新鳥栖駅から上り、11時23分に博多駅着。出発式までは35分以上あり、会場の周辺にはまだまだ余裕がありました。しかし一般のギャラリーが会場まで近づけられる場所はないようで、遠巻きに眺めることになりそうです。
間近に立ち会えた、新鳥栖の出発式にも参加しておいてよかった!
本来であれば100日前に使われるはずだったであろうハサミにも、ようやく出番が巡ってきました。
一本前の回送列車が出発したのに続いて、出発式の記念列車となるさくら303号が到着、一斉にシャッター音が鳴ります。
JR九州唐池社長、小川福岡県知事、山崎福岡市副市長に加え、デザイナーの水戸岡鋭治氏も迎えて挙行された出発式の挨拶。しかし柱の裏側にあたるテープカット会場までは、なかなか声が聞こえて来ずに残念! 今夜のテレビニュースをチェックしなければ…。
出発の合図を送ったのは、元博多駅長の井手さん。102歳というご高齢ながらテレビ出演もこなし、式典のなかった3月12日にも1番列車を見送りに来られていましたが、今日ようやく、合図と共に新幹線を送ることができました。
遠巻きながらにも、タイフォンを鳴らし「Boom!」に見送られた新幹線を見ながら、やっぱり立ち会えてよかったと思ったのでした。
インタビューを受ける、井出元駅長、唐池社長、小川知事。どこか、華やいだ空気に包まれています。
会場は、博多シティ屋上の「鉄道神社」に移され、来賓揃っての安全祈願。
鉄道の根本は安全輸送。何より無事に安全に今後も走り続けてほしいと、僕も心の中で手を合わせました。
今日1日は、駅内のJR系カフェもコーヒーを100円で提供して、共に100日を祝います。
博多駅と博多シティの喧騒に揉まれた後は、白いかもめで新鳥栖駅へバック。新鳥栖駅の在来線利用者も、次第に伸びているように感じます。
今回出発式が開催された各駅とネット上では、百日祝いメッセージも募集中。僕も一筆、書き置いてきました。
雨による運休や遅れはあったものの、こうして無事に「日本で一番幸せな新幹線」は100日を迎えられました。この先も1,000日、10,000日と、無事故で九州と日本の笑顔をつばいでほしいものと思います。