素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

生駒山上の≪くさか園地北端≫から≪ぬかた園地≫までの管理道(往復で12km)を走る

2013年07月25日 | 日記
 やはり夢は見た。眠れなくて苦労しているけったいなものであった。寝返りうったり、数を数えたり、腹式呼吸をしたりといろいろなことを試しているのである。明け方のその悶々とした浅い眠りから一気に覚醒したのは夢の中から聞こえた「トイレがつまっている」という声だった。家の者はみんな寝ているので「夢か?」と思ったが、夜中、トイレに起きた妻が「トイレがつまっている」と確か言っていたような気がした。夢か現か定かではないのでとりあえず確認するために起きた。

 便器のふたをあけると水が満々とたまっていた。つまっていたのは夢の中の話ではなかったとわかった瞬間、現実に一気に引き戻され、朝の5時からスッポン、スッポンと水抜きの作業に精を出す。排水口にうまくフィットさせないと水が跳ね返ってくる。ツボを探り当て水が抜けていく瞬間は気持ちが良い。おかげで夢のことなど吹っ飛んでいた。

 朝の天気予報で、今日は猛暑になると言っていた。その瞬間、今日は生駒山上を走ろうと決めた。 

 先週、みどりの文化園・室池園地から歩いてぬかた園地のアジサイを見に行った時にくさか園地北端からぬかた園地までの管理道で多くのランナーとすれ違ったことは書いた。あの時、ぬかた園地の事務所の前の休憩所で昼食をとっていた時、小学校と幼稚園に行っている子ども連れた若夫婦と同じベンチに座った。ラグビーかアメリカンフットボールでもやっているような元気の良いお父さんだった。よもやま話の中で走っている人の多さにびっくりしたと私が言うと「実は、僕も時々走りに来ています」という答え。「夏、ここを走ると下界は走れません」という具合にランニング談義となった。彼の場合は30歳を過ぎた時にダイエットの必要性を思いランニングを始めたという。それから走ることに病みつきになり仕事前や仕事後に走っているらしい。

 大阪マラソンは3回とも外れたそうで第1回に出場できた私はうらやましがられた。私が「今年は奈良マラソンにチャレンジする」と話すと「僕も走るんですよ」と奇遇に驚いた。別れ際に「是非、この管理道を走ってみて下さい」と強くすすめられた。田原台にお住まいがあるという他は何もわからないまま別れたご家族だったがひと時楽しい時間を過ごすことができた。

 その時から走ってみようと決めていたが、どうせ走るなら下界では絶対ランニングできない気象条件の時が良いと思った。どれくらい違うか比較できるからである。少し前の猛暑の時に寝屋川公園で暑さによる限界は経験済みなので同じような状態になる日を待っていた。

 今日が試すのには絶好の日となった。

 生駒山麓公園の前の道路には駐車スぺースがあるので都合が良い。そこから「くさか園地北端の灯籠前」までは1分弱。「ぬかた園地の6km地点」までの最初の4km余りは上りである。寝屋川公園とは違いアップダウンがなく緩やかな坂になっているのでペースさえ守れば苦にはならない。太陽が西にまわる14時にあえてスタートしたが、コースの80%は木陰であったので暑さを感じなかった。午前中であればもっと日差しは避けることができる。道路からの照り返しの暑さが無いのが一番よかった。生駒山頂への分岐点を過ぎたら2km弱の下りとなる。アジサイ園の中のS字道路の下りは気分をリフレッシュさせてくれる。6kmの標示板でUターンして、今度は2km弱の上りを頑張れば、あとは下りだけである。往復12kmで1時間28分25秒。途中給水は2度で済んだ。暑さによる疲労感はほとんどない。

 500mおきに距離が標示されているのでペースがつかみやすい。また体調や目的に合わせて走行距離を変更できるので好都合だと思った。夏場に走る場所として定期的にこようと思った。最終的には2往復24kmを走って夏を終わりにしたい。
コメント
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