Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

ホリデーアクトパスで久留米バス暮らし【1】2017年6月編

2017年06月30日 | □久留米発えことりっぷ
 車を手放して、2年半。車検代や保険料やらから解放された生活には満足していますが、やっぱり休日の行動半径は狭まったように感じます。


 そこでこの6月、西鉄バスの「ホリデーアクトパス」を購入しました。土日祝日限定で、西鉄の路線バスが半年間乗り放題になるという切符です。
 値段は12,000円。1ヶ月2,000円で、週末の過ごし方は変わるのか? まずは6月の実績報告です。


【無番(ゆめタウン線)】 この春ルート変更

 今や久留米の商業の中心地となってしまった「ゆめタウン久留米」へは、西鉄久留米駅から西鉄バスが結びます。
 休日午後は10分間隔で運行、所要時間は ゆめタウンまで約15分!というと便利そうですが、週末は混んで座れないし、渋滞に巻き込まれるしで、あまり快適な路線ではないイメージを持っています。


 特に渋滞のポイントとなるのが、合川バイパスから、ゆめタウンの正面玄関前に至るルート。駐車場待ちの車列に巻き込まれれば、しばらくは動けません。
 以前は上下のバス双方がゆめタウンに寄っていたので、どんどん遅れが広がっていましたが、この4月1日にルートを変更。西鉄久留米→ゆめタウン→Tジョイ→西鉄久留米という周回運行になりました。

 渋滞ポイントを1回しか通らなくなった上、混雑しがちなゆめタウン正面の十字路をパスして、比較的空いている土木事務所の交差点を経由するようになったので、だいぶ定時性も増したんじゃないかと思います。


 改正後のルートはこんな感じ。混雑を避けたければ、1時間に1本の23番を使うのもテです。ゆめタウンまでは少し歩きますが、Tジョイに行くならゆめタウン線の15分に対して、23番なら11分で行けます。
 この日は、ウエストで焼肉を食べて、GUで衣料品の買い出し。往復360円相当。


【31番】 鮮魚店の回転寿司へ


 土曜日の夕方、31番に乗って湯納楚(ゆのそ)まで出かけました。湯納楚は八女方面のバスで、久留米市内最後のバス停。30、31、32番が、昼間は合わせてほぼ10分間隔の運行です。
 3号線の渋滞に巻き込まれがちで、なかなか時間が読めない路線でもあります。


 西鉄久留米から、約20分で湯納楚着。いかにも温泉が湧いてそうな地名に違わず、近隣には日帰り入浴できる温泉もあります。


 今日は、バス停から交差点を挟んで斜め向かいにある、すし一番へ。山下鮮魚店直営の回転寿司です。
 午後6時前だというのに、駐車場はこの混雑。席もほぼ満席です。人気のお店なんですね。


 基本的には1皿110円、特別なネタはもう少しお高めです。


 この軍艦がおいしかった。ネタの名前忘れたけど。


 バスで来れば、夫婦揃って日本酒も合わせられます。
 お猪口を1つしか貰えなかったので、店員さんに「バスで来たので2つ下さい」とお願いしたら、えらく恐縮されてしまいました。バスでのお客さん、珍しいのかな。


 おごちそうさまでした!
 帰路の西鉄久留米7時着のバスは、混雑した上に大渋滞。日中のバスと違って、若い世代が中心でした。街に「飲みに出る」動きかな?よい週末を!
 西鉄久留米から湯納楚まで、往復620円相当。


【むなかた号・赤間急行】 リクライニングシートでゆったり

 ヨメさんの実家がある宗像へは、JRの快速電車で行くのが定番。しかしホリデーアクトパスがあれば、天神からのバスも有力な候補に俎上してきます。
 まずは久留米から、西鉄電車で天神へ。高齢者向けの「グランドパス65」のように、電車運賃の半額特典があるといいのですが、生産年齢層はその恩恵に預かれません。6枚回数券「パルチケット」でせめてもの節約です。


 赤間方面のバスは、天神の日銀前が乗り場です。以前はバスセンターに入っていたのですが、増発が続く高速バスに押し出されて、路上の乗り場から乗るようになりました。
 今回乗車したのは、特急むなかた号。世界遺産入りを目指す宗像大社と、目下道の駅人気ナンバーワンを争う「道の駅むなかた」への直行便です。


 日の里団地までは赤間急行と同じく、国道3号線バイパスを走ります。停車バス停は少なく、天神~日の里団地間の所要時間は急行の49分に対し、むなかた号は43分です。
 ただ「ホリデーアクトパス」で急行はそのまま乗れるのに対し、特急だと半額運賃がかかるので、個人的には「特急」とされていることが、あまりありがたくありません。


 蔵本からは都市高速に乗り、九産大までノンストップ。運賃も460円とまずまず安く、地下鉄とJRを乗り継いでいくよりラクでいいかも。
 特急とはいえ、乗車専用や降車専用のバス停の設定はなく、「赤間急行」同様の気軽な短区間利用も見られました。


 渋滞がちな3号線を抜け、東郷駅を過ぎれば、のどかな田園地帯に。


 10人もいなかった乗客のほとんどは宗像大社で下車してしまい、道の駅むなかたまでのコース終盤は僕ら二人だけでした。
 車内はリクライニングシートで快適。シートベルトがなかったり、通路の天井には握り棒が付いていたりと、高速バスとは微妙に異なる仕様ではあります。


 天神から約70分で、道の駅むなかたに着きました。下車の際、ホリデーアクトパスは使えないと言われ、いやいやとパスの裏面を見せて説明。エコルカードと勘違いされたようです。
 半額の500円だけ払い、ようやくバスを脱出。宗像市のコミバスも発着していて、ちょっとしたバスの拠点になっていました。


 飛ぶ鳥落とす勢いの人気施設・道の駅むなかた。午後1時過ぎでも、食堂はほぼ満員の盛況です。


 いかん、遠慮なく取り過ぎてしまった!


 ひさびさに、宗像大社にもお参りしました。


 帰路は、赤間営業所から赤間急行を利用。バスの仕様は同じなのにパスで乗れて、ちょっと得した気分です。夕方便とはいえ街に出る人は多く、終盤には立席も出る混雑になりました。
 JRとは微妙に離れた位置を走る赤間急行は、うまく利用者のすみ分けができているようです。パスの期限内は、宗像に行く時の定番ルートにしようっと。


 天神での乗り継ぎも、ついでに寄り道すれば楽しい時間に。
 今回はバスを中洲で降り、ホテルオークラ地下のブルワリーへ。9月まで、19時まで限定の「ハッピーアワーセット」1,800円で、クラフトビール3種類を堪能しました。

 その他今月は、僕の実家(佐賀県みやき町)への帰省や、あじさい寺の見物、市内の移動にも活用し、総額5,490円分も乗った計算になりました!
 ただしnimocaを利用したと想定すれば、乗り継ぎ割引の適用やnimocaポイントの付与もあったはずなので、考慮に入れて再計算すると4,846円分に。意識してバスに乗った割には、思ったほど伸びなかったという印象です。

 nimocaの割引は思った以上に大きいという、思わぬ発見で終わった1ヶ月目でした。残り5ヶ月で、どのような結果になることやら。

2017年の久留米土曜夜市がはじまりました

2017年06月24日 | □久留米なう

 久留米に夏の訪れを告げる、久留米土曜夜市が今年も始まりました。西鉄久留米駅から六ツ門まで、約1kmに渡って開かれる夜市です。
 今年で第48回。歴史ある夜市なんですね。7月の最終土曜日まで、実に6回も開催されます。


 開催の合図は、おなじみ日吉小学校のマーチングバンド。


 西鉄久留米駅からアーケード入口までは、出店が一つしか出ておらずちょっと寂しい感じ。雨だからかなあ…
 長らく空き店舗のままだったダイソー跡は、カラオケボックス「ジャンカラ」が8月オープンを目指して工事中。お店ができるのはいいことです。


 アーケードに入れば、子どもの頃の賑わった商店街の再来です。子どもの喜びそうな出店が、アーケード狭しと並びます。
 出店はお祭り専業のいわゆる「的屋」ではなく、商店や商工会が出している店が中心です。その分値段も安くて、安心して遊べます。


 僕が「ドラえもん」を立見で見た東映に、子どもの笑顔が帰って来る6日間です。


 大人が喜ぶ出店も、もちろん並びます。酒屋品質の生ビールを300円で出していたM酒店、今年は出店を出していなくて残念です。
 特に協定のようなものはないようで、生ビールの値段はお店ごとの設定。底値は290円でした。八女の地ビールも、500円で飲めます。


 三潴の酒蔵、杜の蔵も、例年通り焼酎推しです。木のカウンターで、ロックやソーダ割をくいっと空けられます。しかもお値段、200円。


 夏休みまでまだまだ遠い6月、しかも雨とあって、人出はちょっと少な目でしたが、それでも真っすぐは歩けないアーケードが再来していました。
 今年だけでもあと5回続く風物詩、またフラリと訪ねたいと思います。

JR九州高速船「ビートル」を株主優待で予約する

2017年06月20日 | ■韓国
 JR九州高速船「ビートル」は、JR九州の株主に送付される「JR九州グループ株主優待券」を利用すると、往復1万円に割引になります。定価は24,000円なので、約6割引!
 この9月に韓国に行くことになったので、さっそく株優割引で予約してみました。ネットで検索してみても、実際に予約してみた人の体験談が見当たらなかったので、ご紹介したいと思います。

● 「JR九州グループ株主優待券」とは?
 毎年3月31日現在の株主に送られる優待券。列車の運賃・料金が半額になる「鉄道株主優待券」とは別に、保有株数に関係なく一律5枚が送られます。
 ネットオークションでも結構売りに出ているので、株主でなくとも利用できます。

● 利用方法
 「株主優待券のご案内」で紹介されている利用方法を抜粋すると、以下の通り。
○ 普通席が往復1万円で利用可能(ただし燃油サーチャージは別途)
○ 予約は電話(092-281-2315)で。予約時に優待券利用の旨を伝える
○ 福岡発の往復限定、乗船券の購入は博多港のビートルカウンターのみ
○ 繁忙期には適用除外日あり(今期は2017.12.29~2018.1.3/2018.4.29~5.7)
○ 有効期限内で乗船前なら変更OK
○ 払い戻し手数料は500円
○ 復路も優待券の有効期限(今期は2018年5月31日)までに利用のこと

● 実際に電話予約してみました
〇 予約の際に聞かれた情報は、名前と代表者の電話番号のみ。
〇 チケットの購入は、当日カウンターでOK。クレジットの番号を聞かれることもありませんでした。
〇 株優で販売できる「枠」に限りはあるのか尋ねたところ、特段席数の定めはないとのこと。空席さえあれば、売ってくれるようです。

 というわけで株優チケットでも、非常に自由度が高いことが分かりました。特割運賃の「うみ旅」はなにかと制限が多いだけに、株優の使いやすさが際立ちます。
 最近はLCCに流れがちだったけど、ビートルで気軽に渡韓の機会が増えそうです。

千光寺<アジサイ寺>へバストリップ

2017年06月18日 | □久留米発えことりっぷ
 梅雨入りしたというのに、ほとんど雨の降らない、爽やかな天気が続いた6月。気分だけでも季節を感じてみようと、山本町の千光寺・通称アジサイ寺を訪ねてみました。


 久留米市・山本町の山手から草野町方面は、25系統のバスが結びます。
 運行は、おおむね1時間に1本。昼間はJR久留米までは入らないので、西鉄久留米での乗り換えが必要です。あるいは久大本線に乗り、御井で乗り換えるというテもあります。


 10:30過ぎのバスに乗りました。最寄りのバス停は、山本コミュニティセンター前。渋滞していなければ、西鉄久留米から約20分の道のりです。
 僕ら以外の乗客6人も、全員降りてしまいました。アジサイがなければ、乗客ゼロだったわけですね…。


 少し市内の方に戻って、山へ一直線に続く道の先に千光寺があります。この時期、あちこちに看板が出ているので迷いません。


 道の途中のアジサイもなかなかきれいなので、満足して引き返しそうになりますが、歩き続けて約10分。


 千光寺に到着。アジサイの時期のみ、入園料が300円かかります。




 思っていたよりも、ずっと大きなアジサイ園。








 高低差があり、少し歩くと花の見え方が変わります。






 美しいものに、余分な解説は不要ですね。
 1時間ばかり、ゆったり散策して季節を感じました。いや、季節外れの暑さではありましたが(笑)。


 山門の前にある、オリーブ&Companyを訪ねてみました。オリーブの栽培農家である、萩原オリーブさんが運営する、いわゆる6次産業のカフェです。


 自家製のオリーブ商品も、いろいろ取り揃えています。


 いまのところフードのメニューはないとかで、レモングラスティー(350円)で一息。柑橘系の香りがくっきりと際立ち、味にも感じられました。さすがは栽培農家さんの自家製です。


 昼12時前、帰路につく頃には、駐車場待ちの車で大渋滞になっていました。アジサイ見物は、ぜひバスで!


 道の駅にも寄ってみようと、バスを日野曽根で降り、善道寺方面のバスに乗り換えました。


 日野曽根バス停は交差点にあるので、下り便の乗り場が分かれています。乗り換えの際はご注意を。善道寺方面は1時間に4本以上あり、待つほどもなくバスが来るのは救いです。


 乗ってしまえば早く、数分で緑花センター着。道の駅までは、歩いて3分です。
 道の駅は、今日も車で満杯。駐車場へはこちらも大渋滞で、バスで迂回した僕らが案外早かったかも。


 新鮮な野菜を買い出し。車で来てたら、米も買ってたかも。
 帰りのバスは、津遊川から乗りました。


 合川で途中下車。中華料理屋・上海MYUの、ちょっと遅いランチで、小さな旅を終えました。