山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE Supported by Rakuten Card

2022年12月29日 | Sunday Song Book
2022年12月29日プレイリスト「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE Supported by Rakuten Card」
1. WINDY LADY(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
2. 素敵な午後は(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
3. 人力飛行機(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
4. PAPER DOLL(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
5. 過ぎ去りし日々(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
6. DANCER(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
7. MONDAY BLUE(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
8. SOLID SLIDER(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
9. CIRCUS TOWN(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
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■内容の一部を抜粋
・山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE Supported by Rakuten Card
12月29日(木)午後2時から「山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック・スペシャル」と題して二時間の特別番組がオンエア。
番組30周年を記念してのスペシャル・プログラム。
サンデー・ソングブックは1992年10月3日に土曜日の午後3時からサタデー・ソングブックとして放送がスタートして、今年10月2日でめでたく30周年を迎えた。それまでもラジオのレギュラー番組を何回かやってきたけれど、「ラジオのレギュラー・プログラムを持ってるときはレコードが出ない」というジンクスがずっとあった。達郎さん自身も、スタッフも「あんまり長くやんない方がいいよ。またレコードが出ないからね。ただでさえ出ないんですから」。そんなことを言ってはじめたプログラムも30年経ち、レコードもそんなに多くはないけれど、6,7年おきに一枚出すことができている。
番組では10周年、20周年、そういうときにスペシャル・ライヴを企画してやってきた。この30周年でやってきたライヴは東京半蔵門のTOKYO FM ホールで開催してきた。予算の関係、いろいろあって三人ライヴ、アコースティック・ライヴでやってきたけれど、今年はなんといっても30周年なので、いつもより大盤振る舞い、「ちゃんとしたリズム・セクションで演奏しよう」、そういうかたちになったそうだ。でもTOKYO FM ホールでは狭いので、普通のホール公演でやっているメンバーが全員ステージに乗らないこともあって、コーラス抜きで、ドラム、ベース、ギター2本、キーボード2台、そしてサックスという6リズム、全部で7人編成で演奏することになった。12月16日(金)に半蔵門のTOKYO FM ホールで収録した「30th Anniversary PREMIUM LIVE」、全国から応募した150人を招待して行われたライヴの模様をオンエア。

達郎さんが小学生の頃はまだテレビがなくて、ラジオがメディアの中心だった。中学生になると学生や受験生をターゲットにした深夜放送というムーブメントが生まれて、達郎さんは中学、高校の頃だったのでラジオべったりの時代だった。ラジオからいろいろなヒット曲を吸収して、その影響でミュージシャンの道を選んだという。ラジオというのは重要なメディアで、当時の音楽を紹介してくださるDJ、福田一郎さん、中村とうようさん、八木誠さん、高崎一郎さん、糸居五郎さん、そういうような方々のおかげで、いろいろな音楽を知ることができた。
達郎さん自身がミュージシャンになってからラジオのレギュラーを持たせてもらうようになり、選曲がオタクで、一般的なプログラムからするとマニアックなので、なかなか受け入れ難いという、70年代あたまはどんなに長くても3年、早いときは10ヶ月で番組が終了になったとか。90年ぐらいまではそんな感じたった。
1992年にサタデー・ソングブックをはじめたときは39歳。それまではアメリカン・トップ40や、R&Bが好きだったのでR&Bチャート、そういうようなものの新譜もかけてたけれど、歳を取ってきて新譜を追うのがだんだん辛くなっていた。だからサタデー・ソングブックのオファーが来たときに「じゃあ、これからはオールディーズ専門の番組で行こう」、1950年代、60年代、70年代、80年代の音楽だったら、それまでの自分の既成の知識だけでなんとかなると考え、オールディーズ中心の番組としてサタデー・ソングブックをスタートさせた。
ちょうど土曜日の午後3時からの番組だったので、前番組の邦楽ベストテン、洋楽ベストテンというタイムテーブルを継ぐかたちになりバランスがよかった。二年ほど経ち日曜日の午後2時に移ってくれと言われた。日曜の午後2時は大変難しいゾーンで、深夜だったら学生とか、ある程度特化したリスナーだけれど、日曜の午後は行楽帰りのファミリーだとか、クルマの中で聴いてる人たち、お店をやってる方々、幅広いリスナー層があるので、マニアックなオールディーズ番組で果たして大丈夫なのかと思ってはじめたとか。
リスナーからのハガキを読むと「かけてる音楽はわからないけれど、言ってることがおもしろいから聴くようになった」という妙なリスナーも取り込み、だんだん口コミで広がっていって聴取率も上がって、3年で終わるかと思っていたら、5年になり6年になり、どんどん続いて今や30周年を迎えることができた。
「ラジオのレギュラー・プログラムを持ってるときはレコードが出ない」というジンクスも、番組に入り込みすぎるとそういうこともあるけれど、この30年間でオリジナル・スタジオ録音盤が4枚、そういうアルバムを出すこともできた。
オールディーズの番組で、超マニアックではなく、そこそこマニアック、中級クラスの、そこそこマニアックな音源なので、TOKYO FMのレコード室にほぼないものばっかり。自分の家から持ってきてレコードをかけている。はじまった頃はまだアナログからCDに移る時代だったのでCDもあるけれど、ほとんどレコード、60年代、特に50年代の音楽はまだCD化されてないのがほとんどだった。なんといっても古い音源なので、サンデー・ソングブックになった頃、木村拓哉さんが前で、後ろがDREAMS COME TRUE(ドリカム)の時代があって、この前後のふたつの番組はバリバリの新譜をかけているので、この番組で50年代とか60年代の、たとえばチャック・ベリーとか、エディ・コクランとか、バディ・ホリーをかけたって、迫力の点で折り合わない。自宅にリミッターとかコンプレッサー、イコライザーといった機材を持ち込んで、アナログ・リマスタリングして、それをDATに録音してスタジオに持ってくるという気が遠くなるような作業をしていたという。そういうことを繰り返してるうちに「最高の選曲と最高の音質」というキャッチフレーズ生まれてきた。そういう中からデジタル・リマスタリングのノウハウが知らないうちに培われて、それが本業に反映するという、ひじょうにいいサイクル、パターンだった。サンデー・ソングブックとともに三十代、四十代、五十代、そして六十代を生きてくることができた。
「話が長くなってしまいましたけれども(笑)、でもサンデー・ソングブック30周年記念プログラムなので、はいライヴをお聴きください、そういうふうには行きませんので、こういうことを予め挟みつつ、ライヴの方もお聴きいただきたいと思います」と達郎さん。

・WINDY LADY
1976年のアルバム『CIRCUS TOWN』に収録。もともとはシュガーベイブのレパートリー。最近のライヴではシュガーベイブの1975年の演奏、シュガーベイブのアレンジでやっている。22歳のときのアレンジ。

・素敵な午後は
1977年のアルバム『SPACY』に収録している。コーラスなしの曲は1970年代の作品に圧倒的に多く、あの当時は村上"ポンタ"秀一さんのドラムで、岡沢章さんのベース、松木恒秀さんのギター、そして坂本龍一さんのキーボードに土岐英史さんのサックスという編成で、コーラスなしでこういうような曲を学園祭やライヴハウスでずっとやっていた。その時代のアレンジメントとその時代の感じで演奏したとのこと。

曲冒頭に。
「こんばんは。ようこそいらっしゃいました。サンデー・ソングブック30周年記念のイベントでございます。しかし(笑)、よく当選しましたね。30周年なんですけれど、このTOKYO FM ホール、ステージが狭くてですね、人が乗らないんです。で今日はコーラスが乗りません。のでリズムセクションだけの演奏になります。そうしますとですね、私がソロに、デビューした頃の70年代の記憶が蘇ってきまして、当時はコーラスなんて予算がございません。使えませんでした。村上ポンタ、岡沢章、坂本龍一、松木恒秀、土岐英史、それに僕という6リズムでやっていた時代があります。で結局、今日はそういう曲が中心で、ほとんど70年代で統一されます。喜んでいる方もいらっしゃいますが、初めてご覧になる人いらっしゃいます? 初めての方だとちょっと難易度が高いかもしれませんが、ひとつ(笑)、でもたったそれくらいなので安心しました。てなわけで今日は本当に自分の二十代のことを思い出して、すごく演奏するとフラッシュバックします。ので短い時間でありますけれども、お楽しみいただければと思います。でも全部70年代だと癪に障るので新曲もやります。放送をお聴きの皆さんにこれはクリスマス前に録ったものなので、お客さんに気を遣って、えぇ、お客さんに気を遣って。サァイレンナイ〜...」と達郎さん

・人力飛行機
全部そういうのだと癪に障るのでニューアルバム『SOFTLY』から一曲。

曲の冒頭のMC。
TOKYO FM ホールではアコースティック・ライヴや何かのイベントのゲスト出演など、これまで座って演奏しかやってなかったという。立って演奏するのは今回が初めて。ホールの小ささを改めて実感したとのこと。二十代半ばに学園祭、宮城女子大とか金沢女子大とか東大の駒場の中庭で、ちょうど今頃の季節にやっていたことを思い出したそうだ。「WINDY LADY」とか特に「素敵な午後は」は何十年ぶりなのに、デジャヴして、お客さんが学生に見えて、お互いに若くなってゆく感じがしてるとか。昔やっていたライヴの再現、アーカイヴみたいな感じ。昔の曲はどちらかというと暗い内容で、あんまり人生に希望がないとか、男女関係が絶対に成り立たないとか、そんなのばかり。それが好きだという昔からのお客さんがたくさんいて、「最近の山下達郎はちょっと明るすぎるんじゃないか」とか言われる。歳取ってからそんなブツブツ言ってられないので、だんだん平常心、落ち着き、丸み、それでアルバム・タイトルがソフトリーになった。「そんな1970年代当時、私の最もペシミスティックな歌で、そんな中でも一際人気があった曲で、今年のツアーでもやってるこの曲をどうぞ」と達郎さん。

・PAPER DOLL
また70年代に戻って1978年のアルバム『GO AHEAD!』に入ってる、昔からのお客さんには人気曲の「PAPER DOLL」。こうした70年代の作品は楽器のソロが多い、どちらかというとジャズとか16ビートのジャズ・ファンクとか、そういうようなものに近いアプローチ。「PAPER DOLL」はリズム・セクションの4人がソロを掛け合うかたちで展開されている。

曲の冒頭のMC。
お客さんには関係ないけれどめちゃくちゃフラッシュバックする。44,5年前のライヴハウス、六本木のピットインの空気がして、お客さんの空気がまたそんなに変わってないのがストレンジな感じで、年齢層が高いのか低いのかよくわからない。新宿ロフトや荻窪ロフトや下北のロフト、高円寺のJIROKICHIとか、シュガーベイブというバンドはライヴハウスが主な活動拠点だった。月の半分くらいは演奏していて、それで『SONGS』というアルバムが生まれて、1975年だからもう47年になる。21,2の頃に作った曲は今でもまだやれてるのは幸福なので、今日は普段あまりやらない曲ばかり。やれる機会があればやりたいけれど、キャリア47年で作った曲が300曲以上なので、ずらっと並べてるだけでできない曲が5年、10年経ってしまう。「この曲も2015年以来だから7年ぶりにやる曲。昔から好きな曲なんですけれどなかなかやる機会がございませんで、こんな機会に150人のみなさまに聴いていただければと思います」と達郎さん。

・過ぎ去りし日々
もっと遡って久しぶりにシュガーベイブのアルバム『SONGS』からのナンバー「過ぎ去りし日々」。しかもリズム・セクションを入れてやっている珍しいパターン。

ここで14時台が終わって後半。

曲の冒頭のMC。
70年代に「PAPER DOLL」をやっていた時代はフュージョン全盛で楽器演奏がすごく重要視されていた。今はヴォーカル・オリエンテッド、ヴォーカルがメインだけれど、70年代のサブカルチャーの日本のロックのシーンは演奏力が第一だった。その原因はヴェンチャーズのムーブメント。歌の音楽がひじょうに軽んじられていく傾向で、シュガーベイブを作った頃はまさにそういう時代だった。それに伴って8ビートよりも16ビート、ロックよりもジャズの方が優秀だという風潮があった。それに抗ってシュガーベイブを作ったが、ウケない、踊れない、「もっと踊れるのやれ」と言われて、すごく傷ついて、ソロになってからインストゥルメンタルに重点を置いた16ビート傾向の曲をずっと作ってきた。もともと嫌いではなかったので、リズム&ブルース、16ビートのミュージックは好きだったんで、必然的に楽器のソロのパートが多くなって、当時は土岐英史さんとか向井滋春さんとか現役のジャズ・プレーヤーに仲良くしてもらったので、そういう人たちをレコーディングに呼んだり、ライヴを手伝ってもらったり、長いソロの曲を好んで書いていた時代があった。最近はセットリストの関係で長くできないが、こういうときに何曲か聴いていただきたいと思うとのこと。「2011年から僕のこのグループで、サックス・プレーヤーやってもらってます、宮里陽太くんはひじょうに優れた、日本でも有数の優れたサックス・プレーヤーであります。普段は彼のコンボで聴く機会があるんですけれど、私のライヴでも長いソロで素晴らしい演奏をやってもらってます。そんな中でも出色のやつで次に出るライヴ・アルバムにも必ず入ります。今日のやつもうまくいけば入るかもしれませんが、それはわかりませんけれど、これから、そんな感じで聴いていただければと思います」と達郎さん。

・DANCER
1977年のアルバム『SPACY』に収録している「DANCER」。これも割に人気曲で久しぶりに演奏した。サックスの宮里陽太さんの素晴らしいプレイが聴ける。

・MONDAY BLUE
その次は1978年のアルバム『GO AHEAD!』に入ってる「MONDAY BLUE」。こういう曲をなかなかやる機会がないので久しぶり。

・SOLID SLIDER
1977年のアルバム『SPACY』に収録している「SOLID SLIDER」。この曲もお馴染みだけれど久しぶりに演奏した。『SPACY』と『GO AHEAD!』のもうオンパレード。

曲の冒頭のMCからの抜粋。
「お終いにやる曲というのがですね、実はないんです。コーラスなしの曲で。そういう賑やかな曲がないんです。で、どうしょうかなと思ったんですけれど、だから涙を飲んでというかですね。コーラスなしでやっちゃおうという感じで... 」
(拍手)
「へへっ(笑)、なんでも拍手すればいいってもんじゃねぇんだ」
(爆笑)
「だんだん柄が悪くなる、昔、嫌だなぁ、昔のピットインみたいになってきたなぁ、ホントに。みなさん元気ですねぇ! 」
(拍手)
「なんかやらせたおす、というかなんかこう、昔の空気ですね、学園祭の。こんなもんで終わると思うなよみたいな、でもこっちは上田正樹じゃないんですからね。ちょっと古いな、ネタが。なので(笑)、コーラス必要な曲なんですけれど、最後に景気付けるにはこれくらいじゃなきゃダメだろうという曲なので。みなさん今日は本当に30周年記念でお集まりいただきましてありがとうございます。また来年もツアーやりますし、来年はライヴ・アルバムが出ることになります。それからRCA時代のLPが高値を呼んでおりまして、この間イギリスのディーラーから来ましたら、『SPACY』が250ポンドで送られておりましてですね、冗談じゃない。それなので来年はRCAのカタログを順次、LPとして発売して参りますので、もしアナログお求めの方はそれまで転売ヤーの餌食にかかんないように、しばらくお待ちいただければと思います。すいません、お寒い中をお運びいただきまして誠にありがとうございます。それでは(笑)、ひどいな(笑)、やりゃいい、最後にこの曲を」と達郎さん。

・CIRCUS TOWN
最後にファースト・アルバム『CIRCUS TOWN』から「CIRCUS TOWN」。本来はコーラスが入っているけれど、コーラスなしでアプローチしている。でも昔はこういうかたちで演奏していた。

演奏メンバーは
ドラム : 小笠原拓海
ベース : 伊藤広規
ギター : 佐橋佳幸、そして山下達郎
キーボード : 難波弘之、
同じくキーボード : 柴田俊文
サックス : 宮里陽太
7人編成でのライヴ。

・プレゼント
番組30周年なので12月5日に発売された「BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook」。もともと番組25周年のときに発売された「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」が、今回ムック本として「BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook」として発売されている。これにサインを入れて抽選で30名にプレゼント。宛先欄に必ず「BRUTUSの本希望」と書いてくださいとのこと。ハガキの方は1月15日の消印有効。ホームページから応募する場合はプレゼントのバナーをクリック。締め切りは1月15日23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年01月01日・08日は「新春放談(ゲスト:宮治淳一)」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1576

2022年12月25日 | Sunday Song Book

2022年12月25日プレイリスト「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. LOVE'S ON FIRE / 山下達郎 "ソフトリー" '22
2. プラスティック・ラヴ / 竹内まりや "ヴァラエティ" '84
3. ホールド・オン / 竹内まりや"ユニヴァーシティ・ストリート" '79
4. ASK ME WHY / 竹内まりや "ビバ・マリヤ!!" '82
5. BOMBER / 山下達郎 "ゴー・アヘッド!" '78
6. QUIET LIFE / 竹内まりや "クワイエット・ライフ" '92
7. THE CHRISTMAS SONG / 竹内まりや "クワイエット・ライフ" '92
8. HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS / 山下達郎 "シーズンズ・グリーティングス" '93
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■内容の一部を抜粋
・近況
12月16日(金)に東京半蔵門のTOKYO FM ホールで開催したライヴ・イベント「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」は「盛況でございましたけれども、でも相変わらずマスクなので」と達郎さん。12月29日(木)午後2時から「サンデー・ソングブック・スペシャル」として2時間のプログラムをオンエアする予定になっているそうだ。

・年忘れ夫婦放談
先週に引き続いて今週も竹内まりやさんをゲストに迎えて毎年恒例「年忘れ夫婦放談」。

まりや「サンソン30周年ライヴ、見せていただきましたが、超私好み(笑)。ふふ。将来的に行われるマニアック・ライヴの練習ですかぁ、なくらいなメニュー」
達 郎「単にステージが狭いのでコーラスが乗らなかったのです」
まりや「いやぁ、すっごい私好みのセットリストで、当たった人すごいラッキーだったなと。お疲れさんでしたぁ」
達 郎「そうですね。だけどコーラスが乗らないので、コーラスが入らない曲でやらなきゃなんないという。そうなると必然的に70年代の(笑)、曲が多くなるという」
まりや「70年代がねぇ、あふれてました」
達 郎「そう。RIDE ON TIMEでブレイクした後はコーラスばっかり入ってるという、そういうアレです」

達郎さんは30th Anniversary PREMIUM LIVEのときも声が出て、自分でもびっくりしたのだという。
「信じられないかもしれませんがコロナになった後のほうが声の調子がよくなりました。休めたのとお酒やめたからでしょうね(笑)」と達郎さん。

・LOVE'S ON FIRE
6月に発売されたオリジナル・アルバム『SOFTLY』に収録されている「LOVE'S ON FIRE」が来年1月5日(木)スタートするテレビ朝日系の木曜ドラマ『警視庁アウトサイダー』(毎週木曜日よる9時放送)の主題歌に決定した。西島秀俊さん、濱田岳さん、上白石萌歌さんが刑事に扮して様々な難事件に臨むというドラマ。詳しくは『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・プラスティック・ラヴ
1984年のアルバム『VARIETY』から元祖「プラスティック・ラヴ」にたくさんのリクエストが集まったそうだ。

・ホールド・オン
杉真理さんの提供楽曲集116曲入りの6枚組のCD BOX『Mr. Melody~杉 真理提供曲集~』が出た。その中にまりやさんの曲が2曲入っていて、「ホールド・オン」にリクエスト。この曲のリード・ギターは杉真理さん自身が弾いてるそうだ。1979年のセカンド・アルバム『UNIVERSITY STREET』に収録されている。
ファースト・アルバム『BEGINING』にも杉真理さん作曲の「目覚め」を取り上げてるけれど、杉さんが他人に提供した曲のカヴァーだった。「慶應大学で彼と出会ってなければ、私も音楽の世界に入ってないので、本当に杉さんには感謝です」とまりやさん。

昨日、達郎さんは番組用の音源が入ったUSBを、机からポシェットに入れようとして、手が滑って本の山の中に落としてしまった。それから一時間半探して、やっと奥から見つけ出したそうだ。

・柴田俊文さんの嫌いなもの
嫌いな食べものの話題で、達郎さんのバンドでキーボードを担当している柴田俊文さんの話が出た。柴田さんは大きな船とか豪華客船が見れないそうで、沖縄公演の中一日空いてる日に、みんなでバーベキュー・パーティーをやったときは海を背にして食べていたという。

・ASK ME WHY
まりやさんの課外活動はしばらくやれてない。今年は達郎さんの手を借りずにスタジオに入っていて、オーケストラとレコーディングしたりしていたそうだ。1982年のまりやさんのRCA時代のベスト・アルバム『VIVA MARIYA!!』に入ってるビートルズのカヴァー「ASK ME WHY」。『VIVA MARIYA!!』はまだリマスタリングしてないとか。クレジットされてないが編曲は伊藤銀次さん。

・BOMBER
RCA時代のアナログ盤を来年順次発売することになった。『FOR YOU』から遡るかたちになるという。先週に引き続いてまりやさんのリクエストは「BOMBER」。アルバム『GO AHEAD!』の発売後、年明けに大阪のディスコで「BOMBER」がヒットしていたことをまりやさんはよく知ってるという。ラジオ大阪でレギュラーの「JAM JAM 11」という番組を持っていて、終わるとアン・ルイスさんといつも大阪のディスコで踊ってた。「BOMBER」がかかってたので「あっ、これブレイクするぞ」と思ったそうだ。
曲の間奏に乗って。
「歌い出しの"滑り込んでいくよ"、アレいちばん難しい。今でも"いくよ"のあそこが、"い"がね、オリジナル・レコーディングの"い"がよれてる(笑)。"いくよ"の縦の線をキープするのが難しい。ふふ」と達郎さん。
「BOMBER」はアルバム『GO AHEAD!』のいちばん最初にレコーディングした曲だという。「音響(ハウス)の音がしてます」と達郎さん。

・サンデー・ソングブック・スペシャル
今週は今年最後のサンデー・ソングブックだけれど、年内にもう一回特別番組をオンエア。12月29日(木)、午後2時から「サンデー・ソングブック・スペシャル」として2時間に渡って、番組30周年記念ライヴ・イベント「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」を中心にオンエアする予定。
「午後2時にしてはちょっと渋いセットリストですけれども、夜になってradikoでお聴きいたたければと思っております(笑)」と達郎さん。

・プレゼント
番組30周年なので12月5日に発売された「BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook」。もともと番組25周年のときに発売された「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」が、今回ムック本として「BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook」として発売されている。これにサインを入れて抽選で30名にプレゼント。宛先欄に必ず「BRUTUSの本希望」と書いてくださいとのこと。ハガキの方は1月15日の消印有効。ホームページから応募する場合はプレゼントのバナーをクリック。締め切りは1月15日23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・のどぐろのふりかけ
大分県のリスナーから「2月に島根に旅行に行きます。まりやさんお勧めのスポット&食べものありますか?」
最近まりやさんの実家の竹野屋旅館に行く方が多いそうだ。
「食べものでね、のどぐろのふりかけっておいしいですよ」とまりやさん。

・QUIET LIFE
横浜市のリスナーから「QUIET LIFE」にリクエスト。8月31日に発売された2022年最新リマスター『QUIET LIFE(30TH ANNIVERSATY EDITION)』のタイトル・ソング。

・乱視
名古屋市の超常連のリスナーから「今年一年で加齢を実感されたことはありますか?」という質問。
達郎さんは乱視がきつくなったそうだ。まりやさんは信号を急いで渡れなくなったとか。膝には自信があったんだけれどパッとダッシュができなくなったという。

・曲書き
まりやさんの来年の予定。曲の締切りをふたつ抱えているそうで曲書き。

・THE CHRISTMAS SONG
・HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS
まりやさんの「THE CHRISTMAS SONG」と達郎さんの「HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS」のメドレー。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年01月01日・08日は「新春放談(ゲスト:宮治淳一)」
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名盤ライブ Sweet16 / 佐野元春

2022年12月23日 | 佐野元春

名盤ライブ Sweet16 大阪公演
アルバム『Sweet16』30周年の再現ライヴを聴きに行きました。
「鎌倉殿の13人」をオンタイムで見るために午後3時開演の昼公演です(笑)。
ライヴの模様を個人サイトにアップしております。
よろしくお願いします。

佐野元春の1992年のアルバム『sweet 16』の発売から今年で30年。
当時の僕はかつての熱心さが消えて、ただのいちファンとしてアルバムを聴きました。
第一印象はあまりよくなかったですね。。
ちょうどその頃、伯母の具合が悪くて、父を病院までクルマで送り、
その帰りにカーステレオでよく聴くことが多かった。
第一印象より、そのクルマの中で繰り返し聴いたほうが印象に残ってます。
雷鳴やクジラの鳴き声といった象徴的なサウンド・エフェクト、
チェリーパイのアルバム・ジャケット、
イエローのパッケージといったアルバムを彩る要素が、
それまでの内的な傾向から外に向かって放たれた印象です。
あるいは再び路上に戻ってきたような開放感を感じさせました。
なんといってもアルバムの曲順が素晴らしかったですね。

今回、会場にはアルバム発売当時に都内で掲示された広告の展示がありました。
見出しの画像がそれです。



会場に展示されていたモンキーバイク。
僕も以前、ホンダのリトルカブという原付バイクを所有してましたけれど、
乗ってないとオイル漏れしたり、タイヤのゴムが劣化してきたりで、
結局処分してしまいました。
これだけきれいな状態で現存するにはメンテも必要だと思われ、
大切に保管されてのだなぁと思いました。

大阪では30年前の写真とほぼ同じ向きで設置されてました。




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Sunday Song Book #1575

2022年12月18日 | Sunday Song Book

2022年12月18日プレイリスト「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. クリスマス・イブ / 山下達郎 '83
2. けんかをやめて / 河合奈保子 '82
3. 駅 / 星屑スキャット 12月07日発売
4. CANDY / 山下達郎 "スペイシー" '77
5. HEART TO HEART / 竹内まりや "ミス・M" '80
6. NOW / THE CARPENTERS "VOICE OF THE HEART" '83
7. すてきなホリデイ / 竹内まりや "ボナペティ!" '01
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているとのこと。16日(金)に半蔵門のTOKYO FM ホールで開催された「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」はうまくやれてるはずと達郎さん。このライヴは12月29日(木)にオンエア予定。

・年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)
今週と来週25日は竹内まりやさんをゲストに迎えて年末恒例の「年忘れ夫婦放談」。
まりや「私67年生きてきて今まででいちばん早かった一年だった気がする」
達 郎「そうですか?」
まりや「たっつぁんにとっては、11年ぶりのアルバムがあって、ツアーがあったから、けっこう長かったでしょ?」
達 郎「そうでもないすよ。あの去年の、レコーディングしてるときの方が長かったですねぇ。あっちのほうが段取りがいろいろあるから」
まりや「なんかこのあいだおせち食べたら、気がついたらもう次のおせちみたいな(笑)。それぐらい早かったですね。何やってたんだろ、私は。いろいろレコーディングとかやってたんですよ(笑)。いろいろやってた。はい、はい、はい」

・クリスマス・イブ
来週は25日なのでクリスマス・デイ。「クリスマス・イブ」も今週が最後。来年で発売40周年迎える。先週限定パッケージが発売されたのでリクエストが集まった。

・けんかをやめて
新海誠監督の映画『すずめの戸締まり』に劇中歌として使われている。まりやさんは観に行って、河合奈保子さんの「けんかをやめて」を久しぶりに聴いて、是非かけたいなぁと思ってたそうだ。1982年の作品だからもう40年経つ。久しぶりに聴いて、河合奈保子さんが、歌唱力があって、ニュアンスが伝わる歌唱、とまりやさん。「日本語がきれいなんですよ、奈保子ちゃんは。はっきりとした顔立ちの歌ですね」と達郎さん。アレンジは清水信之さんで、ドラムは村上"ポンタ"秀一さん。仮歌をまりやさんが歌ったけれど、他のレコーディング・メンバーはどうしても思い出せないそうだ。レコーディングには立ち会ってないとか。まりやさんは当時、一ヶ月に一曲は曲を書いていたという。
まりや「奈保子ちゃんが歌うのはいいね。可憐な感じだね。あたしが歌うとほんとずぶといヤぁ(嫌)な女(笑)。よく言われるけど。ハハ。本質が出てんだよね、きっとね」
達 郎「黙して語らず」
まりや「あはは」
達 郎「ノーコメント」
まりや「あっそう」

・子どもの頃に好きだったお菓子、子どもの頃に好きだった本
愛知県半田市のリスナーから「子どもの頃に好きだった本、お菓子は?」という質問。
達郎さんの子どもの頃好きだったお菓子は栗煎餅。まりやさんはミルキー。子どもの頃に好きだった本は達郎さんは小学校一年のとき天文図鑑。まりやさんは『泣いた赤鬼』とい絵本。

・駅
星屑スキャットはミッツ・マングローブ、ギャランティーク和恵、メイリー・ムーの3人組ユニット。まりやさんの「駅」をカヴァーしている。男性シンガーに歌ってもらうのがすごい新鮮とまりやさん。「今まで聴いた駅のカヴァーで出色ですよ」と達郎さん。「この曲って感情込めて歌うと歌い上げてしまうじゃない。そこをちょっと抑制して歌ってるところがすごくいなと思ったの。声とこの歌がすごくあってるなと思いました」とまりやさん。

・断酒
お腹まわりが豊かになったほうが声が出ると達郎さんは気がついたそうだ。まりやさんによると達郎さんはコロナに罹患して以降、一滴もお酒を飲まない人生を歩んでいるとか。「このまま続けたいと思います」と達郎さん。70になったらお酒をやめようとずっと考えていたという。みんなできるわけないと思っていたが本当にやめたので驚いているそうだ。達郎さんは大瀧詠一さんのモノマネで「できるわけないと思ってたでしょ。違うんだよ、これが。どうよそれ」。達郎さんがジンジャーエールを飲んで「みなさんどうぞ」とお酒をすすめるが、お酒を飲むスタッフが困って手が止まってるとまりやさん。

・よーどーくりましょう
孫が「ダウンタウン」を歌うのを喜んで見てるというお便りを読んで。シュガーベイブは幼児ウケすると達郎さん。昔、大瀧詠一さんのお子さんが「よーどーくりましょう」と歌っていたそうだ。

・CANDY
RCA時代のアナログ盤が転売屋のせいで高騰してるので、それを防ぐために、来年順次発売することになった。『FOR YOU』から遡るかたちになるという。ということでまりやさんのリクエストは1977年のアルバム『SPACY』から「CANDY」。すごく好きな曲とのこと。「山下達郎の歌唱が儚い感じでいいよね」とまりやさん。歌入れは一日4曲で夜中の1時とか2時で、その日の午前8時に工場に入れないと出ないというエピソードを達郎さんが披露。ギターは松木恒秀さんで、間奏の後ろにもうひとフレーズあって、「これうるさいから消せよ。絶対消せよ」と言われて消したそうだ。「言えなかった言葉を」はまりやさんがいちばん最初にデモテープに録った曲なので思い入れがあるとか。「昨日、練習のときに伊藤広規さんが『SPACY』を名盤だよって言ってました」と達郎さん。当時のレコーディング・メンバーはもう細野晴臣しかいない。「細野さん、元気でいてください」と達郎さん。

・年忘れ夫婦放談
年末恒例の年忘れ夫婦放談は今回2本録りしてないので来週25日にまだ間に合う。竹内まりやさんへのお便りとリクエストを募集とのこと。

・全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」追加公演
達郎さん及びバンドのメンバーのコロナ感染により開催見送りになっていた6公演が来年に振替になった。
いわき芸術文化交流館アリオス 大ホールはけんしん郡山文化センター 大ホールに会場が変更。日程は来年2023年1月9日(月・祝)。
中野サンプラザは2023年1月25日(木)、26日(金)。
札幌文化芸術劇場 hitaruは2023年2月6日(月)、7日(火)。
岩手県民会館 大ホールは2023年2月16日(木)。
仙台公演は地震で東京エレクトロンホール宮城が使えなくなり、キャパ1000人の仙台電力ホールに変更し開催されたが、それではあんまりなので仙台公演が追加になった。2023年2月21日(火)、22日(水)に仙台サンブラザホール。これが実質千穐楽になる。チケットのプレオーダーは今週12月22日(木)午後3時にスタート。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・『警視庁アウトサイダー』主題歌「LOVE'S ON FIRE」
6月に発売されたオリジナル・アルバム『SOFTLY』に収録されている「LOVE'S ON FIRE」が来年2023年1月5日(木)にスタートするテレビ朝日系の木曜ドラマ『警視庁アウトサイダー』(毎週木曜日よる9時放送)の主題歌に決定した。西島秀俊さん、濱田岳さん、上白石萌歌さんが刑事に扮して様々な難事件に臨むというドラマ。詳しくは『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・30th Anniversary PREMIUM LIVE
番組30周年を記念して12月16日(金)に東京半蔵門のTOKYO FM ホールで開催したライヴ・イベント「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」を12月29日(木)午後2時から2時間の番組としてオンエア。

・山下達郎グッズのプレゼント
楽天カードの公式Twitterでアカウントの@RakutenCard をフォローし、今週12月22日(木)までに投稿をリツィートすれば抽選で20名に山下達郎グッズをプレゼントするキャンペーンがはじまってるとのこと。30周年なのに20名と達郎さん。

・HEART TO HEART
・NOW
1980年のまりやさんのアルバム『MISS M』に収録されている「HEART TO HEART」はロジャー・ニコルスが書き下ろした。この「HEART TO HEART」はまりやさんが作詞している。のちにカレン・カーペンターが英語の歌詞でカヴァーしたのが「NOW」。カレン・カーペンターの最後のレコーディングになった曲。あまり知られてない話なんだそうだ。ロジャー・ニコルスの家に今年亡くなられた宮田茂樹さんとまりやさんが一緒に行ったエピソードを披露。仮タイトルが「HEART TO HEART」だったという。まりやさん自身もカレンがカヴァーしたことをあとで知ったとか。「NOW」は1983年のカーペンターズのアルバム『VOICE OF THE HEART』の1曲めに収録されている。

・すてきなホリデイ
サンタクロースについてのお便りを読んで。「サンタさんなんていないんだろうって小さい子どもが尋ねることがあるんだけど。サンタさんのそうしたスピリット、人に対する思いやりとか、自分の子どもに対する愛情とか、そういうものがサンタさんのスピリットなんで、そのスピリットを我々が受け継いで子どもに与えてやることが、サンタさんの存在証明となる。サンタなんていないという冷笑的なものでなくて、広義な意味で人類愛とか、そういうものとしてサンタクロースというアイコンを受け継いでいけばいいんじゃないかということを、いつも言ってましたけれどね」と達郎さん。
スタジオにはフライドチキンの差し入れがあり、「この部屋ずっケンタッキーの匂いがすると思ったらここにある(笑)。差し入れ? これ(笑)。ありがとうございます。あはは」とまりやさん。今年もケンタッキーのCMに「すてきなホリデイ」が使われている。この曲も2001年なので21年になる。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年12月25日は引き続き「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1574

2022年12月11日 | Sunday Song Book

2022年12月11日プレイリスト「年忘れリクエスト大会」
1. クリスマス・イブ / 山下達郎 '83
2. A HAZY SHADE OF WINTER / SIMON & GARFUNKEL '66
3. DANCING IN THE STREET / MARTHA & THE VANDELLAS '64
4. HE'S GONE TO ANOTHER / YOUNG LADIES '70
5. DOCTOR LOVE / FIRST CHOICE '77
6. ELA E' CARIOCA / JOAO GILBERTO "ELA E'CARIOCA" '70
7. SWEET HOME CHICAGO / MAGIC SAM "WEST SIDE SOUL" '67
8. MY GIFT TO YOU / 山下達郎 "シーズンズ・グリーティングス" '93
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
「私(笑)、ツアーが終わってからの方がいろいろ働かされておりまして、ツアーの頃だと体調管理だと、それから、気使って、オフのときは何にも入ってないんですけれど、すごいんです、いろいろとあります。ぶつぶつ言っております(笑)」と達郎さん。

・年忘れリクエスト大会
先週に引き続いて「年忘れリクエスト大会」パート2。

・クリスマス・イブ
いよいよ12月13日に「クリスマス・イブ」の2022年クリスマス・パッケージが発売になる。

・A HAZY SHADE OF WINTER
サイモン&ガーファンクルの1966年、全米13位の「A HAZY SHADE OF WINTER」。邦題は「冬の散歩道」。

・DANCING IN THE STREET
マーサ&ザ・ヴァンデラスの1969年、全米2位の「DANCING IN THE STREET」。巷に流布しているのは全てステレオ・ヴァージョン。今日をかけるのはオリジナル・シングル・ヴァージョン。「これじゃないと当時のヒットの感覚がわからない」と達郎さん。

ツアー、ライヴのため誕生日代読メッセージは休んでるが、新潟市のリスナーのお便りは「シャレがあって」と紹介。
「私事ですが12月11日は30回目結婚記念日。山あり谷あり、山下達郎あり。そして...」
「へへっ。おめでとうございます」と達郎さん。

・HE'S GONE TO ANOTHER
ヤング・レディーズはいわゆるニュージャージーのシルヴィア、ジョージ・カー、あの辺のスタン、オール・プラチナム、ものすごくカルトなスウィート・ソウル、女性ヴォーカル・グループだけれど実体はわからない、シングルは2枚。1970年の「HE'S GONE TO ANOTHER」。

・DOCTOR LOVE
ファースト・チョイスはサルソウルの女性3人組のヴォーカル・グループ。1977年、全米ソウル・チャート27位、全米41位の「DOCTOR LOVE」。

・年忘れ夫婦放談
年末恒例の年忘れ夫婦放談は来週12月18日と再来週25日。竹内まりやさんへのお便りとリクエストを募集とのこと。

・BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook
2018年にサンデー・ソングブック25周年の企画で、雑誌の「BRUTUS」とサンデー・ソングブックがコラボし、サンデー・ソングブック25年の歴史を総括した「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」が発売された。番組で特集した22のテーマを文字起こしして、慶応大学の大和田俊之教授、名古屋経済大学准教授の佐藤豊和さんのかなり濃い解説をしてもらった。この度、番組30周年を迎えたことで、新たに8テーマを増補し30テーマで完全版というかたちにした「BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook」が12月5日発売。お便り、リクエスト用の特別ハガキが付いている。

・限定パッケージ
毎年恒例のクリスマス・シングル「クリスマス・イブ」の2022年クリスマス・パッケージを期間限定商品として今週12月13日(火)に発売。三方背のジャケットでヤマザキマリさんが描いたサンタに扮したクマがギターを弾いてるイラスト。内容は現行の「クリスマス・イブ」(30TH ANNIVERSARY EDITION)と同じ5トラック入り。
6月に発売されたオリジナル・アルバム『SOFTLY』のウィンター・パッケージは11月15日(火)に期間限定商品として発売。通常盤に三方背のジャケットを付けたそうだ。ヤマザキマリさんがブックレットの中に入ってるイラストにニット帽を書き下ろして冬バージョンにしているとか。
詳しくは『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・ELA E' CARIOCA
最近、ブラジルものやラテン・ミュージックへのリクエストが目に見えて増えてきているとか。札幌市のリスナーからしつこのリクエスト。ジョアン・ジルベルトの1970年のアルバム『ELA E' CARIOCA』からタイトル・ソングの「ELA E' CARIOCA」。メキシコでのレコーディング。

・SWEET HOME CHICAGO
マジック・サムの「SWEET HOME CHICAGO」にリクエスト。ロバート・ジョンソンの作品でマジック・サムのヴァージョンも名演。1967年のアルバム『WEST SIDE SOUL』から。

・池袋は江戸っ子ではない
広島市のリスナーからの「以前、池袋は江戸っ子ではないと仰ってましたが、確認したいので本当に池袋は江戸っ子ではないのでしょうか?」という質問。
「江戸っ子じゃありません。東京も本郷までは江戸のうちと言いましてね。本郷というと巣鴨のちょっと前ですけれど、そこまでが江戸でございます」と達郎さん。池袋は昔は豊島郡高田村といって、2020年に閉園になったとしまえんに練馬城があって、豊島家という豪族がいてそれを太田道灌が滅ぼした。その豊島家の別邸に大きな池があり、その池が袋のような形になっていたため池袋という地名になったそうだ。

・MY GIFT TO YOU
1993年の『SEASON'S GREETINGS』からアレキサンダー・オニールのカヴァーでひとりアカペラの「MY GIFT TO YOU」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年12月18日・25日は恒例「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1573

2022年12月04日 | Sunday Song Book

2022年12月04日プレイリスト「年忘れリクエスト大会」
1. クリスマス・イブ / 山下達郎 '83
2. LOVE THE ONE YOU'RE WITH / STEPHEN STILLS '70
3. SEND ME NO FLOWERS / DORIS DAY '64
4. CINNAMON GIRL / NEIL YOUNG '69
5.RUNAWAY / SALSOUL ORCHESTRA FEAT. LOLEATTA HOLLOWAY '77
6. THE GLORY OF LOVE / OTIS REDDING '67
7. LOVE,NEED AND WANT YOU / PATTI LABELLE "I'M IN LOVE AGAIN" '84
8. うたのきしゃ / 山下達郎 "ソフトリー" '22
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアー明けは細かいことがいろいろ山積みで頭がゴニャっとなってるそうだ。
もうすぐ番組30周年のライヴがあるのでそういうような準備、来年の準備をやっているとか。

・年忘れリクエスト大会
そんな中で番組をやっていて毎年12月は「年忘れリクエスト大会」。先週までのリクエスト大会と何も変わらない、キャッチフレーズが変わるだけ。でも「棚つか」とあまり変わらない感じだという。

・クリスマス・イブ
12月に入ったので「クリスマス・イブ」。今年で39年目、来年はいよいよ40周年。

・LOVE THE ONE YOU'RE WITH
スティ―ヴン・スティルスの1970年、ソロ・ファースト・アルバム『STEPHEN STILLS』からのシングル・カットで全米14位「LOVE THE ONE YOU'RE WITH」。日本題が「愛への賛歌」、よくわからないと達郎さん。

埼玉市のリスナーからのお便りを読んで。
リクエスト曲のVashti Bunyanの「ROSE HIP NOVEMBER」はCDを整理しようとして、袋に入れてどっかに入ってしまって出てこないそうだ。別の曲にしてほしいとのこと。

・SEND ME NO FLOWERS
バート・バカラックの作品でドリス・デイが歌う「SEND ME NO FLOWERS」にリクエスト。ドリス・デイが主演した1964年の映画『SEND ME NO FLOWERS』、邦題『花は贈らないで!』のテーマ・ソングをバート・バカラックとハル・デヴィッドで書き書き下ろした。シングルで出たけれどヒットはしなかったがいい曲。

・CINNAMON GIRL
ニール・ヤングのファースト・ソロ・アルバム『EVERYBODY KNOWS THIS IN NOWHERE』(1969年)からのシングル・カットで、ニール・ヤング単独での初めてのヒット・ソング。ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホースで1970年、全米55位の「CINNAMON GIRL」。

・RUNAWAY
サルソウル・オーケストラはフィラデルフィアの分派で、ヴィンセント・モンタナというヴァイブ(ヴィブラフォン)の人がリーダーシップを取ってやっている。1977年のアルバム『MAGIC JOURNEY』からのシングル・カット「RUNAWAY」はロリータ・ハロウェイの歌がフィーチャーされている。全米ソウル・チャート84位というスマッシュ・ヒットだが演奏は素晴らしい。
曲をかけ終えて。
1977年のアルバム『SPACY』の頃に好きでよく聴いていたら、渋好みのスタジオ・ミュージシャンに「なんだディスコ聴いちゃって。そんなディスコなんて」と言われたそうだ。ディスコのどこが悪いんだろうなと思ったそうだが、ディスコが好きだというと軽薄に見られた。そんなことを思い出すという。「でも演奏がいいんですもん、これ。ヴィンセント・モンタナのヴァイブ・ソロなんて素晴らしい」と達郎さん。

・THE GLORY OF LOVE
ガラッと変わってサザン・ソウル。オーティス・レディングのシングル「THE GLORY OF LOVE」は1967年、全米R&Bチャート19位、全米60位。ベニー・グッドマンでヒットしたスタンダード。オーティス・レディングのヴァージョンはドラムのアル・ジャクソンのリム・ショットのアイディアが素晴らしいテイク。オーティスが亡くなった後のアルバム『THE DOCK OF THE BAY』に収録された。

・年忘れ夫婦放談
年末恒例の年忘れ夫婦放談は12月18日と25日。竹内まりやさんへのお便りとリクエストを募集とのこと。月の後半はライヴがあるので前倒し収録になる可能性があるそうだ。

・限定パッケージ
毎年恒例のクリスマス・シングル「クリスマス・イブ」の2022年クリスマス・パッケージを期間限定商品として12月13日(火)に発売。三方背のジャケットでヤマザキマリさんが描いたサンタに扮したクマがギターを弾いてるイラストだという。内容は現行の「クリスマス・イブ」(30TH ANNIVERSARY EDITION)と同じ5トラック入り。
6月に発売されたオリジナル・アルバム『SOFTLY』のウィンター・パッケージも好評発売中。通常盤に三方背のジャケットを付けたそうだ。ヤマザキマリさんがブックレットの中に入ってるイラストにニット帽を書き下ろして冬バージョンにしているとか。詳しくは『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・30th Anniversary PREMIUM LIVE
番組30周年記念ライヴ・イベント「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」は12月16日(金)19時開演。いつものように東京半蔵門のTOKYO FMホールで開催。このライヴに抽選で150名を招待。当選者には随時当選メールを送信し、後日案内状を送っているとのこと。

・サンデー・ソングブック30周年マグカップ
サンデー・ソングブック番組30周年記念の特製オリジナル・グッズは陶器のマグカップ(30周年のロゴ入り)。抽選で300名にプレゼント。こちらは商品の発送をもって当選の報告となっている。年内中の発送を予定しているとのこと。

・BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook
2018年にサンデー・ソングブック25周年の企画で、雑誌の「BRUTUS」とサンデー・ソングブックがコラボし、サンデー・ソングブック25年の歴史を総括した「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」が発売された。番組で特集した22のテーマを文字起こしして、慶応大学の大和田俊之教授、名古屋経済大学准教授の佐藤豊和さんのかなり濃い解説をしてもらった。この度、番組30周年を迎えたことで、新たに8テーマを増補し30テーマで完全版というかたちにした「BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook」が明日12月5日発売になる。お便り、リクエスト用の特別ハガキが付いている。

・LOVE,NEED AND WANT YOU
パティ・ラベル、1984年のアルバム『I'M IN LOVE AGAIN』からバラードの「LOVE,NEED AND WANT YOU」。

・うたのきしゃ
岡山市のリスナーから2歳の息子さんが「うたのきしゃ」のイントロの汽笛が好きで、「何回も巻き戻しをして」というのでなかなか曲が聴けませんというお便りとリクエスト。
「かわいい(笑)」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年12月11日は引き続き「年忘れリクエスト大会」
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