そゆる日記

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『天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典』②

2009年11月13日 | EXILE
式典の会場に入っちゃうと外へは出られません。
写真や映像の撮影もできません。
(なので、ここからは文字ばっかりです)
飲食もできません。(ペットボトルも持ち込めません)

そして、警備はめちゃめちゃ厳重。
傘は椅子にしばりつけるようにとか、
自分のブロック以外に移動しないようにとかアナウンスが流れてるし
通路ごとに制服と私服の警官が立ってて、客席に目を走らせてます。

うつむいて寝てる人もいるけど、何して待つ?



パンフレットを開くと、奉祝曲の歌詞と楽譜。
JUNさんに「曲のタイトルは『太陽の花』らしいよ」とかとか
リアルタイム情報をメール。(って~、お仕事中ですよ!)

そうするうちJUNさんから、
「avex松浦社長のメール読んで、泣きそうになりました」
っていうメール。そのメールを私は読んでいなかったけど
JUNさんからのメールを読んだだけで感極まって
泣きそうになってしまった。

(→読んでいない方。松浦社長ブログに転載されてます)



招待席の前は車両のための通路になっていて、
ふだんは自転車さえ乗り入れ禁止の場所を
関係者用の大型バスががんがん行き来する様子が異様でした。

バスには式典に招待された各界の方々も乗っていて
私の席からは、熊川哲也さん、吉田沙保里さん、
野村監督なんかが見えました。

キャプテンが通った時には、さすがにファンは気づいて
ちょっと騒然となりました。
キャプテンとは別のバスにUSAパパもいたので
たぶん出演者の家族も招待されていたと思います。
(キャプテンとはEXILEのバンドリーダーの方です。
USAパパはメンバーUSAさんのお父さん)

キャプテンが通ってからは「メンバーも通るかも」って
ちょっと期待したけど、残念ながら
メンバーがいつ通ったのかはわかりませんでした。

あ、私がいたあたりは9割がEXファン。
全体では三分の二ぐらいがファンかなって印象。

EXILEを選んだのは、
すべての世代に幅広く人気があるのが理由ときいたけど
それは、皇室や天皇にまったく興味のない人に
皇居に来てらうって意図もあったでしょうね。



さて、16時半ころから、天皇陛下を紹介するVTRが流れました。
今までに訪ねた国五十何カ国、年間に目を通す書類何百、
年間に直接お会いになる人(これだけは覚えてた)三万人。
このVTRは全国の小中学校に配られてるそうです。

17時に式典が開会。
司会は宮本隆司・久保純子のお二人。
元NHKの二人がしゃべると紅白歌合戦みたいな感じ。

ここからは、放送をご覧になった方は、視たとおり。



開会宣言         平沼赳夫
国歌独唱         佐藤しのぶ
お祝いメッセージ    <海外から>ポーランド全権大使
              <経済界から>豊田章一郎
              <研究者から>小柴昌俊
              <芸能界から>森光子
              <スポーツ界から>原辰徳、荒川静香、高橋尚子
奉祝演奏        <和太鼓>鬼太鼓座
              <吹奏楽>陸海空自衛隊合同音楽隊
              <こどもたちの演奏>IZUMINOTE
              <こどもたちのダンス>劇団こころ&疾風乱舞

天皇皇后両陛下のお出まし

主催者式辞             岡村正
内閣総理大臣祝辞        鳩山由紀夫
天皇陛下御即位二十年奉祝曲 秋元康・岩代太郎・EXILE
国歌斉唱
天皇陛下のお言葉
聖寿万歳             森善朗

天皇皇后両陛下ご退出

閉会宣言
   



個人的にはブラバンが大好きなので、
メッセージの合間に演奏される自衛隊の吹奏楽が良かった。
中でもエルガーの『威風堂々』は大好きな曲だから
シチュエーションも加わって、感動しました。

それにしても、18時前、トイレに行こうと後ろを観たら
空席が4割くらいあって驚きました。

お仕事終えて、いらっしゃる方が多かったのか
EXILEも天皇陛下も18時半頃に登場なので
それくらいでいいやって判断なのかわからないけど
18時頃から、すごい勢いで残りの席が埋まって行きました。



さて、天皇陛下がお出ましになる前に、
配られた提灯に火をつけるようにアナウンスがありました。

招待状に『提灯が配られます』って書かれていたから
「どうやって明かりをつけるのかなあ。電球?」とか思っていたら、ローソク。
まるっきり本物の提灯ですよ、びっくり。

これが、風があるからつかないこと、つかないこと。
お隣の人と助け合いながら、風を防ぎながらなんとか点火。
でも、提灯を広げてカバーしちゃえば相当な風でも消えないのね。
当たり前かもだけど「よくできてるな~」と今更感心。



そして、提灯に火がついたら、天皇陛下をお迎えするため全員が起立。
立ち上がると寒さがひとしお(泣)。
相当厚手のハイネックセーターに、裏ボアのライダースジャケット。
両肩にホカロン(肩が寒かった)、上からストールという重装備でも
震えがとまらなかった。ほとんど雪山装備じゃないとムリだったと思う。
(天皇陛下も鼻水垂れてた)

そして、いよいよ奉祝曲『太陽の国』。
最初、オーケストラの演奏「太陽の種」で始まって、
第二部「太陽の芽」はパフォメンのダンス。

これ、かっこいいなんてもんじゃなかった。
何だろう、気合の入り具合が全然違った。
ライブの楽しんでる感じもいいけど、
こんなに真剣に踊るEXILEって新鮮。

後ろからボーカルが出てきて第三部「太陽の花」。

私には、あっちゃんは腹が据わっているように見えました。
緊張というなら、スポーツ選手のいう「いい緊張感」に近い、
すごい集中してるからの無の境地というか、
逆に淡々としているように感じられました。

天皇皇后両陛下と一緒にEXILEを観る(聴く)なんて。
EXILEと一緒に「君が代」を歌うなんて。
一生に二度とない経験をしてるんだな~ってしみじみと感動した。



国歌が終わって、天皇陛下からご挨拶があった。
「みなさん、寒くはなかったでしょうか」っていうお言葉が、
寒くないわけないだろうっていう凍るような気温の中だったため
場内が笑いに包まれました。

けど、失笑って感じじゃなくて、
なんかおっしゃってることはちょっと「???」でありながら
それでも、その場にいた私たちに気持ちをかけて下さったのが嬉しいって
そんな感じの、あったかい笑いだった。

そして「とても楽しい時間でした。ありがとう」と締めくくられて
これもまた、来て良かった~としみじみ思えたのでした。



森元首相の万歳三唱のあと、退出なさる両陛下を送る万歳三唱が続いていたけど
お客さんの殆どは万歳しないで、ブラバンの演奏に合わせて
日の丸の旗を振っていた。

音楽に合わせてフラッグを振るってのが、身についちゃってるのよね~、
みんな旗の扱いが妙にうまいわ、とおかしかったけど
やっぱり一緒に旗を振ると、万歳三唱よりずっと一体感が感じられました。
(ファンよね~)(EXILEライブでは、フラッグが必需品なんです)




でも、閉会宣言を聞いた瞬間、寒すぎて倒れるかと思った。
私の右隣は天皇陛下と2歳違いっていうおじいさん。
しかも「朝は暖かかったので」って、コートもないスーツ姿。

余分に持ってたホカロンを分けてあげたりしたけど
心臓がきゅ~ってなっちゃわないか、心配だった。
(けど、私にもストールを貸してあげる余裕もなかったし)

感動と、消耗と、でもって、地下鉄はラッシュ並みに混んで
車掌さんが「大変混みあいまして申し訳ございません」謝ってるけど
あら、それって(式典に参加した)私たちのせいかしら?
なんて思ってるうちに15分で自宅最寄り駅に到着でした。



いつものように、超長~いレポになりました。
(短くまとめることができないのね、ごめんね)
読んでくださったかた、ありがとうございました。

そしてYouTubeに、あったよ、奉祝曲。
(撮影禁止だったのに、どこから撮ったのかなあ)
               
20091112天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民式典


『天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典』①

2009年11月13日 | EXILE
昨日はほんとに寒すぎて、歯ががたがた鳴るほどでした。
体の震えを止めることができなかった。
それを、越えて感動のある式典(そしてパフォーマンス)でしたけれど
家に帰ったら消耗しすぎて、内容をアップする気力がありませんでした。

なので、昨日はとりあえずメッセージだけで失礼してしまいました。
今日は、改めて詳しくレポしようと思います。



まず、席はブロック指定ってことでしたが、届いた招待状にあるのは
A,B,Cのおおまかな指定だけなので、これは先着順に近い席だろうってことで
開会は17時だけど、会場の15時目指して皇居へ行きました。



私は東京メトロ千代田線二重橋前から行ったんだけど
いつもは閑散としてて駅員さんもいない二重橋前駅の皇居寄りの改札口に
駅員さんとお巡りさんが5人くらいいてものものしい雰囲気。

お客さんも十数人くらいいて、すでに祭典の盛り上がりを感じました。
地下道を歩いて行くと、外のブラスバンドや、和太鼓の音が聞こえてきて
地上に上がってみると、皇居前広場へ続く道は
色々なお祭りが一度にやってきたみたいになってました。











歩道には、各都道府県のブースが並んでいて
それぞれの特産品、名産品を販売してました。中には↓こんなお店も。



内堀通は通行止めになっていて、パレードが行われていました。





式典会場への入り口はブロックごとに分かれていて、
Bブロックの入り口は、桜田門外の変で有名な桜田門の前。
このテント↓のそれぞれに、お巡りさんやガードマン、スタッフが
20~30人くらいいます。




招待状を出すように言われて渡すと、入念なチェックが待っています。
(招待状はここで取り上げられてしまうので、写真撮っといて良かった)

荷物チェックはライブ会場でやってるお座なりなものとはちがって
一応全部中まで見ます。デジカメは「シャッターを切ってみて下さい」と言われ
写ったものをチェックされます。
↓黄色い揃いのジャンパーに白手袋のスタッフが写りました。



金属探知機が反応するので、腕時計をはずすよう言われて、
全身をチェックされます。
そのあと、警官が(女性は婦人警官が)けっこうきっちり
両腕、両足、体をぎゅっぎゅって触ってボディチェック。
日本の空港より厳しいかもしれないよ。

これが終わると、この蛍光シール↓を服に貼られ



↓ブロック案内券、式典のプログラム、日の丸の旗、提灯が渡されます。



15時に到着してるのに11ブロックって、どゆこと~?
もしかして、みなさんそれより前に並んだ?
もしくは、開場を早めた?



11ブロックはBゾーンの真ん中前寄りあたり。
特設舞台の左側はお堀で、天皇陛下はその更に奥にお出ましです。
私は11ブロック前から三列目くらいに座りましたが
天皇陛下がお出ましになる二重橋はお堀の石垣に阻まれて見えません。

舞台はAブロックの前のほうの人は見えたのかなぁ。
天皇陛下に捧げるためのものなので
どうも舞台がお客さんのほうを向いていない気がしたんだけど
モニターで見ても位置関係がまったくわからなかった。

とりあえずEXILEは舞台の一番奥で
天皇陛下のほうを向いてパフォーマンスしてたことは間違いない。
(後ろに丸の内のビル街が映っていたからね)