2022年07月31日プレイリスト「納涼リクエスト大会」
1. AMAZING LOVE / KINKI-KIDS 7月27日発売ニュー・シングル
2. LITTLE GREEN BAG / GEORGE BAKER SELECTION '70
3. DO THE SURFER JERK / THE IN CROWD '65
4. I'M GONNA MISS YOU / THE ARTISTICS '66
5. I.O.U.ME / BE BE & CE CE WINANS '87
6. AIN'T NO WAY / ARETHA FRANKLIN "LADY SOUL" '67
7. BEGIN THE BEGUINE / CYRIL ORNADEL & THE STARLIGHT SYMPHONY "THE MUSIC WORLD OF COLE PORTER" '60
8. ANYONE WHO HAD A AHEART / DIONNE WARWICK '64
9. BLOW / 山下達郎 "レアリティーズ" '02('92)
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■内容の一部を抜粋
・近況
「本日の山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブックは、山下達郎さんの新型コロナ・ウイルスへの感染が判明する前に収録を行ったものです。そのため先週に引き続き納涼リクエスト大会をお届けします」
・納涼リクエスト大会
今週は1555回めのサンデー・ソングブック。「なんか並びがいい。ただそれだけ」と達郎さん。「納涼リクエスト大会」は3週め。
・AMAZING LOVE
7月27日発売の「AMAZING LOVE」。KinKi Kidsは今年でデビュー25周年になるそうだ。25周年記念シングル「AMAZING LOVE」は達郎さんの作曲でKinKi Kidsの二人が共同で作詞。
・LITTLE GREEN BAG
ジョージ・ベイカー・セレクションはオランダのバンド。「LITTLE GREEN BAG」は1970年に日本でCMに使われて結構売れたそうだ。全米でも20位。当時、ショッキング・ブルーとかオランダからヒットを出すグループがたくさん出た。達郎さんの好きなプロデューサーのジェリー・ロスがオランダのロック・シーンに目を付けてアメリカに連れてきてヒットを出した。
・DO THE SURFER JERK
季節柄、サーフィン・ホットロッドものにリクエストがきているそうだ。今週はジ・イン・クラウド。実体が全然わからないが、昔NHKのサーフィン・ホットロッドの特集でずいぶんかけたことがあるとか。この曲はラジオでかけるのは初めて。1965年のムジコ・レーベルからのシングルで「DO THE SURFER JERK」。
・I'M GONNA MISS YOU
福岡市の超常連のリスナーからジ・アーティスティックスにリクエスト。ジ・アーティスティックスだとまずはこれ、と達郎さん。1966年のアルバム『I'M GONNA MISS YOU』のタイトル曲「I'M GONNA MISS YOU」。シングル・カットされて全米R&Bチャート9位。ジ・アーティスティックスはシカゴの4人組のヴォーカル・グループでブランズウィックからのデビュー・シングル。
・I.O.U.ME
ゴスペル関係のリクエストもずいぶん多く、今日はこれ。ビービー&シーシー・ワイナンズはワイナンズ・ファミリーというデトロイトのゴスペル・グループで、ファミリーが10人くらいいる。その末の兄妹、ビービーとシーシーのデュオがいちばんヒットが多い。1987年の「I.O.U.ME」が最初にチャートインしたシングルで全米ソウル・チャート77位。
・AIN'T NO WAY
練馬区の超常連のリスナーからのリクエストは「アレサ・フランクリンの曲で達郎さんのお気に入りをお願いします」というもの。アレサ・フランクリンで一曲は難しいけれど、達郎さんは60年代のアレサ・フランクリンで育ったので、生涯のベスト・アルバムは『LADY SOUL』。『LADY SOUL』のB面のラストに収録。1968年のシングル「SINCE YOU'VE BEEN GONE」のカップリングで発表されたが、R&Bチャート9位、全米でも16位まで上がった「AIN'T NO WAY」。作曲はキャロリン・フランクリン。
・全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」
3年ぶりの全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」は6月から11月までの24都市47公演。6月11日(土)のJ:COMホール八王子(八王子市民会館)から11月22日(火)の那覇文化芸術劇場なはーとまでの全47公演。9月公演のチケットの一般発売日は本日7月31日(日)18時まで。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp
・ツアー・グッズ
いつもは数量限定で販売していたご当地のアルミプレートは、今回のツアーでは売り場の混雑を避けるため、アルミプレート一点に関しては通販のみで販売。7月公演分のアルミプレートは8月6日(土)お昼12時から山下達郎オンライン・ショップにて販売。限定商品のため予定枚数終了で販売終了になる。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp
https://shop.fannect.jp/tatsuro/pc/
・ニュー・アルバム『SOFTLY』
ニュー・アルバム『SOFTLY』のアナログ盤とカセットテープを追加生産することになったそうだ。
「ですのでオークションなどで高額でご購入されないようにお気をつけ下さい」と達郎さん。
詳しくはアルバム特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com
・BEGIN THE BEGUINE
先週はブラジル音楽、今週はイージー・リスニング。しかもかなり深いところにリクエストが来たとか。シリル・オーナデル指揮、ザ・スターライト・シンフォニー・オーケストラの「BEGIN THE BEGUINE」(1960年)。シリル・オーナデルはイギリスの作曲家で、ミュージカルの音楽をずいぶんやっている。イージー・リスニングのコンダクトもずいぶんやっている。ザ・スターライト・シンフォニー・オーケストラ・ウィズ・シリル・オーナデルで1960年に出たと思われる『THE MUSIC WORLD OF COLE PORTER』。なぜか達郎さんは持っているという。どこで買ったのか、いつ買ったのかのかも覚えてないそうだ。そのアルバムに入ってる。マーティン・デニーの「QUIET VILLAGE」(1959年)の直後なのでエキゾチックなアレンジで「BEGIN THE BEGUINE」を演奏している不思議なトラック。
・ANYONE WHO HAD A HEART
バカラックものにもずいぶんリクエストが来てるそうだ。今日はディオンヌ・ワーウィックの「ANYONE WHO HAD A HEART」は1964年、全米8位。ディオンヌ・ワーウィックとバート・バカラックの代表作。
・カッティング・マシーン
東京都(千葉県?)茂原市の超常連のリスナーから「70年代のアナログの再発はオリジナルには遠く及ばない」という達郎さんの発言に関しての質問。
アナログ盤はビニールに針で溝を刻むが、溝を刻むのをカッティング・マシーンと言う。カッティング・マシーンは1974年に最後に作られて以来、全くリニューアルされていない。ごく一部1978年にマイナー・チェンジしたが、世界中で稼働しているカッティング・マシーンはすべて1974年が最後の製品なので、それ以降は全く作られていない。それを使ってる上に、フル稼働したアナログ・テープは音質劣化が甚だしいので、どう考えても2022年にアナログ盤を作るのは、当時の1978年ごろにフレッシュさが追いつかない。新しくカッティング・マシーンを作れば、3Dプリンターでできるんじゃないか、と考えるけれど、誰もやろうとはしない。利益効率とあとは利権とかそういうもの。
・BLOW
横浜市の25歳のリスナーから司法試験に合格したとのお便り。「がんばって勉強してください」と達郎さん。今日の最後は「BLOW」。
■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2022年08月07日は、引き続き「納涼リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp