ぬかた園地で紫陽花の見納め

　我が家の紫陽花は表舞台から降りた。来年に向けて花をすべて切り落としてエネルギーを蓄えるシーズンに入った。この土曜日に妻を含め5人の知人と一緒にシニア自然大学で学んだMさんに先導されてぬかた園地へ紫陽花を観賞ハイキングに行ってきた。6月22日～7月15日まであじさい祭をしているが今年の暑さで早く終わっているのではと心配して出かけた。生駒山頂近くにあり大きな木も繁っていることから充分鑑賞に堪えたと言いながら帰ってきた。

　くさか園地北端の灯籠前に車を停めて、ぬかた園地まで６kmほど生駒縦走路を歩いたという。その時に‟室池まで”という標識を見つけたらしい。むろいけ園地だとすぐ近くなのでそこから歩いたらどうなるだろう？ということが話題になったそうだ。私は生駒縦走路を踏破した経験から室池からぬかた園地まで歩くには健脚度が要求されると話した。往復しなければいけないということを意外と忘れがちになる。

　納得するには歩いてみるしかないということで、二人に予定が入っていない今日行ってみようと急きょ決まった。グズグズとはっきりしない空模様であったが大きな崩れはないだろうと判断して9時前に家を出て、みどりの文化園むろいけ園地の駐車場に車を停め。9時18分からぬかた園地に向けて歩き始めた。時折雨がパラついたが大きな木がかさ代わりとなり快適な歩きとなった。
　くさか園地北端からぬかた園地へ抜ける管理道は霧もかかり幻想的だった。
　
眼下に見える大阪の町もしっとり感があった。

トレイルランをしている人の多さに驚いた。往復する間に20名近くのランナーと「こんにちは」の挨拶をかわした。
　約2時間30分歩いて到着。
　　　30種以上約2万5千株のアジサイが1500mのアジサイプロムナードと呼ばれている園道に沿って植えられている。確かに下界と違って花はまだ元気である。
　　　　昼食後同じ道を戻る。不安定な空模様は続いていた。ここ2日ばかり16時が魔の時間となっているのでそれまでには家に帰ろうという目標ができたのでだるさを感じることはなかった。
管理道沿いにネムの木も数多くあることがわかった。アジサイ同様そろそろ見頃を過ぎたという感じ。
　山野草で名前だけ聞いていた〈ねじ花〉を見つけた。本当にねじのように花が巻いているのだと自然の造形美に感心をした。思いがけない出会いも楽しむ。
　むろいけ園地の駐車場にもどったのが15時10分。休憩を抜いて約5時間の歩行。往復で約21kmだから順当なところ。相当歩ける人でなければ無理やと妻も納得。

　15時30分に家にもどる。「甘いものが欲しい」と意見が一致。途中で買ったケーキが格別にうまかった。