「あにぷら祭り」へ

2018年03月12日 20時45分52秒 | 日々の歩み
2万2千人以上が犠牲になった東日本大震災から、11日で7年になりましたが、
この3月1日現在、死者15,895人、行方不明者2,539人、避難者は依然として73,349人
との報道がありました。
住居や道路、鉄路など町の外観は整備されつつありますが、人々の暮らしの立て直しは
未だ道半ばとの印象があります。被災され、いまだ厳しい状況に置かれている皆様に
改めて心からのお見舞いを申し上げます。


先週観音崎に探梅を兼ねて、細君共々散歩に行きましたが、その途中樹木に貼られていた掲示で
「あにぷら祭り」を知りました。



早速、3月10日の土曜日に祭りに行って参りました。かつて観音崎フェスティバルを見て、
その規模と参加者の多さに圧倒された記憶がありましたので、駐車場が満杯になる前にと
早めに行きました。

「ペット用品と、植木、ガーデニング用品のリサイクル」をメインとする祭りとのことから、
参加人員はそれほど多くはなく、ほのぼのとした雰囲気の漂う和やかな祭りでもありました。

私たちは「セロジネ・インターメディア香」という蘭を買い求め、その可憐な花姿にうっとりしました。
その名の通り、仄かな香りもありました。

そのほかにパウンドケーキ、和菓子、いなりずし、さらにミニトマトのみで作ったという100%
トマトジュースを購入してきました。

祭りの後は、観音崎公園を散策しようと計画していましたが、あまりの寒さで中断し早々に帰って来ました。

センター内では季節の花の「寄せ植え」作成の教室も開かれていました。


なお、東日本大震災への鎮魂を込めて詠んでみました。
  ☆海鳴りは今もかの地に響けるや 重き思いを苦くかみしめ
  ☆海鳴りに紛れ流るる「祈り」唄 慟哭呑み込む酷き日々越え
  ☆緋のごとく大地に灯ともす紅梅も 今は切なき血潮にも似て
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