Sunday Song Book #943

2010年10月31日 | Sunday Song Book

<10月31日プレイリスト>
[「棚からひとつかみ」]
ウィスキーがお好きでしょ/竹内まりや 11月03日発売ニューシングル
SLEEP WALK/SANTO & JOHNNY '59
GIVE ME JUST A LITTLE MORE TIME/THE CHAIRMEN OF THE BOARD '70
ALL IN THE FAMILY/GENERAL JOHNSON '76
LOTTERY OF LOVE/JAMES PERRY '8?
I CAN'T STOP(TURNING YOU ON)/SILK "MIDNIGHT DANCER" '79
WE'LL WORK IT OUT/HENRIETTA '63
IT'S ALL IN THE GAME(LIVE)/山下達郎 (93/12/11 TBSホール)
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーも残すところあと数本。先週は横浜だったが、また超前倒しで番組を収録しているため話すことができないそうだ。今日はツアーの合間を縫って日本武道館で行われるワーナー40周年記念のイベント「100年MUSIC FESTIVAL」に出演。タツローさんは武道館で自分の作品を歌うのは生まれて初めてだとか。まりやさんのバックではやったことはあるが自分の歌で、自分の声で武道館で歌うのはデビュー35年以来はじめての武道館のステージになるという。今週は11月4日、5日の木金が東京の追加公演NHKホール。これが終わると来週の11月8日が八戸の千秋楽で8月からずっーとやってきた今年のツアーもおしまい。引き続いてまりやさんの武道館のライヴが待っているが、そのあいだに仕事が入ってきているとか。

・ウィスキーがお好きでしょ
11月3日発売のまりやさんのシングル『ウイスキーが、お好きでしょ』。CDジャケットのデザインは浅井健一さんでイラストを書いてるそうだ。今回のシングルは全部で3ヴァージョン入ってる。サントリーの角ハイボールのコマーシャルで使われたCMアレンジ・ヴァージョン、フル・オーケストラで歌われたオーケストラ・ヴァージョン、もう1曲はイングリッシュ・ヴァージョンと銘打ってやはりオーケストラ・ヴァージョンだが違うアレンジ。オーケストラの2ヴァージョンはどちらも服部克久さんの編曲。

・SLEEP WALK
サント&ジョニーはニューヨーク出身の兄弟二人によるスチール・ギターとギターのインスト・デュオ。1959年の「SLEEP WALK」は全米NO.1にしてミリオンセラー。

・ライヴではコードレスのハンドマイクを使わないのですか?
リスナーからの質問で「ライヴではコードレスのハンドマイクを使わないのですか?」。
「あの~なるべくギターもマイクもですね、ワイアードでやっておりますが、僕の使ってるマイクが古いのでですね、そろそろへたってきて替えの品物をいくつかアレするんですけれども、なかなかですね、うまくいかなくて、それだったら思い切って新しい型のワイヤレスに変えてみようかと思って、数本やってみたんですけれども、やっぱり声のなんというか艶というのか、ワイヤレスだとやっぱり違うというアレなので途中でやめました。どっちもワイアードに全部ワイアードにまた戻しました。ギターはもうワイヤレスにする気はありません。一生ワイアードでいきます。え~よろしく」とタツローさん。

・GIVE ME JUST A LITTLE MORE TIME
先日、ソロモンバークが亡くなった。たくさんリクエストが届いているそうだ。なんかかけようと思っていたら、タツローさんの世代にとってはそれ以上の訃報が飛び込んできたという。タツローさんの大好きなシンガー、ジェネラル・ジョンソンが亡くなった。ジェネラル・ジョンソンはずいぶんキャリアの古い人でもともとはショウメンというヴォーカル・グループからスタートして、チェアメン・オブ・ザ・ボードのリード・ヴォーカリストとしてホーランド=ドジャー=ホーランドのレーベル「インビクタス」からデビュー。デビュー曲「GIVE ME JUST A LITTLE MORE TIME」がミリオンセラーになった。1970年、全米3位。

・ALL IN THE FAMILY
ジェネラル・ジョンソンは1943年生まれなので享年67歳。作曲家としても有名でクラレンス・カーターの「PATCHES」ほかヒット曲がたくさんある。しかし、なんといってもこのヴォーカル。一度聴いたら忘れられない。アリスタでソロ活動がはじまった1976年。ソロ・アルバムからシングル・カットされたソロ・デビュー・シングル「ALL IN THE FAMILY」は全米ソウル・チャート22位。ニューヨークのレコーディング。
「本当はジェネラル・ジョンソンだけで一週間できるんですが今ちょっともう自分のスケジュール精一杯で(笑)今日はこんなところで。ご冥福をお祈りします。ジェネラル・ジョンソン好きだったのに、ホントに。え~だんだんこっちも年を取っていきますね」とタツローさん。

・LOTTERY OF LOVE
タツローさんがずっーと探していたレコード。知人に頼んでようやく手に入れたという。ジェームス・ペリーという男性黒人シンガーの'80年代の12インチ「LOTTERY OF LOVE」。

・アルバムのレコーディング再開は年明け?
「11月にもう明日からなります。来週11月7日になりますが翌日の八戸が最終公演で。早いものでツアーも終わりでございますが。一休みして今度は竹内まりやさんの武道館のリハーサルがはじまります。そのあいだにまた曲書きの仕事が入ってきましてですね(笑)。どうするのかという。一生懸命働きます。今年一杯はもう追いまくられるアレでございますが。アルバム、それが終わりましたら年明けですね。アルバムかかりますので当分休めませんが。おかげさまでどこもさして悪いところございませんので一生懸命働きたいと思います。働けるうちに働け、何グズグズ言ってるのかという」とタツローさん。

・I CAN'T STOP(TURNING YOU ON)
シルクはフィラデルフィアの7人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。女性ヴォーカルが一人入っていて、デブラ・ヘンリーというヴォーカリストでとてもいい声をしているとタツローさん。「I CAN'T STOP(TURNING YOU ON)」は全米ソウル・チャート87位。1980年のアルバム『MIDNIGHT DANCER』からシングル・カットされた。今回そのアルバム『MIDNIGHT DANCER』が世界初CD化。

・WE'LL WORK IT OUT
最近、奇特な方から譲ってもらったレコード。これもずっーと欲しくて探していたという。ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズの1963年のアルバム『EVERYBODY LOVES A CLOWN』に入ってるピーター・アデルとゲイリー・ゲルドの作品「WE'LL WORK IT OUT」が高校生の頃から死ぬほど好きだとタツローさん。好きが高じて「土曜日の恋人」というオマージュ・ソングまで作ったという。その「WE'LL WORK IT OUT」のゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズよりも前にレコーディングされたヘンリエッタのヴァージョン。ヘンリエッタは女性シンガーで、1963年にゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズと同じリバティ・レーベルからリリースしている。
ずいぶん長い間探していて手に入れることができた、聴いてみると普通のボサノヴァで、レオン・ラッセルが(ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズの)あのオケに仕上げたので、やはりレオン・ラッセルはすごい才能だなということを確認しつつ、こっちのほう(ヘンリエッタ)がファースト・ヴァージョンなので話の種に、とタツローさん。

・タツローさんのiPod
リスナーからの質問で「今回のツアー中にヘビロテで聴いたiPodの曲は?」。
タツローさんのツアーのiPodには落語しか入ってないそうだ。落語のCDが百何十枚入ってて、ほとんど志ん生師匠の落語だが、ときどき円生さん、金馬さん、円歌さんのも聞くという。

・どのケータイを使ってますか?
リスナーからの質問で「どのケータイを使ってますか?」。
ドコモのふつうーのやつだとか。着信音もピピピでマナー・モード。着うた、着メロほとんどしてない、メールもめんどくさいので電話だけ、とタツローさん。

・ネイルサロン
リスナーからの質問で「ギターを弾くにあたって特別に爪の手入れはしてますか?ネイルサロンに行ったりするのでしょうか?それとも自分で手入れをするのでしょうか?」。
ギターリストは職業病で爪が傷むそうで、タツローさんの場合はカッティングで人差し指の爪がぼろぼろになるとか。だから本番前に三層に塗って対処しているそうだ。佐橋佳幸さんは今回初めてそれ専門のネイルサロンに行って鉄壁だといって喜んでいたという。

・IT'S ALL IN THE GAME(LIVE)
先週の「山下達郎ライブ音源で棚からひとつかみ」の余り。秋口なのでしっとりとタツローさん。1993年12月11日にTBSホールで行われたアコースティック・ライヴから一番最後にやった曲。ベースに伊藤広規さん、ピアノに難波弘之さんのトリオ編成。アルバム『SEASON'S GREETINGS』のときのライヴで、トミー・エドワーズのカヴァーだが頭の部分にドゥーワップの織り込みが入る。「ほんの座興です」とタツローさん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
11月07日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Sunday Song Book #942

2010年10月25日 | Sunday Song Book

<10月24日プレイリスト>
[「山下達郎ライブ音源で棚からひとつかみ」]
ウィスキーがお好きでしょ/竹内まりや 11月03日発売ニューシングル
LA VIE EN ROSE(LIVE)/山下達郎(09/04/04 東京エレクトロンホール宮城)
PLASTIC LOVE(LIVE)/山下達郎(86/07/03 中野サンプラザ) "JOY" '89
FOREVER MINE(LIVE)/山下達郎(09/04/04 東京エレクトロンホール宮城)
恋のブギ・ウギ・トレイン(LIVE)/山下達郎(83/12/27 中野サンプラザ)
FUNKY FLUSHIN'~BOMBER(LIVE)/山下達郎(92/03/15 中野サンプラザ)
GOD ONLY KNOWS(LIVE)/山下達郎(89/03/03 中野サンプラザ) "JOY" '89
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■内容の一部を抜粋
・近況
全国ツアーも余すところあとちょっと。一昨日22日は静岡、昨日23日は中野サンプラザの追加公演。番組はそのちょいと前に前倒しで収録しているそうだ。残るところあと5本。今週は横浜、26日火曜日、27日水曜日と神奈川県民ホール。

・山下達郎ライブ音源で棚からひとつかみ
今週は聴取率週間なので「煽るやつやってくれ」という要望があったとか。ライヴの途中なので山下達郎のライヴ音源でやることになったそうだ。ツアーの真っ最中なので準備ができないので、以前にかけた曲とかありものをいろいろと工夫して、PAアウトのDAT山積みになってるやつを上から引いて、聴く時間がないのでパッパッと聴いて持ってきたという。クオリティのほうは完璧とはいえないが話のタネ。ライヴ特集で他の人のライヴもかけようとしたが自分のだけでできそうなので今週は「山下達郎ライブ音源で棚からひとつかみ」。もちろん今やってるのではなく古くは20年以上も前から前回のツアーのライヴまで。

・ウィスキーがお好きでしょ
11月3日発売のまりやさんのシングル『ウイスキーが、お好きでしょ』。今回のシングルは全部で3ヴァージョン入ってる。サントリーの角ハイボールのコマーシャルで使われたCMアレンジ・ヴァージョン、フル・オーケストラで歌われたオーケストラ・ヴァージョン、もう1曲はイングリッシュ・ヴァージョンと銘打ってやはりオーケストラ・ヴァージョンだが違うアレンジ。オーケストラの2ヴァージョンはどちらも服部克久さんの編曲。今週はイングリッシュ・ヴァージョン。

・LA VIE EN ROSE(LIVE)
前回のツアー2009年4月4日に仙台の旧宮城県民会館、現東京エレクトロンホール宮城でのライヴ。アカペラのカラオケをバックに歌った「LA VIE EN ROSE」。

・PLASTIC LOVE(LIVE)
「えっと、この番組ではずいぶん私山下達郎のライヴ・ソース、未発表、既成のもの含めてたくさん今までですね、20年近くこの番組の中でお聴きをいただいてまいりましたがね。最近はあのエアチェックしたものをですね、YouTubeとかに出されるので、ちょっと腰が引けておるんですけれどもですね。え~、そういう隣接権はどうなるのかとか、そういうアレでございますが。ま、かといってなんにもやらないというわけにもいきませんですがね。わたくしのライヴのソースでオフィシャルに出されているものはワーナーのカタログとしては1989年に出しました『JOY』という2枚組のCDがございます。これがワーナーではカタログそれだけでございます。そろそろ『JOY2』を出さないともう21年経っておりますのでですね。それでこの『JOY』というのはCDで発売されているんですけど、当時のCDは今のようなデジタル・リマスタリングの技術が発達しておりませんでしたのでですね、いわゆる「いってこい」といいまして、オリジナル・ソースをそのまま入れてるというやつでございますので、ちょっとレベルがですね、低いので早いとこ21世紀型の近代リマスタリングでですね、再度リマスター化して再発をしたいんですけど、なかなかチャンスが(笑)、次のアルバムが出ないと(笑)、ちょっとアレなんですけど。まとめてカタログがですね、『MELODIES』はいわゆるデジタル・コンプレッサーとか入れてないんですけれども、ちゃんとレベルが上がってるので、まだ今の流行のなんにも手を加えないでアナログからトランスファーするとか、そういう形でなってるんでいいんですけど。『JOY』は早いとこリマスターしたいので。今日は、なので『JOY』のソースの中から1曲、ウチでデジタル・リマスタリングをして持って参りました。新しくもし近い将来ですね、『JOY』のアルバムがリマスタリングされると大体こんな音の感じでCDに入るという形でお聴きをいただきたいと思います。『JOY』の中に入っております1986年7月30日、中野サンプラザでのライヴ、竹内まりやのカヴァーPLASTIC LOVE」とタツローさん。
曲をかけ終えて。
「わたくしのライヴ・アルバム『JOY』からPLASTIC LOVE。86年7月31日でした。中野のサンプラザでございました。え~まだ33歳のときでございます。暴走しております」とタツローさん。

・FOREVER MINE(LIVE)
前回のツアー2009年4月4日、宮城の東京エレクトロンホール宮城でのライヴ。PAアウト。
『JOY2』にたぶん入れる予定だが、そのときはさらによいテイクを探したい、PAアウトなのでバランスが今イチとタツローさん。

・恋のブギ・ウギ・トレイン(LIVE)
『JOY』のヴァージョンは長いのでPAアウトから1983年12月27日の中野サンプラザ。アルバム『MELODIES』のツアーなので30歳。先程の「PLASTIC LOVE」よりさらに暴走しているとタツローさん。この頃は中野サンプラザ3デイズ。25日、26日、27日と鬼のスケジュール。

・FUNKY FLUSHIN'~BOMBER(LIVE)
前に一度かけたかもしれないとか。1992年3月15日の中野サンプラザ。アルバム『ARTIZAN』のツアー。この頃はメドレーものが多くなる。「FUNKY FLUSHIN'」から「BOMBER」にいって、また「FUNKY FLUSHIN'」に戻る。最近やらないがまた次のツアーでやってみたい煽りのメドレーとタツローさん。「FUNKY FLUSHIN'」とか「恋のブギ・ウギ・トレイン」のレコーディングはディスコ、ラテンなのでパーカッションがたくさん入ってる。ステージだとパーカッションがいないので6リズムだけでまかなわなければならないので結構大変なのだとか。「LOVELAND, ISLAND」とか「高気圧ガール」とかみんなそう。ステージはフル回転なのだとか。

・GOD ONLY KNOWS(LIVE)
1989年3月3日、中野サンプラザでのライヴ。弾き語りでビーチボーイズの「GOD ONLY KNOWS」をカヴァー。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
10月31日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Motoharu Radio Show #058

2010年10月20日 | Motoharu Radio Show

2010/10/19 OnAir - 3rd. Week - 秋のアダルト・コンテンポラリー特集
01.Squeeze:Tempted
02.Roberta Flack:Killing Me Softly With His Song
03.Ray LaMontagne and The Pariah Dogs:Beg Steal or Borrow
04.Bobby Caldwell:Heart of Mine
05.Boz Scaggs:Jojo
06.Toto:Georgy Porgy
07.Earth, Wind & Fire:After the Love Has Gone
08.Average White Band:Whatcha' Gonna Do for Me
09.Ned Doheny:A Love of Your Own
10.Player:Baby Come Back
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■内容の一部を抜粋
・秋のアダルト・コンテンポラリー特集
番組後半はMRSが選ぶ「秋のアダルト・コンテンポラリー」特集。ロマンティックで情感たっぷりの曲を集めたとのこと。

・Tempted
「スクイーズ。洒落っ気と茶目っ気のあるUKのバンド。クリス・デフォードとグレン・ティルブルック、素晴らしいソングライター・チームです。最近自分たちのセルフ・カヴァー・アルバムを出しました。僕も聴きましたがとてもよかったです。聴いていただいた曲はTempted。ポール・キャラックが参加して歌ってます」と元春。

・Killing Me Softly With His Song
ロバータ・フラックの「Killing Me Softly With His Song」。あるライヴハウスでのこと、ある青年が歌っていた、その曲は傷ついた私の人生をそっと慰めてくれた、そんなことを歌っている。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月10月の「3PICKS!」はマーク・コーン『Listening Booth: 1970』、ブライアン・ウィルソン『Brian Wilson Reimagines Gershwin』、そしてレイ・ラモンターニュ『God Willin & The Creek Don't Rise』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はレイ・ラモンターニュ『God Willin & The Creek Don't Rise』。

・レイ・ラモンターニュ
クロスビー、スティルシュ&ナッシュ、ボブ・ディラン、ジョニ・ミッチェル、ニール・ヤングといったアーティストに影響を受けたというソングライター。これまでに二回グラミー賞にノミネートされている。アメリカ、ニューハンプシャー州の出身。幼い頃は家庭環境に問題があっていつも落ち込んでいたということ。高校を卒業してフルタイムの仕事に就いてから曲を作り出して、そのときのきっかけになったのはスティーブン・スティルスの曲をラジオから聴いたこと。それまでは自分のことを好きになれなかったのが音楽と出合って生きる目的ができたと彼はそんなふうに言ってる。そのレイ・ラモンターニュの新作はレイ・ラモンターニュ&ザ・パリッシュ・ドッグスというバンド名義でのリリース。このニュー・アルバムは自分でプロデュースしたということで、レコーディングは自宅の納屋で行われたそうだ。「とても美しいアメリカのフォーク・ソング。レイ・ラモンターニュの音楽をひとことでいうとそんなふうにいえると思います」と元春。新しいアルバム『God Willin & The Creek Don't Rise』から「Beg Steal or Borrow」。

・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・Heart of Mine
ボビー・コールドウェルはアダルト・コンテンポラリー・サウンドの代表的なシンガー。日本のFMでもよく曲がかかっていたとか。曲は後にボズ・スキャッグスが歌ってヒットした「Heart of Mine」。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週は「アーバン・ナチュラリスト協会」という団体。街の近くにある自然にもっと触れ合ってもらおうと2002年から神奈川県でイベントを行ってる。メンバーは森林インストラクターや自然観察指導員など専門家が集まって遊びや楽しい解説を通して自然の面白さを伝えている。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・秋のアダルト・コンテンポラリー特集
ボズ・スキャッグスの「Jojo」とTotoの「Georgy Porgy」。ブルーアイドソウルの流れを汲む洗練されたゴージャスなポップ・ソングの特集。よく音楽のジャンルを表す言葉で「AOR」という言葉を聞いたことがあると思う。「AOR」は「Adult Oriented Rock」(大人向けのロック)の頭文字を取って「AOR」と言ってる。しかし「AOR」は日本で作られた言葉、いわゆる和製英語。実際「大人向けのロック」ということでいえば「Adult Contemporary」という言い方が一般的。マーケティング的にいうとアダルト・コンテンポラリーというのは対象が35歳以上のリスナーを指しているとのこと。しかしよい音楽を楽しむのに年齢は関係ない。今回は'70年代アダルト・コンテンポラリーの中から元春が選んだよいレコードを紹介する。

・洗練された大人の音楽
アース、ウインド&ファイアの「After the Love Has Gone」をかけて。
「最近僕の友人で若い世代でもこの'70年代アダルト・コンテンポラリーの音楽に興味を持っている人が少なくありません。自分たちの世代にはない何かをこの音楽に見ているようです。例えばソウルやジャズの要素を上手く使った洗練された音楽の表現ですよね。ブラス・セクションやストリングスの使い方ひとつとってみても、とても計算されていて緻密なサウンドになってます。また歌のテーマというところで見ていくと圧倒的に愛の歌が多いです。ティーンネイジャーの恋ではなく、I love you, You love meという男女の愛ですね、洗練され成熟した愛の歌ということになります。そうした音楽ですから必然的に大人たちが聞いて楽しむ音楽ということになります。僕も実を言うと大人のためのロックといった括り方は大嫌いなんですけれども、この'70年代アダルト・コンテンポラリーの音楽が持ってる音楽的な豊かさですよね、この点では僕はとても好きなところです。最近では僕の友人で古い世代は今のロック・シーンに触れて、大人が聴けるロックはないのかとよく管を巻いてますけれども、洗練された大人の音楽も素敵だぜ、そんなふうに子どもたちが憧れるようなロックの形を作っていく、伝えていくというのも悪くないんじゃないかと思ってます」と元春。
曲は続いてアベレージ・ホワイト・バンドの「Whatcha' Gonna Do for Me」と、その曲の共同作曲者、ネッド・ドヒニーの「A Love of Your Own」。

・フィードバック
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・Baby Come Back
特集最後はプレーヤーの「Baby Come Back」。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・次回放送
次回放送は11月2日火曜日
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Sunday Song Book #941

2010年10月17日 | Sunday Song Book

<10月17日プレイリスト>
[「棚からひとつかみ+リクエスト」]
ウィスキーがお好きでしょ/竹内まりや 11月03日発売ニューシングル
CARRY ON/CROSBY, STILLS, NASH & YOUNG "DEJA VU" '70
BREAK UP TO MAKE UP/THE STYLISTICS '73
YOU'RE TAKING ME FOR GRANTED/BERNADETTE PETERS '67
MUSICIAN/SILVER "SILVER" '76
THE WAY YOU LOOK TONIGHT/NAT KING COLE "THE JAZZ & BLUES COLLECTION VOLUME 1" '10('63)
ターナーの汽罐車/山下達郎 "アルチザン" '91
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーもいよいよ後半に入りラスト・スパート。本日17日は大宮ソニックシティ。日月と二公演。今週は金曜日が静岡市民文化会館、土曜日が中野サンプラザの追加公演。そんなわけで番組はまた前倒しで収録。

・棚からひとつかみ+リクエスト
先週に引き続いて、二月分ほどリクエストカードが溜まってるので、リクエストに応えつつ、タツローさんのレコード棚から適当に選曲する、いつものパターン「棚からひとつかみ+リクエスト」。

・ウィスキーがお好きでしょ
11月3日発売のまりやさんのシングル『ウイスキーが、お好きでしょ』。今日は本邦初公開かもしれない日本語で歌われているオーケストラ・ヴァージョン。編曲は服部克久さん。
サントリーの角ハイボールのCMに使われているまりやさんの「ウィスキーがお好きでしょ」は杉真理さんの作曲で、もともとは石川さゆりさんがサントリーのCMで歌っていた曲を、ゴスペラーズ、まりやさんとカヴァー。まりやさんのシングルは全部で3ヴァージョン。CMアレンジ・ヴァージョンとオーケストラ・ヴァージョン、ストリングス・ヴァージョン英語版(やはりオーケストラ・ヴァージョンだが違うアレンジでしかも英語で歌われている)。プラス、カラオケ・ヴァージョン。すでにケータイの着うた、着うたフルが9月8日水曜日から先行してレコチョクで配信されている。

・CARRY ON
クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングの「CARRY ON」。1970年のアルバム『DEJA VU』の1曲目。日本では「TEACH YOUR CHILDREN」のカップリングでシングル・カットされた。

・ライヴに関する質問
リスナーからの質問で「サックスの土岐さん、コーラスのお三方はステージから引っ込んでるときは何をしてらっしゃるのでしょうか?」。
タツローさんも知らないそうだ。噂によると食事しているとかいう話だが、今度ちゃんと訊いておくそうだ。

・BREAK UP TO MAKE UP
スタイリスティックスの「BREAK UP TO MAKE UP」は1973年の全米5位の大ヒット。トム・ベル、リンダ・クリード、ケニー・ギャンブルという三者共作の1曲。

・YOU'RE TAKING ME FOR GRANTED
バーナデッド・ピータースはニューヨーク出身の女優。ミュージカル女優としても有名。1967年の「YOU'RE TAKING ME FOR GRANTED」はジョン・サイモンのプロデュース&アレンジ。曲を作ってるのはアーサー・レズニックとクリス・レズニック。バーナデッド・ピータースは当時十代。タツローさんは'80年代にバーナデッド・ピータースのヒットが出たときにロサンゼルスの汚ーいセコハン屋で手に入れたとか。

・MUSICIAN
白人5人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ、シルヴァーの「MUSICIAN」は1976年の唯一枚のアルバム『SILVER』から。まりやさんが大好きな曲でライヴでやってるそうだ。

・ライヴ特集
来週10月24日は全国ツアーもファイナルに近づいてくるので「ライヴ特集」の予定。自分のライヴ、人のライヴをあわせていろいろと選ぶとか。11月に入るとまりやさんのライヴのリハーサルが始まるので、結局ツアー中と同じになるので、引き続きリクエストとお便りをよろしくとのこと。

・souvenir again 竹内まりや LIVE 2010
TOKYO FM fm osaka 30周年記念イベントから10年。40周年の記念イベントとして「ケンタッキーフライドチキン Presents TOKYO FM/FM OSAKA 開局40周年記念スペシャル souvenir again 竹内まりや LIVE 2010」が開催されることになった。12月3日(金)、4日(土)が日本武道館、12月21日(火)、22日(水)が大阪城ホール。東京、大阪二日ずつの全4公演。オープニング・アクトはBOX(12月3日、22日)とセンチメンタル・シティ・ロマンス(12月4日、21日)が日替わりで務める。

・THE WAY YOU LOOK TONIGHT
最近知人から貰ったCDから。1950年代に作られて昭和と共になくなった赤坂の超高級ナイト・クラブ、ニュー・ラテン・クォーターで行われたライヴのマスターテープが47本ほど発見されて、アメリカでCD化されたそうだ。話のタネに今日はその『THE JAZZ & BLUES COLLECTION VOLUME 1』の中からナット・キング・コールの「THE WAY YOU LOOK TONIGHT」。邦題は「今宵の君は」。ジェームス・ブラウンも出演しているので今後のシリーズに期待したいとか。

・ターナーの汽罐車
リスナーからリクエストが集まったので。1991年のアルバム『アルチザン』収録曲。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
10月24日は、「山下達郎ライブ音源で棚からひとつかみ」(予定)
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Motoharu Radio Show #057

2010年10月13日 | Motoharu Radio Show

2010/10/12 OnAir - 2nd. Week
01.Nicolette Larson:I Only Want to Be With You
02.Bill Kirchen:Ain't Got Time for the Blues (feat. Maria Muldaur)
03.Aretha Franklin:(You Make Me Feel Like) a Natural Woman
04.Brian Wilson:They Can't Take That Away from Me
05.Brian Wilson:I Got Rhythm
06.Jose Feliciano:And The Feeling's Good
07.Leon Russell:A Song for You
08.Stevie Wonder:Never Dreamed You'd Leave in Summer
09.Dr. John:A Little Closer to My Home
10.佐野元春:彼女
11.Laura Nyro:It's Gonna Take a Miracle
12.Elton John:Tiny Dancer
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■内容の一部を抜粋
・リクエスト&シンガー・ソングライター・ピアニスト特集
番組前半はリスナーからのリクエスト曲を集めて、後半はシンガー・ソングライター・ピアニストの特集。

・I Only Want to Be With You
リスナーからのリクエストでニコレット・ラーソンの「I Only Want to Be With You」。オリジナルはダスティ・スプリングフィールド。他にベイ・シティ・ローラーズのカヴァーがヒットした。

・Ain't Got Time for the Blues (feat. Maria Muldaur)
リスナーからのリクエスト。ビル・カーチェンは味のあるギターを奏でる米国のミュージシャン。新しいアルバムでは、エルヴィス・コステロ、ニック・ロウ、ポール・キャラック、そしてマリア・マルダーなどがゲスト参加している。曲はマリア・マルダーとのデュエットで「Ain't Got Time for the Blues」。

・(You Make Me Feel Like) a Natural Woman
リスナーからのリクエストでアレサ・フランクリンの「(You Make Me Feel Like) a Natural Woman」。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月10月の「3PICKS!」はマーク・コーン『Listening Booth: 1970』、ブライアン・ウィルソン『Brian Wilson Reimagines Gershwin』、そしてレイ・ラモンターニュ『God Willin & The Creek Don't Rise』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はブライアン・ウィルソン『Brian Wilson Reimagines Gershwin』。

・ブライアン・ウィルソン・ミーツ・ジョージ・ガーシュイン
説明するまでもなくビーチボーイズのメンバーの一人。ビートルズと並んで二十世紀のポップ音楽を代表する作曲家の一人。そのブライアン・ウィルソンの新しいレコードが話題を呼んでいる。アルバム・タイトルは『ブライアン・ウィルソン・リイマジンズ・ガーシュイン』。ブライアン・ウィルソンが偉大な作曲家ジョージ・ガーシュインの楽曲をカヴァーしたアルバム。これはとても意義深い作品。ブライアン・ウィルソンとジョージ・ガーシュイン、共にアメリカのポピュラー音楽の歴史には欠かせない巨匠の二人。その二人の才能が出会った奇跡的な作品といえる。このアルバムではブライアン・ウィルソンの工夫によってガーシュインの音楽が更に新しい輝きを放っている。何曲かガーシュインの未完成の曲も形にして収録されている。ブライアン・ウィルソンは今回の作品について「自分が関わってきたプロジェクトの中でもいちばん崇高なものだ」そんなふうに語っている。その言葉通り正にアメリカの偉大な二人の作曲家の精神が融合した奇跡のコラボレーションといえる。アルバム『Brian Wilson Reimagines Gershwin』から、1937年フレッド・アステアの映画『Shall We Dance?』で使われた曲「They Can't Take That Away from Me」と1930年ののミュージカル『Girl Crazy』で使われた曲「I Got Rhythm」の2曲。

・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・And The Feeling's Good
リスナーからのコメントでイギリス旅行の感想を読んで、「新しいものを見て、新しい人と出会って、新しい気持ちで仕事ができる。旅というのは気分をリフレッシュするのに一番いい方法だと思います。僕はどちらかというと一人で旅をするのが好きですね。みなさんはどうですか?」と元春。
曲はリスナーからのリクエストでホセ・フィリシアーノの「And The Feeling's Good」。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週はNPO法人「Next LOHE(ネクストロエ)」という団体。「もったいない」をキーワードに小さなことから地球環境を守っていきたいと2008年に活動をはじめた。この秋からは京都の大学生を対象に「自転車シェアリング」というプロジェクトをスタートさせた。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・A Song for You
番組後半はシンガー・ソングライター・ピアニストの特集。ピアノを弾きながら自作曲を歌う、そんなスタイルを持ったアーティストの特集。
レオン・ラッセルの「A Song for You」。

・Never Dreamed You'd Leave in Summer
元春は個人的にギターで歌うよりもピアノでロックンロールするミュージシャンのほうがかっこいいと思うのだそうだ。ファッツ・ドミノ、ジェリー・リー・ルイス、リトル・リチャード。'50年代にはピアノをマシンガンのように扱うごきげんなロッカーたちがいた。現在でもピアノを弾きながら歌うアーティストは少なくない。ピアノでなければ生まれなかった名曲もあると思うと元春。ロックンロールという表現の中でピアノという楽器はとても大事な役割を果たしてきたと言える。今夜は自分で作詞作曲をし、ピアノを弾いて歌うというそんなスタイルを持ったアーティストの特集。まずはスティービー・ワンダーの胸が締め付けられそうな失恋の歌。

・A Little Closer to My Home
Dr.ジョンの「A Little Closer to My Home」。Dr.ジョンのピアノのスタイルは独特。コロコロとよく転がるニューオリンズ・スタイルのピアノ。

・彼女
元春もピアノを弾いて歌うことがある。「曲はギターとピアノ、どっちで作るのですか?」とよく訊かれるそうだ。それは曲によって違って、リズムのある曲はギターで、メロディのある曲はピアノで作る場合が多いのだとか。「特にピアノで曲を作ってると、自分が今どんなコードで弾いてるのかがわからなくなって、そこが面白いところですね。ギターだとどうしてもコードにとらわれてしまって、曲が面白くなくなることがあります。ピアノで作るほうが曲により広がりがでることがあります。では僕のレコードからピアノを弾きながら作った曲を一曲聴いてください。佐野元春、彼女」と元春。

・It's Gonna Take a Miracle
ローラ・ニーロの「It's Gonna Take a Miracle」。

・番組ウェブサイト
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・転換期
今年人生の転換期を迎えたリスナーからのコメントを読んで。「僕なんかは人生、転換、転換、また転換で、グルグル目が回りそうです。人のことばっかりで、あまり自分のことをよく考えてこなかったというのもあるんですが、ときどきは、ちょっと自分のためにお金と時間を使って、自由にしてみようかななんて思うこともありますね」と元春。

・Tiny Dancer
エルトン・ジョンの「Tiny Dancer」。キャメロン・クロウ監督の映画『あの頃ペニー・レインと』でこの曲がとても効果的に使われていたそうだ。映画の中でロック・ミュージシャンに憧れる女の子が描かれている。きれいな目をしたブルージンズのよく似合う娘、この曲ではそんな女の子のことをバレリーナに例えて「彼女は僕のもの」とそんなふうに歌っている。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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ベリー・ベスト・オブ・佐野元春『ソウルボーイへの伝言』

2010年10月12日 | 佐野元春

個人サイト「SITEDOI」に佐野元春のベリー・ベスト・アルバム『ソウルボーイへの伝言』のレビューをアップしました。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/30th_anniversary_disc.htm#soulboy

初回限定盤は書簡「ハートランドからの手紙」が付いたスペシャル・パッケージでした。

 

この初回限定盤ですが、昨日タワーレコード梅田大阪マルビル店に行ったら通常盤しかありませんでした。
オンラインのソニー・ミュージック・ショップでは品切れに、どうもアマゾンも通常盤のみのようです。
早くもレアなアイテムとなったみたいですね。

このアルバムの選曲については僕も古くからのファンですから否定的に捉えてたんですが、
通して聴くとスムーズで、よく練れてるなぁという第一印象でした。
もちろんアルバム『VISITORS』から1曲も選曲されなかったというのは残念なことだと思いました。
佐野元春の音楽を語るのにアルバム『VISITORS』を抜きにしてというのは不可能ですからね。
この『ソウルボーイへの伝言』ではじめて佐野元春の音楽に触れた人がいたら、
いつかどこかで見つけたのなら是非手に取って聴いてほしいと思います。
ちなみにレコード・コレクターズの「日本のロック・アルバム・ベスト100 80年代篇」では36位でした。

さて、『ソウルボーイへの伝言』と同タイトルのクラブ・サーキット・ツアーが、
いよいよ来週10月23日からはじまります。二度目となったコヨーテバンドとのツアー。
そして年が明けて1月からはホーボーキングバンドと全国ツアー『ALL FLOWERS IN TIME』。
佐野元春が活動を再開します。楽しみですね。
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Sunday Song Book #940

2010年10月10日 | Sunday Song Book

<10月10日プレイリスト>
[「棚からひとつかみ+リクエスト」]
ウィスキーがお好きでしょ/竹内まりや 11月03日発売ニューシングル
TELSTAR/THE TORNADOS '62
CRYING/ROY ORBISON '61
LOVE AIN'T LOVE(TILL YOU GIVE IT TO SOMEBODY)/COURTSHIP '72
SHOW ME/GLENN JONES "FINESSE" '84
EBB TIDE(1st VERSION)/ROBERT MAXWELL '53
MELODY FOR YOU/THE GRASS ROOTS '68
I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN/山下達郎 with PONTA BOX '98
希望という名の光/山下達郎 '10
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
今週は直前の番組収録だとか。先週は水曜日、木曜日と鹿児島公演。全国ツアーもほぼ2/3が終わったという。今週は火曜日、水曜日と福岡サンパレス。これで30本となり残り9本。来週は大宮。

・棚からひとつかみ+リクエスト
ツアーが一段落してちょっと楽なスケジュールになった。二月分ほどリクエストカードが溜まってるので、今週来週はリクエストに応えつつ、タツローさんのレコード棚から適当に選曲する、いつものパターン「棚からひとつかみ+リクエスト」。

・ウィスキーがお好きでしょ
サントリーの角ハイボールのCMに使われているまりやさんの「ウィスキーがお好きでしょ」が11月3日にシングル「ウイスキーが、お好きでしょ」としてリリース。
CDジャケットのデザインは浅井健一さんでイラストを書いてるそうだ。山下家は家族で浅井さんのファンなのでお願いしたら快く引き受けてくれたのだとか。着うた、着うたフルが9月8日水曜日から先行してレコチョクで配信されている。
まりやさんのシングルは全部で3ヴァージョン。CMアレンジ・ヴァージョンとオーケストラ・ヴァージョン、ストリングス・ヴァージョン英語版(やはりオーケストラ・ヴァージョンだが違うアレンジでしかも英語で歌われている)。オーケストラの2ヴァージョンは服部克久さんの編曲。
今日はCMで使われてるCMアレンジ・ヴァージョン。

・TELSTAR
イギリスの5人組のインストゥルメンタル・グループ、トーネドーズ。プロデューサーのジョー・ミークとともに語られる。ジョー・ミークはS.E.、音響効果の好きな人で代表作として「TELSTAR」が挙げられる。テルスターはアメリカのNASAが打ち上げた世界最初の通信放送衛星のことで、1962年当時の音響効果をイントロとエンディングに施してある。それが話題となり全英NO.1、アメリカでは3週間、NO.1。

・CRYING
ロイ・オービソンの代表曲。1962年全米2位。クライマックスのハイトーンがしびれるとタツローさん。

・ギター弦
リスナーからの質問で「ライヴで使ってるギターの弦は? どれほどの頻度で交換してますか?」。
タツローさんはライヴではダダリオの弦を使ってるそうだ。太さは0.10。今年から変えたそうだがロットがよくてほとんど切れないとか。弦の交換はライヴ毎に行ってるという。

・水
リスナーからの質問で「ライヴ中に水を飲んでますが、水にこだわりはありますか?」。
ミネラル・ウォーターを常温で飲んでるそうだ。冬でも夏でも常温で飲むとか。

・LOVE AIN'T LOVE(TILL YOU GIVE IT TO SOMEBODY)
コートシップはフィラデルフィアの3人組のヴォーカル・グループ。いわゆるスイート・ソウルの範疇に入るグループ。「LOVE AIN'T LOVE(TILL YOU GIVE IT TO SOMEBODY)」は1972年のシングルでおそらくB面。プロデュースはジェリー・ロスでボビー・マーティンのアレンジ。曲を書いてるのはジーン・ナイトとゲイリー・アラン。タツローさんの番組でよく出てくるソングライター・コンビだが、悪い曲はひとつもないそうだ。

・SHOW ME
最近リマスタリングされてリイシューされたグレン・ジョーンズの「SHOW ME」。グレン・ジョーンズは人気の高いシンガーで'80年代から'90年代にかけて活躍した。1984年のセカンド・アルバム『FINESSE』から。この頃はアナログ録音なので、今のプロツールスのレコーディングに比べると全然声の伸びが違う、立体感があるとタツローさん。

・souvenir again 竹内まりや LIVE 2010
TOKYO FM fm osaka 30周年記念イベントから10年。40周年の記念イベントとして「ケンタッキーフライドチキン Presents TOKYO FM/FM OSAKA 開局40周年記念スペシャル souvenir again 竹内まりや LIVE 2010」が開催されることになった。12月3日(金)、4日(土)が日本武道館、12月21日(火)、22日(水)が大阪城ホール。東京、大阪二日ずつの全4公演。オープニング・アクトはBOXとセンチメンタル・シティ・ロマンスが日替わりで務める。まりやさんのセットはタツローさんと、現在一緒に全国ツアーを行っているバンドのメンバー全員10人がバックを務める。

・EBB TIDE
8月8日の放送でタツローさんは「EBB TIDE(ひき潮)」のオリジナルはハープ奏者のロバート・マックスウェルで1953年に録音したと話した。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/d546b8725422dc77b515ee36f155ba89

『ムード・ミュージックの楽しみ』の磯崎さんからお便りがあり、マーキュリーのレコーディングがファースト・ヴァージョンだと判明したそうだ。
http://www.vintage-mood.com/index.html

前回オンエアした1953年のMGMヴァージョンはバンド入りだったが、マーキュリーのヴァージョンはハープだけをオーバー・ダビングして録音されたもの。

・MELODY FOR YOU
「MELODY FOR YOU」はグラスルーツ1968年のシングルで当時100位にも入らなかったが、日本では深夜放送でよくかかっていたそうだ。

・I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN
村上"PONTA"秀一さんの1998年のアルバム『WELCOME TO MY LIFE』でタツローさんがコール・ポーターの「I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN」をカヴァーしている。

・希望という名の光
鹿児島の超常連さんからのリクエスト。病気になったと書いてあるが先日の鹿児島公演は聴きに来れたのでしょうかとタツローさん。お大事に。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
10月17日は、引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Motoharu Radio Show #056

2010年10月06日 | Motoharu Radio Show

2010/10/05 OnAir - 1st. Week
01.Phil Collins:(Love Is Like A) Heatwave
02.STING:Every Little Thing She Does Is Magic (London '10 Version)
03.Marc Cohn:Maybe I'm Amazed
04.Marc Cohn:Make It With You (with India.Arie)
05.Joe Jackson:The Jumpin' Jive
06.Michael Franks:Antonio's Song (The Rainbow)
07.Mose Allison:I'm Alright
08.Ben Sidran:No Trouble Living
09.Van Morrison:Tell Me Something
10.Morrison, Van & Ben Sidran/Georgie Fame:Benediction
11.Georgie Fame:Back On Th Corner
12.佐野元春:エンジェル
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・(Love Is Like A) Heatwave
しばらく病気で療養中だったフィル・コリンズが回復して作ったアルバム『Going Back』から。モータウンのカヴァー・アルバムでヴァッキング・ミュージシャンは'60年代のモータウンでたくさんのヒット・レコードに関わったレーベルのハウス・ミュージシャン、ファンク・ブラザーズのメンバーが参加している。「(Love Is Like A) Heatwave」のオリジナルはマーサ&ザ・ヴァンデラス。

・Every Little Thing She Does Is Magic (London '10 Version)
スティングの新しいアルバム『Symphonicities』はセルフ・カヴァー集。
「これまでの自分の曲を新しい編曲で歌ってます。いいですね」と元春。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月10月の「3PICKS!」はマーク・コーン『Listening Booth: 1970』、ブライアン・ウィルソン『Brian Wilson Reimagines Gershwin』、そしてレイ・ラモンターニュ『God Willin & The Creek Don't Rise』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はマーク・コーン『Listening Booth: 1970』。

・マーク・コーン
米国オハイオ州出身のシンガー・ソングライター。1991年に「Walking In Memphis」という曲がヒットしている。これまで4枚のスタジオ録音盤を出している。音楽的にはヴァン・モリスン、レイ・チャールズ、ジェームス・テイラーといったミュージシャンたちに影響を受けたという。32歳のときに出したデビュー作でグラミー賞の最優秀新人賞を獲得。そのグラミー賞の会場で出会ったのがデイヴィッド・クロスビーとグラハム・ナッシュの二人。大先輩であるクロスビーとナッシュにマーク・コーンはソングライターとしての才能を認められる。その後コラボレーションなどを通じてコーンの曲はクロスビーのソロ・アルバムにも取り上げられることになった。話によると4年前自動車泥棒に襲われるという事件に巻き込まれてニュースになったということだが、幸い大事に至らなかった。今年7月に無事新作が出た。タイトル『Listening Booth』というアルバムにはテーマがあって1970年にヒットした曲だけをカヴァーしたという珍しいカヴァー・レコードとなっている。
「1970年といえば僕も多感な頃でよく音楽を聴いてました。このマーク・コーンの新しいアルバム『1970』には当時僕がよく聴いてた曲がたくさん収録されてました。ヴァン・モリスン、ポール・マッカートニー、キャット・スティーヴンスなどちょっと個人的にも楽しく聴きました。ただどの曲もマーク・コーン独自の解釈があってクリエイティブです。素晴らしいカヴァー集だと思います」と元春。
Listening Booth: 1970』の中からポール・マッカートニーのカヴァー「Maybe I'm Amazed」と、ブレッドのカヴァー「Make It With You」の2曲。「Make It With You」にはR&Bシンガー、インディア・アリーがヴォーカルで参加している。

・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・スポークンワーズのライヴ
佐野元春と井上鑑ファウンデーションズのスポークンワーズ・セッション「in motion 2010 僕が旅に出る理由」を聴きに行ったリスナーからのコメントを読んで。
「今回スポークンワーズ・セッションとしては初めての全国ライヴでした。最初に行ったのが2001年ですね。最近ではヒップホップ、ラップの表現もよく一般的になっているので、僕のこのスポークンワーズ・パフォーマンスも言ってみればフリー・フォームのラップと言えますから、気楽に楽しんでいただけたのではないかと思います。僕自身もいい手応えを感じました。是非全国的に定期的にやっていきたいと思います」と元春。

・Jumpin' Jive
ジョー・ジャクソンの「Jumpin' Jive」。

・Antonio's Song (The Rainbow)
マイケル・フランクスの「Antonio's Song (The Rainbow)」はアントニオ・カルロス・ジョビンに捧げた曲。1977年のレコードだが今ではすっかりボサノヴァのスタンダードになった。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週は「自然体感塾ワンダー・スクール」という団体。子どもたちに大自然の素晴らしさを体感してもらおうと2000年から東京都、埼玉県を中心に活動してきた。一年を通じて継続して自然と触れ合ってもらうことをモットーにしている。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・I'm Alright
8月の3PICKS!で取り上げたモーズ・アリスンの新しいアルバム『The Way Of The World』から。
モーズ・アリスンは米国南部出身のピアニストでありヴォーカリスト。1927年生まれだから現在82歳で現役。モーズ・アリスンの音楽はロック分野の人たちからも多く慕われていてファンが多い。ヴァン・モリスンはモーズ・アリスンのことを今世紀最高のソングライターの一人と称えている。今週はモーズ・アリスンをトリヴュートしてヴァン・モリスン、ベン・シドラン、ジョージィ・フェイムの三人が集まったレコード『Tell Me Something』を特集する。「Tell Me Something」というタイトルはモーズ・アリスンの曲から付けられている。

・No Trouble Living
ベン・シドランがカヴァーしている。

・Tell Me Something
ヴァン・モリスンがカヴァーしている。フックのリリックは「Tell me something」(何か言ってよ)、「I don't know」(知らねぇよ)。
モーズ・アリスンのスタイルを一言で言うとモダン・ブルースに軽妙な歌詞を付けて歌った音楽といえる。もちろんピアノ演奏や歌も素敵だが、特にモーズ・アリスンの歌詞が素晴らしい。モーズ・アリスンは自分の歌詞についてこんなふうに語っている。「自分の曲は三種類。ひとつは単純に楽しい歌。ひとつは社会的な問題を含んだ何かを訴える歌。もうひとつは落ち込んでる誰かを励ます歌」そんなふうに語っている。
「うん。単純明快ですね。是非、できれば直接お会いしてソングライティングのこといろいろ訊いてみたいアーティストの一人です」と元春。

・Benediction
ヴァン・モリスン、ベン・シドラン、ジョージィ・フェイム、参加した三人で歌っている。
「モーズ・アリスンを慕うミュージシャンたちかの何か温かい感情を、何か温かい愛情を感じるトラックですね。素晴らしいです」と元春。

・Back On Th Corner
ジョージィ・フェイムがカヴァー。

・番組ウェブサイト
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・エンジェル
この『Tell Me Something』に参加したミュージシャンの一人、ジョージィ・フェイム。元春はジョージィ・フェイムが好きだったので1993年に来日したとき一緒にセッションを行った。
「当時お会いしたとき僕は34歳、ジョージィ・フェイム氏はたぶん今の僕の年齢ぐらいだったと思います。そのときに思ったのは、あぁ僕もジョージィ・フェイムみたいに50歳を過ぎてもいいラヴ・ソングを歌えるようなそんなシンガーになりたいな、そんなことを思いました」と元春。
元春の1993年のアルバム『The Circle』の何曲かにジョージィ・フェイムが参加。「エンジェル」はジョージィ・フェイムのハモンド・オルガンの演奏をフィーチャーした曲。途中元春が「ジョージィ・フェイム!」と紹介するとハモンド・オルガンの音が聴こえてくる。そしてこの曲では元春と一緒に歌も歌っている。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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Performance 2010

2010年10月05日 | 山下達郎

9月19日に神戸国際会館で行われた山下達郎「Performance 2010」神戸公演2日目を聴きに行きました。
当日は晴れで最高気温は31度でした。
この日でツアーはちょうど20本目で折り返しに入ったところということでした。

はじめての達郎さんのライヴは「Performance '91-'92」。アルバム『アルチザン』のツアー。
2月の大阪フェスティバルホールだから18年前。僕は3月生まれだから25歳で、達郎さんは39歳になったばかりですかね。
今年、57歳になる達郎さん。僕ももう44歳(ぞろ目!)ですから、長く聴き続けてきたなぁという感慨があります。

今年はシュガーベイブがレコード・デビューして35年となる節目の年。
あまりアニバーサリー・イヤーとかに気を使わず活動してきた達郎さんですが、
今回は結果的にニュー・アルバムが発売延期になり、
アルバムのプロモーショナル・ツアーではない丸腰のツアーとなったため、
デビュー35周年というのがクローズアップされる形となりました。

会場に到着してグッズ売り場へ行った時、ふと、そういう節目の年ということを思い出し、
普段はあまり買わないTシャツを記念に買おうと思いました。



グッズはパンフとhip chicのCDも購入しました。

ライヴについては個人サイト「SITEDOI」にライヴ・レポートをアップしました。
ネタばれしていますのでまだ聴きに行かれてない方はご注意のうえ自己責任で読む、読まないを選んでください。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/index.htm

=おまけ=

「Performance 2010」の神戸公演前に大丸神戸店のカフェラに行きました。



友人がカプチーノの絵柄を雪だるまにしてほしいと言うので、バリスタにリクエストしました。
同じのではつまらないので僕はうさぎちゃん。
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Sunday Song Book #939

2010年10月03日 | Sunday Song Book

<10月03日プレイリスト>
[「珍盤・奇盤特集」]
ウィスキーがお好きでしょ/竹内まりや 11月03日発売ニューシングル
JUNGLE FEVER/THE CHAKACHAS '72
逢えば好き好き/マーガレット With バニーズ '68
AMERICAN WOMAN/THE TEXAS CHAINSAW ORCHESTRA "THE TEXAS CHAINSAW ORCHESTRA" '97
YAMASUKI/YAMASUKI'S '71
モッコシモコモコ(しゅき しゅき ダーリン)/オナッターズ '86
ホテル・カリフォルニア/タンポポ '77
太陽に抱かれたい/ジョニー広瀬 '67
雪子のロック/藤健次 '67
イエローサブマリン音頭/金沢明子 '82
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
9月はロードに次ぐロード、東京には4日しかいなかったという。15泊16日というロードがあったそうだ。10月からは東京周辺の日程になるという。昨日、本日と中野サンプラザホール。先週の水曜日はNHKホール。番組はNHKホールと中野サンプラザのあいだに収録しているという。今週は6日(水)、7日(木)と鹿児島市民文化第一ホール。今日のサンプラザが終わると2/3が終わったことになる。残り1/3だが、その後にまりやさんのライヴが待ってるので全然休めないとタツローさん。

・珍盤・奇盤特集
今週は、ツアーを2/3やってさすがに疲れているので、タツローさんのリラクゼーションをかねて「珍盤・奇盤特集」。これまで大体5年に1回、6年に1回のペースで「珍盤・奇盤特集」をやってきたので久し振り。4年ぶりぐらいになるという。今回はリスナーからのフィードバックに応えてアンコールを交えつつ、まったりもしくはげんなり、脱力してもらいます、とタツローさん。

・ウィスキーがお好きでしょ
サントリーの角ハイボールのCMに使われているまりやさんの「ウィスキーがお好きでしょ」が11月3日にシングル「ウイスキーが、お好きでしょ」としてリリース。ちょうど一月後で本日オンエア解禁。本邦初オンエア。杉真理さんの作曲で、もともとは石川さゆりさんがサントリーのCMで歌っていた曲を、ゴスペラーズ、まりやさんとカヴァー。まりやさんのシングルは全部で3ヴァージョン。CMアレンジ・ヴァージョンとオーケストラ・ヴァージョン、やはりオーケストラだが英語のアレンジの違うヴァージョン。服部克久さんのオーケストラの2アレンジ・ヴァージョンとCMで使われたコンボ・ヴァージョンの3ヴァージョンが入ってる。今日はCMで使われてるCMアレンジ・ヴァージョン。
ジャケットは浅井健一さんがイラストを書いてるそうだ。着うた、着うたフルが9月8日水曜日から先行してレコチョクで配信されている。

・JUNGLE FEVER
1972年に大ヒットした、いわゆる一発屋のチャカチャス。アメリカでは全米8位、日本でも相当なヒットを記録した。ベルギーのスタジオ・ミュージシャンのグループで6人組。

・逢えば好き好き
1968年のGSモノ。寺内タケシさんの寺内企画からデビューしたマーガレット。本名マーガレット・リー・バレット。お父さんがアメリカ人、お母さんが日本人のハーフ。この人のシングル「逢えば好き好き」は寺内タケシとバニーズが演奏している。演奏はグルーヴがあるが、マーガレットさんの歌はかなり走り気味。その走り気味がまたいい、アン・ルイスさんが脱力したような歌い方、とタツローさん。

・AMERICAN WOMAN
1997年にライノから出たテキサス・チェインソー・オーケストラ。電動のこぎりで音楽をやる集団で、もともとは1985年にテキサス大学の学生が4人で結成したグループ。すっかり忘れ去られていたが1997年に再結成して出した。ニルヴァーナのカート・コバーンがそのテープを愛聴していたとライナーに書いてあるが、どこまで本当かはわからない。「AMERICAN WOMAN」はゲス・フーのカヴァー。

・YAMASUKI
1971年の作品。ヤマスキズはベルギー人とフランス人の混合で、メンバーの一人は、フランスのテクノ・デュオ、DAFT PUNKのお父さんだとか。でたらめの日本語で歌っている。

・モッコシモコモコ(しゅき しゅき ダーリン)
こういう珍盤・奇盤にはお色気モノやHモノがたくさんあるが、昼間の放送なのであからさまなのはオンエアできない。なので当たり障りのないものを。1980年代のテレビ朝日の番組から出てきたオナッターズは3人組の女性ヴォーカル・グループ。この中の一人、小川菜摘さんはダウンタウンの浜田雅功さんの奥さん。「モッコシモコモコ(しゅき しゅき ダーリン)」は1985年のセカンド・シングル。イントロが長過ぎる、これじゃあヒットしないよな、とタツローさん。

・ホテル・カリフォルニア
洋楽の日本語カヴァー。タンポポは女性姉妹のフォーク・デュオ。イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」になかにし礼さんが日本語詞を付けたカヴァー・ヴァージョン。伊集院光さんが監修した『おバ歌謡』が音がいいのでその中からリマスタリングして紹介したそうだが、その中のライナーには「さあどうぞ、いらっしゃいと来て、頭の中に甲州街道沿いのケバいネオンのホテルが浮かんだら、そこがタンポポ版のホテル・カリフォルニアだ」と書いてあるそうだ。マカロニ・ウエスタンの趣がありますね、とタツローさん。

・太陽に抱かれたい
リスナーからのリクエストに応えて。
ジョニー広瀬さんは吉本興行の奇術師。別人という説もある。1967年のミノルフォンからのシングル。作曲遠藤実。遠藤実最高傑作といってもいいとタツローさん。

・雪子のロック
この曲にもリクエストがあった。赤坂泰彦さんが番組で取り上げて有名になった。
もともとはスリーファンキーズの高倉一志 さんがソロになり芸名を藤健次に変えて出した1967年のシングル。

・イエローサブマリン音頭
「珍盤・奇盤特集」の最後はいつも大瀧詠一さんの作品で終わっている。
1982年の金沢明子さんの「イエローサブマリン音頭」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
10月10日は、「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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