2017年03月26日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. BE MY LOVE / 山下達郎 "SEASON'S GREETINGS" '93
2. HOW DO YOU DO IT / GERRY & THE PACEMAKERS '63
3. FLASHBACK / THE 5TH DIMENSION '73
4. MAGIC MONA / PHYLLIS HYMAN "THE FISH SAVED PITTSBURGH" '79
5. COUNT TO TEN / FRANKIE & THE SPINDLES '68
6. REBECCA / LONGBRANCH/PENNYWHISTLE "LONGBRANCH/PENNYWHISTLE" '70
7. PRADARIA / 宮里陽太 "BLESSINGS" 3月15日発売
8. BE GOOD TO ME / PETULA CLARK '63
9. TONIGHT(COULD BE THE NIGHT) / THE VELVETS '61
10. FOREVER MINE / 増田貴久(NEWS) "NEVERLAND" 3月22日発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーがはじまり千葉の市川が初日、先週は郡山。「どちらもとっても良いお客さんで、ちょっとお客さんにいじられたりしましたが、お出でくださいました方、ありがとうございました。本日は3月26日、群馬県の前橋のホールでございます。ベイシア文化ホールという一昨年の10月以来ですから一年半ぶりの群馬前橋でございます。古いホールでございますがお待ち申し上げております。今年はまだ2本しか終わってないんですけれども、声の調子はそんなに悪くないという自分では感じが致します。のんびり行ってみたいと思います。これから暖かくなってきますので体調管理も楽になってまいりますので、はりきって行ってみたいと思います」と達郎さん。
・民放ラジオ101局特別番組『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』
先週の月曜日に日本の民放ラジオ局101局が合同で同日にスペシャル番組『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』という対談番組がオンエアされて好評を得たとか。「星野源さん、その後、ご自分の番組で私についてのコメントなんかをしていただいたようですが、本当に好青年といいましょうか、親子の対話を(笑)、充実した対話をいたしまして(笑)。ラジオ大好き少年でありまして、わたくしとおんなじような感じでございますが。本当に親子くらい年が違うんですがラジオに対するスタンスというのはひじょうに似た方で内容のきちっとした番組が作れたと思います。お聴き下さいましたみなさまありがとうございます。またチャンスがあればという感じでございます」と達郎さん。
本当はチャック・ベリーが亡くなったので、今週はチャック・ベリーを番組で取り上げようと思ったそうだが、『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』関連でお便りをたくさん頂いたので、おそらく先週の放送を聴いて今日初めてダイヤルしたリスナーにチャック・ベリーの特集はどうかなと思ったそうだ。なので今日はレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」にちょっとリクエストをまぶして「棚からひとつかみ+リクエスト」。
・BE MY LOVE
娘さんの結婚式で入場のときに使った思い出の曲というリクエスト。1993年のクリスマス・アルバム『SEASON'S GREETINGS』に収録されている「BE MY LOVE」。1950年のマリオ・ランツァの全米NO.1のカヴァー。
・HOW DO YOU DO IT
先週の番組でジェリー&ペースメーカーズの「HOW DO YOU DO IT」を間違って再録版をかけてしまったそうだ。なので改めてオリジナル・ヴァージョンをオンエア。
・FLASHBACK
新着のオールディーズCDから。年末にフィフス・ディメンションのシングル・コレクション『THE COMPLETE SOUL CITY/BELL SINGLES 1966-1975』が出た。シングル・オンリーだった「FLASHBACK」が初CD化。1973年の全米82位。「(活動)最晩年の、ボーンズ・ハウがプロデュースした最後のシングルですが、これはアラン・オディの作品で、とっても僕大好きで、イントロのハル・ブレインのドラムからもうしびれる。フィフス・ディメンションらしい一曲」と達郎さん。
・MAGIC MONA
1979年の映画『THE FISH SAVED PITTSBURGH』(日本未公開)のオリジナル・サウンドトラックを全面的にトム・ベルが手がけている。初CD化。フィリー・ソウルが好きならマストの一枚。この中から番組ではお馴染みのフィリス・ハイマンが歌っている「MAGIC MONA」。
曲をかけ終えて。達郎さんが1980年の夏にロサンジェルスへ行って、その当時は120分のテープを回し放しにしてR&Bのステーションをエアチェックしていたそうだが、東京に帰ってテープを青山純さんに渡したら、「この曲はなんだ」と夜中に電話してきて、必死に途中のナレーションを聴き取ってオーダーした思い出があるそうだ。
・COUNT TO TEN
フランキー&ザ・スピンドルスはキャリアの長いグループで、基本的に5人組と言われている。1960年代のレコーディングはジョージ・カーが手がけているので有名。達郎さんはこの時代のシングルを集めてるそうだがまだコンプリートじゃないとか。この度シングル・コレクションがCD化。『COUNT TO TEN THE COMPLETE SINGLES COLLECTION 1968-1977』の中から1968年の「COUNT TO TEN」。作曲・プロデュース、ジョージ・カー。アレンジはホレス・オット。
・REBECCA
ロングブランチ/ペニーホイッスルはグレン・フライとJ.D.サウザーのユニット。デュエット・アルバムの『LONGBRANCH/PENNYWHISTLE』が世界初CD化。この中からグレン・フライの作品で「REBECCA」。
・「NON-STOP CHUCK BERRY」
来週はチャック・ベリー追悼「NON-STOP CHUCK BERRY」。これまでノンストップでオンエアしたのはジェームズ・ブラウン、テディ・ペンタグラス。3人目がチャック・ベリー。再来週はチャック・ベリーをカヴァーした作品の特集。
・前倒し録音
リスナーから「これからライヴ(・ツアー)がはじまりますとまとめ録音でサンソンが放送されると思いますが、最高何本、何週間分まとめて収録したことがありますか?」という質問。
「いや2本しかやりません。一月後のを録っても全然ラジオとしての即効性がないので。基本的にはなるべく溜め録りしないようにとはアレしてますが、だいたい2本でございます」と達郎さん。
・PRADARIA
ツアーのメンバーでサックスの宮里陽太さんが3月15日に3枚めとなるオリジナル・アルバム『BLESSINGS』を発売。今回は全曲本人の作曲によるアルバム。全12曲中4曲がL.A.録音で、その他8曲は日本で一緒にライヴを回ったメンバーと11月に録音。このアルバム『BLESSINGS』の中から先週はちょっと長めの曲をオンエアしたが、短い曲ですごくいいのがある。L.A.録音でポール・ジャクソンのギターが素晴らしい「PRADARIA」。「草原」という意味だとか。アルバム発売を記念して3月30日にモーションブルー横浜までライヴが行われる。詳しくはワーナーの特設サイトにて。
http://wmg.jp/artist/miyazatoyota/
・BE GOOD TO ME
ペトラ・クラークの1963年の「BE GOOD TO ME」。作曲はトニー・ハッチでペトラ・クラークとトニー・ハッチの共作。
・ベタ
リスナーから「達郎さんがよくベタな音楽と仰ってますが、ベタな音楽とはどういう音楽なんでしょうか? 教えて下さい」という質問。
「関西の芸人の隠語ですね、ベタ。ありきたり。そっから派生してありきたりなやつ。一般的という」と達郎さん。
・TONIGHT(COULD BE THE NIGHT)
質問したリスナーからのリクエスト。ヴェルベッツはテキサス出身の5人組の黒人ヴォーカル・グループ。ハイスクールの生徒と先生で結成されたグループ。1961年、全米26位のデビュー・ヒット「TONIGHT(COULD BE THE NIGHT)」。
・FOREVER MINE
3月22日にNEWSのニュー・アルバム『NEVERLAND』が出た。この中に達郎さんの「FOREVER MINE」のカヴァーが収録されている。増田貴久さんはいつも達郎さんのライヴを観に来てるという。「どうしてもこの曲をやりたい」ということでデータを渡して同じオケで完コピしてるとか。
・番組の終わりに
「来週から新年度ですね。新年度も変わりもせずサンデー・ソングブックご愛顧のほどよろしくお願い致します」と達郎さん。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2017年04月02日はチャック・ベリー追悼「NON-STOP CHUCK BERRY」
http://www.tatsuro.co.jp