ゴンドラはぐんぐん高度を上げてゆきます。眼下に見える樹木への着雪はわずかです。木の根元には雪が積もっています。以前、林の中の雪の上に兎の足跡を発見したことがあります。動物か何かの痕跡か、あわよくば動くものの姿を捉えることができないか目を凝らしました。
ゴンドラから雪で作った“かまくら”をイメージしたテントが並んでいるのが見えました。冬の期間限定(2月12日まで)のイベントで、ドーム型のテント内で“さるぼぼ”、“組みひも”、“紙絵馬”など飛騨の伝統工芸の工作体験ができるとのことでした。
さすがに鍋平高原は雪が深く積もっていました。第二ロープウエイのしらかば平駅へグリーンのシートの連絡道がつながっています。せっかくですので一刻も早く第二ロープウエイに乗りたいものと周囲の景色を見るいとまもなく先を急ぎました。