気仙沼市本吉町、山地中腹に民家や耕作地が散在する緩斜面があり、その一角に取り残さ
れたかのような小さな林があります。そこに鮮やかに紅葉した木が数本あり、道路から見
上げると、樹皮や葉の形からサクラの仲間のように見えます。
下枝のない木なので、葉を詳しく観察できずに困っていると、樹下の側溝に傷みの少ない
葉が数枚落ちています。何とかなるものですね、これを撮影して樹種を調べてみましょう。
葉はやや上反りしていますが、葉幅が広めで、側脈の本数が6本と少なめです。
この特徴と合致するのがカスミザクラの葉です。葉身の形はソメイヨシノとも似ています
が、葉の側脈の本数が9本ほどあるので別物でしょう。
以上の葉の特徴からカスミザクラと同定します。
三枚とも2023.10.24撮影
カスミザクラは2017年の5月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/e0924e867c1b92a691ce43f1c61739ff
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