感情ナビゲーションシステム

最近は、ＧＰＳの進歩普及によりナビゲーションシステムが多くの自動車で利用されています。

行った事のない始めての場所に行くには最適です。方向音痴の人でも適確に目的地に辿りつく事が出来ます。

人間にも自然に備わったナビゲーションシステムがあります。それが感情システムです。通常の問題解決は脳の新皮質が司る思考や記憶による判断を行ないます。

このデータペースは過去の出来事でしかありません。脳の新皮質は既存のやり方を実行するには快適なシステムです。

しかし、未経験の領域には脳の新皮質は無力です。既存のデータにに似たような対応を取るだけです。それが前例主義です。

前例の無い処理は、脳の大脳辺縁系が司ります。これが感情システムでありナビゲータシステムとなっています。

この感情システムを働かせると勘の働きが強くなります。その反対に感情システムを毛嫌いするとナビゲーターの進路の提案を無視し続け、迷子になったり事故に遭遇する可能性が強くなります。

感情ナビゲーションシステムに従えばかならず目的地にたどり着きます。もしかすると効率的ではないかもしれませんが必ず目的地に到着できます。

感情ナビゲーションシステムに従うのが嫌な人もいます。ナビが無くても慣れた通勤や通学路は行けます。ナビよりドライバーの方が効率的な場合もあるでしょう。

初めての土地でナビを無視し、効率だけを追い求める事を選択する場合には苦労が伴います。一般的に感情的になるという表現は悪い意味で使われます。

感情で判断するということは、世間の常識では受入れられていません。感情を出すということに多くの人のトラウマがあるからです。

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