2017年06月25日プレイリスト
「雨の日の棚からひとつかみ」
1. 恋の嵐 / 竹内まりや "リクエスト" "エクスプレッションズ" '86
2. I CAN'T STAND THE RAIN / ANN PEEBLES '73
3. RAINY DAY / THE RASCALS "ONCE UPON A DREAM" '68
4. LIKE A SUMMER RAIN / JAN & DEAN "SAVE FOR A RAINY DAY" '66
5. MIDNIGHT RAIN / POCO "UNDER THE GUN" '80
6. IN THE RAIN / THE DRAMATIC '72
7. SANDY / RONNY & THE DAYTONAS "SANDY" '66
8. SEE THE SKY ABOUT TO RAIN / NEIL YOUNG "ON THE BEACH" '74
9. THE RAIN, THE PARK & OTHER THINGS / THE COWSILLS '64
10. 十字路 / 山下達郎 "ポケット・ミュージック" '86
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■内容の一部を抜粋
・近況
「東京はなんか空梅雨気味で降らないというような感じでございますが、もうすぐ雨が降ってくればいいなぁという具合なところで放送を録っています」と達郎さん。ツアーは佳境に入ってきて折り返しを過ぎ、今週は6月26日(月)、27日(火)が福岡サンパレス。週末6月30日(金)、7月1日(土)が神戸国際会館。「博多、神戸のみなさん、お待ち申し上げております」と達郎さん。
・「雨の日の棚からひとつかみ」
梅雨なので雨の歌を集めて「雨の日の棚からひとつかみ」。
・恋の嵐
まりやさんの1986年のシングル「恋の嵐」。
・I CAN'T STAND THE RAIN
アン・ピーブルズはメンフィス・サウンドを代表するレディ・ソウル。旦那さんのドン・ブライアントとともにハイ・サウンドを引っ張った。「I CAN'T STAND THE RAIN」は1973年、全米ソウル・チャート6位、全米チャート38位。雨の日に別れた男のことを思い出すという悲しい歌。
・A RAINY DAY
達郎さんのアイドル、ラスカルズの1968年のアルバム『ONCE UPON A DREAM』から「A RAINY DAY」。「エディ・ブリガッティのロマンチックな詩がアリフ・マーディンのオーケストレーションの素晴らしい雨の日の音楽になりました」と達郎さん。
・LIKE A SUMMER RAIN
ジャン&ディーンのジャン・ベリーが交通事故で活動ができなくなったときに相棒のディーン・トーレンスがスタジオ・ミュージシャンを集めてアルバムを作った。雨がテーマのアルバムでタイトルは『SAVE FOR A RAINY DAY』。優れたコンセプト・アルバムだったが当時コロムビアによってボツになり、後に再発されて今は評価が高まっている。1966年のアルバム『SAVE FOR A RAINY DAY』から「LIKE A SUMMER RAIN」。
・MIDNIGHT RAIN
ポコの1980年のアルバム『UNDER THE GUN』から「MIDNIGHT RAIN」。この歌も悲しい内容の歌で別れた彼女のことを雨の日に思い出す。
・IN THE RAIN
ザ・ドラマティックスはデトロイト出身だが南部のスタックス・レーベルからデビューした'70年代を代表するヴォーカル・グループ。彼らの最大ヒット曲「IN THE RAIN」は1972年、全米ソウル・チャートNO.1を4週間続けた。全米チャート5位。
・今後の放送
1967年7月3日、TOKYO FMがまだFM東海だった時代に「ジェット・ストリーム」がスタートした。来週、番組開始から50週年を迎えるので「何かやってくれ」というオファーがあったという。達郎さんは「ジェット・ストリーム」を聴いて育った世代なので来週は「ジェット・ストリームで棚からひとつかみ」。達郎さんの構成する「ジェット・ストリーム」。城達也さんの時代を回顧するかたちでイージー・リスニング、ムード・ミュージックんが中心の「棚からひとつかみ」。
・『COME ALONG 3』
1979年に『COME ALONG』という企画ものをリリースしたが、もともとはレコード・ショップでの店頭用に作られたプロモ・レコードだった。小林克也さんのナレーションをバックにいわゆるラジオDJという体裁で作ったものだった。反響が大きくカセットテープで販売した後、達郎さんがレーベルを離れた頃にレコードやCD、果ては『COME ALONG II』という非公認のものまで作られた。このほど会社が『COME ALONG 3』という企画を出し8月2日発売されることになった。実に33年ぶりの続編。『COME ALONG』と『COME ALONG II』はRCA、現BMGのカタログを中心にしていたが、今回はMOONとWARNERのカタログからセレクト。DJはもちろん小林克也さん、ジャケットのイラストは鈴木英人さんという全く同じ仕様で届けられる。『COME ALONG』と『COME ALONG II』も2017年リマスターで同時発売することに。詳しくはワーナーの山下達郎特設サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/
・THEN THE RAINS CAME
ロニー&ザ・デイトナスはナシュビルのサーフィン・ホットロッド・バンド。バッキー・ウィルキンとバズ・ケイスンの二人が中心となりたくさん名曲を生み出した。1966年の「THEN THE RAINS CAME」はバッキー・ウィルキン単独の作品。
・SEE THE SKY ABOUT TO RAIN
達郎さんの好きなニール・ヤングのアルバム『ON THE BEACH』(1974年)から「SEE THE SKY ABOUT TO RAIN」。
・THE RAIN, THE PARK & OTHER THINGS
カウシルズはキッズ5人組のファミリー・グループ。「THE RAIN, THE PARK & OTHER THINGS」は1967年、全米2位のデビュー・ヒット。邦題は「雨に消えた初恋」。リアル・ステレオ・ヴァージョン。
・十字路
1986年のアルバム『POCKET MUSIC』から「十字路」。リクエストした町田市の超常連のリスナーから「今年も冷やし中華の時期が到来です。達郎さんは醤油ダレと胡麻ダレ、どちらがお好みですか?」という質問。「やっぱり東京ですから醤油ダレですが、でもまぁ胡麻ダレでもいいか」と達郎さん。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2017年07月02日は、祝 JET STREAM 50周年
「JET STREAM で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp