お年玉をすべて取り上げ貯金していった母親のイメージが強い娘達に言わせると「お母さんは孫にめちゃくちゃ甘い!」ホイホイと何でも買ってやる姿に長女はお礼の前にため息をつく。「あんまり言うと、財布のひもがしまってしまうよ。ありがとうと言って甘えておけばいいんや。」と私は忠告。家計はほぼ独立採算制をとってきた我家では私は孫にお金を出さないことにしている。娘もそのへんはちゃんと計算していて引き方は心得ている。「ランドセルと机、ベッドは出してあげる!」ということになった。
先日、注文してあった机とベッドを届けてもらったので一度見に来てほしい。という連絡が入った。物置に使っていた部屋を片付けてもらって自分の部屋ができたので張り切っているとのこと。そこで、我家に届いているランドセルを持って娘のマンションに出かけた。着くとすぐに箱から取り出しカバーの紙をつけたたままうれしそうに背負って走っていた。カバーもとって黒のランドセルにしたかったみたいだが「4月までに汚したり、傷をつけたらいけないからそのままに」という母と祖母のダブル忠告に口をとがらせながらも従っていた。
自分の部屋を案内して、ひとしきり自慢した後、今度行く小学校も知っているから道案内すると張り切っているのでせっかくの申し出をことわってはと思い想定外ではあったが小学校を見に行くことになった。学校は大人の足で15分ぐらいの所にある。名神道路に沿って建っていて、小学校の割には建物も運動場も大きいと感じた。“島本町立”という響きに懐かしさがあった。大阪に来てからはほとんど“市立~”しか目にしてこなかったが、大合併前の私の母校は“阿児町立”鵜方小学校、文岡中学校であった。
校門前で写真を撮ろうと妻が言ったら、娘は「まだ早いんと違う?孫馬鹿と思われるで」と拒否。私も同感。そんなことはおかまいなしに二人はポーズをきめていた。
先日、注文してあった机とベッドを届けてもらったので一度見に来てほしい。という連絡が入った。物置に使っていた部屋を片付けてもらって自分の部屋ができたので張り切っているとのこと。そこで、我家に届いているランドセルを持って娘のマンションに出かけた。着くとすぐに箱から取り出しカバーの紙をつけたたままうれしそうに背負って走っていた。カバーもとって黒のランドセルにしたかったみたいだが「4月までに汚したり、傷をつけたらいけないからそのままに」という母と祖母のダブル忠告に口をとがらせながらも従っていた。



