Sunday Song Book #1298

2017年08月27日 | Sunday Song Book

2017年08月27日プレイリスト
「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. REBORN / 山下達郎 09月13日発売ニューシングル
2. SWEETEST MUSIC / 竹内まりや "ミス M" '80
3. ロンサム・シーズン / 竹内まりや "クワイエット・ライフ" '92
4. DRIVE MY CAR / 竹内まりや with BOX "未発表音源"
5. ONE AFTER 909 / 竹内まりや with BOX "未発表音源"
6. WALK RIGHT BACK / 竹内まりや & 山下達郎 "ロングタイム・フェイヴァリッツ" '02
7. さよなら夏の日 / 山下達郎 "アルチザン" "オーパス" '91
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■内容の一部を抜粋
・近況
いよいよツアーは今週がファイナル。8月29日(火)は石川県の金沢歌劇座、そして8月31日(木)は千穐楽、長野県のホクト文化ホール(旧長野県県民文化会館)。「私の好きなホールで千穐楽でございます」と達郎さん。前回収録した後に訪れたニトリ文化ホール(旧札幌厚生年金)はひょっとしたら今回で最後の札幌のホールかもしれないとのこと。その後の苫小牧、網走はとっても熱いお客さんだったとか。今週でツアーは終了し、後は氣志團万博を残すのみ。

・氣志團万博2017
8月末まで続くツアーの後に一本だけ夏フェスに出演することになった。千葉県・袖ケ浦海浜公園にて9月16日(土)、17日(日)に開催される「氣志團万博2017」の9月17日(日)に出演。
http://www.kishidanbanpaku.com

・納涼夫婦放談
先週に引き続いて竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。今年は珍しく直近でバラ録り。

・REBORN
9月23日公開の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。原作は東野圭吾さんのベストセラー小説。主演はHey! Say! JUMPの山田涼介さん、村上虹郎さん、寛一郎さん、成海璃子さん、門脇麦さん、林遣都さん、鈴木梨央さん、山下リオさん、手塚とおるさん、PANTAさん、萩原聖人さん、小林薫さん、吉行和子さん、尾野真千子さん、そして西田敏行さん、オールスター・キャスト。達郎さんは旅先でDVDだけれど映画をようやく観ることができたそうだ。「スクリーンで観ないとアレなんですけれど、とっても素敵な作品でございます。小説の中に出てきます『再生』というタイトルの、それは小説なので詩も音楽もないんですけれども、それを映画化の際に音楽にしてほしいというオーダーで、ついでに私がそれをエンドロールで歌うという。だから虚実ないまぜという世界で。ハーモニカのインストで、それで門脇麦さんが歌うヴァージョンで、それで僕のやつなので、どこでも違和感なく行かなきゃダメなので。だから劇の中でできたというシチュエーションの曲なので。最後に僕が歌って(笑)、それをシングルにするのですごく難しい。苦労の甲斐ありまして完成いたしました」と達郎さん。タイトルは「REBORN」。映画のサウンドトラックなのでカップリングには門脇麦さんが劇中でセリという役で歌っている「REBORN」のアコースティック・ヴァージョン。来週あたりオンエア予定。ストリート・ミュージシャンが作ったハーモニカ・ヴァージョン(インストゥルメンタル)、これでサウンドトラック・シングルとしての意味合いがある。それで一応山下達郎のシングルなのでライヴ・ヴァージョンを2曲収録。「ターナーの汽罐車」のアコースティック・ヴァージョンは今年のツアーから(7月9日の中野サンプラザ公演)。昨年の10月に新宿ロフトで行った新宿ロフト40周年ライヴからドリフターズの「DRIP DROP」(三人ライヴ)のアコースティック・ヴァージョン。

・SWEETEST MUSIC
まりやさんの1980年のアルバム『MISS M』から「SWEETEST MUSIC」。デヴィッド・ラズレー作詞、ピーター・アレン作曲、デヴィッド・フォスターのアレンジ。エアプレイのメンバーによるレコーディングで、ジェイ・グレイドン、ジェフ・ポルカロ、ビル・チャップリンなどなど。

・ハマった食べもの
リクエストしたリスナーから「まりやさんに質問。簡単に作れるおつまみレシピ教えてください」という質問。
おつまみではないけれど、桃にモツァレラチーズを入れてオリーブオイルとレモンの皮と塩コショウで食べるのに今年ハマったそうだ。達郎さんのオススメおつまみレシピは笹かまぼこに切れ目を入れてシソとガリをはさむ。夏のオススメだとか。けれど達郎さんは小さい頃に仙台の親戚が笹かまぼこを送ってくれて冷蔵庫いっぱいになった記憶があるから笹かまぼこが苦手なのだという。

・タツローくんクッキー缶
今年のツアーの物販にタツローくんクッキー缶がある。リスナーから「賞味期限が迫ってきたが大切な思い出の品だから食べられない。まりやさん、どうしたらいいか教えて」というお便り。「食べてやってください」とまりやさん。ちなみに達郎さんは「お菓子屋のこどもはクッキーは食べないんですよ」。

・網走公演
リスナーから8月21日の網走市民会館での公演について「この時期の網走はなまら寒かったと思いますが網走の第一印象は?」という質問。
確かに夜になると涼しい。行ったときは21,22度で、ライヴの本番になると会場に冷房がなくて、湿度75%でうだるような暑さだったとか。熱中症になりかけたのでステージには扇風機を買ってきてメンバーのところに置いていたという。網走、苫小牧が今回いちばん暑かったそうだ。食べものはタラバ蟹チャーハンが美味しかったと達郎さん。

・ロンサム・シーズン
まりやさんの1992年のアルバム『QUIET LIFE』から「ロンサム・シーズン」。先週、岡田有希子さんのセルフカヴァーをやる予定だと話したら、これまでに発表した唯一の岡田有希子さんに提供した楽曲のセルフ・カヴァーにリクエストが集まった。達郎さんが全パートをひとりで演奏。この頃はストリングスもやっていたとか。「ハル・ブレインぽいですね。ははは」と達郎さん。

・小津安二郎と山下達郎
リスナーから「達郎さんが半袖を着ない話をしていて思い出したのが映画監督の小津安二郎さんのことです。小津さんも半袖は着なかったそうですね。達郎さんと小津さんはどこか本質的に似たところがあるのでしょうか?」という質問。
「足元にも及びませんよ」と達郎さん。まりやさんによると達郎さんは小津さんがかぶっていた帽子に似たものを持ってるとか。小津さんの帽子はすべて松竹の衣装部に作ってもらったものだと達郎さん。小津さんに関する本に書いてあり、同じものを何個も作ってもらって、いつも同じものだけれど、ちゃんとヘタったら新しくしていたとか。スーツを着たときはあの時代の流行りのフェルトの帽子をかぶるというポリシーの塊のような人だったという。

・ゴキブリ
リスナーから「ゴキブリが出たときはご夫婦どちらが退治してるのでしょうか?」という質問。
山下家の棚にはゴキブリの退治スプレーがずらりと並んでるという。まりやさんも娘さんもゴキブリが苦手なので達郎さんが処理するそうだ。今いちばんすごいスプレーはゴギジェットプロだという。凍らして退治するものもあるとか。

・DRIVE MY CAR
久々のまりやさんのクラブ活動。7月にBOXのメンバーのスケジュールが取れたので今回は2曲レコーディング。ビートルズの「DRIVE MY CAR」をコピー。BOXは杉真理さん(Vocal, Guitar)、松尾清憲さん(Vocal, Guitar)、小室和幸さん(Vocal, Bass,)、田上正和さん(Vocal, Guitar)の4人に、島村英二さん(Drums)と小泉信彦(Keyboard)がゲスト・ミュージシャンとして加わっている。

・ONE AFTER 909
ジョンとポールが十代の頃の作品でキャバーン・クラブ時代からのレパートリーだという「ONE AFTER 909」のコピー。

・プレゼント
『COME ALONG』のクリアファイル、『COME ALONG 1』と『COME ALONG 2』、『COME ALONG 3』のジャケット(鈴木英人さんのイラスト)をそれぞれ印刷したミニ・クリアファイルを作ったので、それを3枚セットで30名にプレゼント。「夫婦放談のリクエストとか感想がありましたら是非お書きください」とまりやさん。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

・ネットニュース
先週番組で達郎さんが話した、人間ドッグの聴力検査で使用するヘッドフォンは性能が良くないのでボタンを押したままにするという話題がネットニュースに上がったそうだ。達郎さんはただのシャレ、与太話なんで、そもそも1990年代の、25年以上も前の話で、今は人間ドッグのヘッドフォンも大幅に改善されてるとのこと。ネットは全くシャレが通じないので、殺伐としていてイヤですね、と達郎さん。

・WALK RIGHT BACK
エヴァリー・ブラザーズの1961年のヒット「WALK RIGHT BACK」を2003年の『LONGTIME FAVORITES』でカヴァー。「ギターの佐橋くんのギターが絶品でございます」と達郎さん。まりやさんはこの曲をグレン・キャンベルとボビー・ジェントリーで知ったとか。だからグレン・キャンベルが亡くなったのがすごいショックだという。達郎さんは今後グレン・キャンベルの特集を予定しているとか。

・さよなら夏の日
「今年の夏は雨が多くて不安定で農産物に影響が出ているとかでご自愛下さいませ」と達郎さん。1991年のアルバム『ARTISAN』から「さよなら夏の日」。

2017年09月03日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1297

2017年08月20日 | Sunday Song Book

2017年08月20日プレイリスト
「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. WINDY LADY (COME ALONG VERSION) / 山下達郎 '80
2. もう一度 / 竹内まりや "ヴァラエティ" '84
3. 夏の恋人 / 竹内まりや '78
4. 夏のモンタージュ / みつき(高畑充希) '08
5. YES / 加山雄三 '00
6. FLY ME TO THE MOON / 竹内まりや with WHAT IS HIP? "未発表音源"
7. SUMMER VACATION / 村田和人 & 竹内まりや "マイ・クルー" '84
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■内容の一部を抜粋
・近況
今週は前倒しで番組を収録しているとか。ツアーは残り3本。明日8月21日(月)は網走市民会館。キャパシティが1000人ないそうだ。

・納涼夫婦放談
今週、来週の二週間は竹内まりやさんをゲストに迎えて毎年恒例の「納涼夫婦放談」。

・WINDY LADY
『COME ALONG 1』から「WINDY LADY」。『COME ALONG』は当時カセットテープのみの販売で、B面はKIKIステーション・サイド。まりやさんが17歳の高校生という設定でリクエストしている。

・もう一度
現在、NHKのBSプレミアムで放送中のドラマ『定年女子』(南果歩さん主演)に「もう一度」(1984年リリース)が主題歌として使われている。
http://www.nhk.or.jp/pd/teinen/

「もう一度」はもともと大原麗子さん、田村正和さん主演の『くれない族の反乱』というドラマの主題歌だった。この曲のレコーディングはまりやさんのお腹に赤ちゃんがいた頃で、つわりで大変なときに歌入れしたのを思い出すのだという。この曲はイーストコーストのヴォーカル・グループ(ハプニングスとかトーケンズ)のアプローチ、と達郎さん。まりやさんの復帰第一作なので「もう一度」というタイトルを付けたそうだ。アルバム『VARIETY』に収録されていて、こちらのアルバムはリマスター盤が出ているからきれいな音で聴くことができる。

・食事のとき
リスナーから「7月に番組でドーナツを食べたことがありますか?という質問がありましたが、それを聞いてはは〜んと思いました。ライヴでDONUT SONGを歌うとき達郎さんは全然美味しそうな顔をしてませんもん。そこでまりやさんに質問。達郎さんは普段の食事で美味しいときは表情が変わるのでしょうか?」という質問。
まりやさんによると、美味しいときは「美味しい」と言ってくれるのだとか。例えば梅干しの味がちょっと変わると、「あっ、これどこで買ったの?」とかいろいろと食いついてくれるそうだ。「でもね、江戸っ子はねぇ、そんなうめぇなぁって顔して食っちゃいけないんですよ。見栄ですからね、そんなもの」と達郎さん。達郎さんは笑いながら歌うのが嫌いな人間なので明るい曲でもなるべく平常心で歌うのだという。「それがサブカルチャーのアレですから」と達郎さん。

・夏の恋人
まりやさんの1978年のデビュー・アルバム『BEGINING』収録曲。L.A.のララミー・サウンドでレコーディング。ベースはマイク・ポルカロ、ジム・ケルトナーがドラム、トム・スコットがサックス、リー・リトナーがギター。アル・キャップスがアレンジ。達郎さんがはじめてまりやさんのために作詞作曲した曲。電話でL.A.に送ったという。まりやさんはホールマークホテルという安いモーテルに泊まって、道挟んだ向こうのパンケーキハウスで朝食したことを思い出すという。

・101回
リスナーからまりやさんが番組に出演した回数が送られてきて、それによると昨年の12月25日でちょうど100回目だったとか。24年で100回なので年4回平均なのだという。今日の放送で101回目。

・アンパンマンで好きなキャラクター
リスナーから「アンパンマンで好きなキャラクターは?」という質問。
達郎さんはカレーパンマン。ばいきんまんもそんなに嫌いじゃないそうだ。まりやさんはしょくぱんまん。声が好きなのだという。

・夏のモンタージュ
高畑充希さんのサード・シングル「夏のモンタージュ」(2008年)はまりやさんの作詞作曲。高畑充希さんが主演した『ナツコイ』の主題歌。まりやさんもアルバム『TRAD』でセルフ・カヴァーしたときに高畑充希さんにコーラスを手伝ってもらったという。曲をかけ終えて「大人びたアルトのいい声」と達郎さん。

・YES
加山雄三さんの2000年のシングル「YES」はイギリス録音でまりやさんがヴォーカルで参加している。
加山雄三さんの80歳の誕生日を桑田佳祐さんが発起人になって都内のライヴハウス(ブルーノート)で祝った話の後日談で、その御礼に光進丸に招かれてお手製のフランス料理のフルコースをごちそうしてもらったという。

・今後の予定
来週8月27日(日)も毎年恒例の竹内まりやさんをゲストに「納涼夫婦放談」。今週は前倒しで録音しているが、来週は直近で収録するので、竹内まりやさんへのお便り、リクエストを募集しているとか。

・プレゼント
『COME ALONG』のクリアファイル、『COME ALONG 1』と『COME ALONG 2』、『COME ALONG 3』のジャケット(鈴木英人さんのイラスト)をそれぞれ印刷したクリアファイルを作ったので、それを3枚セットで30名にプレゼント。「夫婦放談のリクエストとか感想がありましたら是非お書きください」とまりやさん。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

・まりやさんの活動
来年まりやさんはデビュー40週年なので来年用のいろいろな準備をしているそうだ。明後日8月22日は岡田有希子さんの誕生日で、生きていたら生誕50年になるので、次のアルバムでは岡田有希子さんに提供した作品のセルフ・カヴァーを収録する予定で、レコーディングを行っているという。声優の早見沙織さんが劇場版アニメーション『はいからさんが通る』で花村紅緒の声を担当するので彼女が歌う主題歌を書き下ろしたとか。11月8日に「夢の果てまで」が発売予定。

・FLY ME TO THE MOON
ツアー中なので触れられなかったがギタリストの松木恒秀さんが6月18日に亡くなった。松木恒秀さんはまりやさんの「アロハ式恋愛指南」のギター・ソロを弾いているが、それ以降、定期的にカヴァー曲のレコーディングを行っており3,4曲生前に録音しているそうだ。まりやさん、達郎さん、それぞれ新宿ピットインに呼ばれてライヴ・セッションもしている。今後、松木恒秀さんがアレンジした作品を発表する予定があるとか。2015年にWHAT IS HIP?(松木恒秀さん、野力奏一さん、高水健司さん、村上"PONTA"秀一さん)と一緒にジャズを何曲か録音した中から、松木恒秀さんがアコースティック・ギターを弾いている「FLY ME TO THE MOON」。

・SUMMER VACATION
村田和人さんの1984年のアルバム『MY CREW』からまりやさんとのデュエットで「SUMMER VACATION」。

2017年08月27日は、引き続き「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
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Sunday Song Book #1296

2017年08月13日 | Sunday Song Book

2017年08月13日プレイリスト
「納涼リクエスト大会」
1. CHEER UP THE SUMMER / 山下達郎 '16
2. GIRLS ON THE BEACH / THE BEACH BOYS "ALL SUMMER LONG" '64
3. ONE FINE MORNING / LIGHTHOUSE '71
4. MR.DIEINGLY SAD/ THE CRITTERS '66
5. SELFISH ONE / JACKIE ROSS '64
6. TENGOKU KARA KAMINARI / ISRAEL KAMAKAWIOOLE "E ALA E" '95
7. LICKING STICK-LICKING STICK / JAMES BROWN '68
8. ON THE ROAD AGAIN / WILLIE NELSON '80
9. 夏のコラージュ / 山下達郎 "コージー" '98
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■内容の一部を抜粋
・近況
今週は直近での収録とのこと。ツアーは11泊12日の遠征が終わり残り6本。今週は8月15日(火)、16日(水)がニトリ文化ホール(旧札幌厚生年金)。「札幌厚生年金、壊すとか壊さないとか言っとりますが、この後どうすんでしょうかね。壊すばっかり作るのどうすんでしょうかね。わかりませんね」と達郎さん。今週の土曜日19日は苫小牧市民会館で、来週ははじめての網走という北海道ツアー。「網走は北海道のイベンターの人がですね、ぜひ、届けたい! そういう一途な思いでございまして。生まれて初めての網走。楽しみ」と達郎さん。

・納涼リクエスト大会
厚い日が続いているので引き続き毎年恒例の「納涼リクエスト大会」。Part.6。旅のみ空ではがきをチェックして選曲したとか。夏向きに一服の清涼剤を目指したという。今日はご先祖様にお祈りを捧げる迎え火。東京は七月がお盆だけれど今年はツアーでできなかったので、生まれて初めて旧盆で迎え火をやることになってるそうだ。「本当はこっちが旧暦としては正式な感じが致しますが。でも東京は七月だ!(笑)。特に下町は。なんかちょっとアレなんですが。こんなところでそんなこと言ってもしょうがありませんが」と達郎さん。

・CHEER UP! THE SUMMER
「CHEER UP! THE SUMMER」にたくさんリクエストが集まってるという。今週は『COME ALONG 3』ヴァージョンではなくオリジナル・ヴァージョン。

・GIRLS ON THE BEACH
ビーチボーイズ、1964年の『ALL SUMMER LONG』から「GIRLS ON THE BEACH」。1963年,1964年,1965年とビーチボーイズは年間3枚ずつアルバムを出している。「一点の曇りもない。私もカヴァーしております。素晴らしい一曲でございます」と達郎さん。

・宮里陽太さんのテナー
愛知県のリスナーから「宮里陽太さんはサックスをかなりの曲でアルト、曲によってはソプラノと使い分けてますよね。今回のライヴではアンサンブルでバリトンを吹く場面もありましたが、テナーを吹く姿はいまだかつて見たことがない気がします。彼がテナーを吹くことはあるのでしょうか?」という質問。
「宮里くんはもともとブラバンでバリトンだったので、バリトンはちゃんと吹きます。今回はアンサンブルでかなりバリトン手伝ってもらってます。テナーをまりやのライヴで吹いたことありますけれども、吹けといえば吹きますが、基本ちゃんとしたライヴでの演奏、もしくはレコーディングでの演奏はアルト、ソプラノに特化してやりたいとのことであります。大体ジャズ・ミュージシャンはそうですね。ジョン・コルトレーンはてテナーとソプラノ。土岐英史さんはアルトとソプラノ。そういう感じであります。それに人によってはフルートが加わるという感じでございます」と達郎さん。

・ONE FINE MORNING
質問したリスナーからのリクエスト。ライトハウスはカナダ、トロント出身のブラス・ロック・バンド。1971年、全米24位の「ONE FINE MORNING」。シングル・ヴァージョン。

・MR. DIEINGLY SAD
暑いので涼しい曲。クリッターズはニュージャージー出身の'60年代中期、ファンの多いバンド。リーダーのドン・シコーニはイノセンスなんかをやった後にフォー・シーズンズのメンバーになった。1966年、全米17位の「MR. DIEINGLY SAD」。達郎さんはクリッターズのヒット曲の中ではこの曲がいちばん好きとのこと。

・佐世保公演
佐世保公演を聴きに行ったリスナーから「1980年10月30日の佐世保市民会館以来37年ぶりのコンサート。3人で食べに行ったカレー・チャーハンの話をされましたが、ウィキペディアでは1980年10月30日は熊本市民会館になってます。真実はどうでしょう?」という質問。
1980年10月30日は当初、熊本だったけれどスケジュールが変更になって佐世保に変わったとか。当時、販促物の訂正が間に合わなかったのでそのまま熊本で掲載されているそうだ。
ネットの情報をそのまま信じないで下さい、それを訂正する暇も意欲もありませんと達郎さん。

・SELFISH ONE
ジャッキー・ロスはセントルイス出身の女性R&Bシンガー。ゴスペルから来た人でチェス・レーベルでの最大ヒット1964年、R&Bチャート11位、全米チャートも11位の「SELFISH ONE」。

・TENGOKU KARA KAMINARI(THUNDER FROM HEAVEN)
前にも夏になると何度かかけている今は亡きイスラエル・カマカイオーレの「TENGOKU KARA KAMINARI(THUNDER FROM HEAVEN)」(1995年)。

・ニュー・シングル「REBORN」
9月13日発売のニュー・シングル「REBORN」。9月23日公開の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の主題歌。原作は東野圭吾さんのベストセラー小説。「もうちょっとしたら再告知します。まだカップリングが最終決定しておりませんので、決まり次第お知らせしたいと思います」と達郎さん。詳しくはワーナーの山下達郎特設サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・『COME ALONG』カセットテープBOX
『COME ALONG 3』はオリコンのベスト10にチャートインしたとか。そこでもともと『COME ALONG』はカセットテープで出ていたので、『COME ALONG 1』、『COME ALONG 2』、『COME ALONG 3』のカセットテープを3本でスペシャル・ボックス化したという。レコチョクの運営するWIZY(ウィジー)というプラットホームで限定で発売。9月3日までの期間限定予約で現在受付中。詳しくはWIZYのサイトにて。
https://wizy.jp/project/34/

・LICKING STICK - LICKING STICK
ジェームス・ブラウンの1968年、全米ソウル・チャート2位、全米チャート14位の「LICKING STICK - LICKING STICK」。

・ON THE ROAD AGAIN
ウィリー・ネルソンの1980年、全米20位の「ON THE ROAD AGAIN」。彼自身が主演した映画『忍冬(すいかずら)の花のように』の主題歌で旅の歌。

・今後の予定
8月20日(日)、27日(日)は毎年恒例の竹内まりやさんをゲストに「納涼夫婦放談」。若干前倒しで収録するけれど、二週目だとまだ間に合うので、竹内まりやさんへのお便り、リクエストを募集しているとか。

・夏のコラージュ
今日最後のリクエストは季節柄。1998年のアルバム『COZY』から「夏のコラージュ」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年08月20日・27日は、「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1295

2017年08月06日 | Sunday Song Book

2017年08月06日プレイリスト
「納涼リクエスト大会」
1. THE THEME FROM BIG WAVE ("COME ALONG 3" VERSION) / 山下達郎 "COME ALONG 3" 8月2日発売
2. EVERYDAY WITH YOU GIRL / THE CLASSICS VI '69
3. LET'S TWIST AGAIN / CHUBBY CHECKER '61
4. DEVIL OR ANGEL / THE CLOVERS '56
5. TOP DOWN TIME / THE DANTES '65
6. NEVER MY LOVE / THE ASSOCIATION '67
7. THAT SUNDAY, THAT SUMMER / NAT KING COLE '63
8. LET IT BE ME / JILL COREY '57
9. CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU(LIVE) / 山下達郎 '16
10. 僕らの夏の夢 / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" "オーパス"
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録。ツアーは7月末から約二週間に渡る地方公演。飛び石のスケジュールのため地方のステーションでの収録もままならないそうだ。7月20日(木)、21日(金)の名古屋国際会議場センチュリーホール公演が終わったところで収録。今週は明日8月7日(月)が広島のふくやま芸術文化ホール リーデンローズ、9日(水)が出雲市民会館。今年、島根県は二回、松江に続いて今度出雲市。番組収録に間に合わなかったが、その間に九州が豪雨のため被害が出て、東北でも被害が出た。「九州のみなさん、東北のみなさん、被災された方、心よりお見舞い申し上げます、遅ればせながらでございますが。一刻も早い復興を陰ながらお祈りしております」と達郎さん。

・納涼リクエスト大会
今週も引き続き毎年恒例の「納涼リクエスト大会」。今年はツアーなのでリクエスト&リクエストでPart.5。

・THE THEME FROM BIG WAVE "COME ALONG 3"
8月2日発売『COME ALONG 3』から「THE THEME FROM BIG WAVE」"COME ALONG 3" VERSION。
『COME ALONG 1』と『COME ALONG 2』もめでたく正式盤として2017年リマスターで同時発売。詳しくはワーナーの山下達郎特設サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・EVERYDAY WITH YOU GIRL
ザ・クラシックス IVはフロリダで結成されたグループ。アトランタでレコーディングされたいわゆるアトランタ・サウンド。サザン・ロックというのが出てきた時代だが、こちらはサザン・ポップ。ソフトでメロウなサウンド。ヴォーカルのデニス・ヨーストがたいへんに上手い人で、デニス・ヨーストをフィーチャーした1969年、全米19位の「EVERYDAY WITH YOU GIRL」。後のアトランタ・リズム・セクションのメンバー、バディ・ビューイとジェームス・コブのコンビによる作品。

・腕時計
リスナーから「ライヴのMCのときに腕時計を見て『もう少し話せるかな』とか『いけね、喋りすぎた』などと仰ってましたが、腕時計を見てステージの時間調整をしているのですか?」という質問。
「別に腕時計はしていますが時計は見ません、本番中には。ギターを持って、左手がギターのネック抱えてるときに何にもないと少しさみしい気がして。まぁ、アクセントだと思って下さい(笑)。時計は見ません、僕は。あるいわゆるフュージョン系の人が、時計を見ながらピアノ・ソロを弾いてる人がいましてですね。それを見てがっかりしまして(笑)。なるべく時計を見ないようにしています」と達郎さん。

・LET'S TWIST AGAIN
質問したリスナーのリクエストでチャービー・チェッカーの「LET'S TWIST AGAIN」。1961年、全米8位だが、ロングセラーでミリオン・ヒットになった。大滝詠一さんの「LET'S ONDO AGAIN」の元。

・初孫
岡崎市の超常連のリスナーから「先日、初孫が生まれました。とてもとても小さくて可愛かったです。愛知と東京と離れてるのでなかなか会えませんが、まぁそれもよいのかもしれません」というお便り。
「もうそういうだんだん(笑)、25年もやってますと、この方、NHKからいただいてる方ですから、35年くらいになりますかね、だんだん(笑)、そういうことになってきますが(笑)。おめでとうございます。可愛がって下さい」と達郎さん。

・DEVIL OR ANGEL
クローヴァーズの「DEVIL OR ANGEL」にリクエスト。1956年、全米R&Bチャート3位。

・『ON THE STREET CORNER 4』
リクエストしたリスナーは、2014年の竹内まりやさんの大阪城ホールのコンサートで、アカペラの「リンダ」で達郎さんのベースの声を聴いたときに「あぁ、『ON THE STREET CORNER』のあのいちばん低い声が聞こえる」と感動ひとしおだったとのこと。先日のライヴで『ON THE STREET CORNER 4』も考えてるとのことですごくうれしくなった、というお便り。
達郎さんはベース・シンガーではないので、ライヴをやっているとき、体が鳴ってるときじゃないと出ないのだとか。『ON THE STREET CORNER』は必ずライヴをやった後に録るそうだ。ここのところ9年近くライヴをやっていて体が鳴ってるので、『ON THE STREET CORNER』をやってみようかなという気になってるという。ツアーが終わったら何曲かレコーディングしようかなと思ってるとか。

・TOP DOWN TIME
ザ・ダンテツはピッツバーグ、フィラデルフィアのグループ。ニューヨーク・レコーディングとは思えないサーフィン・ホットロッドのひじょうにレアなシングル「TOP DOWN TIME」(1965年)。資料を見るとヴォーカル・インストゥルメンタル・グループではなくてドゥーワップ系の4人組のヴォーカル・グループだったとか。

・NEVER MY LOVE
ジ・アソシエーションズの「NEVER MY LOVE」は1967年、全米2位のミリオン・ヒット。「君はいつか僕が君に飽きてしまうのかと尋ねるけどそんなことは絶対ない」という強い愛の歌。

・今後の予定
来週も引き続き「納涼リクエスト大会」を続け、8月20日(日)、27日(日)は毎年恒例の竹内まりやさんをゲストに「納涼夫婦放談」。前倒しで収録するかもしれないのでお早目にお便り、リクエストをいただけるとありがたいとか。

・ニュー・シングル「REBORN」
9月23日公開の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。原作は東野圭吾さんのベストセラー小説。この主題歌を達郎さんが書き下ろした。タイトルは「REBORN」。主演はHey! Say! JUMPの山田涼介さん、村上虹郎さん、寛一郎さん、成海璃子さん、門倉麦さん、林遣都さん、鈴木梨央さん、萩原聖人さん、西田敏行さん、吉行和子さん、小林薫さん、PANTAさん錚々たるキャスティング。「来週ぐらいになるともう少し具体的なカップリング関係とかご報告できると思います」と達郎さん。詳しくはワーナーの山下達郎特設サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・THAT SUNDAY, THAT SUMMER
ナット・キング・コールの晩年(といっても35歳と若くして亡くなった)のヒット・ソング「THAT SUNDAY, THAT SUMMER」は1963年、全米6位。「僕のこの人生 同じ日がずっと続くのだとしたら 僕は迷わずあの日曜日を選ぶ 君と出会った 君が微笑みかけた あの夏の日曜日を」という歌。

・LET IT BE ME
達郎さんとまりやさんが歌ってる「LET IT BE ME」のオリジナルにリクエスト。もともとはシャンソンでジルベール・ベコーの作品。1950年代にアメリカのテレビ・ドラマの主題歌に使われて英語詩が付けられた。歌ったのはジル・コーリーという女性シンガー。1957年、全米57位。これが英語ヴァージョンの最初。その次にエヴァリー・ブラザースがカヴァーしてデュエット・ヴァージョンができた。これがとても出来がよくて今は「LET IT BE ME」というとデュエット・ヴァージョンのほうが有名。機会があればジルベール・ベコーのシャンソンまで戻ってオンエアしたいけれど、達郎さんの持ってるオリジナルのファースト・ヴァージョンがボロボロのアナログ盤しかなく、最近のCDは全部1970年のリレコになってるので今日はかけられなかったとか。

・CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU(LIVE)
結婚20周年になる妻にプレゼントしたいというリクエストで達郎さんの「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」。昨シーズンのツアー「PERFORMANCE 2015-2016」からフェスティバルホール公演のライヴ・ヴァージョン。昨年のシングル「CHEER UP! THE SUMMER」のカップリング。

・僕らの夏の夢
「僕らの夏の夢」にリクエストが集まった。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年08月13日は、引き続き「納涼リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
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