生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

2012年12月16日 奥州街道徒歩の旅1(宇都宮追分~喜連川宿)

2013年08月25日 | 奥州街道徒歩の旅
いよいよ五街道で唯一未踏破の奥州街道に挑戦。

1日目は宇都宮にある日光街道との追分から喜連川本町バス亭まで25キロ程度歩いた。
歩いた宿場は、白沢宿、氏家宿、喜連川宿。

始発電車に乗り宇都宮駅で下車、バスで追分まで移動した。
早朝のせいか人通りは少なかった。
色あせた追分の表示板の写真を撮った後、歩き始めた。

商店街を抜け、幸橋を渡ると街道の向こう側に国重要文化財の旧篠原家住宅が現れた。
以前建物内を見学したことを思い出した。


白沢宿は、静かで落ち着いた街並みだった。
街道の両脇に用水が流れ、ところどころで水車が回り、民家には旧屋号が掲げられていた。
かつての本陣は住宅になっていた。
子孫の方がお住まいのようだ。
宿場には江戸時代の公衆トイレ跡があった。
とても珍しかった。


白沢宿を出た後、道を間違え30分程度時間を無駄にした。


氏家宿に向かう途中、勝山公園で昼食をとった。
公園は、もともとは鎌倉時代末期に築かれ慶長2年(1597)に廃城した勝山城があった場所。
崖の上の公園からは鬼怒川や日光連山がよく見えた。

氏家宿を抜けると、江戸時代・享保8年(1723)の五十里洪水の跡を残す門や、明治時代に建てられ明治天皇の休憩所となった瀧澤家住宅があった。


国道293号線から分かれ旧道に入るころには空がオレンジ色に染まり太陽が沈みつつあった。
旧道の途中にある早乙女温泉のそばに差し掛かると、強い硫黄臭が漂い、黄色の温泉が流れていた。
後で調べたところ、早乙女温泉は源泉かけ流しの温泉で、泉質がよく、温泉好きの間では大変評判がよかった。
帰りの交通の便が良ければ入浴したかった。

先に進むと奥州街道古道が現れた。
舗装道だが往時の面影を残した道だった。
薄暗くなっていたので一人で歩くのは少し心細かった。


氏家宿に着いたころはすっかり日が落ちていた。
喜連川本町のバス停の近くのラーメン屋でラーメンを食べて氏家駅行きの最終バスを待った。

地方ではバスの本数が少ないことが多く、1本逃してしまうと大変なことになる。
最終バスでは私ともう一人の乗客のみ、とさみしい限り。
この状態では、バス路線を維持していくのはとても難しい・・・。


■写真一覧

その1
http://blog.goo.ne.jp/photo/262971/tn

その2
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その2
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