ロシアン・ナイツ(ロシアのアクロ:西側のコード名らしい)の映像を観た。「すばらしい」の一言だ、デス・フーガのBGMも妙にマッチしている。
http://www.fooooo.com/watch.php?id=FA1YAtyUWQs
ロシア空軍の技量のすばらしさに改めて脅威を感じる。フレアーをばら撒くシーンにサイドワインダーの第一波攻撃は回避される可能性が大と感じた。ブルー・インパレス(日本)、ブルー・エンジェルス(米海軍)、サンダー・バーズ(米空軍)、レッド・アロー(英空軍)のアクロとも見劣りがしない。更に使用機種がSu-30である。解りにくいがスナップ・ノーズ(離陸後垂直上昇)は、25年ほど前のF16がミラージュ戦闘機の市場を撃破した時のシーンを思い起こさせる。コブラ(機体を起しての急速失速減速)のシーンは無かったが、この動画には目を見張るものがあった。更にロシアのアクロにはミグ29とSu30との混合チームもあり、ロシア航空ショーに花を添えている。編隊アクロも見事であった、空自もかつて千歳空港でF15が編隊アクロを見せてくれたことがあった。単なる飛行機の待ち時間であったが見とれていた。
中国空軍の「八一 飛行表演隊」もその歴史からして、運用コストを気にしないお国柄ゆえ、練習時間が膨大に採れる、機種はJ10(ラビ・モドキ)。また韓国の「ブラック・イーグルス」や台湾の「雷虎小組」にも目を光らせる必要がある。特にロシアはアクロチームが複数ある。民間チームの「ルス」の方が技能は上との評価もある。使用機種はL39中等練習機である。
いずれにしろ現代戦の第一波攻撃が航空戦である以上その技能の高さはアクロチームでみることが出来る。但し日本の空自は長年ブルー・インパレスに在籍できない。つまり殆どのパイロットに同等の技量があるということだ。