Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

船小屋温泉・すずめの湯~在るものを活かす~

2010年09月22日 | ■ちゃんの温泉めぐり
 船小屋温泉の「すずめの湯」に行ってきました。入浴料350円なり。
 プレハブ建ての、簡単な浴場。浴室内の面積の50%は、浴槽が占めています。洗い場では石鹸・シャンプーの使用を禁止。とにかく、湯の効能を確かめて行けという、大変いさぎよい温泉です。

 そして、それだけのことはある湯。
 茶褐色に染まった湯は、泥水以上の不透明度。炭酸ガスが立ち込め、換気扇を回していないと中毒の危険があるほどだとか。しっかりシャワーで流したつもりでも、タオルで拭くと鉄分の茶色が染み付きます。
 よって、白いシャツを着ていくべからず。

 湯温は37度とぬるめなのに、炭酸ガス効果でよく温まり、じんわり汗が引かない感覚が続きました。
 未曾有ならぬ「未曾湯」な体験ができること、請け合いです。


 この温泉、実は現在、実験営業中のものです。

 もともと高濃度な炭酸泉が特徴の船小屋温泉。しかし炭酸泉は、加温すると炭酸が抜けてしまうのが宿命。せっかくの特徴的な泉質を、活かしきれていませんでした。

 温泉街の元気も次第に失せてきていたことから、活性化策の一案として、特徴的な泉質に再着目。九州大学+久留米高専とのコラボで、炭酸を逃がさずに加温する装置が開発され、現在、実験実証営業中というわけです。
 ちなみにHPで効能を解説しているのは久留米大学、HPのデザインを担当したのは九産大芸術学部。素朴な温泉は、知の集結地でもあります。

 特徴的な湯の噂を聞き付け、入浴客が殺到。行列ができることもあるとかで、現状では成功を収めているとのこと。

 大規模、至れり尽くせりの温泉から、「源泉掛け流し」がもてはやされるようになった昨今。湯の潜在力を活かすという船小屋の戦略は間違っていないと思うし、いずれ本格的な温泉施設として花開いた時には、成功を収めてくれるものと期待しています。


 大成功すれば、この駅にももっと新幹線が止まるかもしれませんね。

別府・鍋山の湯へ

2009年12月30日 | ■ちゃんの温泉めぐり
 同期が12月に、スズキのジムニーを購入。オフロードもOK!ということで、昨日は2006年以来行っていない別府山中の秘湯、鍋山の湯に連れて行ってもらいました。同期の弟と共に、高速乗ってレッツゴー!


★休日割引適用なしの高速に乗って一路別府へ向かい、
(由布岳が雪を頂いていて、キレイでした)


★別府中心市街地の「グリルみつば」で1050円なりのおいしい鳥天セットを食べて、
(弟君は以前来ようとしたものの道が分からなかったとかで、思わぬリベンジになったようです)


★明礬温泉から山中に分け入り、ガタガタ道を鍋山へ登り、
(3年前より道が良くなっていましたが、治山事業で一部直したようです。それでも普通の車で登ると、傷は免れないかも…「わ」ナンバーで来てた猛者もいましたが。一方で車を降りてから歩く沢の道↑が舗装されてて、なんかショック!)


★別府の街を見下ろす、野趣満点の山間の硫黄泉に浸かり、
(以前あった地獄蒸し器が見つからず。仕方なく持参したタマゴを噴気孔で蒸してみたら、見事成功!したのに落として割ってしまい、結局食べられませんでした)


★狭霧台経由で湯布院に抜け、硫黄臭さを抜くため由布岳温泉にも浸かり、
(露天と内風呂がドン!とあるだけの、あっさりした湯でした)

 通勤割引で大橋町まで帰りました。
 その日は同期の実家で鍋をつつき、金麦を3本開けて就寝。朝は6時半に早起きして、もちつきを手伝って帰ってきました。ようやく年末気分が湧いてきた感じです。

[笹の湯]~露天風呂が圧巻!~

2009年06月28日 | ■ちゃんの温泉めぐり
 2006年1月にオープンしたという田主丸の温泉ですが、未だ訪れたことがなかったので、久しぶりの暇な土曜日に車を飛ばして行ってみました。

 場所は田んぼのど真ん中。耳納山麓を望むのどかな環境にある、福祉施設に併設された温泉です。RC造ではあるものの、内装には気が配られていて、浴室も石造りのいい雰囲気でした。
 お湯は緑色。とはいえ近傍の北野温泉と違い、湯船の底が見えない程度に濁りがあります。湯口に鼻を近づけてみると、微かに香ばしい匂いもあって、まったく違う湯質のようです。縁では特徴を感じにくいので、湯口の近くに浸かってみましょう。

 圧巻は露天風呂で、浴槽そのものは小さいのに、どーんと池のある庭園が広がっています。木々の向こうには耳納山麓も望め、昼の訪問をおすすめします。
 値段もそこそこお手ごろで、また訪れたい温泉です。

住所/久留米市田主丸町竹野631-1
料金/500円(3の付く日は半額)
MAP

[スパリゾートホテル久留米]広々した公共の宿

2009年05月31日 | ■ちゃんの温泉めぐり
 リゾートホテル的な名前ですが、実は船員保険会の運営する公共の宿。職場で割引券をゲットしたので、日曜日の昼下がりに訪れてみました。

 旧久留米市内ながら、耳納山麓を望む落ち着いたロケーション。市内から15分ほどながらロケーションは良く、お泊りにも良さそうです。
 日帰り入浴は入り口が分かれていて、気兼ねなく入れるのは好印象。下駄箱や脱衣所など、施設が広々していて、混雑することはなさそうです。
 肝心の浴室に入ると塩素の匂いが漂ってきており、大きな浴槽と露天風呂は循環式の模様。真ん中の「加圧浴槽」?はお湯があふれていて、これは掛け流しかも!? 緑色の温泉は北野温泉をちょっと薄くした感触で、近いだけに湯質も似てくるようです。

 600円だと「どうかな…?」といったところですが、割引券を貰ったらまた行くかも。各種日帰りプランも充実しており、本格的にのんびりするには良さそうです。

日帰り入浴/10~21時
料金/600円(17時以降は500円)
MAP

[湯の坂久留米温泉]~さすがは定評ある温泉~

2009年05月24日 | ■ちゃんの温泉めぐり
 日曜日、市内で行われたとある研修で体を動かしたのでさっぱりしたくなり、今まで行こう行こうと思い足が向いていなかった、「湯の坂 久留米温泉」に行ってみました。筑後地区に日帰り温泉施設が増える以前からある、市街地の温泉ホテルです。

 通常の日帰り入館料は千数百円という高値ですが、3時間以内のショートステイならば700円(今日現在、公式ホームページの情報は古いままです、ご注意!)。久留米としてはやや高値の部類ですが、立地を考えれば妥当なトコかな??営業時間は午前9~10時のみお休みの23時間営業なので、始発までの電車待ちなんかにもいいカモ。

 温泉はとにかくヌルヌル。床がすべって危ないほどで、かすかな硫黄臭も感じられます。よくぞ街中に、こんな温泉が湧いているものだと驚くことウケアイです。
 広々した露天風呂も気持ちよかったし、試してはいないけどサウナも広々。古いとか清潔感がないなんて評判のある温泉ですが、個人的にはそんな感じはまったく受けませんでした。僕のハードルが低いのかな?

 あまり郊外まで行く時間がない時には、また訪れてみようと思います。

料金/ショートステイ3時間700円
営業時間/午前10時~午前9時
公式ページ
MAP

荒尾温泉ドリームの湯~大きいながら掛け流し~

2009年05月16日 | ■ちゃんの温泉めぐり
 友人に連れられ、荒尾市の荒尾温泉・ドリームの湯に行ってきました。横の医療機関が運営してますが、医療施設的なものではなく、お気軽な日帰り温泉として楽しめます。

 浴場は熱・普・温の3種類に寝湯や露天風呂、ジャグジーと揃っていてなかなかの規模なのですが、表の看板には「源泉100%・総かけ流し・循環装置なし」と堂々と書かれている通り、循環しない純粋な温泉が自慢。軽くぬるっとする、いい肌触りの温泉です。

 併設の食堂は本格的な生簀があり、居酒屋としても使えそう。飲み放題+温泉で1500円なんてプランもあり、こんな場所が徒歩圏内にあったら入り浸ってしまいそうです。

 詳しくは公式ホームページにて。入館料50円割引券あり!


[みなと温泉]波葉の湯~ムーディーな大人の温泉

2009年02月11日 | ■ちゃんの温泉めぐり
 長らく休業したままだった、ベイサイドプレイスの温泉施設。昨年11月「波葉の湯」として復活したとのことで、建国記念の日の夕方に入りに行ってみました。
 館内は、白熱灯の行燈と木を多用した、落ち着いた雰囲気。自動券売機なんて無粋なものはなく、リストバンドのバーコードで館内施設の精算ができて、帰る際にまとめて精算するシステムになっています。受付の応対もよく、うん、なかなかいいじゃん。
 浴室も岩と石を上手に使っていて、遠くの温泉地にでも来た気分に。露天風呂の樹木には下からライトが当てられ、しゃれた雰囲気もありました。

 そしてこのテの温泉としては珍しく、源泉掛け流し浴槽があるのも特徴の一つ。海辺らしく塩っぽい湯に、まじりっけなしの状態で浸かれます。加温も最小限のようでぬるめ。長湯してものぼせず、でも芯から温まっていて、なかなかいい湯でした。
 ほんの5人も入れば満杯になるような掛け流し浴槽ですが、あるとないのとでは大違い。都会の温泉とはいえ、ホンモノが求められる時代になってきたようです。

 一時期は、暗い空気がただよっていたベイサイドそのものも、改装が進み輝きを取り戻し始めたようです。ポートタワーの改装も完了したようで、博多のウォーターフロントが見事復活!となるかどうか。今後に期待いたしましょう。

料金/入浴のみ700円(提携駐車場3時間無料)
営業時間/9時~深夜1時
定休日/なし(年5回程度点検休業)
公式ページ

[鉄輪温泉]鬼石の湯~オサレ湯

2008年11月30日 | ■ちゃんの温泉めぐり
 鬼石地獄の隣にある温泉。地獄というと、ちょっと昔のすたれた印象を持ってましたが、ここは近年整備されたらしく、小公園って雰囲気でした。
 で、併設の温泉も今風。一見、外観は昔ながらの木造建築に見えるのですが、室内は檜材を多様したエッジの効いた仕上がりで、オサレカフェみたいです。オープン6周年とは思えないほどきれいで、清掃も念入りにされているよう。

 オサレではあるけど、サウナや泡風呂といった余分な設備はなく、良質の温泉がとうとうと注がれています。スマートに居心地よく、ありのままの湯を楽しんでほしいってコンセプトのようです。
 600円という値段は、別府としてはちょっと高めだと思うけど、充分その価値はある温泉でした。

住所/大分県別府市鉄輪559-1
入浴料/600円
営業時間/10~22時
定休日/第1火曜日(祭日は翌日)

[別府みなと温泉]みなとラーメン~街中の秘湯

2008年11月29日 | ■ちゃんの温泉めぐり
 さすがは別府、ラーメン屋にも温泉! として、知る人ぞ知る温泉です。深夜営業が嬉しく、製図で夜更かしが多かった大学時代には、友人と連れ立って入りに来ていたものです。
 ラーメンは久留米ラーメンにしては、あっさりめ。で、ラーメンを食べると100円で温泉に入れます(食事をしない場合は300円)。

 温泉はごらんの通り、手作り感いっぱいの湯小屋。その中にある小さな浴槽に、ざばんざばん湯が溢れています。温泉センターの一つくらいは作れそうな量で、排水が追い付かないほど。究極の掛け流しです。
 お湯自体に強い個性があるわけじゃないけど、この湧出量のお陰で新鮮さが保たれていて、効能が感じられます。肌が「きゅきゅっ!」となる感触です。

 この温泉、昼より夜がおすすめ。裸電球一つが灯る素朴な湯屋は、山奥の秘湯にでも来た気分になります。

住所/大分県別府市新港町3-33
入浴料/300円(食事すれば100円)

[北野温泉] 経営者代わり「ぽっかぽかの湯」に!

2008年05月11日 | ■ちゃんの温泉めぐり
 行く度に、入浴料やら館内構成やら、何かが変わっている北野温泉「北の湯」。いや、「寿正千の湯」だったっけ?名前もコロコロ変わるんです。

 それが今日訪ねてみたら、なんと経営者まで代わってしまったそうでビックリ!名前も「ぽっかぽかの湯」と、ちょっと軽めの名前になりました。親しみやすさを狙ったのかな?
 もちろん経営者が変われど、前オーナーの「こだわり」だった蔵作りの建物、そして良質のお湯はそのまま。熱い湯とぬるめの湯のメリハリが効いてて、のんびりできます。
 嬉しいのは値下げになったことで、一般600円、会員500円に♪入会費は無料なので、個人情報を渡すことを拒まなければ500円でOKです。これだけの設備と湯でこの値段は、福岡市からでも足を運ぶ価値ありまっせ。
 これで清掃が念入りなら満点。レストランのメニューもがわりと変わった様で、また行ってみよう。

住所/久留米市北野町大城897-1
営業時間/10~22時
定休日/なしかな??