このイソギクも町内の散歩で見かけたもので、昨日アップしたネズミモチが植栽
された細道沿いの民家脇に咲いていたものです。
隣近所で草花を分け合うのか、三軒ほどのお宅で咲いていました。
普通のキクは花の周りに舌状花が付き、それが花の美しさをより際立たせている
のですが、このイソギクにはそれが無く、中心部の筒状花だけからなっています。
ただ、イソギクをベースに園芸種が創出されているとも聞くので、或いはこのキクも
それなのかも知れません。残念ながら、私はそれらの見分けはできません。
二枚とも2016.11.27撮影
海岸近くの岩場や崖地などに群生しているようですが、分布域が限られていて、
千葉県~静岡県の海岸沿いにのみ自生するようです。ただ、園芸的に各地で植えら
れているため、それが野に逸出して繁殖している例もあるとか。
園芸的な繁殖法が紹介されていました。
5~7月頃、枝を挿し木にして、普通のキクと同じように増やす事ができます。
また冬至芽といって根元に新しく分岐した芽を、株分けして増やすこともできるようです。
2016.11.27撮影
キク科キク属の多年草で、本州の太平洋側 (千葉~静岡県) に分布する。
海岸の岩の割目や崖地に自生し、草丈は20~50cm。
茎はやや斜めに立上がり、上部まで葉を密に付ける。
葉は互生し、葉身は楕円形~倒卵形で長さ3.5~5cm、幅2~2.5cm、基部は楔形。
先端は鈍頭、先半部に丸みのある浅い少数の切込みがある。葉質は厚く、葉表は
緑色、葉裏は白色の丁字状毛が密生して銀白色。この毛が葉縁まで回り込み、
表から見ると白い縁取りのように見える。
頭花は茎頂に散房状に集まって付く。直径5~6mm、舌状花は無く、筒状花だけ
からなる。総苞は半球形、総苞片は3列、外片は卵形、白毛がある。
花冠は黄色で、先が5裂し、裂片は三角形。花柱は先が2裂する。
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