この春、西鉄・JR九州・地下鉄の3社が出揃った、福岡都市圏鉄道会社のICカード乗車券。
今のところ3社の規格がバラバラで、共通利用できないのが不便という声はよく聞かれます。ヘビーユーザーであれば各路線毎のカードを持つという選択肢もあるけど、日常の足でない人ほど1枚にまとまっている利便性は価値があるはず。来年春には3社に加え、東京のSuicaとの共通化も実現される予定で、1日も早い実現が待たれるところです。
ところで、現在の各社バラバラの状況は「共存状態」ともいえますが、来春の共通化以降は否応なしに「競争」へと突入します。自社カードを持ってもらえれば、平行路線であればポイントサービスで自社線へ「囲い込む」こともできるし、グループの商業施設への誘客ツールにもなります。仮に他社線で使われても、手数料収入を得られるわけです。
もし今のまま競争に突入すれば、SUGOCAの劣勢は明らか。ポイントサービスの類は一切ないため、地下鉄乗車時のポイントが付く「はやかけん」や、西鉄電車バスに加え商業施設でもポイントが付く「nimoca」でJRに乗っても、何ら変わりはないからです。JRメインのユーザーでも、あえてSUGOCAを持つ理由はないことになります。
しかしそこは抜かりないようで、Wikipediaによれば、共通化を目処にSUGOCAのポイントサービスも開始予定なのだとか。
天神でのnimoca勢力は圧倒的ですが、地域的な広がりではJRに分があるし、3年後オープンのの博多阪急はSUGOCA陣営に伍するはず。「はやかけん」は市民カード的な利用という独特のビジョンを持っており、それぞれの利点を打ち出し激しい競争になりそうです。
ただ、もしそうなれば、共通化以降も3社それぞれのカードを持つのが一番お得ということにもなってしまいます。首都圏に比べれば、もともとパイの小さな福岡都市圏。ポイントサービスまで含めた3社の完全共通化こそ、車に打ち勝っていく方法ではあると思うのですが。難しいでしょうけれど…。
今のところ3社の規格がバラバラで、共通利用できないのが不便という声はよく聞かれます。ヘビーユーザーであれば各路線毎のカードを持つという選択肢もあるけど、日常の足でない人ほど1枚にまとまっている利便性は価値があるはず。来年春には3社に加え、東京のSuicaとの共通化も実現される予定で、1日も早い実現が待たれるところです。
ところで、現在の各社バラバラの状況は「共存状態」ともいえますが、来春の共通化以降は否応なしに「競争」へと突入します。自社カードを持ってもらえれば、平行路線であればポイントサービスで自社線へ「囲い込む」こともできるし、グループの商業施設への誘客ツールにもなります。仮に他社線で使われても、手数料収入を得られるわけです。
もし今のまま競争に突入すれば、SUGOCAの劣勢は明らか。ポイントサービスの類は一切ないため、地下鉄乗車時のポイントが付く「はやかけん」や、西鉄電車バスに加え商業施設でもポイントが付く「nimoca」でJRに乗っても、何ら変わりはないからです。JRメインのユーザーでも、あえてSUGOCAを持つ理由はないことになります。
しかしそこは抜かりないようで、Wikipediaによれば、共通化を目処にSUGOCAのポイントサービスも開始予定なのだとか。
天神でのnimoca勢力は圧倒的ですが、地域的な広がりではJRに分があるし、3年後オープンのの博多阪急はSUGOCA陣営に伍するはず。「はやかけん」は市民カード的な利用という独特のビジョンを持っており、それぞれの利点を打ち出し激しい競争になりそうです。
ただ、もしそうなれば、共通化以降も3社それぞれのカードを持つのが一番お得ということにもなってしまいます。首都圏に比べれば、もともとパイの小さな福岡都市圏。ポイントサービスまで含めた3社の完全共通化こそ、車に打ち勝っていく方法ではあると思うのですが。難しいでしょうけれど…。