Sunday Songbook #1611

2023年08月27日 | Sunday Song Book

2023年08月27日プレイリスト「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. SYNC OF SUMMER / 山下達郎 7月26日発売ニュー・シングル
2. BRIGHTEN UP YOUR DAY / 竹内まりや "TV朝日系 「ワイド!スクランブル」テーマ"
3. 輝くスターリー・ナイト / 竹内まりや "ビギニング" '78
4. 二人はステディ / 竹内まりや "ヴァラエティ" '84
5. OUT OF THE BLUE / 竹内まりや "ターンテーブル" '19
6. OUT OF THE BLUE / THE BAND "THE LAST WALTZ" '78
7. SOMETHING STUPID / 竹内まりや with 大瀧詠一 "ロングタイム・フェイヴァリツ" '03
8. 素敵な午後は / 山下達郎 "イッツ・ア・ポッピン・タイム" '78 アナログ&カセット9月6日発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は若干前倒しで収録しているそうだ。22日(火)の松山公演の前とのこと。本日のフェスティバルホールが19本目なので、ツアーはちょうど半分。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
チケットの一般発売日などの詳細は山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)
今週、来週は毎夏恒例の竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。

・SYNC OF SUMMER
7月26日に通算53枚目のシングル「SYNC OF SUMMER」が発売。

・BRIGHTEN UP YOUR DAY
今年4月からTV朝日系 の情報番組「ワイド!スクランブル」のテーマ・ソングとして竹内まりやさんの新曲「BRIGHTEN UP YOUR DAY」がオンエアされている。大下容子さんがどんな一日を過ごしているのかをイメージして書いたとまりやさん。

リクエストしたリスナーから「いちばん好きな花はなんですか?」という質問。
「究極は薔薇だね、やっぱり」とまりやさん。

・ 輝くスターリー・ナイト
まりやさんのリクエストで高橋幸宏さんが作詞した「 輝くスターリー・ナイト」。デビュー・アルバム『BEGINNING』収録曲で作曲は細野晴臣さん。曲をかけ終えて。
細野晴臣さんのデモ・テープには「今からリンダ・スコットのような曲をやりまぁす」と一言入っていて、ララメロで歌っていたそうだ。ロサンゼルスで録音しているときにファクシミリで高橋幸宏さんが作詞した歌詞が届いたとか。幸宏さんとは加藤和彦さんの自宅で催されたカレー・パーティで初めて会ったという。文京区の川口アパートメントには加藤和彦さん、安井かずみさん、高橋幸宏さんがいて、「東京スノビズム」というか、ハイカラな生活に触れて、当時大学生だったまりやさんにはきらびやかに映ったそうだ。幸宏さんはすごく穏やかでいい人だったとか。最後に会ったのは2000年代で、中野サンプラザの達郎さんのライヴに来ていて、それ以来会ってなかったという。「なんかもう一度お会いしたい人でした」とまりやさん。

・二人はステディ
まりやさんのリクエストで坂本龍一さんがレコーディングに参加した「二人はステディ」。アルバム『VARIETY』収録曲。1984年、音響ハウスで竹内まりやさんのアルバム『VARIETY』をレコーディングしていたら、坂本龍一さんが別のスタジオでアルバム『音楽図鑑』のレコーディングをしていた。先月の「極私的・坂本龍一追悼特集 PART 2」では「本気でオンリー・ユー (LET'S GET MARRIED)」をオンエア。もう一曲参加して弾いてくれたのが「二人はステディ」。1988年、アカデミー賞を受賞したあと、坂本邸にお呼ばれして行ったら、ダイニング・キッチンの隅にオスカー像が置いてあり、坂本龍一さんは帽子をかけたりしていたそうだ。プライベート・ビデオを撮っていて、達郎さんと坂本龍一さんがタバコを吸っているところが写ってるという。「ほんと坂本さんはチャーミングな人だったと私は思ってます」とまりやさん。「二人はステディ」ではシンセで三連の循環コードを弾いてもらってるが、達郎さんは1978年のアルバム『GO AHEAD!』の「THIS COULD BE THE NIGHT」のような感じで弾いてほしいと依頼したそうだ。「タイムをキープするのが好きな人でした」と達郎さん。

・OUT OF THE BLUE
8月9日にザ・バンドのロビー・ロバートソンが亡くなった。享年80歳。まりやさんは大学時代にいちばん聴いたバンドのひとつがザ・バンドだった。最も好きなギタリストの一人で、ソングライターとして優秀な人だなと崇めていたとか。かつてまりやさんは課外活動のひとつとしてザ・バンドの「OUT OF THE BLUE」をレコーディングしていて、2019年の『TURNTABLE』に収録している。

・OUT OF THE BLUE
1976年のザ・バンドのライヴ・アルバム『THE LAST WALTZ』から「OUT OF THE BLUE」。映画『THE LAST WALTZ』のオリジナル・サウンドトラックでもあり、この曲はスタジオで収録している。
曲をかけ終えて。リチャード・マニュエルが歌う予定だったが、スタジオをすっぽかしたので、ロビー・ロバートソンが歌うことになったというエピソードがある。ザ・バンドはガース・ハドソンただ一人になってしまった。

・TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection
来月9月6日に1978年発売のライヴ・アルバム『IT'S A POPPIN' TIME』と『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』。これでこのシリーズは終わり。
詳しくは山下達郎RCA/AIRイヤーズ・ヴァイナル・コレクションの特設サイトにて。
https://www.tatsurorcaairyears.com

・山下達郎『CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN @ TOWER RECORDS SHIBUYA』
タワーレコードNU茶屋町店 3階の特設会場で7月12日(水)から本日8月27日(日)まで『CITY POP UP STORE FOR YOU @ UMEDA NU CHAYAMACHI』が開催されている。この後、9月には東京、前回と同じ渋谷にて『CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN @ TOWER RECORDS SHIBUYA』が開催される。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/news/

・プレゼント
中野サンプラザは7月2日(日)に最終日を迎えた。達郎さんが「さよなら中野サンプラザ音楽祭」の最終日を行ったが、このときに消しゴムを10個もらったという。今回はサンソンのリスナーに抽選で10名にプレゼント。もうひとつはワーナーがシングル「SYNC OF SUMMER」のときに作ったタンブラー。30名にプレゼント。バンブー素材で山下家でも使用しているそうだ。
応募は番組のホームページから。どちらかのプレゼントのバナーをクリックとのこと。締め切りは9月10日の23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

今年3月に奈良岡朋子さんが亡くなった。享年93歳。まりやさんは生前お世話になったという。2008年のNHKの朝ドラ『だんだん』のナレーションをするときに、奈良岡朋子さんが大河ドラマ『篤姫』のナレーションをしていて、現場見学をさせてもらったとか。生前に残したメッセージがカッコよくて、まりやさんの中ではハンサム・ウーマン、ミュージシャンではないけれど追悼したいひとりだった。

新たな旅が始まりました。旅好きの私のことです、未知の世界への旅⽴ちは何やら⼼が弾みます。
向こうへ着いたらすぐに宇野さん(宇野重吉)を訪ねます。もう⼀度あの厳しい演出を受けたいと⻑い間願ってきました。でもね、宇野さん、私はあなたよりずっと⻑く⽣きて経験を積んできましたからね、昔のデコ(奈良岡の愛称)じゃないですよ。「デコ、お前ちっとましになったな」と⾔われたくてこれまで頑張ってきたんですから。腕が鳴ります。 杉村先⽣(杉村春子)とももう⼀度同じ舞台を踏みたかった。どんな役でもいいからご⼀緒したい。ワクワクします。 両親に挨拶するのは⼆、三本舞台をやって少し落ち着いてからにします。それからは裕ちゃん(石原裕次郎)や和枝さん(美空ひばり)と思いっきり遊びます。これが別れではないですよ。いつかはまたお会いできますからね。
それでは⼀⾜お先に失礼します。皆さまはどうぞごゆっくり…
—奈良岡朋子

今年5月に上岡龍太郎さんが亡くなった。享年81歳。まりやさんとは面識がなかったが、2003年に突然手紙をもらったという。アルバム『LONGTIME FAVORITES』を聴いて、「『LONGTIME FAVORITES』を買いました。ぼくはこのオールディーズの世界が好きなので感激しました」と直筆で書いてあったとか。まりやさんも返信し、その直後に行われた達郎さんの大阪公演を観に来られたそうだ。差し入れにコロッケが百個届いて、まりやさんがお目にかかってお礼がしたいですと伝えたら、「もう一般人なので、それは遠慮します」と伝言があったという。

・SOMETHING STUPID
上岡龍太郎さんが好きだった『LONGTIME FAVORITES』からまりやさんと大滝詠一さんとのデュエットで「SOMETHING STUPID」。
上岡龍太郎さんは大滝詠一さんと親しくしていて、上岡さんが大滝さんに「クリスマス・イブには浪曲の節が入ってる」と言って、大滝さんは「あいつ(山下達郎)は浪曲好きなんです」と言ったら、「せやろ、せやろ。昔からそう思ってた」と上岡さん。そのご縁で達郎さんの大阪公演を聴きに来られたとか。
曲をかけ終えて。
「大滝さんが亡くなられてもう十年ですね。本当に早いなぁと思います」とまりやさん。

・タイトルにサマーが入ってる曲
「タイトルにサマーが入ってる曲で思い出に残ってるナンバーは?」という質問。
達郎さんはビーチボーイズの「YOUR SUMMER DREAM」かラヴィン・スプーンフルの「SUMMER IN THE CITY」。
まりやさんはミシェル・ルグランの「SUMMER OF '42(「おもいでの夏」)」、あとクリフ・リチャードの「SUMMER HOLIDAY」。

・お米を研ぐ回数
「お米を研ぐ回数は決まっていますか?」という質問。
数えたことないけど、最近はそんなに研がなくても大丈夫という説があるので20回くらいかな、とまりやさん。

・駄洒落
「山下家でこの言葉を言うと駄洒落になる言葉は?」という質問。
「今日はどこへ池内淳子」
「そんなことは有馬稲子」
「それはお前がバカァだから」(ドリフの志村けんさんのネタ)

・教材に使いたい曲
「まりやさんがもし英語の教師だとしたらどんな曲を教材に使いたいですか?」という質問。
まりやさんがいちばん好きな作詞家はハル・デヴィッドなので「WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE」。オスカー・ハマースタインの『サウンド・オブ・ミュージック』の一連の曲。
達郎さんは「煙が目にしみる(SMOKE GETS IN YOUR EYES」。バリー・マンとシンシア・ワイルの「ON BROADWAY」。あとは「ROCK AND ROLL LULLABY」。

・素敵な午後は
1978年発売のライヴ・アルバム『IT'S A POPPIN' TIME』から「素敵な午後は」。2021年に亡くなったまりやさんのお父様が好きだった曲だとか。達郎さんのお母様の誕生日が、山下達郎RCA/AIRイヤーズ・ヴァイナル・コレクション『IT'S A POPPIN' TIME』の発売日の9月6日。昔の飼い犬のグーフィの誕生日でもあり、いろいろ重なると達郎さん。まりやさんの知り合いは『IT'S A POPPIN' TIME』が収録された六本木ピットインに行って内緒で録音したという。三谷泰弘さんはライヴを現地で観たそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年09月03日は引き続き「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Songbook #1610

2023年08月20日 | Sunday Song Book

2023年08月20日プレイリスト「納涼リクエスト大会」
1. SYNC OF SUMMER / 山下達郎 7月26日発売ニュー・シングル
2. I'M NOT MY BROTHER'S KEEPER / THE FLAMING EMBER '70
3. KEEP SEARCHIN' / DEL SHANNON '64
4. GET ON THE GOOD FOOT / JAMES BROWN '63
5. FAIRY TALES / ANITA BAKER '90
6. TAKE A LOOK / GENOBIA JETER "GENOBIA" '86
7. BESIDE YOU / THE SWALLOWS '52
8. ATLANTIS / THE SHADOWS '63
9. 夏のコラージュ / 山下達郎 "コージー" '98
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているそうだ。今週は22日(火)に愛媛県の松山市民会館大ホール。大阪は二回目で26日(土)、27日(日)はフェスティバルホール。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・納涼リクエスト大会
先週に引き続いて「納涼リクエスト大会」パート2。

・SYNC OF SUMMER
7月26日に通算53枚目のシングル「SYNC OF SUMMER」が発売。
https://wmg.jp/tatsuro/

・I'M NOT MY BROTHER'S KEEPER
フレーミング・エンバーはデトロイトの白人ヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。1970年、全米ソウル・チャート12位、全米34位の「I'M NOT MY BROTHER'S KEEPER」。モータウンのソングライター・スタッフ、ホーランド=ドジャー=ホーランドが作ったインビクタス / ホットワックス・レーベルからのグループ。この時代はブルー・アイド・ソウルがクロスオーバーで流行っていた。

・KEEP SEARCHIN'
デル・シャノンの「KEEP SEARCHIN'」(邦題「太陽を探せ」)は1964年、全米9位。

・GET ON THE GOOD FOOT
ジェームズ・ブラウンの1972年、全米ソウル・チャートNO.1の「GET ON THE GOOD FOOT」。

・FAIRY TALES
アニタ・ベイカーの1990年、全米ソウル・チャート8位の「FAIRY TALES」。シングル・ヴァージョン。「現実はお母さんが幼い頃に話してくれたおとぎ話のようにはいかなかった、という悲恋の歌でありますが、結構重い歌なんですが、スティーヴ・フェローのドラムの素晴らしさ」と達郎さん。

・TAKE A LOOK
ジェノビア・ジーターはゴスペル出身の素晴らしいシンガー。グレン・ジョーンズの奥さん。1986年のアルバム『GENOBIA』からクライド・オーティスの素晴らしいナンバー「TAKE A LOOK」。

・納涼夫婦放談
来週8月27日と9月3日の二週間は毎夏恒例の竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。

・質問
ビーチボーイズの「サーファー・ガール」はブライアンの一人多重録音ではなく、メンバーでハモっている。
シュガーベイブの「パレード」はKEITH(キース)の一連の作品が好きで、そういうふうな曲が作りたくて作った曲。シュガーベイブ時代には違うアレンジでやっていたが、『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』のときにキースをトリヴュートしたアレンジに戻したそうだ。

・BESIDE YOU
スワローズはボルチモア出身のヴォーカル・グループ。1952年R&Bチャート6位の「BESIDE YOU」。最近出たスモーキー・ロビンソンの新譜にカヴァー・ヴァージョンが収録されていて、そのうち「棚つか」でオンエア予定。

・ATLANTIS
シャドウズ1963年、全英2位の「ATLANTIS」は彼らの代表曲の一曲。

・夏のコラージュ
この季節になるとリクエストが増える曲。1998年の『COZY』から「夏のコラージュ」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年08月27日・09月03日は「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Songbook #1609

2023年08月13日 | Sunday Song Book

2023年08月13日プレイリスト「納涼リクエスト大会」
1. SYNC OF SUMMER / 山下達郎 7月26日発売ニュー・シングル
2. GO AWAY, LITTLE GIRL / THE HAPPENINGS '66
3. BEACH GIRL / PAT BOONE '64
4. BOMBORA / THE ATLANTICS '63
5. KICK OUT / THE SAFARIS '63
6. STRANGER IN PARADISE / TONY BENNETT '52
7. SUMMER BREEZ / THE ISLEY BROTHERS '73
8. 夏の陽 / 山下達郎 (99/02/11 大阪フェスティバルホール)
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■内容の一部を抜粋
・近況
久しぶりに直近で収録しているという。ツアーは14回終えて1/3が過ぎた。今週は8月15日(火)が北海道千歳の北ガス文化ホール。一日置いて17日(木)が札幌文化芸術劇場 hitaru 。今週は台風が来ているのでどうなるか。達郎さんは天候でライヴを中止にしたことがないそうだ。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・納涼リクエスト大会
毎年夏は「納涼リクエスト大会」。今年は今週来週の二週間。いつもリクエストカード、お便りは一週毎に分けてるが、三週前と四週前のリクエストのハガキが行方不明になって、曲は選曲したけれど、リクエストしたリスナーが誰なのかわからなくなってるとか。

・SYNC OF SUMMER
7月26日に通算53枚目のシングル「SYNC OF SUMMER」が発売。8月7日付けオリコン週間ランキング5位。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・GO AWAY, LITTLE GIRL
ザ・ハプニングスは1960年代に活躍した4人組のヴォーカル・グループ。60年代中期は一昔前の曲を8ビートで復活させるリヴァイヴァルが流行った。そうしたグループの代表的なひとつ。東のハプニングス、西のヴォーグスと言われていたそうだ。ハプニングスは1966年に「SEE YOU IN SEPTEMBER」でデビュー、それに続くセカンド・ヒットで、全米チャート12位の「GO AWAY, LITTLE GIRL」。1962年のスティーヴ・ローレンスの全米NO.1のカヴァーで、キャロル・キングとジェリー・ゴフィンの作品。ハプニングスのヴァージョンのプロデュースはトーケンズ。

・BEACH GIRL
リクエストはパット・ブーンの「砂に書いたラブレター」以外の有名な曲というもの。1964年、全米72位までしか上がらなかったが「BEACH GIRL」はブルース・ジョンストンとテリー・メルチャーの名作。

・BOMBORA
オーストラリアのインスト・グループ、ジ・アトランティクスの1963年のヒット・ソング「BOMBORA」。達郎さんが生まれて2枚目に買ったレコードなんだそうだ。オリジナル・シングルのモノラル・ヴァージョンと違って、EPは擬似ステレオだったので、今日は擬似ステレオ・ヴァージョン。ボンボラはサーフィン用語で波が砕けることをいうとか。

・KICK OUT
エレキ・インストのリクエストから。サファリズはヴォーカル・グループだがこの曲はインストゥルメンタル。1963年の「KICK OUT」はウェスト・コーストでは有名な曲だが、全米ではヒットしていない。

・STRANGER IN PARADISE
トニー・ベネットが亡くなりリクエストがたくさん来ているそうだ。1953年のヒット・ソングで「STRANGER IN PARADISE」。今日は達郎さんが好きな曲を選曲。

・納涼夫婦放談
来週の「納涼リクエスト大会」は前倒し収録とのこと。8月27日と9月3日の二週間は毎夏恒例の竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。直近で収録するそうだ。

・TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection
8月2日に1976年の『CIRCUS TOWN』と1977年の『SPACY』のアナログ盤とカセットが発売された。オリコンの週間アルバム・ランキングで『SPACY』が6位。『CIRCUS TOWN』が7位。どちらも当時はベストテンに入っておらず初のトップテン入り。『SPACY』は46年二ヶ月ぶり、『CIRCUS TOWN』は46年九ヶ月ぶりで、邦楽としては過去最長インターバルの記録を更新。
今回のコレクションもあとは9月6日に発売される『IT'S A POPPIN' TIME』と『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』を残すのみ。
詳しくは山下達郎RCA/AIRイヤーズ・ヴァイナル・コレクションの特設サイトにて。
https://www.tatsurorcaairyears.com

・SUMMER BREEZ
アイズリー・ブラザーズの「SUMMER BREEZ」は1974年、全米ソウル・チャート10位、全米チャート6位。もともとはシールズ&クロフツの1972年のヒット・ソング。

・夏の陽
1976年の『CIRCUS TOWN』のアナログ盤とカセットが出たばかりからなのか「夏の陽」にリクエストが集まってるそうだ。今日は1999年2月11日にフェスティバルホールで行われたライヴから「夏の陽」。



■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年08月20日は引き続き「納涼リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Songbook #1608

2023年08月06日 | Sunday Song Book

2023年08月06日プレイリスト「ティナ・ターナーで棚からひとつかみ」
1. SYNC OF SUMMER / 山下達郎 7月26日発売ニュー・シングル
2. SOMETIME WHEN WE TOUCH / TINA TURNER "ROUGH" '78
3. LET'S STAY TOGETHER / TINA TURNER '84
4. WHAT LOVE GOT TO DO WITH IT / TINA TURNER '84
5. PRIVATE DANCER / TINA TURNER '85
6. TYPICAL MALE / TINA TURNER '86
7. I DON'T WANNA FIGHT / TINA TURNER '93
8. IN YOUR WILDEST DREAM / TINA TURNER with BARRY WHITE '96
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は超前倒しで収録。7月28日(金)、29日(土)のNHKホール公演の前に収録。今週は8月9日(水)、10日(木)に金沢の本多の森ホール。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・ティナ・ターナーで棚からひとつかみ
先週は「アイク&ティナ・ターナーで棚からひとつかみ」。特集というほど密度が濃くないので「棚からひとつかみ」。今週はソロになってティナ・ターナー名義の作品を本当に舐める程度。「ティナ・ターナーで棚からひとつかみ」。

・SYNC OF SUMMER
7月26日に通算53枚目のシングル「SYNC OF SUMMER」が発売。

・SOMETIME WHEN WE TOUCH
70年代に離婚が成立。借金や訴訟問題などがあり70年代の前半はクラブ周り。1974年にソロ・アルバムが出たけれど商業的成功は収められなかった。ユナイテッド・アーティスツ・レコードのロードショー・レーベルから1978年に3作目『ROUGH』がリリース。この中からバリー・マンの作品で「SOMETIME WHEN WE TOUCH」。

・LET'S STAY TOGETHER
80年代に入りEMIと契約。アル・グリーンのカヴァー「LET'S STAY TOGETHER」が1984年、全米3位のヒット。ここからティナ・ターナーの大復活劇がはじまる。

・WHAT LOVE GOT TO DO WITH IT
続いて出たシングル「WHAT LOVE GOT TO DO WITH IT」が大ヒット。全米NO.1のミリオンセラーになった。この頃からティナ・ターナーに作品を提供していく Graham Lyle と Terry Britten のコンビの作品。邦題は「愛の魔力」。

・PRIVATE DANCER
アルバム『PRIVATE DANCER』のタイトル・ソング「PRIVATE DANCER」。娼婦を歌った曲で作曲はマーク・ノップラー。間奏のギター・ソロはジェフ・ベック。サックスはキング・クリムゾンのメル・コリンズ、ダイア・ストレイツのアラン・クラークがオルガン。

・TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection
先週8月2日にファースト・ソロ・アルバム『CIRCUS TOWN』とセカンド・アルバム『SPACY』のアナログとカセットが発売。
この後は9月6日にライヴ・アルバム『IT'S A POPPIN' TIME』とベスト・アルバム『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』。
詳しくは山下達郎RCA/AIRイヤーズ・ヴァイナル・コレクションの特設サイトにて。
https://www.tatsurorcaairyears.com

・納涼夫婦放談
8月27日と9月3日の二週間は毎夏恒例の竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。

・TYPICAL MALE
1986年の「TYPICAL MALE」も Graham Lyle と Terry Britten のコンビの作品。プロデュースは Terry Britten 。

・I DON'T WANNA FIGHT
ヴァージンから1993年に出た「I DON'T WANNA FIGHT」は全米9位。

・IN YOUR WILDEST DREAM
今日の最後は1996年にバリー・ホワイトとコラボした、ティナ・ターナー・ウィズ・バリー・ホワイトの素敵なトラック「IN YOUR WILDEST DREAM」。「ティナ・ターナー、素晴らしいシンガー。心よりご冥福お祈り申し上げます」と達郎。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年08月13日・20日は、「納涼リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
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