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大黒寺は、真言宗のお寺で、円通山大黒寺といいます。元は、「長福寺」という名前でした。
1615年(元和元年)、薩摩藩主・島津義弘の守り本尊「出生大黒天」にちなんで、
薩摩藩の祈祷所として大黒天をご本尊に、寺名を大黒寺と改めました。
通称、「薩摩寺」と呼ばれています。
本尊・秘仏大黒天は、金張の厨子に安置された小さな像で、六十年に一度、甲子の年に開帳されるそうです。
本堂向かって左側に瓶、右側におさすり大黒さん
境内には、西郷隆盛が建てたという、有馬新七ら寺田屋事件で犠牲になった九烈士の墓碑をはじめ、
伏見義民の文殊九助、木曽川治水工事の犠牲になった薩摩藩家老・平田靱負の墓があります。
(注:下の写真は、お墓ではありません。本堂横にあった碑です。)
【金運清水】
平成13年(2001)に新しく掘られた井戸です。
大黒天に供えられる霊験あらたかな水といわれていて、金運良好、資産増加
厨房守護、子孫繁栄などに御利益があるといわれています。
【大黒寺】伏見区鷹匠町4