Sunday Songbook #1659

2024年07月28日 | Sunday Song Book

2024年07月28日プレイリスト「納涼リクエスト大会」
1. SYNC OF SUMMER / 山下達郎 '23
2. WALK LIKE A MAN / THE FOUR SEASONS '63
3. LIFE IS A CARNIVAL / THE BAND "CAHOOTS" '71
4. TONIGHT I'M ALRIGHT / NARADA MICHAEL WALDEN "THE DANCE OF LIFE" '80
5. WHEN THE COOKIE JAR IS EMPTY / MICHAEL FRANKS "BURCHFIELD NINES" '78
6. ON A CLEAR DAY (YOU CAN SEE FOREVER) / BARBRA STREISAND "OST" '70
7. CANDY / THE ASTORS '65
8. 僕らの夏の夢 / 山下達郎 '09
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は相変わらず前倒しして収録。ツアーの初日前までに先週分まで録っていたそうだ。「7月の21日のNHKホールはえへん虫が出ましてですね。どうなることやらと(笑)、思いましたけれど。なんとか乗り切りました(笑)。えぇ」と達郎さん。

・山下達郎 PERFORMANCE 2024
「山下達郎 PERFORMANCE 2024」は7月12日初日で12月5日まで続く。全国21都市43公演。9月公演の一般発売は今週7月31日の15時から受付がはじまる。詳しくは山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・納涼リクエスト大会
番組は毎夏恒例の「納涼リクエスト大会」を今週来週と二週間行う予定。

・SYNC OF SUMMER
先週もオンエアしたが「SYNC OF SUMMER」のリクエストが来てるので調子に乗ってとのこと。

・WALK LIKE A MAN
ザ・フォーシーズンズ、1963年、全米NO.1の「WALK LIKE A MAN」。

・LIFE IS A CARNIVAL
ザ・バンド、1971年のアルバム『CAHOOTS』から「LIFE IS A CARNIVAL」。
曲をかけ終えて。
「アラン・トゥーサンの超変態ブラス・アレンジ。大瀧さんがもうシビれていたやつでございますが。思い出」と達郎さん。

・TONIGHT I'M ALRIGHT
ナラダ・マイケル・ウォルデンはドラマー、シンガー、プロデューサー。1980年のアルバム『THE DANCE OF LIFE』はなぜか邦題が『スウィート・ダンス・ミュージック』だった。この中から「TONIGHT I'M ALRIGHT」。

・WHEN THE COOKIE JAR IS EMPTY
マイケル・フランクスの1978年のアルバム『BURCHFIELD NINES』に入ってる「WHEN THE COOKIE JAR IS EMPTY」。トミー・リプーマのプロデュースでニューヨークの甘いサウンド。
曲をかけ終えて。
「ギターのジョン・トロペイのこれ、素晴らしい。アレンジが Eumir Deodato。スティーヴ・ガット、ジョン・トロペイ、ウィル・リー、Leon Pendarvis のフォー・リズムでこのグルーヴ。エンジニアがアル・シュミット。言うことなしという。でも私、この78年頃、マイケル・フランクスあんまり(笑)、甘くてアレだったんでけど(笑)、この歳になるといいなぁと思います。歳取ると、うるさい音楽嫌いです、先ほどの(ハガキの)方みたいに。でもうるさいのもいいですけれど優しいのもいい。ぶつぶつ言っております」と達郎さん。

・竹内まりや『Precious Days』
ニュー・シングル「歌を贈ろう」が8月28日が発売される竹内まりやさん。いよいよアルバムの発売が正式に決定した。タイトルは『Precious Days』。10月16日に発売。詳しくは竹内まりや45周年特設サイトにて。
https://mariya45th.jp

・ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY
1972年、達郎さんが19歳のときに自主制作で『ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY』というタイトルのアルバムを作った。当時アナログ盤で100枚自主制作した。1985年に一度アナログ化。1992年にCD化して、現在はファンクラブのネット通販でのみ発売している。この度、最新リマスター&ヴァイナル・カッティングを施し、39年ぶりにアナログ再発することになった。7月10日に発売されてオリコンのベスト10に入った。限定盤なので予約で全部売り切れてしまい、特集のご要望があるけれど、今は考えてないという。

・ON A CLEAR DAY(YOU CAN SEE FOREVER)
バーバラ・ストライサンドで「達郎さんの好きなやつ」というリクエスト。バーバラ・ストライサンドでいちばん好きなのだったら絶対にこれだとか。もともとはミュージカルだったけれど映画化され、1970年に『晴れた日に永遠が見える』、ON A CLEAR DAY(YOU CAN SEE FOREVER)。オリジナル・サウンドトラックからバーバラ・ストライサンドの「ON A CLEAR DAY(YOU CAN SEE FOREVER)」。

・CANDY
スタックスのヴォーカル・グループ、ジ・アスターズは4人組の黒人ヴォーカル・グループ。1965年のシングルで「CANDY」。
曲をかけ終えて。
スティーヴ・クロッパーとアイザック・ヘイズの共作。「ですので間奏のギターはクロッパーですね。素晴らしい音」と達郎さん。

・僕らの夏の夢
『サマーウォーズ』も早いもので公開から15年。今日の最後は「僕らの夏の夢」。リクエストが集まってるそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年08月04日は、引き続き「納涼リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Songbook #1658

2024年07月21日 | Sunday Song Book

2024年07月21日プレイリスト「リクエスト特集」
1. SYNC OF SUMMER / 山下達郎 '23
2. HAVE I THE RIGHT / THE HONEYCOMBS '64
3. HERE COMES SUMMER / JELLY KELLER '59
4. HUSHABYE / THE BEACH BOYS "ALL SUMMER LONG" '64
5. MACARTHUR PARK / RICHARD HARRIS '68
6. PHILADELPHIA DREAMING / MATT COVINGTON '8?
7. SUSPICIOUS MINDS / MARK JAMES '68
8. コンポジション / 山下達郎 "ソフトリー" '23('13)
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は大幅に前倒し収録。ツアーがはじまって今日はNHKホール。

・山下達郎 PERFORMANCE 2024
「山下達郎 PERFORMANCE 2024」は7月12日初日で12月5日まで続く。全国21都市43公演。詳しくは山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・リクエスト特集
今日は全部リクエスト。「納涼リクエスト大会」の季節だが前倒しなので「リクエスト特集」。

・SYNC OF SUMMER
2023年のシングル「SYNC OF SUMMER」にリクエストが集まってるという。

・HAVE I THE RIGHT
ハニカムズはロンドンのグループ。女性ドラマーの草分けのバンドとして知られている。1964年、全米NO.1、全英5位の「HAVE I THE RIGHT」。プロデュースド・バイ・ジョー・ミーク。

・HERE COMES SUMMER
ジェリー・ケラーは白人シンガー。いわゆるワンヒット・ワンダー。1959年、全米14位の「HERE COMES SUMMER」。でもイギリスではNO.1になった。パット・ブーンの教会仲間だそうで、パット・ブーンの紹介で歌手の道が開いた。ソングライターとしても作品がある。
曲をかけ終えて。
ヴォーカル・グループのウィスパーズのカバーをサンソンではよくかけてるとか。

・HUSHABYE
ビーチボーイズの1964年の「HUSHABYE」はEPとして発売され、その後にアルバム『ALL SUMMER LONG』に収録。ホワイト・ドゥー・ワップのザ・ミスティックスの1959年のヒット・ソングの超絶素晴らしいカバー・ソング。

・MACARTHUR PARK
6月2日の放送で、リスナーからの「人生で最も聴いたアルバムは何ですか」という質問に達郎さんが答えた。静岡市の超常連のリスナーからその中の一枚、リチャード・ハリスの『A TRAMP SHINING』が現在輸入盤が在庫切れ、国内盤は中古が5000円台。「再発を期待したいですがサンソンで一曲おかけください」というリクエスト。
リチャード・ハリスの『A TRAMP SHINING』といえば1968年、全米2位の「MACARTHUR PARK」。「後にドナ・サマーがカバーしましたが全然比べ物になりません」と達郎さん。
曲をかけ終えて。リチャード・ハリスはアイルランド生まれのイギリスの大変有名な俳優。歌もとても上手い人。その人の歌を取り上げてジミー・ウェッブの作詞作曲・編曲・プロデュース。

・竹内まりや『Precious Days』
ニュー・シングル「歌を贈ろう」が8月28日が発売される竹内まりやさん。いよいよアルバムの発売が正式に決定した。タイトルは『Precious Days』。10月16日に発売。詳しくは竹内まりや45周年特設サイトにて。
https://mariya45th.jp

・PHILADELPHIA DREAMING
マット・コヴィントンはフィラデルフィアのPHILLY DEVOTIONSのリード・ヴォーカル。80年代にソロ・アルバムが出たという話だけれど、達郎さんは現物を見たことがないという。それが最近10曲入りのCDが出ていて、ミックスがデモ・テープのようでドラムがめちゃくちゃデカい。リマスターしてもドラムしか聴こえない。それを補正して「PHILADELPHIA DREAMING」。

・SUSPICIOUS MINDS
ソングライターのマーク・ジェームズが亡くなった。6月8日に逝去。83歳だった。エルヴィス・プレスリーの1969年の全米NO.1ヒットの「SUSPICIOUS MINDS」の作者。テキサス生まれのイタリアン・アメリカン。今日はマーク・ジェームズが自分で歌った「SUSPICIOUS MINDS」。1968年のシングル。

・コンポジション
今日の最後は「これウケたので」と達郎さん。
NHKドラマを観ていた妻がエンディングで流れるたびに「私、CD裏面のこの曲が大好きなのよね」と毎度言ってました。裏へ返すところ残念ながら目撃できませんでした。ガラパゴスっぽい発言が多い妻へ感謝を込めてリクエストします。
2013年のシングル「光と君へのレクイエム」のCD裏面「コンポジション」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年07月28日は、「棚からひとつかみ+リクエスト」
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Sunday Songbook #1657

2024年07月14日 | Sunday Song Book

2024年07月14日プレイリスト「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. LOVELAND, ISLAND / 山下達郎 "フォー・ユー" '82
2. (NIGHT TIME IS) THE RIGHT TIME / RAY CHARLES '59
3. IT ONLY HAPPEN (WHEN I LOOK AT YOU) / ARETHA FRANKLIN "YOU" '75
4. I LIKE TO LIVE THE LOVE / B.B.KING '73
5. I FORGOT TO BE YOUR LOVER / WILLIAM BELL '68
6. AQARELA DO BRAZIL / FRANCISCO ALVES '39
7. BE THANKFUL FOR WHAT YOU GOT / WILLIAM DeVAUGHN '79
8. ONLY THE LONELY (DEMO) / ROY ORBISON "ONLY THE LONELY" '24('60)
9. MIGHTY SMILE / 山下達郎 "アルチザン" '92
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■内容の一部を抜粋
・近況
PERFORMANCE 2024は一昨日、12日に埼玉の三郷市文化会館で初日が開いたそうだ。番組は大幅に前倒しで収録。実際はツアーのリハーサルをしていて、選曲にうんうん言ってるとか。

・山下達郎 PERFORMANCE 2024
「山下達郎 PERFORMANCE 2024」は7月12日初日で12月5日まで続く。全国21都市43公演。詳しくは山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・棚からひとつかみ+リクエスト
今日は「棚からひとつかみ+リクエスト」。いつもの曜日と違うのでスタジオが抑えられず、いちばん端っこの狭い1スタで収録しているとのこと。「こっちの方がなんかアンビエンスが喋りやすいですね。こっちの方が若干ライヴなので声が通る感じがします。なんかアナウンサーになったみたい」と達郎さん。

・LOVELAND, ISLAND
7月なので『FOR YOU』から「LOVELAND, ISLAND」。

・(NIGHT TIME IS) THE RIGHT TIME
レイ・チャールズが聴きたい気分なのだそうだ。1959年、全米R&Bチャート3位、代表作の一曲「(NIGHT TIME IS) THE RIGHT TIME」。

・IT ONLY HAPPEN (WHEN I LOOK AT YOU)
レイ・チャールズときたらアリサ・フランクリン。アリサ・フランクリンのアルバムで、なぜかタイミングを逃していて、達郎さんが一枚だけ持ってないアルバムをようやく手に入れて、これでコンプリートになったそうだ。アリサ・フランクリン1975年のアルバム『YOU』に入ってる「IT ONLY HAPPEN (WHEN I LOOK AT YOU)」。ケン・ゴールドの作品。

・I LIKE TO LIVE THE LOVE
フィリー・ソウルで棚からひとつかみ」のときにかけられなかった曲。B.B.キングが1970年代の頭にフィラデルフィアでレコーディングした。当時、B.B.キングのブルース・ファンには評判がよくなかったが、達郎さんは大好きな作品だという。MFSBがバックをしているけれど、ちゃんとB.B.キングになっている。1973年のアルバム『TO KNOW YOU IS TO LOVE YOU』からシングル・カットされた「I LIKE TO LIVE THE LOVE」。全米ソウル・チャート6位。

・I FORGOT TO BE YOUR LOVER
次はサザン・ソウル。達郎さんの好きなウィリアム・ベル。代表作の「I FORGOT TO BE YOUR LOVER」は1968年、全米ソウル・チャート10位。全米チャートでも45位まで上がった。ブッカーT.ジョーンズとの共作による名作。

・竹内まりや『Precious Days』
ニュー・シングル「歌を贈ろう」が8月28日が発売される竹内まりやさん。いよいよアルバムの発売が正式に決定した。タイトルは『Precious Days』。10月16日に発売。詳しくは竹内まりや45周年特設サイトにて。
https://mariya45th.jp

・AQARELA DO BRAZIL
フランク・シナトラの「ブラジル」の原曲にリクエスト。ボサノバ以前の最大の作曲家、アリバホーゾという人が作曲。1939年に作曲、最初にレコーディングしたのは当時大変有名だったフランシスコ・アウヴィス。「AQARELA DO BRAZIL」はブラジルの水彩画という意味で、この曲を「ブラジル」と呼んでいるそうだ。戦前のSPなのでリマスターしたという。

・BE THANKFUL FOR WHAT YOU GOT
フィリー・ソウルで棚からひとつかみ」のときにかけられなかった曲。ウィリアム・ディヴォーンの1974年、全米ソウル・チャートNO.1、全米4位の「BE THANKFUL FOR WHAT YOU GOT」。いろんな人にヒップホップ・シーンではサンプリングされているそうだ。ウィリアム・ディヴォーン自身はワシントンD.C.出身だが、この曲はフィラデルフィアでレコーディングされた。

・ONLY THE LONELY (DEMO)
最近出たやつ。ロイ・オービソンのデモを集めたCDから「ONLY THE LONELY (DEMO)」。ギター一本の弾き語り。なんとバースが付いてる。本チャンはなくなってるそうだ。「未発のデモもありますが。こんなものまで出されるのというですね。そこら中でそういうのありますけれど。私、なるべくそういうの隠しておこうと思います。恥ずかしいので」と達郎さん。

・MIGHTY SMILE
今日の最後はアルバム『ARTISAN』から「MIGHTY SMILE」。リクエストが集まったという。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年07月21日は、「リクエスト特集」
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Sunday Songbook #1656

2024年07月07日 | Sunday Song Book

2024年07月07日プレイリスト「政治と政治家で棚からひとつかみ」
1. 俺の空 / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" '11
2. A APOLITICAL BLUES / VAN HALEN "OU812" '88
3. THE POLITICIAN / LOU RAWLS "A MAN OF VALUE" '72
4. POLITICIANS / HOYT AXTON "WHERE DID THE MONEY GO?" '80
5. POLITICAL SCIENCE / RANDY NEWMAN "SAIL AWAY" '72
6. 俺は政治家だ / 真島昌利 "RAW LIFE" '92
7. 選挙に行ったけど / ギターパンダ "ロックン・ロール・パンデミック" '20
8. お政治オバチャン / 憂歌団 "セカンド・ハンド" '76
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録。いよいよ今週7月12日(金)、埼玉県三郷市文化会館からツアーがはじまる。

・山下達郎 PERFORMANCE 2024
全国ツアーが決定した。「山下達郎 PERFORMANCE 2024」は7月12日初日で12月5日まで続く。全国21都市43公演。スケジュールは山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・政治と政治家で棚からひとつかみ
7月7日は東京都知事選挙。「いろいろなところでですね、最近はやっぱり選挙とか、そういうところがですね、なんかおかしいご時世であります。私は普段その、政治的なことに関してのメンションというものをなるべくしないように心がけているんですけれども、さすがにちょっとすごいなという、世の中がどうなってるんだか、そういうような感じがありますので、今日はひとつですね、都知事選挙というのもあります。投票率またたぶん低いのかなと思います。けれど本当は選挙に行った方がいい。これは論理的にですね、証明されている、たとえ自分が投票した人が入らなくても、選挙に行った方が、あの、例えば独裁制とか、そういうようなものに効力がある、投票率が高ければ高いほど効果がある、そういうことが証明されておる、それを説明すると長くなるので嫌になりますが。いずれにしましても今日はそういう日なので、今日はひとつ、政治と政治家で棚からひとつかみと題しまして、洋邦政治に関する歌というものを集めてきました」と達郎さん。サンソンなので正面切ったプロテスト・ソングではなく、ちょっと洒落のめした、揶揄した、そういうようなものを、いろいろ選曲したとのこと。

・俺の空
今日は曲が長いので最初の山下達郎の曲はなしにしようとしたけれど、山岸さんがこれをかけろと言ってきた。「しょうがないのでかけます」と達郎さん。2011年のアルバム『RAY OF HOPE』から「俺の空」。

・A APOLITICAL BLUES
ヴァン・ヘイレンの1988年のアルバム『OU812』に収録されている「A APOLITICAL BLUES」。オリジナルは1972年のリトル・フィートのアルバム『SAILIN' SHOES』に収録。達郎さんはヴァン・ヘイレンのバージョンが好きなのだという。ロウエル・ジョージの作品で、1972年当時はノンポリを揶揄した歌だという解釈で、1988年だと若者がヴェトナム戦争から非政治的なノンポリになっていったことを揶揄していると解釈されている。いろいろな解釈がされている歌。

・THE POLITICIANS
シンガー・ソングライターのマック・デイヴィスが作曲したプロテスト・ソング。1972年のルー・ロウルズのアルバム『A MAN OF VALUE』に入ってる「THE POLITICIANS」。

・POLITICIANS
政治家を揶揄する歌は南部の作家に多い。次は典型的な南部サウンド。ホイト・アクストンはシンガー、作家、俳優。1980年のアルバム『WHERE DID THE MONEY GO?』に収められている「POLITICIANS」。

・POLITICAL SCIENCE
こういう手の音楽だったら、なんと言ってもランディ・ニューマンがとどめをさす。1972年のアルバム『SAIL AWAY』に入ってる「POLITICAL SCIENCE」。

・今後の予定
来週はリクエスト・ハガキが溜まってるので「リクエスト特集+棚からひとつかみ」。最近手に入れたレコード、CDを混ぜるとのこと。

・竹内まりや「歌を贈ろう」
8月からスタートする、ABCテレビ・テレビ朝日系のドラマ「素晴らしき哉、先生!」の主題歌に竹内まりやさんの新曲「歌を贈ろう」が決定した。主演が生田絵梨花さん。新曲「歌を贈ろう」にコーラスとして参加。8月28日にシングルが発売される。詳しくは竹内まりや45周年特設サイトにて。
https://mariya45th.jp

・俺は政治家だ
後半は邦楽。真島昌利さんの1992年のソロ・サード・アルバム『RAW LIFE』に入ってる「俺は政治家だ」。

・選挙に行ったけど
選挙のことを歌った曲。ギターパンダはパンダの着ぐるみでパフォーマンスをする人。本名は山川のりをさん。忌野清志郎&2・3'sのギタリストで、キヨシローの影響が窺える。2020年のアルバム『ギターパンダのロックンロールパンデミック』に収録されている「選挙に行ったけど」。
曲をかけ終えて。
「今日唯一めちゃくちゃリアリティのあるやつ。僕好みのギター・ソロ」と達郎さん。

「冒頭にも申し上げましたみたいに選挙、は、あの、行った方が、いいです。なぜ行った方がいいのかと、すんごい長くなるので、アレですけれど。投票しましょう。私もこれ終わったら行きます!」と達郎さん。

・合成写真?
2000年版の『ON THE STREET CORNER 2』のレコード・ジャケットについての質問。背景に1980年版の『ON THE STREET CORNER』のジャケットが写ってますが合成写真ですか?
カメラマンの伊島薫さんがニューヨークで撮ってきた写真を、壁いっぱいの布に印刷して、その前で撮っている。合成ではないけれど合成みたいなもの。当時リイシューされた『ON THE STREET CORNER』シリーズは全部その方法で撮影している。

・お政治オバチャン
憂歌団の1975年のシングル「おそうじオバチャン」。これが差別だとクレームがついて放送禁止になったところもある。それで翌1976年のアルバム『セカンド・ハンド』に「お政治オバチャン」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年07月14日は、「棚からひとつかみ+リクエスト」
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