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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

個人講習 雪山登攀技術講習(比良 堂満ルンゼ周辺)

2024-12-24 09:26:11 | ガイド山行/雪山登山
12月23日は、個人ご依頼で雪山登攀に関する技術講習を行いました。

明け方まで降り続いた大雪⛄で堂満ルンゼ内はまさにラッセル地獄!基本、腰の高さで時々腹越え、たまに胸までの猛烈ラッセルでした。このような本格的なラッセルは初めてのクライアント様でしたので練習を兼ねて交代でラッセルしながらひたすら上をめざしました💦
雪との格闘という言葉がピッタリの今回の山行でしたが、クライアント様にとっては何もかもが初めての体験でかなり奮闘されていましたが頑張って登られてとても良い経験になったと思います☆彡


山崎の薄皮パンシリーズ、お初のパンの美味しさに大満足して良い気分で堂満ルンゼに入っていきましたがこの後はラッセル地獄が待っていました💦


いきなり太もも越からスタート


ラッセルを交代しながら登ります。というかジリジリ進みます。


なんとまぁ、⛄よく積もったものです。




とにかくちょっとずつ前進あるのみです。
でも何年か前のガイド時にこれ以上のラッセルをしながら中央稜を登攀して堂満岳山頂まで7時間以上かけて登りきったことがあってその経験があるので気持ち的には楽です。


支尾根を登ります。
谷筋ほどのラッセルからは解放されましたが岩を被う膨大な量の雪を掻き落としながらの根気のいる登攀です。


リード技術を身に付けていただくための練習をしながらずっとつるべでリードとセカンドを交代しながら登りました。それにしてもスゴイ雪⛄ まるで泳ぐかのごとく登っていきます。






ある程度登った所を終点として同ルートでの下山開始です。
懸垂下降もロープのセッティングと先行を交代しながらの下降です。
4回の連続懸垂下降で下ります。


我々が付けた激深のトレースが下山の頼りです。
クライアント様、疲れた身体に鞭打ちながらの下山です。


途中から完全に日没になってもはやお決まり?ともいうべきヘッデン下山です。
琵琶湖対岸に輝く綺麗な夜景を眺めながら下山して今回の講習山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。






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