南三陸町北部、標高40~50mの海蝕台地上の細い農道を海側へ歩いて行くと、あちこちにクワの木が茂っています。かつては養蚕が盛んな地域だったと思われます。
農道近くに枝を広げるクワの木を見上げると、たくさんの花が咲いていて、色は地味ながら長さが2cm以上ありますからかなり目立ちます。クワは雌雄異株で、花序には無数の雄しべが確認できますから雄花序ですね。雌花序は小さくて目立たないためか、農道沿いでは . . . 本文を読む
南三陸町北部、今年の2月にフユザンショウの群生地を見つけていたので、どんな花が咲くのか気になり、その花期と思しき5月中旬のこの日に再訪してみました。
フユザンショウの花は見たことが無いのですが、たぶんサンショウの花と同じようなものでしょう。枝の葉腋あたりに黄緑色の花序があるだろうと探すと、くすんだ黄緑色の小さな花序が幾つか見つかりました。サンショウに比べると随分地味ですね。花期はサンショウと同じ . . . 本文を読む
登米市津山町、丘陵地の狭間を流れてきた小河川が水田地帯まで流れてくると、両岸をコンクリートで固められた用水堀になって、緩やかに流れています。そんな用水堀沿いの集落道を歩いて行くと、流れの中に泥土が堆積した場所があって、そこに草丈50cmほどの植物が一株だけ茂っています。
根生葉も茎葉も光沢があり、多数分枝した枝先には、黄色い小花がたくさん咲いています。これはタガラシですね。こんなに大振りな株は初 . . . 本文を読む
登米市登米町、山裾の集落道を走行していると、山際の民家の外周にレッドロビンが植えられていて、その中の数本は樹高が4~5mはありそうです。光沢のある深紅の葉は春になってから伸びた新芽部分で、奥の方に見える緑葉は冬越しの葉です。深紅の葉の中心から伸びているのは花序ですが、ツボミはまだ固いようで、花が咲くのは10日ほど先のことでしょうか。
レッドロビンはカナメモチ(東海以西の本州~九州に分布)とオオカ . . . 本文を読む
登米市登米町、林道をしばらく上がって行くと、路肩に茂る小高木に黄色い花らしきものが付いています。歩み寄って観察すると、葉が羽状複葉で爽やかな芳香がありますからサンショウですね。遠目には花と見えたものの今はまだツボミの状態で、花が開くのは1週間後くらいでしょうか。
サンショウは雌雄異株ですから、このツボミは雄花か雌花の何れかということになりますが、まだ雄しべも雌しべも見えないので、どちらかはハッキ . . . 本文を読む