2011/03/22 OnAir - 3rd. Week
Judy Garland:Somewhere Over The Rainbow
Sister Sledge:We Are Family
The Dirty Dozen Brass Band:What's Going On (Featuring Chuck D)
Stevie Wonder:Shelter In the Rain
Bonnie Raitt:I Will Not Be Broken
Marvin Gaye:Mercy Mercy Me (The Ecology)
Irma Thomas & Marcia Ball:Look Up
Dr. John:Clean Water
Allen Toussaint:Yes We Can Can
Randy Newman:Louisiana 1927
The Neville Brothers:Amazing Grace, One Love, People Get Ready (Live Medley)
佐野元春:太陽
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■内容の一部を抜粋
佐野元春: 火曜の夜11時、こんばんは佐野元春です。みなさんくつろいでますか? Motoharu Radio Show、この番組は東京渋谷NHKのスタジオから届けています。この度の東北関東大震災で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。一刻も早い復興がなされること、この番組のリスナーのみなさんが無事であることを祈ってます。今夜のMotoharu Radio Showは特集『それを「希望」と名づけよう』と題して、特別番組をお届けします。DJ 佐野元春。これからの一時間、みなさんと一緒にゆっくりと楽しんでいきたいと思います。
・Somewhere Over The Rainbow
佐野元春: ジュリー・ガーランド「Somewhere Over The Rainbow 虹の彼方に」。今夜のMotoharu Radio Showは特集『それを「希望」と名づけよう』をお届けしています。
・We Are Family
・What's Going On
・Shelter In the Rain
佐野元春: Motoharu Radio Show、特集『それを「希望」と名づけよう』。3曲聴いてもらいました。シスター・スレッジ「We Are Family」、ダーティ・ダズン・ブラス・バンド「What's Going On」、そして今聴いてもらったのはスティービー・ワンダー「Shelter In the Rain」。この度の東北地方の震災を受けて、たくさんの方から声が寄せられています。
東京のWebネーム、タッコから。
「元春さん、こんにちは。Motoharu Radio Showには全国のリスナーの方々から、いつも素敵なメッセージが届きます。そのメッセージに同意したり、感動したり、と楽しんでます。全国のリスナーの方々の無事を願わずにはいられません」とのこと。その通りですね。
続いてアイコ。
「東日本大震災。亡くなられた方々にはご冥福をお祈り申し上げます。そして被災された方には一刻も早く復興の手が差し伸べられますようにお祈り申し上げます」
続いてタニグチヤヨイさんから。
「私の実家は壊滅した陸前高田です。私の心の中には、いつかきっとまた、あの美しい海がよみがえる、いつかきっと、ということばかりが響きます。家族、親類の無事を確認できてませんが、無事だと信じて自分が力になれる日を静かに待とうと思います」
続いて、これはリペア。沖縄県の方ですね。
「被災地の映像を見ると心が痛みます。一日も早い救出と復興を遠い地から祈ってます」
さて、Motoharu Radio Showは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした。
http://www.moto.co.jp/MRS/
番組を聴きながらツイッターに参加している人も多いと思います。ツイッターをやってる人はインターネット、ウェブの中で、今番組でかけている曲のリリックが書かれてるページなどを見つけたら、是非アップしてください。Motoharu Radio Show、特集『それを「希望」と名づけよう』。音楽に戻ってボニー・レイット「Will Not Be Broken」、そしてマーヴィン・ゲイ「Mercy Mercy Me」2曲続きます。
・Will Not Be Broken
・Mercy Mercy Me
佐野元春: ボニー・レイット、曲は「Will Not Be Broken」、そして今聴いてもらったのはマーヴィン・ゲイ「Mercy Mercy Me」。東北地方の震災を受けて寄せられたみなさんからの声です。
これは福岡県、AT23から。
「被災された全ての人たちに希望の明かりが灯りますように」
続いて神奈川県、シゲから。
「被災地の方々は想像以上に恐怖と心細さを感じてると思います。いろいろな情報がきっと伝わってないと思います。どうすればいいんだろう? 私たちにできることは? ただただ無事を祈るばかりです」
続いて京都のヒミから。
「今回の地震で被災された方を思うと胸が痛みます。阪神淡路大震災では多くの友人が被災しました。手を差し伸べてあげることはできたけれど、かけてあげる言葉が見つからなかったことを思い出します。佐野さん、素敵な音楽で悲しみに暮れてる人が少しでも癒されますように」
続いてデイジー350から。
「気仙沼市は記憶がないのですが、生まれた土地であり、一度訪れてみたいと思っていたのですが心配です。そこにいた人々。そこが故郷である人々。ひとりでも多く生きていてほしいです」
続いてWebネーム、ヒメヒマワリから。
「私の弟は火力発電チームで働いていて、いま使っていなかった火力発電所を動かす段取りをしています。はなたれ小僧だった弟が立派なオッサンになってることがうれしいです。日本のみんなで乗り越えるのです」ということ。
みなさん、コメントどうもありがとう。この度の東北地方の震災を受けて、今夜のMotoharu Radio Show、特集『それを「希望」と名づけよう』続いてます。曲に戻ってアーマ・トーマス&マルシア・ボール、曲は「Look Up」、そしてドクター・ジョン、曲は「Clean Water」2曲続きます。
・Look Up
・Clean Water
佐野元春: ニューオリンズの音楽、2曲続きました。アーマ・トーマス&マルシア・ボール「Look Up」、そして今聴いてもらったのはドクター・ジョン、「Clean Water」聴いてもらいました。今回の震災を受けて寄せられたみなさんからの声です。
これは愛知県のフカカイフミオさんから。
「地震に原発事故。地元の方々の二重の苦しみには言葉がありません。福島から直線で450キロ離れたこの名古屋でさえ、先を争うように日々帰国していく外国人学生たちに、国の家族が心配するのでごめんなさい、四月に無事にあえますように、と言われると、何だか戦争中の国に取り残されたような、そんな気分になります」ということ。
続いてWebネーム、イーグルサムから
「被災に見舞われた方にできることは、被災していない地域で経済活動を続けること。税金を積み上げていくこと。目の前の人に親切にすること。そのことで奮い立たされるエネルギーを信じること」そんなふうに言ってくれました。
続いてWebネーム、アノニマスから。
「遠い街での悲惨な出来事。私にできることは大学で電気を勉強している長男に、そして畑の土壌を勉強したいと言っていた次男に、こんなときにこそ役に立てる人間に成長させるため、日々精進させること」
続いてこれは沖縄県のガリキチから。
「国のための、この星のための、本当の準備がいよいよはじまった。待ったなしだね」
続いて福島県、ミツから。
「地震と津波でめちゃくちゃになった街。立て続けに壊れた原発。ニュースやネットが伝える良くない知らせと良い知らせに困惑しながら朝を迎えた。ネットもニュースも遮断して、カーテンを開けると、一面真っ白な春の雪。東北は本当に美しい。でも、もう取り戻すことができない景色が幾つもある。こんな悲しい雪景色を見たことがなかった。けれど東北の人々はみんなよく知っている。この時期の雪は春の訪れを伝える雪だということを。がんばろう東北」
・Yes We Can Can
・Louisiana 1927
佐野元春: 2曲聴いてもらいました。アラン・トゥーサン、曲は「Yes We Can Can」、そして今聴いてもらったのはランディ・ニューマン「Louisiana 1927」。今夜のMotoharu Radio Show、東北地方の震災を受けて寄せられたみなさんからの声を紹介しています。
いろいろなコメントが届いています。これはHJY0090。
「下らない音楽ながしてる暇があったら、貴様ら金余ってんだから寄付しろ」
続いてタペストリー。
「地震災害のニュースを見ながら、明日必要な自分の仕事の書類を整えています。東京の姉は停電を控え物資の調達。山梨の兄は電気、水道、ガスがままならぬ状況です。地震直後から義援のもと、いろんな情報が交錯しています。メール、ツイートが氾濫しています。本来必要な連絡、情報共有ができてないのか、懸念されます」
続いてジュジュ。
「両親があの地でがんばってます。ライフラインをすべて断たれているけれど、朝の光を待って、離れた孫たちの気遣いを、言葉少なくメールで連絡をくれます。これほど感謝したことはありません。誇りを持って生きるということを称えていこうと、そう思います」
・Amazing Grace, One Love, People Get Ready
佐野元春: 今夜のMotoharu Radio Showは特集『それを「希望」と名づけよう』と題して特別番組を届けています。聴いていただいた曲はネヴィル・ブラザーズ「Amazing Grace」そして「 One Love」のメドレー。途中、カーティス・メイフィールドの「 People Get Ready」も聴こえてきました。東北地方の震災を受けて寄せられたみなさんからの声です。
これは福島県、ワタベアキヒロさんから。
「僕は今40歳。福島県二本松市の病院でリハビリテーションの仕事をしています。震災と原発の影響は予想以上に厳しく、後数日で医療機関としての機能を失い、職員も混乱と動揺、不安がピークに達しています。自らが過酷な状況下で集まった職場の仲間にも、これも偶然の巡り合わせと言い聞かせ、なんとか今まで踏ん張ってきました。そして今、放射能汚染の情報に誰もがパニック状態になり、まともな精神状態でなくなっています。そんな中、平穏を取り戻す唯一の救いは、自分の細胞と自分の筋肉と対話してみること。テレビを消して静寂の中に何かを見出してみること。そうすると自然に家族にも笑顔が戻り今の感覚に喜びを感じる。佐野さん、それが希望なんですね。そう信じています。僕は自ら光を放ちます」
この番組が放送されてる今も、ボランティアの方、医療や技術者の方など、ギリギリの葛藤の中で、現場で必死の対応をされてるみなさんがいます。深い敬意と感謝を込めたいと思います。今夜のMotoharu Radio Show。特集『それを「希望」と名づけよう』。改めて、この度の東北関東大震災で被災された皆様に心からお見舞いと、一刻も早い復興がなされること、この番組のリスナーのみなさんが無事であることを祈ってます。では、僕のレコードの中からこの曲を送りたいと思います。「太陽」佐野元春。
・太陽
佐野元春: 今夜のMotoharu Radio Showは特集『それを「希望」と名づけよう』と題して、特別番組をお届けしました。番組を聴いた感想などがあったら、是非教えてください。番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます。DJ 佐野元春。おやすみなさい。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・次回放送
次回は4月5日(火)の放送です。次回は特別ゲストとして、3月に「A LONG VACATION 30th Anniversary Edition」と、「NIAGARA CD BOOK」を発表した大瀧詠一さんをお迎えします。※この番組は3月に放送を予定していたものですが、予定を変更してお届けします。