中国政府が神経質になっている。新疆ウィグル自治区や上海で集会禁止処置を行った。ここにある意味大きな問題がある。最貧困層が多い新疆ウィグルと裕福層が多い上海とでこの集会の動きが顕著である点だ。単に沿岸部と内陸部との格差と言うに収まらないと言う事だ。自由の味を知った中国国民が騒いでいる。
ロシアも北方領土に最新鋭機を配備するそうだ。ロシア国内も南カフカス問題を抱えている。中国もロシアも国内の不満を日本に向けようと必死である。ロシア国民の多くが1945年8月15日以降に北方領土にソ連が進攻した事実を知らされていない。これは日本の外務省の失態である。
このような潮目に布石を打てない日本政府に外交が出来るのであれば当然打っているはずだ。表には出てこないので判断できないが。しかし、今の政権にそれだけの国家戦略があるとは到底思えない。