午後、大阪の講義から帰ってきました。
少しだけ昼寝してから、がんばって採点の出席簿への転記を終わりました。これで、明日成績表に転記して送れば、大きな一仕事の完了です。
ブログには何を書こうと思っていて、マイスター・エックハルト(13~4世紀のキリスト教神秘主義の代表的な思想家)のことばを思い出しました
だれかが命に向かって千年もの間、「あなたはなぜ生きるのか」と問いつづけるとしても、もし命が答えることができるならば、「わたしは生きるがゆえに生きる」という以外答はないであろう。
それは、命が命自身の根底から生き、自分自身から豊かに湧き出でているからである。
それゆえに、命はそれ自身を生きるまさにそのところにおいて、なぜという問なしに生きるのである。
もし、だれかが、自分自身の根底から働く、真理を得た人に、「なぜあなたは、このわざをなすのか」と問うならば、これに正しく答えようとすればこの人はこういう他はないであろう。
「わたしは、働くがゆえに働く」と。
(田島照久訳『エックハルト説教集』岩波文庫、40頁)
いのちの根底から生きるという生き方、いのちの根底から働くという働き方をすると、そこにはもう「なぜ私は生きなければならないんだ? どうして私がこんな面倒なことをしなければならないんだ?」等々といったつまらない問いはまったく消えてしまうのだ、とエックハルトはいっています。
そういう生き方、そういう働き方をしたいものです。
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