身体の痛みは心の悲鳴

ストレスがどのように心と身体に影響を与えているのか、臨床経験の中で得られた解決のヒントを公開します。

希望の喪失とアルツハイマー病

2007-07-02 00:13:51 | 治療手順
痴呆の一種であるアルツハイマー病は、老人の病気のように思われていますが若年性のものもあります。

40代~50代に発病するケースの多くは、感情面での未処理の体験が影響している事があるようです。

叶わなかった夢や希望をなくしてしまったという感情があり、自分への失望感を持っており、気持ちが現在にあるのではなく、過去にとらわれています。昔を懐かしんでおり、昔のままで生きたいと強く思っています。

記憶は、現在の事から段々と消えてゆくようです。その反面、昔の記憶はより鮮明に覚えています。あの頃は楽しかった、あの頃は良かったと思える記憶はしっかりと残っています。

敗れた夢を忘れることが出来ない為に叶わない夢を追い続けますが、それを続けるにはもう自分にはその力もなく無気力になっているということを意味します。

また、痴呆になりやすい人には、共通の口癖があるようです。「ごめんね、忘れちゃった、ハッハッハッ」表現は違いますが共通しています。自分の限界を口にしたくない為に忘れたことにしたいのです。

「忘れたのなら仕方が無い」と多くの人が寛大になってくれるからです。自分自身の限界を受け入れて忘れることに逃げないようにする必要があります。

もしかしたら、なんでも許された子供の頃にただ帰って行っているだけかもしれません。

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