ルー・リード

2013年10月30日 | Rock

日曜日、夜中に目が覚めた。
昨年の夏からいろいろとあり夜が長くなった。
眠れない日はiPhoneで誰かの声を聞く。
実際はテキストを読むことなのだけど、声を聞いてる感じがする。
その夜はルー・リードの訃報を聞いた。
それから数日が経った。時間が過ぎるにつれて重くなってきた…

ルー・リード。
今年の5月に肝臓の移植手術を受け療養生活を送っていたらしい。
最近は健康状態が不安定で10月27日ニューヨークの病院で亡くなった。
享年71歳。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK28001_Y3A021C1000000/
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131028/k10015600101000.html

かつて一緒にバンドを組んでいたジョン・ケイルがルー・リードの死を受けてメッセージを発表している。
http://amass.jp/30456

僕が観た最初で最後のルー・リードのライヴは十年前の大阪厚生年金会館だった。
実は大阪公演の3ヶ月前、2003年の6月に行われたL.A.公演はライヴ・レコーディングされている。
僕が持ってる最新のルー・リードのアルバムはこのライヴ盤『Animal Serenade』だった。

これ以降、ルー・リードのオリジナル作品は2011年のメタリカとのコラボ『Lulu』まで出ておらず、
僕はなんとなく買いそびれたままで持ってない。結局、遺作となってしまった。
2011年というとバディ・ホリーのトリヴュート・アルバム『Rave On』が出ている。
この中でルー・リードは「Peggy Sue」をカヴァーしている。
ハードエッジなサウンドが印象的だ。


Amazonで発売日順にルー・リードの作品を検索すると
もう一枚、2011年のブッカー T. ジョーンズのアルバムがヒットした。
アルバム『The Road From Memphis』。
このアルバムも僕は持っていた。
アルバム最後の曲「The Bronx」のヴォーカルがルー・リードだった。
僕が知るルー・リードの最後の作品はこの曲だった。


ルー・リードは佐野元春が敬愛するアーティストだった。
今後、何かしらのコメントがあるものと思われるが、
最新の公式発言はMRSのこのときのものだろうか。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/5e038a80ce683abdf856d2aea0588042

最後にルー・リードの語録から引用したい。
「僕がやりたいのは、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』と同じレベルにあるロックン・ロールなんだ」
(Lou Reed)

ご冥福をお祈り申し上げます。安らかにお眠りください。
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Sunday Song Book #1098

2013年10月27日 | Sunday Song Book

2013年10月27日プレイリスト
「山下達郎ライブ・アーカイブス」
1. 光と君へのレクイエム / 山下達郎 10月09日発売ニューシングル
2. WINDY LADY / 山下達郎 "10/08/14 RISING SUN ROCK FESTIVAL"
3. 砂の女 / 山下達郎 "10/08/14 RISING SUN ROCK FESTIVAL"
4. BOMBER / 山下達郎 "10/08/14 RISING SUN ROCK FESTIVAL"
5. LA LA MEANS I LOVE YOU / 山下達郎 "92/03/15 中野サンプラザ"
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
全国ツアーはいよいよ折り返し。昨日26日、今日27日は中野サンプラザだが番組を前倒しで収録しいてるため様子がわからないそうだ。静岡、浜松、33年ぶりの高知、松山と廻り、松山はひめぎんホールという3,000人収容のホールだったが満員になったという。その後は大宮が終わって東京に入り、中野サンプラザの第一弾。これで折り返しで後半戦に。「だいぶ調子が出てまいりました。後半戦もはりきって参りたいと思います」と達郎さん。今週は11月1日(金)、2日(土)と名古屋センチュリーホール。

・PERFORMANCE 2013
8月27日(火)、埼玉県戸田市文化会館を皮切りに12月24日(火)、クリスマスイブの中野サンプラザまで全国26都市49公演のホール・ツアー。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・光と君へのレクイエム
10月9日発売のシングル「光と君へのレクイエム」。映画『陽だまりの彼女』の主題歌。10月12日公開の映画『陽だまりの彼女』は越谷オサムさんの同名小説の映画化。主演は上野樹里さん、松本潤さん。監督は『ソラニン』や『僕等がいた』の三木孝浩さん。映画もヒットしているそうだ。

・山下達郎ライブ・アーカイブス
今週はお馴染みの聴取率週間。こういうときはゲストを呼んだりするのが恒例だが、この番組はゲストを呼ばないので、「何かやれ」と言われたら大体ライブと相場が決まっている。ライブも新しいネタでやろうとするとミックスダウンや音源選びをしなければならないが、そういう余裕が全くないので、今までやったアーカイブの中から出来のいいものを選ぼうといろいろ物色していたら、未発表音源が出てきたそうだ。「山下達郎ライブ・アーカイブス」と銘打ってるが、一応未発表で今まで番組でかけてない音源を披露することに。中野サンプラザに今日来られる方には前菜だが、前菜にしてはちょっと濃いかもしれないとのこと。もうライブを観られた方、これから来られる方には「聴取率週間の景気づけに」と達郎さん。

2010年8月14日に北海道の石狩湾で行われたRISING SUN ROCK FESTIVALに出演。昨年、映画館で上映した山下達郎シネマライヴの中で、RISING SUNのラストで唄った「さよなら夏の日」の映像が出た。そのときのライヴ音源は録ってはあるが、いわゆる同時録音でオーディエンス・マイクも全部入ってるものなので、若干バランスが悪い。それでもけっこう出来が良くて、万単位のお客さんを前にしてメンバー全員、力が入ってるので演奏がいい。この中から真ん中辺り、中盤ぐらいの演奏を3曲続けて。2010年の全国ツアーでやっていたセットリストの中からピックアップして演奏している。

・WINDY LADY
シュガーベイブのレパートリーだがオリジナルは達郎さんのファースト・ソロ・アルバム『CIRCUS TOWN』に収録している。RISING SUN ROCK FESTIVALの演奏はシュガーベイブが当時演奏していた完全コピー・ヴァージョンで演奏している。

・砂の女
オリジナルは鈴木茂さん。この曲もシュガーベイブ時代のレパートリー。

・BOMBER
2010年8月14日はものすごく暑い日だったので、セカンド・キーボードのミキサーが壊れてしまい、「BOMBER」の頭の部分のクラヴィネットが右チャンネルからめちゃくちゃでかい音で出て、それを必死に修復して途中から立ち直るという。白熱の演奏。

達郎さんは28年ぶりに夏フェス出演。ここのセクションはギターの佐橋佳幸さんを大フィーチャー。「砂の女」の終わりに出てくるオルガン・ソロは柴田俊文さん。この日は暑くてハモンドオルガンのレスリーが回ったままでスローにならなくて、それを反映して半ば自棄のやん八の熱いオルガン・ソロ。「ただいまお聴きいただいたのはマルチトラック・レコーディングじゃありませんのでオフィシャル音源として発表されることはないものなので貴重かな」と達郎さん。

・Mariya's Songbook
竹内まりやさんは11月25日にデビュー35周年を迎える。アニバーサリー・イヤーの記念企画盤『Mariya's Songbook』が発売される。まりやさん自身が選曲、監修、楽曲解説(思い出エピソード)付きで、これまでいろいろな人に提供してきた楽曲をオリジナル音源でコンピレーション。ソングライター、竹内まりやの軌跡を辿った企画盤。代表的なものはアン・ルイスさんの「リンダ」、岡田有希子さんの「ファースト・デイト」、河合奈保子さんの「けんかをやめて」、中森明菜さんの「駅」、中山美穂さんの「色・ホワイトブレンド」、牧瀬里穂さんの「Miracle Love」、薬師丸ひろ子さんの「元気を出して」、広末涼子さんの「MajiでKoiする5秒前」、最近では茉奈佳奈さんの「いのちの歌」など錚々たるラインナップ。CD2枚組仕様で初回盤にはボーナス・ディスクとして本人のデモ音源、達郎さんがホーム・レコーディングしたデモテープからセレクトして収録。全曲2013年リマスター。12月4日発売。詳しくはまりやさんのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

・まりやさん版「YOUR EYES」着うた、着うたフル配信
10月13日(日)からスタートしたTBS系ドラマ日曜劇場「安堂ロイド~A.I knows LOVE?~」。主演は木村拓哉さん、柴咲コウさん。このドラマの主題歌は達郎さんの「YOUR EYES」のカヴァーでまりやさん版の「YOUR EYES」。着うたとテレビ・ヴァージョンの着うたフルの配信が本日27日からスタート。レコチョク、wamo!ほかで配信。配信についてはワーナーのまりやさんのサイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

・『MELODIES』と『SEASON'S GREETINGS』のアナログ盤
Melodies 30th Anniversary Edition』と『Season's Greetings 20th Anniversary Edition』の二枚をアナログ盤で発売する。収録時間、カッティングの都合でボーナス・トラックは入らないそうだ。『Melodies(30th Anniversary Edition)アナログ盤』、『Season's Greetings(30th Anniversary Edition)アナログ盤』ともに発売日は11月20日。180グラムの重量盤で価格はそれぞれ4,200円。

・「クリスマス・イブ」30th Anniversary Edition
今年は「クリスマス・イブ」の30周年なので30th Anniversary Editionとして3つのアイテムが出ることになった。まずは30th Anniversary Editionとしてシングルをリイシュー。2013年新たにリマスターを施して、「クリスマス・イブ」のオリジナル・ヴァージョン、イングリッシュ・ヴァージョン、「WHITE CHRISTMAS」、オリジナル・カラオケ、そして「クリスマス・イブ」のアコースティック・ライヴ・ヴァージョンの5トラックを収録。「クリスマス・イブ(30th Anniversary Edition)初回盤」は「クリスマス・イブ」のショート・フィルムが入ったDVDが付く。映像は現在製作中。「クリスマス・イブ(30th Anniversary Edition)アナログ盤」もリリース。オリジナル・カラオケを除く4曲入りで1枚、12インチ180グラム重量盤。価格は税込みで初回盤が1575円、「クリスマス・イブ(30th Anniversary Edition)通常盤」が1050円、アナログ盤が2310円。11月20日発売。詳細はワーナーの山下達郎スペシャル・サイトにて
http://wmg.jp/tatsuro/

・「クリスマス・イブ」30周年記念オーダーメイド・ジャケット
「クリスマス・イブ」のCDをスリーブ・ケースで覆い、表紙に自分の好きな写真やコメントを入れて、世界でひとつだけの「クリスマス・イブ」が作れるスペシャル企画。ワーナーミュージック・ダイレクトで11月1日(金)から受付をはじめる。詳しくはワーナーミュージック・ダイレクトのサイトにて。
http://customjacket.jp
http://shop.wmg.jp

・LA LA MEANS I LOVE YOU
1992年3月15日に中野サンプラザで行われたライヴ音源。『ARTISAN』のツアーで演奏していたデルフォニックスのカヴァー「LA LA MEANS I LOVE YOU」。ライヴ・アルバム『JOY』にも収録しているが「『JOY』のテイクよりもこっちのほうがちょっとだけ出来がいいんじゃないかと思います」と達郎さん。ずいぶん前にもかけたことがあるが、今回はデジタル・リマスタリングでさらにいい音になっているそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

11月03日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp

・お願い
番組のダビング依頼はお断りしております。またライヴのネタバレになるコメントは公開を控えております。ツアーが終わりましたら公開する予定ですので、悪しからずご了解いただけますように、よろしくお願い申し上げます。
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Motoharu Radio Show #166

2013年10月23日 | Motoharu Radio Show

2013/10/22 OnAir - Extra Week - 伝説的なロックミュージシャンの初期ライブ音源を集めて
01.The Rolling Stones:(I Can't Get No) Satisfaction (Live)
02.The Rolling Stones:Under My Thumb (Live)
03.The Beatles:Do You Want To Know a Secret (Live)
04.The Beatles:I Want To Hold Your Hand (Live)
05.The Who:Good Lovin' (Live)
06.The Yardbirds:I'm a Man (Live)
07.Bruce Springsteen:Going Back (Live)
08.Bob Dylan:Don't Think Twice, It's All Right (Live)
09.Bob Dylan:Mama, You Been On My Mind (Live)
10.Neil Young:On the Way Home (Live)
11.Neil Young:Birds (Live)
12.Elvis Costello:Miracle Man (Live)
13.Elvis Costello:Alison (Live)
14.佐野元春:彼女はデリケート (Live)
15.佐野元春:イッツ・オールライト (Live)
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■内容の一部を抜粋
・伝説的なロックミュージシャンの初期ライブ音源を集めて
今週はいつもと趣向を変えてライヴのレコードに注目する。伝説的なロック・バンドの初期のライヴはどんな感じだったのか? 残されたレコードをもとに振り返る。

・(I Can't Get No) Satisfaction (Live)
ザ・ローリング・ストーンズの「(I Can't Get No) Satisfaction」。バンドの初期を代表する1曲。1962年にデビューしたストーンズ。メンバーは70歳を超える現在、未だに現役だというのが脅威的。このライヴ・ヴァージョンは1966年のライヴ・アルバム『Got Live If You Want It!』に収録されている。ストーンズが最初に契約したロンドン・レコードからのリリース。ただ仕上がりに不満があったのかバンドはこのアルバムを正式には認定していない。バンド自身は1970年にリリースされたライヴ・アルバム『Get Yer Ya-Ya's Out!』を最初の公式ライヴ・アルバムだと言っている。

・Under My Thumb (Live)
そんな曰く付きのストーンズのライヴ・アルバムだがバンド初期のすごいエネルギーを感じることができるライヴ・レコード。1966年のライヴ・アルバム『Got Live If You Want It!』から「Under My Thumb」。

・Do You Want To Know a Secret (Live)
・I Want To Hold Your Hand (Live)
'60年代にストーンズと人気をふたつに分けていたバンドといえばザ・ビートルズ。つい最近英国のBBCで行ったライヴがレコード化されて話題になっている。1963年から1964年にかけてBBCがオンエアしたビートルズのパフォーマンスを集めた『On Air - Live at the BBC Volume 2』。当時、ビートルズはBBCでレギュラー番組を持っていた。司会者がいてビートルズがいる。定期的にすごいパフォーマンスを行っていた。そんな貴重なライヴ・レコード。後にこのテープを聴いたポール・マッカートニーは感激して「エネルギーとスピリットがたっぷりある。僕らは何の手加減もせず一世一代のパフォーマンスをやってやろうと懸命にがんばっている」と言っている。

・Good Lovin' (Live)
・I'm a Man (Live)
ザ・フーの「Good Lovin'」、そしてヤードバーズの「I'm a Man」。

・Going Back (Live)
ブルース・スプリングスティーン & ザ・Eストリート・バンドの絶頂期のレコード『Live at the Roxy Theater』。ロサンゼルスにあるライヴ・ハウス、ロキシーでのパフォーマンスが収録されている。1978年のレコード。しかし今回紹介するのは同じロキシーでの1975年のライヴ。いわゆる海賊盤で出回っていた。この中からスプリングスティーンが初期のライヴで演奏していた曲で、オリジナルはキャロル・キングの名曲、その後、バーズ歌って有名になった曲「Going Back」をステージでカヴァーしている。音は良くないが当時のバンドの雰囲気と臨場感が感じられる。

・Don't Think Twice, It's All Right (Live)
・Mama, You Been On My Mind (Live)
ボブ・ディランは公式、非公式を含めてとても多くライヴの記録が残されている。1964年のニューヨーク、フィルハーモニックホールでの記録がブートレック・シリーズ Vol.6『LIVE 1964-Concert at Philharmonic Hall』として、2004年にコロンビア・レコードから出た。ディラン、23歳。「Mama, You Been On My Mind」はジョーン・バエズとのデュエット。
「ボブ・ディラン。言うまでもなく米国を代表するソングライターで番組でも度々取り上げてきました。ディランの場合はスタジオ・レコードよりもむしろライヴ・レコードの方が価値が高いように僕は感じます。というのはディランの場合は演奏ひとつとってみても即興性がとても高いです。ですのでオリジナルのヴァージョンというのがあまり意味を持たないことになります。そのときどきの感情に任せた演奏と歌。それがディランという表現者の真骨頂なのかなと思います」と元春。

・On the Way Home (Live)
・Birds (Live)
ニール・ヤングの1968年のレコードから。バッファロー・スプリングフィールドを脱退してまだ間もない頃。ニール・ヤングにとって初めて行ったソロ・アコースティック・ライヴを収録したのが『Sugar Mountain Live at Canterbury House 1968』。米国ミシガン州にあるカンタベリー・ハウスというライヴ・ハウスで収録。ソロ・デビューしたアルバムに加えてバッファロー・スプリングフィールド時代の曲も演奏している。ニール・ヤング、22歳。

佐野元春 : こうしてそれぞれのミュージシャンの初期のライヴを聴いてみると何か共通しているものを感じます。それは僕が思うに情熱ですね。向こう見ずといってもいい前のめりな情熱を感じます。それともうひとつ感じるのは鋭い直感力ですね。理屈よりもインスピレーションが先に来ている感じがします。次に聴いてみたいこのミュージシャンの初期のライヴもそうした点では興味深いです。エルヴィス・コステロ。デビュー・アルバム『My Aim Is True』を出した頃のライヴ。バッキング・バンド、アトラクションズとの活動をはじめた頃ですね。ではエルヴィス・コステロ、23歳。1977年のライヴから「Miracle Man」、そして「Alison」2曲聴いてみます。

佐野元春 : さて、これは自分の話になるんですが、つい最近、僕のデビューして間もない頃のライヴを聴く機会がありました。1984(2?)年、3枚目のスタジオ・アルバム『SOMEDAY』を出した頃のライヴです。Rock & Roll Night Tourという全国(ツアー)ライヴを記録したものです。そのときにライヴの演奏を24チャンネルのアナログ・テープで録音していたんですけれども、このライヴが思ってた以上に素晴らしくて自分ながら感激しました。ちょうど僕がニューヨークに行く直前に行ったライヴの記録ということで個人的にも思い出深いです。しかし、このライヴ・レコードを聴いて思うのは何よりも当時のバンド、ザ・ハートランドの演奏ですね。僕のアイディアをしっかりと演奏で表現してくれました。この記録は間もなく出る『No Damage DELUXE EDITION』というパッケージに収録されます。今夜はそれに先駆けて番組リスナーのみなさんに聴いてもらいたいと思います。では1983年のライヴ、「Rock & Roll Night」- Live at the SunPlaza 1983から「彼女はデリケート」、そして「イッツ・オールライト」。佐野元春 with The Heartland。2曲聴いてください。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・次回放送
11月5日夜11時。
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SPEC ~零~

2013年10月22日 | 佐野元春


明日23日(水)午後9時より全国TBS系列にて、スペシャルドラマ「SPEC~零~」が放送されます。
佐野元春が主人公の父の役で出演します。
http://www.tbs.co.jp/spec2010/

2010年の秋にTBS系列で毎週金曜日午後10時から放送されてた
ドラマ「SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」。
最終回に佐野元春が出演しました。
上の写真は12月3日に放送された辛の回から。
そうです、僕は毎週観てました。
仏壇の遺影ですね。静止画をデジカメで撮影しました。
当時、802の番組に元春が出演したときの記事があります。
ドラマ出演にも言及しています。

映画公開記念ナビ番組でのインタビューもアップされてます。



ところでこの動画で堤幸彦監督と対談しているプロデューサーの植田博樹さん。
彼と「SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」の脚本の西荻弓絵さんが
10月13日(日)からスタートしたTBS系日曜劇場「安堂ロイド」に関わってます。
主演は木村拓哉さん、柴咲コウさん。
このドラマの主題歌は達郎さんの「YOUR EYES」で
竹内まりやさんがニュー・レコーディングしてます。
こちらも今後の展開が楽しみです。
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Sunday Song Book #1097

2013年10月20日 | Sunday Song Book

2013年10月20日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. 光と君へのレクイエム / 山下達郎 10月09日発売ニューシングル
2. THE STEALER / FREE '70
3. ARE YOU READY FOR THIS / BILL DEAL & THE RHONDELS '69
4. LET'S TRY AGAIN / SURFACE '87
5. EMILY / SINGERS UNLIMITED "A CAPELLA" '72
6. YOUR EYES (TV SIZE) / 竹内まりや TBS系日曜劇場「安堂ロイド」主題歌 '13
7. BABIES HAVING BABIES / TERRY TATE '89
8. コンポジション / 山下達郎 10月09日発売ニューシングル
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
全国ツアーの真っ只中なので今週は番組を前倒しで収録しているそうだ。今週22日(火)、23日(水)は大宮ソニックシティ、週末の26日(土)、27日(日)は東京公演の最初、中野サンプラザ。中野サンプラザで折り返しになり、ツアーも半分が終わって後半戦に突入する。

・PERFORMANCE 2013
8月27日(火)、埼玉県戸田市文化会館を皮切りに12月24日(火)、クリスマスイブの中野サンプラザまで全国26都市49公演のホール・ツアー。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・光と君へのレクイエム
10月9日発売のシングル「光と君へのレクイエム」。カップリングはNHKドラマ10「第二楽章」の主題歌「コンポジション」。初回盤にはオリジナル特典が当たる応募ハガキが封入されている。A賞は「光と君へのレクイエム」のアナログ盤で100名にプレゼント。B賞は「光と君へのレクイエム」のプロモーション・ビデオDVDを100名にプレゼント。シングル「光と君へのレクイエム」の詳しい情報はワーナーのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・棚からひとつかみ+リクエスト
今週もレギュラー・プログラムの「棚つか」とちょっとだけリクエストに応える。

・THE STEALER
1970年、フリーが来日したときにアルバム『HIGHWAY』から「ニュー・シングルだ」と言って演奏した曲「THE STEALER」。シングル・カットで全米チャート49位のスマッシュ・ヒット。今日はシングル・ヴァージョン。

・ARE YOU READY FOR THIS
達郎さんの好きなプロデューサーでフィラデルフィアのジェリー・ロス。スパンキー & アワ・ギャング、キースなどいろいろな人たちを手掛けてる。その中でバージニア出身の大所帯バンド、ビル・ディール & ザ・ロンネルズはブラス・ロックのクラブバンド。1969年の「WHAT KIND OF FOOL」が彼らの最大ヒット。だけどB面の「ARE YOU READY FOR THIS」のほうが全然いいそうだ。CDに入ってるこの曲のステレオ・ヴァージョンをオンエア。

・『MELODIES』のリマスターについて
リスナーから「1990年頃にカラー・ブックレット添付して再発されたCDは、1983年の最初のCDより音圧が上がってるように聴こえましたが、これはリマスターとは呼ばないのですか」というお便り。
「あれはあのいわゆるEQも何もしてません。ただレベルを上げて入れてるだけなのです。アナログからデジタルにトランスファーしただけのものなんですが、その際にちょっとレベルを上げて入れていますので。今のデジタル・リマスタリングとは全く発想が違います。今のデジタル・リマスタリングはいわゆるデジタル・コンプレッサーとか、EQとかですね、マキシマイザーとか使いまくってですね、もうイケイケどんどんでございます。そういうものとは違います。よしなに、ひとつ」と達郎さん。

・LET'S TRY AGAIN
達郎さんの好きなグループ、サーフィス。後にソロ・シンガーになるリード・シンガーのバーナード・ジャクソン、作曲家でありシンガーであり、プロデューサーのエド・タウンゼントの息子のデヴィッド・タウンゼント、元マンドリルのデヴィッド・コンレイの3人で結成されたグループ。1986年に最初のヒット・シングル「HAPPY」がソウル・チャートで2位まで上がった。達郎さんはB面のほうが好きでそれがファースト・アルバムの1曲目に入ってる。昨年ようやくデジタル・リマスタリングで再発された。1986年のファースト・アルバムから「LET'S TRY AGAIN」。ソウル・チャートで80位というアクション。

・EMILY
奈良県のリスナーから「涼しくなった秋に聴きたい曲です」というリクエスト。
ザ・シンガー・ザン・リミテッドはアカペラの多重録音で名を馳したグループ。元ハイロウズのジーン・ピュアリングが結成した男性3人、女性ひとりのひじょうにテクニックのあるグループ。1972年のデビュー・アルバム『A CAPELLA』からロッド・マッケンの歌で有名な「EMILY」。

・ライブ特集アーカイブス
来週27日はまた聴取率週間なので何か特集するように言われてるとか。ツアーなので仕込みができないので自分のライブのアーカイブからライブ特集「山下達郎ライブ・アーカイブス(予定)」。選曲はそのときの気分でとのこと。アコースティック・ヴァージョンを混ぜて5曲かかればいいほうという感じですね、と達郎さん。

・特製メモ帳
シングル「光と君へのレクイエム」のノベルティで特製メモ帳を番組から20名にプレゼント。達郎さんが使ってる小さなサイズのメモ帳をスタッフが見て、同じようなものを作ってきたそうだ。

・プレゼント
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」プレゼント係
http://www.tatsuro.co.jp

・『MELODIES』と『SEASON'S GREETINGS』のアナログ盤
Melodies 30th Anniversary Edition』と『Season's Greetings 20th Anniversary Edition』の二枚をアナログ盤で発売する。収録時間、カッティングの都合でボーナス・トラックは入らないそうだ。『Melodies(30th Anniversary Edition)アナログ盤』と『Season's Greetings(30th Anniversary Edition)アナログ盤』ともに発売日は11月20日。180グラムの重量盤で価格はそれぞれ4,200円。

・「クリスマス・イブ」30th Anniversary Edition
今年は「クリスマス・イブ」の30周年なので30th Anniversary Editionとして3つのアイテムが出ることになった。まずは30th Anniversary Editionとしてシングルをリイシュー。2013年新たにリマスターを施して、「クリスマス・イブ」のオリジナル・ヴァージョン、イングリッシュ・ヴァージョン、「WHITE CHRISTMAS」、オリジナル・カラオケ、そして「クリスマス・イブ」のアコースティック・ライヴ・ヴァージョンの5トラックを収録。「クリスマス・イブ(30th Anniversary Edition)初回盤」は「クリスマス・イブ」のショート・フィルムが入ったDVDが付く。映像は現在製作中。「クリスマス・イブ(30th Anniversary Edition)アナログ盤」もリリース。オリジナル・カラオケを除く4曲入りで1枚、12インチ180グラム重量盤。価格は税込みで初回盤が1575円、「クリスマス・イブ(30th Anniversary Edition)通常盤」が1050円、アナログ盤が2310円。11月20日発売。詳細はワーナーの山下達郎スペシャル・サイトにて
http://wmg.jp/tatsuro/

また「クリスマス・イブ」のCDをスリーブ・ケースで覆い、表紙に自分の好きな写真やコメントを入れて自分だけのオーダーメイドのCDジャケットが作れるスペシャル企画もある。ワーナーミュージック・ダイレクトで11月1日(金)から受付をはじめる。詳しくはワーナーミュージック・ダイレクトのサイトにて。
http://customjacket.jp
http://shop.wmg.jp

・YOUR EYES (TV SIZE)
先週10月13日(日)からスタートしたTBS系日曜劇場「安堂ロイド」。主演は木村拓哉さん、柴咲コウさん。このドラマの主題歌を竹内まりやさんが担当することになった。主題歌は達郎さんの「YOUR EYES」でまりやさんがニュー・レコーディング。アレンジはほぼ完コピでストリングスを入れてミックスはデジタルなので新しめ。今のところCD化の予定はなく、楽曲配信とケータイ向けに配信がある。ドラマ「安堂ロイド」はもうオンエアされてるので今週は「YOUR EYES」のテレビサイズ。まもなく開始される楽曲配信はフルサイズ。配信についてはワーナーのまりやさんのサイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

・BABIES HAVING BABIES
ニュージャージ出身の黒人シンガー、テリー・テート。彼のただ一曲だけのヒットが「BABIES HAVING BABIES」。1989年に全米ソウル・チャート10位。ティーンエイジャーの妊娠を扱ったショッキングな内容。ポール・カイザーのプロデュース。

・夜翔
リスナーから『MELODIES』収録の「夜翔」の3分59秒あたりにピッという音が入ってる。デジタル・リマスタリングされた『Melodies 30th Anniversary Edition』でも消えておらず、ノイズなのか楽器の音なのか気になってるというお便り。
達郎さんによると土岐英史さんのサックスのリードが鳴ってる音で、早いフレーズを吹くときにリードが鳴るそうだ。ノイズではないという。

・筆記用具
リスナーから「作詞するときの筆記用具は? 」。
A4のレポート用紙に鉛筆で書くそうだ。紙の節約のため消しゴムで消しては書きしてるとか。最近はA4のプリント用紙も使うこともあるという。

・コンポジション
NHKドラマ10「第二楽章」の主題歌「コンポジション」。10月9日発売のシングル「光と君へのレクイエム」のカップリング曲。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」

10月27日は、「山下達郎ライブ・アーカイブス(予定)」
http://www.tatsuro.co.jp
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Motoharu Radio Show #165

2013年10月16日 | Motoharu Radio Show

2013/10/15 OnAir - 3rd. Week - 特集:アフリカンミュージックに影響を受けたレコードたち
01.The Emotions:Best of My Love
02.Kool & the Gang:Joanna
03.The Stylistics:Break Up to Make Up
04.John Mayer:Wildfire
05.John Mayer:Who You Love (feat. Katy Perry)
06.Bill Withers:Lovely Day
07.Youssou N'Dour:New Africa
08.Talking Heads:(Nothing But) Flowers
09.Vampire Weekend:Horchata
10.Paul Simon:Diamonds On the Soles of Her Shoes
11.佐野元春:ハッピーエンド
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・Best of My Love
イモーションズの「Best of My Love」。
'70年代のヒット・レコード。

・Joanna
クール & ザ・ギャングの「Joanna」。
番組前半はR&Bのクラシックスを集めている。

・Break Up to Make Up
ザ・スタイリスティックスの「Break Up to Make Up」。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月10月の「3PICKS!」はハリー・ニルソン『Complete RCA Albums Collection』、ジュリア・ホルター『Loud City Song』、そしてジョン・メイヤー『Paradise Valley』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はジョン・メイヤー『Paradise Valley』。

・ジョン・メイヤー
米国、コネチカット州出身のソングライター、現在36歳。ギタリストとしてもとても評価の高いミュージシャン。ジョン・メイヤーの新しいレコード『Paradise Valley』が出た。通算6枚目のスタジオ録音盤となる。ジョン・メイヤーは去年の夏、喉に腫瘍ができたということで二度に渡って手術を受けている。シンガーということもあって、きっと本人は相当ショックを受けたのだと思われる。コンサート・ツアーを組んでいたがそれをキャンセルして治療に当たったということ。幸い手術はうまくいって今回復帰した。治るまではしばらく田舎で休んでいたようだ。レコーディング・アーティストとしてデビューしたのは今から12年前。はじめはポップで現代的な曲調が多かったが、最近の田舎暮らしが影響しているのか、ジャンルでいえばフォーク、そしてカントリーといったオーガニックな音楽になっている。喉の手術という厳しい状況を乗り越えて完成させた新しいアルバムといっていい。新しいアルバム『Paradise Valley』から「Wildfire」と、ガールフレンドのケーティー・ペリーを迎えた「Who You Love」の2曲。

・Lovely Day
ビル・ウィザースの'70年代のヒット・レコード「Lovely Day」。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週はNPO法人「ひらかた環境ネットワーク会議」。市民、事業者、行政の三者それぞれが主体的に環境問題に取り組むことを目標に活動している。2004年に大阪府枚方市でスタートした。

・特集:アフリカンミュージックに影響を受けたレコードたち
番組後半はアフリカンミュージックに影響を受けたレコードを集める。

佐野元春 : 先日、あるテレビ番組の海外ロケでカリブ海の国、トリニダード・トバゴ、そして西アフリカのセネガルに行ってきました。先週はカリブの音楽を特集しましたが、今夜は今回の旅のもうひとつの目的地、西アフリカ・セネガルについて話してみたいと思います。西アフリカ・セネガル。サハラ砂漠の西南に位置する共和制の国です。このセネガルが生んだ世界的なミュージシャンといえばユッスー・ンドゥールがいます。祖国セネガルの伝統的な音楽に欧米のポップ・ミュージックのエッセンスを取り込んで独特の音楽を作っています。'80年代にイギリスのヴァージン・レコードと契約してレコーディング・アーティストとして活動をはじめました。特にピーター・ゲイブリエルがユッスー・ンドゥールの音楽を紹介してよく知られるようになりました。その後はポール・サイモンやスティングと共演して世界的なアーティストとなります。ではここで西アフリカ・セネガルのアーティスト、ユッスー・ンドゥールのレコードを聴いてみたいと思います。「New Africa」、ユッスー・ンドゥール。

佐野元春 : ユッスー・ンドゥールは祖国セネガルの伝統的な打楽器の家系で、グリオと呼ばれる集団がいるんですが、そのメンバーのひとりです。グリオという集団は言ってみればパーカッション・プレーヤーの集団でもあり、社会的なメッセンジャーでもあります。グリオの人々はセネガルに伝わる古くからの音楽、そして生きてゆく上での大事なメッセージですね、そうしたものをパーカッションの演奏で表現しています。言ってみればグリオの人々はそこに住む人々にとってパーカッションを使ったメッセンジャーと言えると思います。先日僕は西アフリカ・セネガルに行って、実際このグリオの人々に会ってきました。自分はミュージシャンなので音楽を通じてコミュニケーションしようということになって、グリオのパーカッション・プレーヤーたちとスポークンワーズのセッションを行いました。素晴らしかったですね。そのうちドキュメントとして他のメディアで発表されると思います。もし機会があったら是非ご覧になってください。今夜のMotoharu Radio Show。アフリカンミュージックに影響を受けたレコードを特集しています。

・(Nothing But) Flowers
・Horchata
トーキング・ヘッズの'80年代のレコードから「(Nothing But) Flowers」。
そしてバンパイア・ウィークエンドの'00年代のレコード「Horchata」。

佐野元春 : アフリカの音楽に影響を受けたポップ音楽というと、僕は個人的にポール・サイモンですね、'80年代の『グレイスランド』、この作品を思い浮かべます。この作品は南アフリカのミュージシャンと協力して制作されました。ポール・サイモンの音楽と南アフリカの音楽がとても高い次元で融合したとても素晴らしいレコードです。当時、世界的にも高い評価を受けて1986年度のグラミー賞最優秀アルバム賞を受賞しています。ではポール・サイモンのアルバム『グレイスランド』から1曲、「Diamonds On the Soles of Her Shoes」。

佐野元春 : そうですね、自分のレコードを振り返ってみてアフリカンミュージックの要素を取り入れた曲というと思いつくのは2曲「Home Planet - 地球こそ私の家」という曲と、もう1曲が「ハッピーエンド」という曲です。どちらの曲もアフリカン・パーカッションを使ってグルーヴを作りました。今夜はこの曲を聴いてお別れです。僕の'90年代のレコードから聴いてください。曲は「ハッピーエンド」。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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Sunday Song Book #1096

2013年10月13日 | Sunday Song Book


2013年10月13日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. 光と君へのレクイエム / 山下達郎 10月09日発売ニューシングル
2. SOULFUL STRUT / THE YOUNG-HOLT UNLIMITED '68
3. OPEN MY EYES / MARCO & THE DT6 '09
4. IF YOU DON'T WANT MY LOVE / ROBERT JOHN '68
5. NOW THAT YOU'VE GONE / PETULA CLARK"DOWNTOWN" '65
6. IT'S NOT THE SPOTLIGHT / BOBBY BLUE BLAND "HIS CALIFORNIA ALBUM" '73
7. A SUNDAY KIND OF LOVE / THE HARPTONES '53
8. コンポジション / 山下達郎 10月09日発売ニューシングル
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
ようやく番組がスケジュールに追いついて来て今回は直近の収録とのこと。全国ツアーは長崎、佐賀、宮崎、鹿児島と廻る第一次九州ツアーが終わった。今日は静岡、清水文化会館マリナート大ホール。生まれて初めて清水でのライヴ。1,500人収容の小さなホールだが音がいいとか。明日はアクトシティ浜松大ホール。今週17日(木)は高知県立県民文化大ホールのオレンジホール。高知は33年ぶりだという。19日(土)は松山のひめぎんホールのメインホール。むかしは市民ホールだったそうだが今回は3,000人収容の大きなホール。来週はいよいよ関東圏へ。

・PERFORMANCE 2013
8月27日(火)、埼玉県戸田市文化会館を皮切りに12月24日(火)、クリスマスイブの中野サンプラザまで全国26都市49公演のホール・ツアー。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・光と君へのレクイエム
ニュー・シングル「光と君へのレクイエム」が10月9日に発売された。

・棚からひとつかみ
今週はレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」。ちょっとだけリクエストに応える。

・SOULFUL STRUT
ヤング・ホルト・アンリミテッドの「SOULFUL STRUT」。ラムゼイ・ルイス・トリオのリズム・セクション、ベーシストのエルディー・ヤングとドラマーのアイザック・ホルトが独立して1968年全米3位、R&Bチャートも3位のミリオン・ヒット。作曲はユージン・レコード。後に歌入りでバーバラ・アックリーが1969年にリリースしてスマッシュ・ヒットになった。達郎さんより年代が下の世代だと1992年のスウィングアウト・シスターのヒットで知られている。ヴォーカル・ヴァージョンのタイトルは「AM I THE SAME GIRL」。

・OPEN MY EYES
2009年のシングル。達郎さんは最近人に教えてもらって知ったという。スコットランドはグラスゴーのバンドでDT6。「OPEN MY EYES」はマルコ & DT6のクレジットで出した2009年のシングルのB面。アナログ、しかもシングルしか出てなくてA面はインスト。B面の「OPEN MY EYES」は歌入り。

・IF YOU DON'T WANT MY LOVE
1972年のベスト3ヒット「THE LION SLEEPS TONIGHT」(ライオンは寝ている)で知られるロバート・ジョン。もともとは1958年、12歳のときに本名のボビー・ペドリックでヒット曲が出ている。ブルックリン生まれのニューヨーカー。彼の1968年、全米49位のスマッシュ・ヒットで「IF YOU DON'T WANT MY LOVE」。

・NOW THAT YOU'VE GONE
達郎さんが以前「コニー・スティーヴンスのヴァージョンよりアレンジがいい」と話していたペトラ・クラークの「NOW THAT YOU'VE GONE」にリクエスト。1965年のアルバム『DOWNTOWN』に収録されている。ペトラ・クラークのヴァージョンのアレンジはトニー・ハッチで、コニー・スティーヴンスのヴァージョンはアーニー・フリーマン。「トニー・ハッチの方が編曲力がちょっと上だということですね(笑)。あとはイギリスのオーディオの音の素晴らしさ」と達郎さん。

・映画『陽だまりの彼女』
達郎さんのニュー・シングル「光と君へのレクイエム」が10月9日にリリース。映画『陽だまりの彼女』も先週末の10月12日から公開されている。越谷オサムさんの同名小説の映画化で主演は上野樹里さん、松本潤さん。北村匠海さんと葵わかなさんがふたりの十代の頃を演じていて、夏木マリさんがいい味を出していると達郎さん。監督は『ソラニン』や『僕等がいた』の三木孝浩さん。
http://hidamari-movie.com

・シングル「光と君へのレクイエム」のオリジナル特典
達郎さんのニュー・シングル「光と君へのレクイエム」。カップリングはNHKドラマ10「第二楽章」の主題歌「コンポジション」。初回盤にはオリジナル特典が当たる応募ハガキが封入されている。A賞は「光と君へのレクイエム」のアナログ盤(12インチ)で100名にプレゼント。B賞は「光と君へのレクイエム」のプロモーション・ビデオDVDを100名にプレゼント。プロモーション・ビデオはフルサイズで、映画『陽だまりの彼女』主演の二人、松本潤さんと上野樹里さんの十代の頃を演じる北村匠海さんと葵わかなさんが出演している。応募締め切りは11月8日(金)消印有効。シングル「光と君へのレクイエム」の詳しい情報はワーナーのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・特製メモ帳
シングル「光と君へのレクイエム」のノベルティで特製メモ帳を番組から20名にプレゼント。達郎さんが使ってる小さなサイズのメモ帳をスタッフが見て、同じようなものを作ってきたそうだ。

・プレゼント
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」プレゼント係
http://www.tatsuro.co.jp

・『MELODIES』と『SEASON'S GREETINGS』のアナログ盤
Melodies 30th Anniversary Edition』と『Season's Greetings 20th Anniversary Edition』の二枚をアナログ盤で発売する。収録時間、カッティングの都合でボーナス・トラックは入らないそうだ。当初は10月23日に発売する予定だったが延期になって11月20日発売に。時間が経ってるので、カッティングの行程とプレスの行程に、機械が古くなってる分、オリジナル・アナログ盤の音質に太刀打ちできないことがわかったからだとか。仕様を変更して12インチ2枚組にすることでオリジナル・アナログ盤より音圧がとれることになったという。ほぼCDと同じ音圧で録れてるそうだ。『MELODIES』、『SEASON'S GREETINGS』、それぞれ2枚組で価格は4,200円。販売はワーナーミュージック・ダイレクトとコンサート会場のみだったが、販路拡大してCDショップでも販売することになった。詳細はワーナーの山下達郎スペシャル・サイトにて
http://wmg.jp/tatsuro/

・「クリスマス・イブ」30th Anniversary Edition
今年は「クリスマス・イブ」の30周年なので30th Anniversary Editionとして3つのアイテムが出ることになった。まずは30th Anniversary Editionとしてシングルをリイシュー。2013年新たにリマスターを施して、「クリスマス・イブ」のオリジナル・ヴァージョン、イングリッシュ・ヴァージョン、「WHITE CHRISTMAS」、オリジナル・カラオケ、そして「クリスマス・イブ」のアコースティック・ライヴ・ヴァージョンの5トラックを収録。初回盤は「クリスマス・イブ」のショート・フィルムが入ったDVDが付く。映像は現在製作中。アナログ盤もリリース。オリジナル・カラオケを除く4曲入りで1枚、12インチ180グラム重量盤。価格は税込みで初回盤が1575円、通常盤が1050円、アナログ盤が2310円。11月20日発売。詳細はワーナーの山下達郎スペシャル・サイトにて
http://wmg.jp/tatsuro/

・IT'S NOT THE SPOTLIGHT
リスナーからのリクエスト。
先日亡くなったブルースの大御所ボビー・"ブルー"・ブランド。彼の1973年のダンヒルからのアルバムでスティーヴ・ヴァリのプロデュース、名盤として知られる『HIS CALIFORNIA ALBUM』から「IT'S NOT THE SPOTLIGHT」。後にロッド・スチュワートで有名になった。バリー・ゴルドバークとジェリー・ゴフィンの名作。

・A SUNDAY KIND OF LOVE
リスナーから「ドゥーワップのハープトーンズの曲でお勧めの曲を」というリクエスト。イギリスの「ジャスミン」というレーベルから2年ほど前にほぼコンプリート・コレクションのCDが出てるそうだ。達郎さんが選んだ曲は1953年の「A SUNDAY KIND OF LOVE」。

・コンポジション
NHKドラマ10「第二楽章」の主題歌「コンポジション」。10月9日発売のシングル「光と君へのレクイエム」のカップリング曲。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

10月20日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Motoharu Radio Show #164

2013年10月09日 | Motoharu Radio Show

2013/10/08 OnAir - 2nd. Week - 特集:'70年代ソウルミュージック/カリプソ音楽
01.Curtis Mayfield:Move On Up
02.The Isley Brothers:Harvest for the World
03.Aretha Franklin:Day Dreaming
04.Julia Holter:This Is a True Heart
05.Earth, Wind & Fire:Sing a Song
06.Mighty Sparrow:Lying Excuses
07.Mighty Sparrow:Paramaribo
08.Lord Kitchener:Pan In "A" Minor
09.David Rudder:Calypso Music
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・'70年代ソウルミュージック
番組前半は「'70年代ソウルミュージック」の特集。

・Move On Up
カーティス・メイフィールドの「Move On Up」。

・Harvest for the World
ジ・アイズレー・ブラザーズの「Harvest for the World」。

・Day Dreaming
アレサ・フランクリンの「Day Dreaming」。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月10月の「3PICKS!」はハリー・ニルソン『Complete RCA Albums Collection』、ジュリア・ホルター『Loud City Song』、そしてジョン・メイヤー『Paradise Valley』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はジュリア・ホルター『Loud City Song』。

・ジュリア・ホルター
米国、ロサンジェルス出身の女性アーティスト、現在28歳。ソングライターとして、また現代的な電子音楽のクリエイターとして活躍している。現在は宅録時代なんていわれている。ホーム・レコーディングが身近になった今、手持ちのコンピューターと楽器を使って自由な表現をするアーティストたちが増えている。ジュリア・ホルターもそのうちのひとり。自分で運営するヒューマン・イヤー・ミュージックというレーベルからこれまで2枚のスタジオ盤を出している。ジュリア・ホルターの音楽、あえてジャンルということでいえばエレクトロニック・ポップということになる。現在はこの分野の表現で新しい可能性を追及しているミュージシャンが増えている。これまで番組で紹介して来たアーティストでいうと、アニマル・コレクティブ、そしてビーチ・ハウスといったバンド。現在、インディーズの音楽シーンのひとつの傾向といえる。共通しているのは深いエコーやリバーブを使っているというところ。とてもドリーミーなサウンドということから「ドリーム・ポップ」なんていう人もいる。ジュリア・ホルターはそんな中で最も現代的な音作りをしているアーティストのひとり。基本にあるのはクラシカルなポップ・ミュージック。またソングライティングも普遍的なテーマを扱っている。こうしたインターネット時代、表現の世界ではたくさんの素人が溢れ出している。しかしジュリア・ホルターはひとりの専門家として改めて音楽の新しい表現に挑んでいる。そんな印象がある。新しいアルバム『Loud City Song』から「This Is a True Heart」。

・トゥイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるトゥイッターを公開しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。www.moto.co.jp/MRS/ 番組からトゥイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・Sing a Song
アース、ウィンド & ファイアの「Sing a Song」。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週は佐賀県を中心に活動する環境団体「森林をつくろう」。木材利用の重要性や林業の魅力を広く紹介している。

・カリプソ音楽
番組後半はカリブ海の音楽「カリプソ」の特集。

佐野元春 : 先日、あるテレビ番組の海外ロケでカリブ海の国、トリニダード・トバゴに行ってきました。トリニダード。カリプソ音楽の故郷です。カリブ海に浮かぶここは人口134万人の小さな島国。コロンブスがこの島を発見して以来、スペイン、フランス、そしてイギリスと覇権者が交代してきた歴史があります。1962年に独立。現在はトリニダード・トバゴとして共和制をとる立憲国家となっています。トリニダードといえばスチールパンという楽器の発祥の地です。スチールパン。日本語に訳せば鉄鍋ということになると思います。形は中華鍋に似てますね。しかしその音は天使のように美しい音を奏でます。そしてトリニダードといえばカリプソ音楽の故郷です。楽器スチールパンはこのカリプソ音楽の中でよく使われています。Motoharu Radio Show、今夜はカリブ海黒人音楽に注目してカリプソ音楽の代表的なシンガーを3人紹介したいと思います。まずひとりめはカリプソ音楽界における最大のヒーロー、マイティ・スパロウ。1956年にデビュー。それまで伝統的にカリプソ音楽というと、どちらかといえばまったりとした曲調が多かったんですが、それを楽しいダンス音楽に発展させたシンガーです。それでは2曲聴いてみたいと思います。「Lying Excuses」、そして「Paramaribo」、マイティ・スパロウ。

佐野元春 : 先日、カリブ海の国、トリニダード・トバゴに行って、本物のカリプソ音楽を体験しました。この国に行って僕がやりたかったことはカリブの人々との音と言葉のセッションです。音と言葉を通じて彼らの精神性に触れたい、そう思いました。トリニダードといえばスチールパンという楽器の発祥の地です。そこで実際、プロのスチールパン奏者についてもらって僕も演奏習いました。とても複雑な楽器で誰もがすぐに弾けるといった楽器ではありません。かなり悪戦苦闘して、どうにか少しだけ音だけは出るようになったという感じでした。スチールパン。トリニダードが誇るとてもユニークな楽器です。ロケ先ではそのスチールパンのバンドと一緒にスポークンワーズのフリー・セッションもやりました。これはまた素晴らしい経験となりました。そのうちドキュメントとして他のメディアで発表されると思います。もし機会があったら是非ご覧になってください。Motoharu Radio Show、今夜はカリブ海黒人音楽に注目してカリプソ音楽の代表的なシンガーを特集しています。続いてレコードはロード・キチナー。曲の中でスチールパンが使われています。曲は「Pan In "A" Minor」。

・フィードバック
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・Calypso Music
デヴィッド・ラダーは現在でも一線で活動しているソングライター。マイティ・スパロウ、ロード・キチナーの精神を現代に受け継いだシンガー。「Calypso Music」では、「カリプソ・ミュージック 今でも感じている このカリビアンの魂の奥深く リリックで政治家を叩くんだ そして女たちのボディを溶かすんだ カリプソは素敵な音楽だ カリプソの魅力には逆らえない いつのまにかカラダが揺れてくる でもどうして揺れてしまうのかわからない カリプソ・ミュージック さあみんなカリプソ・ミュージックで決めていこうぜ」というふうに唄われている。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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Sunday Song Book #1095

2013年10月06日 | Sunday Song Book

2013年10月06日プレイリスト
「棚からひとつかみ(含ボビー・マーティン追悼)」
1. 光と君へのレクイエム / 山下達郎 10月09日発売ニューシングル
2. THE HORSE / CLIFF NOBLES & CO. '68
3. LOOK ON THE GOOD SIDE / THE INVITATIONS '74
4. WHERE DID WE GO WRONG / L.T.D. '80
5. THERE'S NO GOOD IN GOODBYE / THE MANHATTANS "THERE'S NO GOOD IN GOODBYE" '78
6. YOU DON'T MISS YOUR WATER / OTIS CLAY '68
7. コンポジション / 山下達郎 10月09日発売ニューシングル
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
サンデー・ソングブックは年度替わりで21周年目を迎えた。今回の放送で1095回。11月には1100回を迎える。
全国ツアーは順調に続行中。「今年は意外と声が出てるかなという感じで」と達郎さん。前回の放送まで大幅に前倒しで収録していたが、今日は大阪公演が終わって長崎公演までの移動日に収録しているという。ツアーは1/3近く終了。今週は明日7日(月)が宮崎市民文化ホール、8日(火)が鹿児島市民文化ホール。まりやさんのドラマのタイアップが飛び込んで来て、先月9月22日、23日の神戸公演と28日、29日の大阪公演のあいだはスタジオづけでコーラスを収録したという。声が心配だったが大阪公演はなんとか無事に終えることができたと達郎さん。

・PERFORMANCE 2013
8月27日(火)、埼玉県戸田市文化会館を皮切りに12月24日(火)、クリスマスイブの中野サンプラザまで全国26都市49公演のホール・ツアー。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・光と君へのレクイエム
10月9日発売のシングル「光と君へのレクイエム」。カップリングはNHKドラマ10「第二楽章」の主題歌「コンポジション」。

・ボビー・マーティン追悼
ボビー・マーティンの訃報が入って来た。アレンジャー、プロデューサーで、フィラデルフィアの'60年代から'70年代にかけてのアレンジを一手に引き受けていたトム・ベルと並んで、ボビー・マーティンなしでは'70年代初頭のフィラデルフィア・サウンドの大勃興は決してあり得なかった偉大なアレンジャー。9月6日に亡くなった。晩年は現役を退いて宗教関係の活動をしていた。今週の前半はボビー・マーティンがアレンジした作品の中から達郎さんの好きな曲をアトランダムに。

・THE HORSE
1968年のクリフ・ノーブルズ & カンパニーの「THE HORSE」。演奏しているのは後のM.F.S.B.のメンバー。1968年、全米2位、R&Bチャート2位のミリオンセラー。アレンジはボビー・マーティン。

・LOOK ON THE GOOD SIDE
ニューヨークの黒人4人組のヴォーカル・グループ、インヴィテーションズのシングル「LOOK ON THE GOOD SIDE」はボビー・マーティンのアレンジ、プロデュース。シングル盤にはボビー・マーティンの作曲クレジットだが、最近、エキスパンションから出たCDだとクレジットが違っている。BMIのサイトで版権を調べるとボビー・マーティンの作曲でクレジットされてるので、CDのほうが間違ってることになる。1974年、全米ソウル・チャート43位。インヴィテーションズのリード・ヴォーカルのルー・カートンは後にTKでソロ・シンガーで成功する人。

・WHERE DID WE GO WRONG
ボビー・マーティンは'70年代の後半からウェスト・コーストに拠点を移す。代表的なのはL.T.D.との関わり。1980年、全米ソウル・チャート7位、ジェフリー・オズボーンのヴォーカルによる「WHERE DID WE GO WRONG」。

・THERE'S NO GOOD IN GOODBYE
ボビー・マーティンはオハイオ生まれ。キーボード・プレーヤーだがフィラデルフィアに行ってアレンジャーとして頭角を現して、'70年代のフィラデルフィア・サウンドの数々のヒット曲に関わった。'70年代の後半から宗教の世界に入り、不倫の歌や不道徳の歌は嫌だということで、ほとんど現役を引退したかたちになった。達郎さんはボビー・マーティンからストリングスのアレンジなど影響を受けて勉強したという。達郎さんがいちばん好きなボビー・マーティンのアレンジはイントゥルーダースの「I WANNA KNOW YOUR NAME」。番組でもよくかけるが長いので、それに勝るとも劣らないぐらいに好きなマンハッタンズの1978年のアルバム『THERE'S NO GOOD IN GOODBYE』の中から同名のタイトル・ソング。テディ・ランダッツオの曲。アルバムはまだCD化されてない。プロデュースとアレンジがボビー・マーティン。これがマンハッタンズとボビー・マーティンの最後のコラボレーションになった。

・シングル「光と君へのレクイエム」オリジナル特典
初回盤にはオリジナル特典が当たる応募ハガキが封入されている。A賞は「光と君へのレクイエム」のアナログ盤で100名にプレゼント。B賞は「光と君へのレクイエム」のプロモーション・ビデオDVDを100名にプレゼント。プロモーション・ビデオには映画『陽だまりの彼女』主演の二人、松本潤さんと上野樹里さんの十代の頃を演じる北村匠海さんと葵わかなさんが出演しているそうだ。応募締め切りは11月8日消印。シングル「光と君へのレクイエム」の詳しい情報はワーナーのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・映画『陽だまりの彼女』
10月12日公開の映画『陽だまりの彼女』は越谷オサムさんの同名小説の映画化。主演は上野樹里さん、松本潤さん。監督は『ソラニン』や『僕等がいた』の三木孝浩さん。
http://hidamari-movie.com

・Mariya's Songbook
竹内まりやさんは11月25日にデビュー35周年を迎える。アニバーサリー・イヤーの記念企画盤『Mariya's Songbook』が発売される。まりやさん自身が選曲、監修、楽曲解説で、これまでいろいろな人に提供してきた楽曲のコンピレーション。ソングライター、竹内まりやの企画盤。代表的なものはアン・ルイスさんの「リンダ」、河合奈保子さんの「けんかをやめて」、中森明菜さんの「駅」、中山美穂さんの「色・ホワイトブレンド」、牧瀬里穂さんの「Miracle Love」、薬師丸ひろ子さんの「元気を出して」、広末涼子さんの「MajiでKoiする5秒前」、最近では茉奈佳奈さんの「いのちの歌」など錚々たるラインナップ。CD2枚組仕様で初回盤にはボーナス・ディスクとして本人のデモ音源、達郎さんがホーム・レコーディングしたデモテープからセレクトして収録。12月上旬の発売予定。詳しくはまりやさんのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

・特製メモ帳
シングル「光と君へのレクイエム」のノベルティで特製メモ帳を20名にプレゼント。

・ゴースト・ミュージシャン-ソウル黄金時代、アメリカ南部の真実
最近、達郎さんがよかったと思った音楽書が9月に発売された鈴木啓司さんの『ゴースト・ミュージシャン-ソウル黄金時代、アメリカ南部の真実』南部アラバマのフェイム・スタジオの、'60年代のミュージシャンの今までいわれてきた曲に対するクレジットを大きく覆す、ひじょうに丹念な資料を集めた労作。イギリス、アメリカの今までのサザン・ソウルの本に書かれてる内容が大きく塗り変わる衝撃的な一作。達郎さんもツアーの途中で一気呵成に読んでしまったとか。ディスクユニオンから出てるこの本をディスクユニオンのご好意で3人にプレゼント。ただし南部アラバマのフェイム・スタジオのひじょうに細かい内容で、音楽書というよりも学術論文に近い内容なので、フェイム、マッスルショールズ、サザン・ソウルのある一定程度の造詣を持ってないと何のことかわからないオタクな本ということを予め含み置き応募してほしいとのこと。

・プレゼント
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」プレゼント係
http://www.tatsuro.co.jp

・YOU DON'T MISS YOUR WATER
ワーナーからアトランティック・レーベルを中心とした'60年代のサザン・ソウルのコンピレーション『SOUL DEEP DELUXE EDITION』が出た。このCDの監修も鈴木啓司さん。詳細なライナーが付いてる。『ゴースト・ミュージシャン』を併せて読むとひじょうに興味深いそうだ。その中からオーティス・クレイの1968年のレコード「YOU DON'T MISS YOUR WATER」。ウィリアム・ベルで有名。その後、オーティス・レディングもカヴァーしている。

・コンポジション
NHKドラマ10「第二楽章」の主題歌「コンポジション」。10月9日発売のシングル「光と君へのレクイエム」のカップリング曲。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

10月13日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Motoharu Radio Show #163

2013年10月02日 | Motoharu Radio Show

2013/10/01 OnAir - 1st. Week - 特集:ハリー・ニルソン
01.Little Green Cars:Harper Lee
02.Washed Out:Great Escape
03.Julia Holter:In the Green Wild
04.Mark Kozelek & Desertshore:Katowice or Cologne
05.Superchunk:What Can We Do
06.Harry Nilsson:Everybody's Talkin' (From "Midnight Cowboy")
07.Harry Nilsson:Me and My Arrow
08.Harry Nilsson:One
09.Harry Nilsson:I Guess the Lord Must Be In New York City
10.Harry Nilsson:Without You
11.Harry Nilsson:Mournin' Glory Story
12.Harry Nilsson:You're Breakin' My Heart
13.Harry Nilsson:Don't Forget Me
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・特集:ハリー・ニルソン
ハリー・ニルソンのRCA時代のアルバムを集めた『Complete RCA Albums Collection』からニルソンの代表曲を集めて聴く。

・Harper Lee
番組前半はインディーズ・シーンから新しいアーティストを集めて。リトル・グリーン・カーズの「Harper Lee」。

・Great Escape
・In the Green Wild
ウォッシュド・アウト「Great Escape」とジュリア・ホルターの「In the Green Wild」。ジュリア・ホルターは米国西海岸の女性ソングライター、現在28歳。自宅録音でユニークなサウンドを作っている。

・Katowice or Cologne
・What Can We Do
米国オハイオ州のソングライター、マーク・コズレックの「Katowice or Cologne」とノースキャロライナからのインディー・ロック・バンド、スーパーチャンクの「What Can We Do」。

・トゥイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるトゥイッターを公開しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。www.moto.co.jp/MRS/ 番組からトゥイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月10月の「3PICKS!」はハリー・ニルソン『Complete RCA Albums Collection』、ジュリア・ホルター『Loud City Song』、そしてジョン・メイヤー『Paradise Valley』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はハリー・ニルソン『Complete RCA Albums Collection』。

・Everybody's Talkin'
番組後半はソングライター、ニルソンの特集。RCA時代のアルバムを集めた『Complete RCA Albums Collection』からニルソンの代表曲を集めて聴く。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週はNPO法人「五感生活」。環境にやさしい自転車を活かした街作りをテーマに持続可能で楽しいライフ・スタイルを提案している団体。

・ハリー・ニルソン
米国ニューヨーク出身のソングライター。もし生きていれば今年72歳になる。もともと銀行に勤めていたサラリーマンだったが同時に音楽家を目指していた。自分で作った曲を音楽出版社やレコード会社に持って行く、そのような地道な活動を続けていた。1960年代のこと。そこで幸運なことに当時売れっ子の音楽プロデューサーだったフィル・スペクターの目に留まってザ・ロネッツに2曲提供している。この時期、ニルソンはとにかく曲を書きまくっていた。この頃に書いた曲が後にザ・モンキーズをはじめとして有名なシンガーに取り上げられることになる。いってみればソングライターの修業の時間であったのかもしれない。一方ニルソンは素晴らしいシンガーでもあった。1967年にはソロとしてデビュー・アルバムを出している。このアルバムを聴いたザ・ビートルズのジョン・レノンが感激して「一緒に何かやろう」と声をかけたというそんなエピソードもある。このアルバムはセールスはそれほどでもなかったがニルソンの素晴らしい才能はたちまち業界の中で話題となった。その後出したセカンド・アルバムに収録されてる曲がいろいろなシンガーによってカヴァーされた。特に「One」はスリードッグナイトがカヴァーして全米5位というヒットになった。これによってニルソンは一流のソングライターとして多くの人に知られるようになった。またシンガーとしてこの時期大きなヒットがあった。「Everybody's Talkin'」、邦題は「うわさの男」。この曲が映画『真夜中のカーボーイ』のテーマ曲に使われて全米チャート6位のヒットになった。このようにハリー・ニルソンはソングライターとして、シンガーとして世間に知られる存在となった。RCA時代のアルバムを集めた『Complete RCA Albums Collection』からニルソンの代表曲を集めて聴く。

・Me and My Arrow
・One
・I Guess the Lord Must Be In New York City

・ハリー・ニルソンの'70年代
ハリー・ニルソンは'70年代に入るとさらに活動の幅を広げる。レコードのプロデュースを当時売れっ子のリチャード・ペリーに依頼してヒット・レコードを作る。アルバムからはシングル曲もヒットした。「Without You」というバッド・フィンガーのカヴァー曲で、ニルソンが唄ったこの曲は全米でNO.1ヒットになった。ただ残念なのはニルソンはとても優れたソングライターであるのにも関わらず商業的なヒットとなったのはどの曲も他の人が書いた曲だった。大ヒットした「Everybody's Talkin'」はフレッド・ニールの曲。そして「Without You」はバッド・フィンガーのカヴァー。
「個人的にはニルソンが書いた曲、とても独特なユーモアのセンスがあって好きなんですけれども、評価という点でいうとニルソンの場合、シンガーとしての方が高いのかなというところですね」と元春。
その後、特にそのシンガーとしての魅力を存分に出してスタンダード・ナンバーを集めたレコードを出す。全編ストリングス・オーケストラをバックに唄った『夜のシュミルソン』というレコード。'50年代にジャズの分野で活躍したベテランの編曲家、ゴードン・ジェンキンズを起用して、とてもロマンティックな、そしてゴージャスなヴォーカル・アルバムを出す。『夜のシュミルソン』は1973年のレコード。このレコードもとても素晴らしい仕上がりになっているので、そのうちに番組でも特集する予定とのこと。RCA時代のアルバムを集めた『Complete RCA Albums Collection』からニルソンの代表曲を集めて聴く。

・Without You
・Mournin' Glory Story
・You're Breakin' My Heart

・Don't Forget Me
ハリー・ニルソンはデビューから'70年代にかけて素晴らしい活躍を見せるが、実生活では離婚、アルコール依存などが重なり、'70年代中盤ぐらいから少しずつ調子を落とすことになる。その後、友人だったジョン・レノンをプロデューサーに迎えてレコードを作ったりしたがうまくいかず、これといった音楽的な成果を残すことはなかった。ハリー・ニルソンは1994年1月15日、糖尿病による心臓麻痺のため亡くなった。1967年にRCAレコードと契約、その後10年間で13枚のスタジオ・アルバムを残した。そのRCA時代のアルバムを集めた『Complete RCA Albums Collection』からニルソンの代表曲を集めて聴いた。特集最後はジョン・レノンをプロデューサーに迎えて作ったレコード『Pussy Cat』から「Don't Forget Me」。自分から離れて行った妻に向けてこんなことを唄っている。「さあ楽しくやろう/永遠続くものなんてない/でも僕はいつまでも君を愛してるよ/僕を忘れないで」。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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