Sunday Song Book #1302

2017年09月24日 | Sunday Song Book

2017年09月24日プレイリスト
「グレン・キャンベル追悼」
1. REBORN / 山下達郎 09月13日発売ニューシングル
2. TURN AROUND LOOK AT ME / GLEN CAMPBELL '61
3. GENTLE ON MY MIND / GLEN CAMPBELL '67
4. BY THE TIME I GET TO PHOENIX / GLEN CAMPBELL '67
5. WICHITA LINEMAN / GLEN CAMPBELL '68
6. GALVESTON / GLEN CAMPBELL '69
7. WHERE'S THE PLAYGROUND SUSIE / GLEN CAMPBELL '69
8. TRUE GRIT / GLEN CAMPBELL '69
9. TRY A LITTLE KINDNESS / GLEN CAMPBELL '69
10. ADIOS / GLEN CAMPBELL "ADIOS" '17
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週の日曜日は氣志團万博2017に出演。「雨がすごかったんですけれど私が出るときに運よく小降りになりまして38分の演奏時間でしたけれども飛ばして(笑)、珍しくですね、飛ばしていきました(笑)。お出でいただきましたお客さま、ありがとうございました。たくさんお便りいただきましたが来週あたりご紹介しようかなと思っております」と達郎さん。

・グレン・キャンベル追悼
グレン・キャンベルが8月8日に亡くなった。享年81歳。アメリカを代表する、特に1960年代から1970年代にかけてポップ・カントリーのジャンルで一世を風靡した。今週は「グレン・キャンベル追悼」特集。キャリアが長いのでほんの舐める程度。

・REBORN
昨日の土曜日、9月23日に映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が封切られた。先行で9月13日に発売したシングル「REBORN」には、カップリングとして映画の中で門脇麦さんがセリというシンガーの役で歌うヴァージョン、ストリート・ミュージシャン役の林遣都さんが映画の中でハーモニカを演奏するが、ハーモニカのインストゥルメンタル・ヴァージョン(演奏はスタジオ・ミュージシャン)をサウンドトラック仕様で収録。それにプラスして山下達郎のシングルとしての側面でライヴ・テイクを収録していて、今年の7月9日の中野サンプラザ公演から伊藤広規、難波弘之、山下達郎の3人ライヴで「ターナーの汽罐車」のアコースティック・ヴァージョン、それと昨年の10月4日に新宿ロフトで行った新宿ロフト40周年ライヴから「DRIP DROP」のアコースティック・ヴァージョンが入ってる。

・TURN AROUND LOOK AT ME
グレン・キャンベルは1936年、アメリカ南部アーカンソー生まれ。エルヴィス・プレスリーの一歳下のロカビリー世代。カントリー・ミュージックを中心に習得し、1960年代の頭にロサンジェルスに出てきてスタジオ・ミュージシャンの仕事をする。かなりの腕利きのギタリストで歌も歌える、バックグラウンド・ヴォーカルもできるということで重宝された。当時のL.A.のギタリストで5本の指に入るぐらい上手いギタリストでたくさん仕事をしている。歌手を志望していろんなところでレコーディングして、1961年に最初のヒットが生まれる。全米62位まで上がったのが「TURN AROUND LOOK AT ME」。後にヴォーグスがヒットさせた。

・GENTLE ON MY MIND
その後、鳴かず飛ばずだったが1967年に待望のヒットが出て、それから順風満帆になった。プロデューサーでアレンジャーのアル・デ・ローリーと組んでキャピトルから出した「GENTLE ON MY MIND」が全米62位とスマッシュ・ヒットだがカントリー・チャートではかなり上がり、1968年に再チャートインして39位になった。この辺りからグレン・キャンベルはだんだん有名になっていく。
曲をかけ終えて。達郎さんが高校一年の頃、FENで毎晩深夜にこの曲がかかっていて、この曲を聴くとその頃の中間テストとか思い出してしまうそうだ。ジョン・ハートウッドの作品で言葉が多く、何を歌っているかよくわからない散文的な歌。1967年にグラミーのカントリー・ヴォーカル賞、カントリー&ウエスタン・レコーディング賞を受賞した。

・BY THE TIME I GET TO PHOENIX
同じ1967年に出したシングル「BY THE TIME I GET TO PHOENIX」がグレン・キャンベルの名声を上げることになった。このときにコンビを組んだジミー・ウェッブは1967年のグラミー最優秀楽曲賞、グレン・キャンベル自身は男性ヴォーカル賞、アルバム賞も受賞する。1967年、全米26位。邦題は「恋のフェニックス」。

・WICHITA LINEMAN
年が明けて1968年にはグレン・キャンベルはスターダムにのし上がっていく。この時代のグレン・キャンベルを聴くことはジミー・ウェッブを聴くこととイコールだった。1968年、全米3位のミリオンセラー「WICHITA LINEMAN」。グレン・キャンベルの代表作で電話線の保守をしている人の歌。ひとりでクルマを運転し電話線の保守をしている男の孤独を描き、独特の哀愁感のある作品に仕上がっている。この時代のグレン・キャンベルは1967年にアルバム3枚、1968年にはアルバム4枚、1969年になるとライヴを含めてアルバム5枚を出している。ビーチボーイズのようにどんどんどんどんアルバムを出させる。キャピトルというのはそういう会社。

・GALVESTON
1969年、全米4位のミリオンセラー「GALVESTON」。フェニックス、ウィチタと来てテキサス内部の都市ガルベストンを題材にしたジミー・ウェッブのペンになる作品。

・ニュー・シングル「REBORN」のポスター
9月23日公開の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の主題歌「REBORN」。ジャケットが好評なので同じデザインのポスターをサイン入りで30名にプレゼント。

■プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

・『REQUEST』30th Anniversary
竹内まりやさんの1987年のアルバム『REQUEST』が30周年になるので30th Anniversary を11月22日に発売する。最新デジタル・リマスタリングの再発盤となる。今のところボーナス・トラックの選曲など行ってるため詳細は後日。

『POCKET MUSIC』30th Anniversary は来年『僕の中の少年』30th Anniversary と一緒にする予定だとか。ツアー中で無理だったという。

・WHERE'S THE PLAYGROUND SUSIE
1969年の「WHERE'S THE PLAYGROUND SUSIE」。ジミー・ウェッブのブロークン・ラヴソングの中で達郎さんがとりわけ好きな曲。

・TRUE GRIT
ジミー・ウェッブから離れて。1969年にグレン・キャンベルは映画『TRUE GRIT』邦題『勇気ある追跡』に出演。ジョン・ウェイン主演の映画で主題歌「TRUE GRIT」は全米35位。

・TRY A LITTLE KINDNESS
1969年、「TRUE GRIT」に続くヒット、全米23位の「TRY A LITTLE KINDNESS」。この後はカントリー系のものとR&B系のものと別れていく。日本では'70年代になるとカントリー・ミュージックは入ってこなくなるがアメリカでは変わらず人気がある。

・ADIOS
グレン・キャンベルは2010年にアルツハイマーと診断されて長い闘病生活に入る。2011年のアルバムが遺作になるだろうと思われていたが、なんと今年最後のアルバム『ADIOS』が出た。レコーディングは2016年。アルバムの最後にはジミー・ウェッブの作品「ADIOS」が収録されている。

・今後の予定
今回は1969年までしかかけられなかったのでまた次の機会に。来週は番組25周年だがツアーが終わったばかりなので何もできず25周年記念「棚からひとつかみ」。これから何か企画を練ってやるつもりだそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2017年10月01日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1301

2017年09月17日 | Sunday Song Book

2017年09月17日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. SEPTEMBER / 竹内まりや '79
2. EVERY BREATH I TAKE / GENE PITNEY '61
3. WORKING MY WAY BACK TO YOU / THE FOUR SEASONS '66
4. BALLAD OF EL GOODE / BIG STAR "#1 RECORD" '72
5. YOUR LOVE HAS ME LOCKED UP / THE MODULATIONS '74
6. FEELIN' ALRIGHT (LIVE) / DAVE MASON "CERTIFIED LIVE" '76
7. SIX QUESTIONS / THE TURBANS '61
8. REBORN / 山下達郎 09月13日発売ニューシングル
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■内容の一部を抜粋
・近況
今日は氣志團万博2017に出演。出番は18時45分。そのため番組は前倒しで収録しているそうだ。

・氣志團万博2017
8月末まで続くツアーの後に一本だけ夏フェスに出演することになった。千葉県・袖ケ浦海浜公園にて9月16日(土)、17日(日)に開催される「氣志團万博2017」の9月17日(日)に出演。
http://www.kishidanbanpaku.com

・リクエスト特集
10月で番組は25周年を迎える。現在企画を練っているところで、まだ何をやるかは決まってないという。ツアーが終わって雑用が溜まっているし、氣志團万博2017が終われば曲書きをはじめる予定。来月早々には新曲のデモの締切があるということで今週はリクエスト特集。

・SEPTEMBER
「今年は夏がヘンテコでしたので、竹内まりやさん『SEPTEMBER』、今頃がいいんじゃないのかなという予測でございます」と達郎さん。

・EVERY BREATH I TAKE
ジーン・ピットニーの1961年、全米42位の「EVERY BREATH I TAKE」。キャロル・キングとジェリー・ゴフィンの作品で、プロデュースはフィル・スペクター。

・題名のない音楽会
「先日、テレビの『題名のない音楽会』(吹奏楽で聴く山下達郎の音楽会)で高校生のブラスバンドの人たちが演奏してくれました。素晴らしい演奏でした(笑)。惚れ惚れしました。うれしい番組でした」と達郎さん。

・WORKING MY WAY BACK TO YOU
フォー・シーズンズの「WORKING MY WAY BACK TO YOU」はサンデー・リンツァー、デニー・ランデルの作品で1966年、全米9位。

・ウォーキング
リスナーから「達郎さんはお身体に気をつけていること何かありますか?」という質問。
「私は文字通りウォーキングでございます。それが全てでございます。一日一時間ぐらい歩く、それを週に半分くらいできればばいいなという」と達郎さん。

・肉
70歳過ぎのリスナーから「どのような食事をしたらあのようなパワフルな声が出るのですか?」という質問。
65歳過ぎたら肉を食えというサジェスチョンがあって、今のバンドは若いメンバーが増えて肉料理を食べる機会が増えたという。「肉が食べられるというのは消化器系も健康な証拠だし、森光子さんや黒柳徹子さん、加山雄三さん、みなさん肉ですね。長寿の人はみんな肉だという気がしますが」と達郎さん。

・THE BALLAD OF EL GOODO
ビッグ・スターはアレックス・チルトンがボックス・トップスを辞めてから結成したバンド。いわゆるカルト・スターとしてカルトな人気を誇る人になった。ビッグ・スターのファースト・アルバム『#1 RECORD』に収められている1972年の作品「THE BALLAD OF EL GOODO」。

・YOUR LOVE HAS ME LOCKED UP
ザ・モジュレーションズはフィラデルフィア出身の4人組のヴォーカル・グループ。1974年のシングルのB面「YOUR LOVE HAS ME LOCKED UP」。

・今後の予定
来週24日は準備ができたら「グレン・キャンベル特集」。

・FEELIN' ALRIGHT(LIVE)
デイヴ・メイソンの1976年のライヴ・アルバム『CERTIFIED LIVE』(邦題は『情念』)から「FEELIN' ALRIGHT」。デイヴ・メイソンはトラフィックのメンバーだったが脱退してソロになった。

・開演前のドゥーワップ
リスナーから「開演前のドゥーワップは全部私物CDからですか?」という質問。
すべてオリジナルのシングルだそうだ。「客入れBGM」と呼ばれるドゥーワップは全部オリジナルのシングルをデジタル・プロセッシングしてリマスターしてかけているという。

・SIX QUESTIONS
山形県の超常連のリスナーから「客入れBGM」の終わりの方でかかったドゥーワップにリクエスト。フィラデルフィアのザ・ターバンズの1961年のシングルで「SIX QUESTIONS」。

・REBORN
いよいよ今週の土曜日、9月23日に映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が封切られる。先週発売したシングル「REBORN」のカップリングとして入ってるハーモニカのインストゥルメンタルはスタジオ・ミュージシャンだが、映画はストリート・ミュージシャン役の林遣都さんが自分でハーモニカを吹いたヴァージョンなのだとか。「私のヴァージョンのエンディングの素晴らしいギター・ソロは日下部"BURNY"正則さん。スナイパーというグループから、今はソロですけれども、日本のゲイリー・ムーアと言われる泣きのギターですが。難波くんの40周年記念のライヴで一緒にやりまして素晴らしいギターなので、是非ということでお願いしました。そちらのほうもCDでお楽しみいただければと思います。放送だとかかりきらない(笑)」と達郎さん。

・番組の終わりに
「季節の変わり目でございます。温度の変化いろいろございます。風邪など引かれませんようにご自愛下さい」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2017年09月24日は、「グレン・キャンベル追悼(予定)」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1300

2017年09月10日 | Sunday Song Book

2017年09月10日プレイリスト
「夏の終わりの棚からひとつかみ」
1. REBORN / 山下達郎 09月13日発売ニューシングル
2. 悲しみのJODY / 山下達郎 "メロディーズ" "オーパス" '83
3. WONDERFUL SUMMER / ROBIN WARD '63
4. SUMMER'S ALMOST GONE / THE DOORS "WAITING FOR THE SUN" '68
5. SUMMER'S GONE / THE BEACH BOYS "THAT'S WHY GOD MADE THE RADIO" '12
6. 白いアンブレラ / 山下達郎 "ソノリテ" '05
7. ターナーの汽罐車 (LIVE) / 山下達郎 09月13日発売ニューシングル
8. WHEN THE SUMMER IS THROUGH / THE HAPPENINGS "PSYCLE" '67
9. REBORN / セリ(門脇麦) 09月13日発売ニューシングル
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■内容の一部を抜粋
・近況
ようやくライヴが一段落したものの、ライヴの間に溜まってるいろいろなことがあって、いわゆる雑用に追われているとか。仕事場の片付けもありあんまり休んでる気がしないそうだ。そうするとお酒を飲みたい気分になり、ライヴが終わったら人と会う機会も増え、食事会がてきめんと増えてきて、休んでるのか酒飲んでるのかわからないという。来週の日曜日が氣志團万博なので今週はライヴの練習があるとか。ツアーでやってない曲もあるので練習するそうだ。

・氣志團万博2017
8月末まで続くツアーの後に一本だけ夏フェスに出演することになった。千葉県・袖ケ浦海浜公園にて9月16日(土)、17日(日)に開催される「氣志團万博2017」の9月17日(日)に出演。
http://www.kishidanbanpaku.com

・夏の終わりの棚からひとつかみ
番組は本日で1300回。10月で25周年なのでちょうどキリのいいところ。番組はリクエストが続いていたので今週はレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」。夏の終わりなので「夏の終わりの棚からひとつかみ」。

・REBORN
いよいよ今週9月13日水曜日にニュー・シングル「REBORN」がリリース。9月23日公開の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。原作は東野圭吾さんのベストセラー小説。曲中の女性コーラスは杉並児童合唱団で、「子どものコーラスを入れたい」という廣木隆一監督のアイディアだとか。セリ役の門脇麦さんヴァージョンは安井輝さんのプロデュース。安井輝さんと達郎さんは縁があり、映画『陽だまりの彼女』のときも映画音楽は安井輝さんだったという。

・悲しみのJODY
1983年のアルバム『MELODIES』から「悲しみのJODY」。ニュー・シングル「REBORN」のプロモーションのためかけられなかったが、本来ならば夏の終わりの1曲めとして番組でのオンエアを予定していたという。

・WONDERFUL SUMMER
ロビン・ワードの「WONDERFUL SUMMER」は1963年、全米14位。ロビン・ワードはいわゆるスタジオ・セッション・シンガーだったが、アルトのシンガーだったため十代ぽくないということで、スピードを上げて録音したという。

・SUMMER'S ALMOST GONE
ドアーズの1968年のサード・アルバム『WAITING FOR THE SUN』から「SUMMER'S ALMOST GONE」。達郎さんはドアーズの1枚目から3枚目のアルバムにかけて死ぬほど聴いたとか。ちょうど中学から高校にかけての頃だったという。

・SUMMER'S GONE
ビーチボーイズの2012年のオリジナル・アルバム『THAT'S WHY GOD MADE THE RADIO』(神の作りしレディオ)から「SUMMER'S GONE」。ブライアン・ウィルソンのプロデュースで意外といいんですよね、と達郎さん。なぜかジョン・ボンジョビがコンポーズ(作曲)に加わっているという一曲。

・白いアンブレラ
この曲もニュー・シングル「REBORN」のプロモーションのためかけられなかった。2005年のアルバム『SONORITE』からシングル・カットされた「白いアンブレラ」。

・プレゼント
『COME ALONG』のクリアファイル、『COME ALONG 1』と『COME ALONG 2』、『COME ALONG 3』のジャケット(鈴木英人さんのイラスト)をそれぞれ印刷したミニ・クリアファイルを作ったので、それを3枚セットで30名にプレゼント。

・今後の予定
リクエスト・カードがかけてもかけても減らないので来週はリクエスト特集。グレン・キャンベルの特集は再来週の予定。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

・ターナーの汽罐車(LIVE)
ニュー・シングル「REBORN」はふたつの側面を持っていて、サウンドトラック仕様として、達郎さんが歌う「REBORN」、劇中歌として門脇麦さんが歌うアコースティック・ヴァージョンの「REBORN」、それとハーモニカのインストゥルメンタル・ヴァージョンが収録されている。もうひとつは山下達郎のシングルとしての側面でライヴ・テイクを収録していて、今年の7月9日の中野サンプラザ公演から伊藤広規、難波弘之、山下達郎の3人ライヴで「ターナーの汽罐車」のアコースティック・ヴァージョン、それと昨年の10月4日に新宿ロフトで行った新宿ロフト40周年ライヴから「DRIP DROP」のアコースティック・ヴァージョン。その中から「ターナーの汽罐車」は達郎さんのアコースティック・ギター、難波弘之さんのアコースティック・ピアノ、伊藤広規さんのエレクトリック・ベースという編成。

・WHEN THE SUMMER IS THROUGH
ハプニングスの1967年のセカンド・アルバム『PSYCLE』から「WHEN THE SUMMER IS THROUGH」。曲を書いてるのはトーケンズで、1961年にトーケンズのヴァージョンをレコーディングしている。

・イア・モニター
新潟県の超常連のリスナーから「ライヴでイア・モニターは使われてないようですが、やはり邪魔になるのですか?」という質問。
30年から40年くらい、ステージ上の足元にあるモニター(転がし)なのでイア・モニターは使わないそうだ。一度だけイア・モニターに挑戦したことがあり、そのときは演奏メンバー全員が「歌が変わった」と言ったので使わないことにしたという。

・ギターは何本?
同じリスナーから「ギターは何本持って行かれてるのですか?」という質問。
10本未満だとか。テレキャスターが3本、アコースティック・ギターが4本でそんなところ。だから7本。実際に使うのはそれで全部使わないという。

・ゴジラ
同じリスナーから「今回からゴジラの仲間が増えたようですね」という質問。
今回からシン・ゴジラが増えた。「オリジナル・ゴジラとシン・ゴジラに挟まれてですね、最強のコンビでございます。へへ、うれしいです」と達郎さん。

・REBORN
ニュー・シングル「REBORN」からセリ役の門脇麦さんヴァージョンの「REBORN」。大貫妙子さんや原田知世さんに似ているというお便りが来てるそうで、たいへんに評価が高い。「劇中でセリさんという役で門脇麦さんが歌うので、歌いやすいことをかなり考慮して書いております。それがよかったのかなと思いますが、それを歌いこなして、大変素晴らしい繊細な表現力で、映画の中ですごくいい効果が出ております。素晴らしい歌です」と達郎さん。

2017年09月17日は、「リクエスト特集」
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山下達郎 PERFORMANCE 2017

2017年09月04日 | 山下達郎

個人サイトに山下達郎 PERFORMANCE 2017のレビューをアップしました。
よろしくお願いします。

本文の中で触れております入退院を繰り返していた
家族のものが先月亡くなりました。
今回のレビューは亡くなるひと月くらい前に書いたもので
まだ長生きしてくれるものだと信じていました。

今、少し落ち着いたとはいえ激動の時間を過ごし
レビューを読み返してもこれでいいのか
もう少し寝かせて書き直したほうがいいのか
よくわかりません。
それにホームページの運営にも意欲がなく
しばらく休ませてもらおうかなと考えております。

本当は佐野元春の『MANIJU』を先に書いておくべきでしたが
アルバムが出た時期に亡くなった家族のものの
余命宣告があり全く書くことができませんでした。

辛い時期はいずれ去るといいます。
そういうアメリカのトラディショナル・ソングがありますね。
またいつの日にかSITEDOIでお会いしましょう。
コメント (4)
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Sunday Song Book #1299

2017年09月03日 | Sunday Song Book

2017年09月03日プレイリスト
「残り物には福、リクエスト特集」
1. REBORN / 山下達郎 09月13日発売ニューシングル
2. IT'S THE SAME OLD SONG / THE FOUR TOPS '65
3. GOODBYE COLUMBUS / THE ASSOCIATION '69
4. TOP OF THE WORLD (ALBUM VERSION) / THE CARPENTERS "A SONG FOR YOU" '72
5. I'M GONNA TAKE WHAT HE'S GOT / ETTA JAMES "TELL MAMA" '68
6. LOOKING FOR AN ECHO / THE PERSUATIONS "CHIRPIN'" '77
7. OOH CHILD / VALERIE CARTER "JUST A STONE'S THROW AWAY" '77
8. REBORN / セリ(門脇麦) 09月13日発売ニューシングル
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は直近の収録。台風が陸地から離れて北上中だが雨が降ったり風が強かったりしている。東京の8月の日照時間は観測史上最低だったとか。「いろんなところで被害が出ております。たくさん被害が出ておりますが。大変でございます。お見舞い申し上げます。私、ツアー中、大変幸運なことにそういう実害を受けませんで、全てのところが変わらず予定通り各公演終了することができました。3月からスタートしましたツアー、8月いっぱいで全49公演恙無く終了いたしました。お出で下さったみなさま、ありがとうございます。今年は我ながらなかなかいい出来だったかと思います。来年もこれに負けずに行きたいと思っておりますが。とりあえず9月の17日に氣志團万博が待っておりますので、しばらくしたら練習をしなければなりませんけれども、とりあえずは一段落でございます。でも一段落なんですけれど、また曲書きの仕事がはじまります(笑)。あんまり休めません」と達郎さん。

・氣志團万博2017
8月末まで続くツアーの後に一本だけ夏フェスに出演することになった。千葉県・袖ケ浦海浜公園にて9月16日(土)、17日(日)に開催される「氣志團万博2017」の9月17日(日)に出演。
http://www.kishidanbanpaku.com

・「残り物には福、リクエスト特集」
番組はツアーが終わって一日、二日で収録。サンデー・ソングブックは10月でいよいよ25周年を迎える。なんかやる予定なので、その準備もしなければならないそうだ。本当は今週、レギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」をする予定だったが、一から選ばなければならず大変なので、リクエストのハガキがまだたくさんあるから今週は「残り物には福、リクエスト特集」。

・REBORN
9月13日発売のニュー・シングル「REBORN」。ミュージック・ビデオ、その他がオンエアされていて、ショート・ヴァージョンだがYouTubuでも視聴できるという。9月23日公開の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の主題歌。今回のシングルはサウンドトラック仕様でカップリングに劇中歌として門脇麦さんが歌う「REBORN」、それとハーモニカ・ヴァージョン。山下達郎シングル仕様としてはアコースティック・ライヴ、今年の7月9日の中野サンプラザ公演から伊藤広規、難波弘之、山下達郎の3人ライヴで「ターナーの汽罐車」のアコースティック・ヴァージョン。それと昨年の10月に新宿ロフトで行った新宿ロフト40周年ライヴから「DRIP DROP」のアコースティック・ヴァージョン。全5トラック+「REBORN」カラオケ・ヴァージョン。

・IT'S THE SAME OLD SONG
フォー・トップスの「IT'S THE SAME OLD SONG」は1965年、全米5位の代表作。

・プロペラ機
リスナーから「今年のツアーも移動にプロペラ機を使われたのでしょうか?」という質問。
今年はプロペラ機に乗れなかったそうだが、新千歳から女満別に行くのにブラジルのエンブラエルのE170に乗ったそうだ。

・GOODBYE COLUMBUS
アソシエーションの1969年、全米80位の「GOODBYE COLUMBUS」。同名の映画『グッドバイ・コロンブス』の主題歌。

・エレアコ
超常連のリスナーから「ライヴではエレアコを3種類使われてましたが、メーカーを教えてください」という質問。
全部、ギブソンのチェット・アトキンス・モデルだとか。チェット・アトキンス・モデルでも弱冠かたちが、仕様が違うもので、最近一台調子悪くなり新しく購入したそうだ。とっくに生産中止になってるのでなかなか大変なのだという。3人でアコースティック・ライヴをするときはギルドのD52。

・TOP OF THE WORLD (ALBUM VERSION)
カーペンターズの「TOP OF THE WORLD」のアルバム・ヴァージョン。1972年のアルバム『A SONG FOR YOU』に収録。1973年にシングル・カットされて全米NO.1のミリオンセラー。

・I'M GONNA TAKE WHAT HE'S GOT
エタ・ジェームズの1968年のアルバム『TELL MAMA』から「I'M GONNA TAKE WHAT HE'S GOT」。マッスル・ショールズの名演。ドン・コヴェイの作品。

・LOOKING FOR AN ECHO
ザ・パースエイジョンズは1960年代の初頭にニューヨークで結成されたドゥーワップのアカペラ・グループ。アカペラを世に広めたグループ。彼らの「LOOKING FOR AN ECHO」はケニー・ヴァンスがレコーディングしたのが最初。1977年のエレクトラからのアルバム『CHIRPIN'』に収録。

・ツアー・グッズの通信販売
今年のツアー・グッズの通信販売が9月1日からはじまっている。通販サイトのURLなど詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp

・リストバンドの色
リスナーから「リストバンドの色は何種類あったのですか?」という質問。
14色作って使い回ししたそうだ。二日公演は日毎に違って、立ち見用に金・銀・レインボウがあり、全部で17種類あったそうだ。

・セットリストの変更
同じリスナーから「横浜で観たときはなかったDOWN TOWNが大宮で追加されてました。セットリストの変更はどれくらいあったのですか?」という質問。
最初はアンコールで「THE THEME FROM BIG WAVE」をやっていたのが「DOWN TOWN」に変えて、中野サンプラザの2回だけ「パレード」に変えたものの、また「DOWN TOWN」に変えたという。「まぁ、気分です。たまにはいいんじゃないかと。あんまり変えないんですけどね、今年はちょっと演奏に余裕が出てきたので、そういうのができるようになりました。理想はバンドみたいに今日は何やろうかみたいに、そういうのがやれるといいんですけど、なかなか照明とか、そういうものの流れがあるのでできませんね。なるべく同じにしないとダメです。僕らだけライヴハウスみたいなところでならできるんですけれども。ちゃんとしたホールのアレですと、照明の段取りとかありますので」と達郎さん。

・佐橋さんのマイク・スタンド
リスナーから「佐橋さんのマイク・スタンドにはボトルネック奏法用のスライド・バーの他にドラム・スティックが挿してありましたが、ドラム・スティックをライヴ中に使うことはあるのでしょうか?」という質問。
カウベルが横においてあり、ときどきカウベルを叩いているそうだ。

・OOH CHILD
ヴァレリー・カーターは今年の3月7日に亡くなった。ハウディ・ムーンからソロになったチャーミングなシンガー。1977年のファースト・ソロ・アルバム『JUST A STONE'S THROW AWAY』に入ってる「OOH CHILD」はもともとファイブ・ステア・ステップスの曲。

・前倒し収録
リスナーから「番組の収録について。いちばん前倒しってどれくらい前に収録してるのですか? また直近は? 生放送はないですよね?」という質問。
3週間ちょっとというのが最高記録。生放送は一度FM仙台でやったことがあり、直近は大体、前日か前々日。当日収録というのは録音なのでマスターを入れなければならず、当日なら生放送しかできない構造に放送局はなってるそうだ。生放送を一度やってみたいけれど、やばいこと言いそうなので止められてるという。

・トレーニング
リスナーから「3時間20分のライヴをするのに普段からトレーニングをしているのですか?」という質問。
特別しておらずウォーキングだけ。あとボイトレ。ジムとかは体が固いのでトレーナーにバカにされるから一切行かないという。

・プレゼント
『COME ALONG』のクリアファイル、『COME ALONG 1』と『COME ALONG 2』、『COME ALONG 3』のジャケット(鈴木英人さんのイラスト)をそれぞれ印刷したミニ・クリアファイルを作ったので、それを3枚セットで30名にプレゼント。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

・REBORN
映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の劇中歌として門脇麦さんがセリという役で歌う「REBORN」。

2017年09月10日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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