感情開放治療についての代表的な提唱者は、J・アプレジャーです。アプレジャーは、ソマトエモーショナル・トータルリリース(体性感情開放)という感情開放テクニックを使って感情を開放していました。
原理は、感情や思考をエネルギーとして考え、そのエネルギーが身体の中にとどまることにより、色々な身体のトラブルが起こるのでその原因となっているエネルギーを取り除こうとするものです。その方法のひとつを考案しました。
アプレジャーの感情開放は、どちらかというと事故やダメージといった身体的なエネルギーとつながった感情を処理を対象としています。エネルギーが身体に入っていった体勢や角度に誘導する事によりエネルギーが身体の中から外に出やすなります。
理解しにくいかも知れませんが私たちの身体の各部位は記憶を有しています。脳の記憶ではなく、ダメージを受けた箇所がその事を記憶するのです。
アプレジャーは、臨床経験の中からその事を発見しました。私自身も臨床上でクライアントの筋肉に記憶があるという説は充分に納得出来ます。実際に筋肉の記憶の書き換えをすれば自然に筋肉は開放するのです。誤った記憶を開放すれば正常に戻るのです。
感情開放とは、クライアントの身体の中にとどまった感情という名のエネルギーを開放(追い出す?)して行くことなのです。
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