石巻市大川地区、海岸に沿った林道を歩いて行くと、山側から2筋の沢が下ってきて、南北に長い湿地を形成しています。よく見ると、田んぼの畦跡とか水路跡が認められるので、津波被害を受ける前は田んぼだったものと推測されます。そんな湿地のあちこちに紅葉した植物が群生しています。林道近くの群落で確認すると、タデ科のヤナギタデのように見えます。葉を一枚噛んでみると辛いので、ヤナギタデで間違いないでしょう。
紅葉 . . . 本文を読む
石巻市大川地区、海岸に沿った林道を歩いて行くと、山が迫ってきて急斜面下を行くようになります。少し行くと斜面下の半日陰に、常緑針葉樹らしき小高木が茂っていて、赤い実が生っているように見えます。歩み寄って確認すると、紅紫色に熟したイヌガヤの実ですね。前述のような環境にはイヌガヤが点在していて、その中でも実生りの良い木を選んで撮ってみました。
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石巻市大川地区、沿岸部の防潮堤近くで、県道から脇道に入りカキ殻山の周辺を踏査していると、黄色い花穂をつけた植物が点々と生えているのを見つけました。草丈は50~70cm、ヒョロヒョロと痩せた草姿ですが、シナガワハギではないでしょうか。痩せているのは一帯が津波被災地で、山土でかさ上げされているからかも知れません。
一帯は広い原野状態で、草地にはヨモギやセイタカアワダチソウ、ヤマハギなどが散生、或いは . . . 本文を読む
栗原市栗駒地区、電力会社の送電線巡視路を北へ上がっていくと、岩手県境近くの斜面に淡い黄褐色のキノコが何個か生えています。発生後間もないからか、たくさんの落葉を被っているので、大きなものは除けてから撮影しました。今は乾いた感じですが、湿ると傘の表面に粘性が生じ、落葉が取れにくくなっているのかも知れません。若いキノコながら傘の中央がくぼんでいるので、チチタケの仲間でしょうか。
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一関市萩荘地区、集落から沢に並行する農道を上がっていくと、なだらかな山裾を行くようになります。山側が雑木林になっていて、その林床は下草や笹が少なく楽に歩き回れそうなので、何かキノコが生えていないか探してみました。
林内に幅2mほどの道形があり、たぶんかつての作業道と思われますが、今は落葉や枯れ枝が厚く堆積しています。そこに大きな白いキノコが群生しているのを見つけました。傘の直径が20cm以上もあ . . . 本文を読む