2015年11月29日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. ずっと一緒さ / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" "オーパス" '08
2. A GIRL LIKE YOU / THE YOUNG RASCALS '67
3. GIVE ME THE CUE / GENE CHANDLER "GET DOWN" '78
4. HE'S GOT THE POWER / THE EXCITERS '63
5. AIN'T NOTHIN' LIKE THE LOVIN' WE GOT / SHIRLEY BROWN with BOBBY WOMACK "FIRE & ICE" '89
6. THE LADY'S LETTER / POPS STAPLES "DON'T LOOSE THIS" '15
7. 蒼氓 / 山下達郎 "僕の中の少年" "オーパス" '88
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■内容の一部を抜粋
・近況
「ツアーも17本終了しました。本日29日は北見市民会館。生まれてはじめて行くところでございます。どういうところか、楽しみでございます。今日はそういうわけで北海道グルッと回りますのでですね、前倒しでございます。こっから今日北見で、12月2日3日、水木とですね、今週はニトリ文化ホール。札幌でございますね。旧北海道厚生年金。厚生年金もいよいよ閉じるという。ただそれの代わりのホールが今計画中でそれができるまでは閉めないという。ようなことはアレしてますがはじめからそうしろという感じですね。今週から来週、北海道グルッと回りまして来週の日曜日が釧路でございます」と達郎さん。
・PERFORMANCE 2015-2016
山下達郎デビュー40周年。「PERFORMANCE 2015-2016」は40th Anniversaryのツアー。35都市64公演で半年に渡るロング・ツアー「PERFORMANCE 2015-2016」。ツアー
に関する詳細は特設サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/
・棚からひとつかみ+リクエスト
前倒し収録なので先週に引き続いてレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」+リクエスト。
・ずっと一緒さ
リスナーからのリクエストで「ずっと一緒さ」。
・A GIRL LIKE YOU
リスナーからのリクエスト。ザ・ヤング・ラスカルズの1967年のベスト10ヒットで「A GIRL LIKE YOU」。
・GIVE ME THE CUE
ジーン・チャンドラーの1978年のアルバム『GET DOWN』からB面の2曲目「GIVE ME THE CUE」。'60年代から'70年代にかけてシカゴを代表するシンガーといえばカーティス・メイフィールド、ジェリー・バトラー、ウォルター・ジャクソン、そしてこのジーン・チャンドラー。プロデュースド・バイ・カール・デイヴィス、アレンジはトム・トム 84。
・「BOMBER」のイントロ
リスナーから「『BOMBER』のイントロには本物の削岩機の音が使われてるのでしょうか?」という質問。
削岩機のS.E.(サウンド・エフェクト)を使ってるそうだ。音響効果のことを業界用語でサウンド・エフェクトという。
・HE'S GOT THE POWER
エキサイターズの「HE'S GOT THE POWER」にリクエスト。リスナーはYouTubeで聴いてCDを購入したらヴァージョン違いだったとか。公式でEMIから出ているエキサイターズのCDはすべてアルバム・ヴァージョンでシングル・ヴァージョンはないそうだ。1990年にライノから発売された『THE BEST OF GIRLS GROUPS』というコンピレーションがあって、今手に入るかどうか微妙だけれど、VOL.1に入ってるエキサイターズの「HE'S GOT THE POWER」はシングル・ヴァージョンでリアル・ステレオだとか。ジェフ・バリーとエリー・グリニッチの作品。1963年、全米57位。
エキサイターズは'60年代前半にニューヨークで活躍した男性一人、女性三人のヴォーカル・グループ。リード・ヴォーカルのブレンダ・リードは'60年代、'70年代のソウル・シンガーに引けをとらないパワーのある人。男性一人のリーダー、ハーブ・ルーニー。後にブレンダ・リードと結婚してブレンダ&ハーブとしてデュエットでレコードを出したりした。この一人息子がディールのメンバーであるL.A. リードで、後にベイビー・フェイスと組んで大作曲家になる。
・AIN'T NOTHIN' LIKE THE LOVIN' WE GOT
サザン・ソウルの重鎮、シャーリー・ブラウンはアーカンソーで生まれで、セントルイスで歌手をやってるときに、アルバート・キングに見出されてスタックスと契約。不倫ソングの傑作「WOMAN TO WOMAN」というヒット曲がある。'80年代にはサザン・ソウルが下火になり、みんなジャクソン、ミシシッピーの駆け込み寺と言われたマラコ・レーベルに移籍。1989年に『FIRE & ICE』というアルバムに入ってる、ボビー・ウーマックとデュエットした「AIN'T NOTHIN' LIKE THE LOVIN' WE GOT」が全米ソウル・チャート46位になった。「作曲したのがビリー・オズボーン。アレですね、ジェフリー・オズボーンのお兄さんですね。LTDのメンバー。それからブレンダ・リーがシンガーです。ジェリー・バトラーとのデュオが有名ですが。珍しいコンビの作品でございます。マラコらしい一作」と達郎さん。
・『北』で棚からひとつかみ
ツアーで二週間近く北海道にいることから東京に戻れないので、来週はAIR-Gのスタジオで収録することになった。博多で収録したときは南だったので南部人の特集だったが、今度は札幌、北なので「『北』で棚つか」。選曲はまだしてないとか。
・「クリスマス・イブ」(2015 クリスマス・スペシャル・パッケージ)
今年発売32年を迎える「クリスマス・イブ」のキャンペーンで、CDシングルのスペシャル・パッケージを2015年12月14日から12月25日の期間限定で販売することが決定した。達郎さんのデビュー40周年記念も兼ねていて、現行商品である「クリスマス・イブ」(30th Anniversary Edition)に、シュガーベイブの『SONGS』のジャケットを手掛けた金子辰也さん(シングル「クリスマス・イブ」のジャケットも手掛けている)のイラストによる、今年だけの三方背ボックスをかぶせた、2015 クリスマス・スペシャル・パッケージ。
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・TOWER RECORDS CAFE表参道店 presents 山下達郎スペシャル企画
「クリスマス・イブ」(2015 クリスマス・スペシャル・パッケージ)のリリースとデビュー40周年を記念して、表参道のTOWER RECORDS CAFE(レコード屋とカフェが一緒になった店舗)で、CD販売期間と同期間となる12月14日(月)から12月25日(金)までの期間に、『TOWER RECORDS CAFE表参道店 presents 山下達郎スペシャル企画』と題したいろいろなオリジナル企画の開催が決定している。「クリスマス・イブ」(2015 クリスマス・スペシャル・パッケージ)のほかにTOWER RECORDS CAFE表参道店限定のオリジナル・グッズの販売、「PERFORMANCE 2015 - 2016」のオフィシャル・ツアー・グッズや、アーティストフォト、ライヴ・フォトが展示され、更にカフェ・メニューとして「クリスマス・イブ」の楽曲からシェフがインスパイアされて考案した「クリスマス・イブ・スペシャル・コース」が用意されている。メインがクリスマスの定番のロースト・ビーフ。それに前菜は間奏にパッヘルベルの「カノン」が入ることから、3パートのヴァイオリンで弾かれていることになぞらえて、3種の前菜というよくわからないもの(笑)。スイーツはクリスマス風のものになるらしい。これらのメニューにパンを添えて、「クリスマス・イブ」の歌詞にちなんで「お一人様メニュー」にしている。この他にタツローくんのカフェ・ラテというオリジナル・メニューを用意しているそうだ。
詳しくはワーナーミュージック・ジャパンの山下達郎スペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/
http://tower.jp/restaurants/cafe/omotesando
・「クリスマス・イブ」楽曲配信
11月22日から12月25日まで期間限定の「クリスマス・イブ」楽曲配信が今年もはじまっている。また本日11月29日からはSUBARUのインプレッサSPORTのCMソングの「踊ろよ、フィッシュ」と「高気圧ガール」の配信もスタートしている。
・THE LADY'S LETTER
ステイプル・シンガーズのお父さん、ポップス・ステイプルズ。2000年に亡くなってしまったが、病の床で娘のメイヴィス・ステイプルズに1998年に録音したソロ作品のテープを渡して、「Don't loose this(これをなくすなよ)」とことづけた。このテープをもとに、ウィルコのジェフ・トゥイーディーが手を加えて、サムシング・エルスを付け加えて今年の初めにポップス・ステイプルズのソロが無事に発売された。アルバム『DON'T LOOSE THIS』からステイプル・シンガーズ・マターの「THE LADY'S LETTER」。
・ジングル
リスナーから「スタートのジングルはなぜアトムの子なんですか?」という質問。
「この番組がはじまったのがちょうど『ARTISAN』の直後だったので「アトムの子」を使ったんです。ただそれだけ。それがいまだに続いてる(笑)」と達郎さん。CM前のジングルにはタイトルはない。一回録り直しているそうだ。エンディングの「GROOVIN'」も『ARTISAN』に入ってるからだとか。
・蒼氓
1988年のアルバム『僕の中の少年』に収められている「蒼氓」。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
12月06日は「『北』で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp