続・知青の丘

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短歌俳句誌「We」より<3月28日>の一句(第6号)

2020-03-28 23:27:14 | 俳句
苦労とは言はざりし母沈丁花   島松 岳

句中の「母」は、<母性>と読み替える必要があろう
(と、書いたけれど、
いやいやむしろ逆ですね、
作者の「母」だからこそ、ですかね。)
<父>だって、出来ない我慢も頑張って我慢し
子どもに食べさせていただろうが、
敢えて「苦労」とは口には出さないだろう。

しかし、無償の犠牲的献身を思うとき、
やはり母親との絆は、
へその緒まで立ち返るわけだから
「母」の方を讃えたとしても
<父>も文句はないだろう。
沈丁花が香りも添える。

ヤプログから引っ越しをしてきて、
いつの間にかトータル閲覧数が10000を超えていた。
なんだかな~
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短歌俳句誌「We」より<3月27日>の一句(第6号)

2020-03-28 00:50:52 | 俳句
にんげんをぽたぽた落ちてみな魚  男波弘志

「We」第6号に招待作家として来ていただき、
今はWe同人。
「螺旋に棲むさかなたちの抄ー若き創造者たちへのオマージュとして」
と題された連作50句のうちの一句。

この「にんげん」という平仮名書きはどう解釈するのだろう。
煩悩は多いがそれゆえに
いとしい存在ということだろうか。

進化の過程とは逆方向に向かっていて
視点を変えて観ることの面白みを感じた。



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