素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

天然の鮎を食して志摩から帰る

2013年07月19日 | 日記
 私が1か月に1回程度帰るだけで済んでいるのは母が車の運転ができているおかげだと思っている。今年の5月に84歳になったが運転免許の更新も無事にパスして、あと3年は運転できる。と言っている。それでも長距離の運転はだんだんしんどくなってきたみたいである。季節季節でいろいろな所に出かけ旬のものを食べるということを楽しみの1つにしていたみたいであるがままならぬようになってきた。そこで私が帰った時にドライバーとなり遠方に出かけるというながれができてきた。

 今回は玉城方面での用が待っていた。絵を描いてる父と長い付き合いのある画材の店「ボナール」が伊勢自動車道の玉木ICの近くに移ったそうで頼んであった額縁をとりに行くついでに店のギャラリーで開催されている展覧会ものぞきたいとのこと。家から五カ所まわりでサニーロードを使えば40分弱で行くことができる。11時過ぎに出て「ボナール」で用を済ませた後、昼食を宮川沿いのリバーパークにある「日和」という店でとる。という予定がすでにつくられていた。7月から季節限定の「鮎の塩焼き定食」が始まっているので是非食べたいとのこと。道の途中にある「わらしべ」という店のたい焼きも買いたいと相変わらず食べることへの関心は強い。これが元気の素でもあるとかねてから思っている。

 両親は鮎の塩焼き定食を頼んだが、私は渡会茶の産地であるので「茶そば」にした。やや小ぶりの鮎ではあったが父は満足したみたいだ。「わらしべ」のたい焼きはあんが美味しいと評判の店らしい。確かに生地とあんのコンビネーションから生まれるおいしさを徹底して追及しているというだけのことはあった。
 たい焼きを手土産に帰りは玉城から伊勢にまわり古市に住んでいる母の姉夫婦の家にも立ち寄った。両親と叔父叔母の4人がつえをついて歩いている姿にあらためて時の流れを感じた。話もつえや手摺りなどのことになる。叔母おススメのカタログを手にして思わず「龍馬もビックリやな」とつぶやく。「こんな時代になりました」と皆で笑う。「あんたももうじき同志やから」
 15時過ぎに家に戻る。夕食までの間は室内の用を済ませる。夕食の支度に入ったら父の絵の仲間の方が宮川で獲ってきたとアユを持ってきてくれた。昼のものよりも大きく、思わぬご馳走となった。「昼、茶そばにして正解やったな」と独特の風味を堪能した。

 西日の暑さを覚悟して出発したが、空気もカラッとしていて比較的涼しくほとんどクーラーを使わずに済んだ。快適なドライブであった。

   
コメント
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