7月15日に毎年恒例のヨーロッパ登山旅行から帰って参りました。
1ヶ月間の渡欧中はガイド業を完全に休ませていただき自分だけのプライベートの時間として費やしました。普段ご利用いただいているお客様、また不在中にお問い合わせいただいた多くの方々に大変ご不便ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんでした。
さて今年のヨーロッパ登山、フランスのシャモニーを拠点にフランスアルプス、イタリアアルプス、スイスアルプスなどあちこちの山々へ出かけました。あちこち出かけた割にはなかなか思うような結果を出すことができませんでしたが、今の自分に足りないもの(技術や考え方など)やこれからの目指すべき方向性を確認することができてある意味、実りの多い1ヶ月間でした。
よく撮れた写真をいくつかピックアップして簡単にご紹介します。
グラン・パラディーソ(4061m)北西壁 単独登攀。
正面の氷雪壁をほぼ真っ直ぐに登って頂稜に抜けました。ヨーロッパアルプスの数多くの山々の中でも最も美しい氷雪壁の一つではないでしょうか。その美しさに魅せられて以前から登ってみたかったルートでした。
暇な時も観光などには行かずに、とにかく少しでも山やゲレンデに出かけてはトレーニングに励むようにして過ごしました。そういう毎日を過ごすことによってアルプスの山に自分自身が馴染んでいくのが感じられとても幸せで充実した気分に浸ることができるのですね。
ガイヤンの岩場(上)とプチベルト(下)。
スイスの4000m峰、ラッギンホルン(4010m)へは嫁の来年の登山に向けたトレーニング用に登りました。
エギュ・デュ・ミディの代表的ルート、コスミック山稜へも同じくトレーニング用に登りました。
詳しくは後日改めてお伝えできればと思います。