Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

時刻表検定1級合格!

2008年12月27日 | ■旅と鉄道
11月16日のニッキ

↑自己採点では2級合格だった時刻表検定。本日通知が送られてきたのですが、合計156点。なんと1級合格でした。ヤッタネ!

 全受験者1176人中、142位とのこと。とりあえず満足です★
 気分よく、明日から韓国に行ってきます。

電車でエコなイオンモール筑紫野

2008年12月21日 | ■にっき
筑紫野市天拝山にできた、イオンモール筑紫野に行ってきました。

 高い自動車依存度から、ショッピングセンター激戦区と言われてきた筑後・佐賀。
 元祖だった「筑紫野とうきゅう」はすでに過去のものとなり、ジョイフルタウン鳥栖は核テナントだった寿屋が破綻、鳥栖シティーモールもパチンコ屋が入るなど迷走中。
 サティはイオン系列となった今、イオングループvsYoumeTownという構図で激しい競争が繰り広げられています。
 狭間の中心市街地は、タイヘンな事態になってますが…

 で、この激戦区に進出した新しいイオン。さすがは流通界のガリバーで、ゆとりある天井階高、カーブを描き期待感を高める仕掛けのなされた廊下、随所に置かれたスツールやソファーのセンス、分かりやすいサインなど、よくできたモールでした。

 そしてこれまでこの地域のSCになかった特徴が、駅に近いこと。西鉄朝倉街道駅から徒歩10分、JR天拝山駅からなら5分以内と、公共交通機関での足のよさがウリになっています。オープン前には西鉄もJRも、広告ジャックされていました。
 環境志向の高まりや運転できない高齢化の増加を見込んでか、郊外立地の駅前SCは全国的にも増えつつあるようで、国内最大級のレイクタウン越谷ではわざわざ駅まで作られました。
 このイオン筑紫野、ほとんどが車での来客(駐車場は満車でした)ではあるものの、駅からも人の流れができており、主婦や中高生同士が傘をさして、買い物袋を手に歩いていました。

 エコ、交通弱者にも優しい、うん、よいSCだ。
 と思いつつも、シャッター街と化した久留米や周辺の中心市街地を思い出し、いよいよとどめかなと思うと、暗澹たる気分にもなったのでした。

ありがとう、さようなら「富士・はやぶさ」

2008年12月19日 | ■旅と鉄道
 来春のJRグループダイヤ改定のニュースリリースが、九州を除く各社から発表されました。もはや絶滅危惧種となった夜行列車は、昨春に続き大鉈がふるわれることに。
・ブルートレイン「富士・はやぶさ」は廃止
・夜行快速「ムーンライトえちご」「ながら」は季節列車化
 になるとのことです。

 ムーンライト2兄弟の季節化は、最近になって話題に上がるようになっており、まさか一気に2列車の格下げに至るとは驚きでした。
 いずれも「青春18きっぷ」のシーズンには、指定券が入手困難になるほどの人気をほこるものの、それ以外のシーズンはあまり芳しい乗りではなかったようで、ついに毎日運転に終止符を打つことに。これをもって、100年以上続いた(であろう)普通列車の定期夜行列車は、全廃ということになってしまいました。
 ムーンライトシリーズはお金のなかった学生時代、数え切れないほど世話になってきた列車です。青春18きっぷ共々、安い汽車旅を保障してくれた、ありがたい列車でした。いろんな思い出をありがとう、合掌。
 ところで特急「東海」はおろか、「ながら」という活躍舞台まで失った東海道筋の373系。どうなるんだろ?

 そして一方の「富士・はやぶさ」。幼い頃から憧れ続け、ずっと乗りたいと思ってきた列車だけに、感慨深いものがあります。
 「はやぶさ」に乗ったのは、小学1年生の春。熊本の伯母の家に行くため、久留米から「ヒルネ」乗車したのが初めてのこと。食堂車で朝食を食べ、満員近く賑やかな車内は、長距離列車の風格を漂わせていました。その後も何度か「ヒルネ」で乗っており、上り列車に乗った時には、
 「このまま誰か列車ジャックして、東京まで行ってくれねーかな」
 と思ったものです。

 そんな憧れの九州ブルートレインも、食堂車はおろか車内販売まで廃止になり、旅の楽しみは半減。列車そのものも、「みずほ」「あさかぜ」「さくら」と年を追うごとに削減され、ついに1往復となっていました。
 ようやく「はやぶさ」を本来の夜行列車として利用できたのは、2001年。休みの間に続けたバイト代を1週間で叩いて行った、北海道旅行の帰路でした。食堂車こそなかったものの、ロビーカーは健在。ゆったりソファーでくつろぎつつの1000kmの旅で、
 「夢はいつかかなうものなんだな」
 と満足したものです。
 社会人になれば懐に余裕もでき、憧れの中の憧れだったA寝台個室にも乗れたものの、老朽化が進みボロボロの状態の車両からは、すでに風格は消え去っていました。直視するのも辛いほどに…

 廃止の噂はすでに去年から流れていたこともあって、今回の発表に特に驚きもしませんでした。新幹線ですら5時間、それ以前に飛行機が1時間少しで飛ぶ九州と東京を、一晩以上かけて結ぶ寝台特急。いくら乗り換えを嫌うお年寄りや、旅にロマンを求める乗客がいても、利益にかなうだけの絶対数ではないというのは、現状を見れば明らかでした。
 民営化後、特に大きなサービス改善を見せることもなく、国鉄時代そのままの姿で走り続けた「はやぶさ」が、スマートな「白いかもめ」やN700系の並ぶ博多駅に止まっている光景は、あるいは奇跡だったのかもしれません。
 民営化後20年、よくここまで走ってくれたものと思います。ずっと憧れでいてくれてありがとう。そして、さようなら。

 最後にもう一度、会いに行こうと思います。

韓国鉄道の旅

2008年12月17日 | ■旅と鉄道
↑聞慶のレールバイク

 韓国に「鉄っちゃん」は少ないといわれますが、最近の韓国、やたら「鉄」な名所が続々誕生しています。

★廃線跡を軌道自転車で走るレールバイクが各地でお目見え
http://www.korailtours.com/goods/index.asp?ts=railbike_sub1&nav=goods&sub_area_cd=JR
http://tour.gbmg.go.kr/open_content/sports_leisure/leisure/bike/

★海向き座席で東海岸の景観を満喫「海列車」
http://www.seatrain.co.kr/

★北京行き選手団列車の夢途絶えるも、ツアー列車として出発。豪華寝台列車「ヘラン」
http://www.korailtours.com/hearang/index.asp?ts=info

★列車をホテル風に大改造「列車ペンション」
http://www.gspension.co.kr/
http://www.korailtours.com/goods/index.asp?ts=pension_sub&nav=goods&sub_area_cd=TP

★廃線跡をSL風汽車が走る「汽車の旅」
http://www.gstrain.co.kr/

 などなど。
 鉄道ファン向けというよりは、一風変わった観光を楽しみたいレジャー客にウケているようです。

 何度も行っている韓国旅行は、たいてい友人と飲んだり食べたりするのがメインになるのですが、この年末年始の旅はこんな「韓国“新”鉄道名所」を巡ってみようと、画策中です。

Kitaca発売中止!?

2008年12月04日 |  □ニモカはスゴカ、はやかけん!
 いよいよ10月25日に、北海道・札幌圏でもスタートしたICカード乗車券、Kitaca。都市圏規模の近い福岡と札幌ですが、ICカード乗車券も、奇しくも同年スタートとなりました。
 しかし両都市のICカードの「生い立ち」を比較すればかなり異なり、福岡-札幌で比較してみると、

【運営会社】民鉄-JR
【利用できる交通機関】電車バス-電車のみ
【電子マネー】当初から利用可能-来年からの予定
【suicaとの共通化】再来年から-来年から
【地下鉄との共通化】再来年から-未定

 と、それぞれ特徴を見出すことができます。

 利用可能路線の広がりでは札幌に分があるものの、福岡では天神地区の商業施設でのポイントカードとして持つ人も多く、しばらくは福岡がリードするかなと思っていました。
 実際、nimocaは発売3ヶ月で10万枚を突破しましたが、Kitacaは半年での売り上げを95,000枚と見込んでいたようです。

 ところがKitacaの発行枚数はうなぎ上り。わずか1ヶ月で78,000枚に達し、ついには発売中止になってしまったそうです。すげえ…
 利用者への浸透が早かったのも一つの理由ですが、写真のような「かわいさ」から、沿線の人にはもちろん、遠方の人が「お土産」に買い求めた数も相当数あり、予想を上回ったのだとか。

 たしかにKitacaのデザインは思わず手に取って見たくなるもので、特にエゾモモンガという北海道らしいデザインは、お土産にしたくなる気持ちも分かります。来年から東京での利用が可能になれば実用性も加わり、一層その需要は高まるかもしれません。
 いまのところ土産目的で買われたものは、JR北海道にとっては利用者からの「預かり金」扱いで売り上げには結びつかないそうですが、相互利用開始時には手数料収入がぼちぼち入ってくることでしょう。

 nimocaのフェレットちゃんもかわいいけど、その地域らしさという点ではKitacaに軍配。来年スタートのJR九州「SUGOCA」、福岡市地下鉄「はやかけん」も、土産ものにはなりそうもありません。
 思わぬデザイン力で好調なスタートを切ったKitaca。お土産になるのもいいけど、なにより札幌圏の鉄道活性化に結びついてほしいものだと思います。


↑nimocaとKitacaのマウスパッド


↑エゾモモンガ